魔法少女リリカルなのは Extreme
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《ボボボボボ・・・》

 

 

 

 

 

 

ソルナ「・・・最早、言葉は要らずと言う事ね。」

 

廃墟の端に立ち、青海の空を見るソルナ。

其処にはい幾つもの弾幕と爆発が鳴り響いていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Strikers編 第七十七話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「激突・蒼と白」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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- 戦闘会戦 十数分前 -

 

 

ゲイツ達から放れ、急ぎライラやキャロ達との合流を急ぐレイ達。

相手が何時気づくのかと思いつつ、五人は走って目的地まで向っていたが、その走っている間、ティアナは繋がれ続けている七課との念話回線でルカたちに尋ねたのだ。

 

ティアナ「・・・アンタ達、本当にあの黒エルフなの?」

 

ルカ『そうだぞ。私もナルも。黒エルフだ。』

 

ティアナ「・・・嘘でしょ・・・本当に実在していたなんて・・・」

 

スバル「ティア。さっきから気になってたんだけど・・・」

 

レイ「黒エルフって何ぞや?か。」

 

スバル「ヴッ・・・」

 

ダイゴ「そういやなんだ?」

 

レーヴェ『お前もかよダイゴ・・・』

 

ナル『あははは・・・えっと。私達黒エルフは・・・』

 

 

ティアナ「簡潔に言えば、ミッドチルダの。いえ、私達が使用する魔法の始祖。つまりは・・・」

 

ルカ『魔法と言う一つのシステムの母。ミッドチルダと言う大都市を作り上げた種族だ。』

 

スバル「・・・・・・何か話が凄すぎて何がどういう・・・」

 

ティアナ「・・・しゃーない。説明するから良く聞け。」

 

スバル・ダイゴ「「はい・・・」」

 

ラン(何でダイゴ君もしょげているんだろ・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

レイ「題して、『ティアナの特別講座』−!!」

 

 

(BGM”例によって、なぜなにのアレ”)

 

 

 

 

ティアナ「・・・まぁこのノリはどうでもいいとして。アンタ達は古代にミッドとベルカが戦っていたって事は知ってるわよね?」

 

ダイゴ「おう。」

 

スバル「其れくらいは歴史で習ったよ。」

 

ティアナ「そもそも、ベルカもミッドも魔法と言う非科学的システムについての知識、概念などは一切持ち合わせていなかったの。その歴史ははるか昔。千年以上も前なるわ。」

 

スバル「ってそんなに!?」

 

ティアナ「当時、古代ベルカが使用していたものは人体に宿るエネルギーを具現化し、それを剣や鎧に流して強化させるという一種の能力強化の力しかなかったの。同時にこれがベルカ魔法の始祖。今私達が使っているカートリッジシステムの始まりよ。」

 

 

 

レイ「なるほどなるほど。」

 

ティアナ「しかし、対してミッドは人海戦術が主体で、ベルカの様な能力強化の力などは一切持ち合わせていなかった。」

 

ラン「それじゃあ戦いは・・・」

 

ティアナ「そう。会戦初期はベルカの圧倒的な力の前にミッドはなす術も無かった。相手は能力アップなんてものを使っていたからよ。けど、会戦から二十年後にミッド側に転機が訪れたの。」

 

レイ「それがエルフとの会合。つまりは出会いだな。」

 

ティアナ「・・・エルフ族はポピュラーな三角に尖った耳って特徴もあるけど、実際それは血統が濃い者達だけ。血統が薄い者は私達のような耳の形だったりなの。」

 

ラン「あ・・・だから私も最初・・・」

 

ティアナ「で、エルフ達の協力を得て、ミッド側は始めて魔法というのを手にする。これがミッド魔法の始まり。以後、ミッドはその魔法で戦況を覆し、ベルカを後一歩の所まで追い込んだ。けど・・・」

 

レイ「確か、エルフがミッドに不当な扱いを受けたと言う事でエルフ達が秘密裏にベルカにも魔法を教えたんだったけか。」

 

スバル「あ・・・それからか・・・」

 

ティアナ「そう。後はマニュアル通り、ベルカはそれでもミッドに勝てず、結果ミッドの勝利で戦いは幕を閉じた。」

 

 

 

ナル『そう。けど、それ以後のエルフの存在は全て抹消されている。』

 

ダイゴ「どうしてだ?」

 

ルカ『簡単だ。調子に乗ったミッドのバカが魔法を自分達が作り上げたとホラを吹き、エルフを迫害に追いやったのだ。』

 

スバル「えっ・・・!?」

 

ティアナ「後々調べて良く解ったわ。私達が使う魔法も、生活のすべても。元々はエルフの恩恵あってこそなのよ。」

 

レイ「なけりゃ今頃江戸時代ぐらいかな?」

 

ラン「それは解りにくい言い方じゃないかな・・・」

 

ティアナ「エルフの恩恵は今の魔法関係全てといっても言い。ミッド・ベルカ両魔法。デバイスの基礎。その他の科学技術。全部は彼らの助けがあったから・・・」

 

ナル『その中で、エルフ達もそれぞれ細かな種族に分かれていたの。』

 

ルカ『魔法系に強い緑のエルフ。科学に強い白のエルフ。そして・・・』

 

 

ティアナ「その全てを兼ね備えた上位のエルフ。それが黒エルフって訳。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『解説終了。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティアナ「けど、表向きはもう絶滅したって聞いたけど・・・」

 

ルカ『それは表向きだ。実際に我等エルフはこうして生きている。』

 

ナル『実際は純粋のエルフって種族が限りなく希少な種族となって後は皆、人間とのハーフって事なの。』

 

レイ「なるへそ。つまりルカとナルは黒と人間のハーフってことか。」

 

ルカ『そう言うことだ。そろそろ合流できる筈だぞ。』

 

ティアナ「ッ!」

 

 

 

 

 

五人が走っていると光りが漏れている場所が一箇所だけあった。位置から考えて自分達が落ちた真反対。其処にライラやキャロ、そして下敷きになったリュウガか居る筈だ。

そう思い、レイ達はスピードを少し上げ、その光りの許に向かって行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイ「ライラ、リュウガ!だいじょ・・・」

 

ラン「・・・どうしたの?」

 

スバル「あ・・・」

 

 

すると、其処には岩から出て近くの柱に持たれかかっているリュウガと、その彼の容態を見ていたキャロ。そして近くで警戒をしていたライラとエリオの姿があったのだ。

 

 

レイ「・・・あれ?」

 

ライラ「あ、姉さん!それに皆も!」

 

ラン「アレ・・・リュウガ、足が・・・」

 

ライラ「うん。実は・・・」

 

 

ティアナ「・・・エリオ、もしかして・・・」

 

エリオ「・・・・・・。」

 

スバル「キャロ、医療の知識ってあったの?」

 

キャロ「かじった程度ですけど、一応はありました。魔力の温存もしたかったですし・・・」

 

 

ティアナ「・・・。」

 

エリオ「・・・前に・・・」

 

ティアナ「?」

 

エリオ「いえ・・・昔、フェイトさんが言ったんです。僕に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人を助けるのに理由なんて必要か』って。」

 

 

 

ティアナ「・・・・・・。」

 

エリオ「義務とか立場とか・・・そんなの関係ない。助けを求めている人が居るから助ける。それが・・・僕等じゃないのかって。」

 

ティアナ「・・・そう・・・かもね・・・」

 

 

 

無事に全員合流が出来たと言う事で一安心をしていたフォワードメンバー達。

しかし、その時になって今まで何も喋らなかった少女がランに抱かれながら小声で何かを呟き始めたのだ。

 

 

 

 

「・・・。・・・・・・。」

 

ラン「・・・え?」

 

レイ「ラン、どうした?」

 

ラン「あ、この子が何かを喋って・・・」

 

スバル「まだその元気が残ってたんだね・・・よかったぁ・・・」

 

ラン「待って・・・何を・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「駄目・・・目覚めては・・・赤き・・・監視者・・・・・・白き・・・御霊を・・・喰らう・・・・・・」

 

 

ラン「赤き・・・監視者・・・それと・・・白き御霊?」

 

レイ「・・・何か意味深げな言葉だが・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ざわっ・・・》

 

 

 

 

 

ラン「っ・・・・・・!」

 

ライラ「・・・ラン?」

 

ラン「・・・何コレ・・・誰かの憎悪が・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- どうして・・・私達の前から居なくなったの? -

 

ラン「ッッ!!?」

 

「ッ!!」

 

 

突如、ランの頭の中に悲しい声が響く。

 

その声は冷たく、悲しく、そして恐ろしい。

 

まるで全てを無にしたような冷たさだけが頭に響き、今にも『二人』の頭はその冷たさによって凍結しそうな程だった。

 

 

ラン「あ・・・っ・・・」

 

レイ「ラン・・・ランッ!?」

 

ティアナ「なっ・・・何!?」

 

ダイゴ「っ・・・上から・・・嫌な殺気がする・・・多分それだ・・・」

 

 

リュウガ「・・・蒼と・・・白き紅・・・」

 

ライラ「っ・・・何・・・この黒い念は・・・」

 

スバル「・・・皆、何かを感じているの・・・?」

 

エリオ「解りません・・・けど・・・何だ・・・この寒気は・・・」

 

キャロ「肌に感じる・・・この怖さは・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目覚めては駄目・・・貴方の蒼が・・・消える・・・」

 

ラン「っ・・・貴方・・・一体・・・・・・ッ!?」

 

 

 

 

 

 

刹那。少女達は遭遇する。

もう一つの殺気と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランにとっての仇を。

 

 

 

 

ラン「・・・第・・・13素体・・・!!」

 

 

 

ニュー「・・・蒼の所持者と断定。排除に移る。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 地上・上空 -

 

 

 

一方で、零人は遂になのはとの正面からの再会を果たしていた。

しかし、再会のムードとは言いがたい。言うなれば敵対。

 

命のやり取りをする者たちの気配だった。

 

 

 

零人「・・・・・・。」

 

なのは「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人「で。早速だが・・・何か言いたい事は?」

 

 

 

 

 

 

なのは「・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詫びて死ね。」

 

 

刹那。なのははノーモーションでアクセルシューターを放ち、零人に向かい全弾一斉射をする。無論、殺傷設定の一撃だ。普通ならこれで粉々になっているが・・・

 

 

 

 

 

 

 

零人「・・・だが断る。」

 

 

 

零人は平然としていた。

彼の前には黒い学ランに一本の刀。そして白い仮面。

 

その仮面の一部が零人の前に現れ、攻撃から彼を守ったのだ。

 

 

ソルナ「『イザナギ』・・・イキナリ出すとはね。」

 

零人「・・・会って最初の言葉が『死ね』ねぇ・・・随分と・・・・・・変に嫌われたもんだ。」

 

 

大剣を持ち、零人は態度を一変。獣の様に鋭い目つきに異常ななどのプレッシャーを辺りに放ったのだ。そのプレッシャーには仲間であるソルナも冷や汗を垂らしており、ココに居てはと思い、転移したのだ。

 

 

 

なのは「・・・ソルナは・・・戦わないんだね。」

 

零人「まぁな。今回は支援担当だ。」

 

なのは「・・・そう。全力で行かないの・・・」

 

零人「・・・ああ。」

 

なのは「・・・舐められたなんて思ってないよ。けど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでゆっくりと『殺せる』・・・!」

 

狂気の目で笑い、なのはは零人にその冷酷な目で彼を見ていた。

零人はそれを恐怖と感じず、動じなかった。

寧ろ、眉を顰め何かを感じ取っていた。

 

零人「・・・なのは・・・テメェまさか・・・」

 

 

 

 

なのは「ディバインシューター。」

 

零人「ッ!!」

 

 

 

刹那。なのははカートリッジを消費し、一気にディバインシューターを放つ。数は通常の何十倍。スピードもかなりある。

 

しかし、零人はそれを慌てず、一枚のカードで全てを覆したのだ。

 

 

零人「霊符『夢想封印』。」

 

 

霊夢のスペルカードを使い、弾幕で応戦する。

しかし、それでも数は減らない。それで良かったのだ。

 

 

零人「恋心『ダブルスパーク』。」

 

 

其処からの二枚目のスペルカード。魔理沙のマスタースパークのバリエーションだ。

二つの極太の集束砲が弾幕を潰しつつなのはに向っていく。

その集束砲に驚きはしたが、なのははそれでも不敵な笑みを崩さなかった。

 

なのは「無駄・・・!」

 

カートリッジを三つ消費し、三重のシールドを展開。

ダブルスパークを完全に防ぎきった。

しかも、破壊できたのは一つのシールドだけで二つ目のシールドには僅かにヒビしか入っていなかった。

 

其れを見て舌打ちした零人だったが、直ぐになのはが反撃に転じた。

が、そのスピードは尋常ではなく、直後にカートリッジ込みのディバインバスターが放たれたのだ。

 

零人「ッ!?」

 

 

 

 

 

零人が居た場所は爆発を起こし、其処にはクレーターしか残らなかった。

なのはは零人を殺れていないと解っており、すぐに肉眼と魔力による索敵で零人を探した。

 

 

一方の零人も間一髪に- 現世『ザ・ワールド』-を使用し、なのはの砲撃から逃げ切っていた。

今は魔力を抑え、全身から放出する魔力を少なくして彼女の索敵から逃れてる。

その中、零人は先ほどの一連の防御と攻撃を見て真剣に驚いていたのだ。

 

零人「シールドでの防御に、その直後の砲撃・・・シールドの魔力をそのまま集束砲に上乗せしたって事か。」

 

イクス『しかも、砲撃はシールド展開時に。三重の防壁にはこういう意味があったとは。』

 

零人「ああ。ありゃ純粋にアイツのスキルだ。砲撃を得意とする大放出系の魔法。その余剰魔力を有効に使う・・・上手くなったモンだなオイ。」

 

イクス『関心している暇は無いですよ、零人。今は彼女を『助け』ねば。』

 

零人「・・・ああ。けど、どうすっかねぇ。直接攻撃っつたら俺『闇に喰われろ』しか・・・」

 

 

 

 

 

なのは「・・・見つけた。」

 

 

零人「いっ!!」

 

 

 

刹那。零人を見つけたなのははアクセルシューターで攻撃するが、再びザ・ワールドで回避した零人。その零人も唯やられっぱなしと言う訳ではなかった。

 

 

なのは「ッ!!」

 

 

後ろにイザナギが回りこみ、大太刀を構えていたのだ。

今まで気づけなかったのは何故かと思うなのはだったが、今はそんな事を考える暇はない。

斬りかかってくるイザナギに対し、防御せねば。

 

 

なのは「シールドッ!!」

 

 

零人「ッ!」

 

 

イザナギの太刀をなのははガードする。

カートリッジで一撃を防ぎきるとはと思っていた零人だが、同時に隙を見せたと見てここぞとばかりに大剣で斬りかかっていった。

 

 

なのは「ちっ・・・!」

 

 

零人「インフェルノ・・・!」

 

なのは「させないッ!!」

 

なのはは零人の攻撃を感じ取り、零人とイザナギにバインドを掛ける。

同時に、しかも零人の事を直接見ずにピンポイントでのバインドであった為、零人はそのピンポイントさ故に身体が動けなくなってしまったのだ。

 

零人「ぐっ・・・!」

 

なのは「レイジングブレード・・・!」

 

零人「何っ!?」

 

そして、更になのははレイジングハートの先端部に魔力を集束。バルディッシュの様に魔力による刃を形成させたのだ。その矛先は当然零人。

動けない彼にとっては危機一髪の状況だ。

 

なのは「カートリッジ!」

 

レイジング『・・・・・・。』

 

 

イクス『レイジングハート・・・貴方は!』

 

レイジング『マスターの命令は絶対。それは当然のことです。』

 

イクス『ッ---!』

 

 

カートリッジによって強化された刃は鋭く、そして一回り大きくなっていた。

これを喰らえばひとたまりもない。

イクスはこんな事を平然とするレイジングに呼びかけるが、レイジングハートも機械の様に答えるしかなく、その返答にイクスはむず痒かった。

 

 

なのは「これで・・・終わり!」

 

 

零人「・・・!」

 

 

 

そういい、なのはは狂気に満ちた笑みで零人に向って刃を振り下ろしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零人「っ・・・!カートリッジ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ガギャッ!!》

 

 

 

 

 

 

 

なのは「・・・・・・!?」

 

しかし、咄嗟にヱヴァイユのカートリッジをロード。零人はなのはの様にとは行かないが二重のシールドで攻撃をギリギリ防ぎぎったのだ。

 

なのは「っ・・・カートリッジ!」

 

零人「・・・十年ぶりだぜ・・・カートリッジを使ったのはよ・・・!」

 

なのは「くっ・・・!」

 

零人「逃がさないぜ・・・!」

 

 

 

 

 

ガントレットハーデスでの蹴りでなのはは地面に叩きつけられた。

動けない状態でも辛うじて足は動く。其処に魔力を集め、蹴りを入れたのだ。

反撃が来るとは解っていたなのはだが、意表を疲れた彼女は防御が間に合わず、そのまま地面に落とされ、タンを吐いた。

 

 

なのは「がっ・・・!」

 

イクス『零人ッ!!』

 

零人「ワリィが一気に極める!!」

 

 

 

このまま時間を掛ける気はない。零人は大剣を持ち、なのはが落ちた場所に向って行った。

なのははマトモな運動などは今まで一度もしていない。あるとすればいずれも学生時代の体育科だけだ。

ロールプレイングでもよくあるパターンとも言えばいい。

 

魔法系が強く、物理系に弱い。

 

なのはの魔法への依存と資質の高さ。それが敗因だ。

 

 

 

 

 

零人「Blood Cain・idea!!とっとと闇に・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「ハート・インパクト。」

 

 

が。突如、なのはの全身に魔力の幕が張られ、それが一瞬にして硬化。

その固まった魔力が一瞬にして周りにへと弾けだした。

距離が近く、しかも回避などのモーションが間に合わない零人は大剣を盾にする他、方法が無かった。

弾けた魔力の欠片は鋭い刃物となり、零人の身体に刺さり、掠れていく。

更に、大剣に当たり、鈍い当たりの音と共に砕け散る。

 

 

零人「っ・・・!!」

 

 

なのは「魔力集中・・・・・・!」

 

なのはの右手には自身の魔力の色である桃色の光りが集束されている。

彼女は何事もなかったかのように体勢を立て直し、レイジングハートを左手に持って右手を構えたのだ。

 

零人「オイ・・・まさか・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「一撃粉砕・・・・・・『リボルバーナックル』ッ!!!」

 

 

 

なのはの拳の一撃。それを零人は大剣で受けていたが、やがてその攻撃によって爆煙が巻き起こるのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回予告

 

 

 

ラン「貴方は・・・誰?」

 

ニュー「私はニュー。ν-13。」

 

 

 

レイ「アイツ・・・人なのか・・・!?」

 

スバル「違う・・・あの子は・・・!!」

 

 

 

 

零人「お前・・・本当になのはか?」

 

なのは「そうだよ・・・私はなのは・・・私は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

レイチェル「次回。『エンゲージ・ザ・ブルーデスティニー』。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「・・・私は・・・・・・・・・・・・誰?」

 

説明
激突する時。止まっていた筈の歯車が、動き出す。


Strikers編 イメージソング

OP「Break Out」 スーパーロボット大戦OG ディバインウォーズより
ED「Reincarnation Blue」 BLAZBLUE Alter Memory より
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コメント
もうそろそろ終わりそうな気配がしますね〜(匿名希望)
まぁまぁ良いではないか。(Blaz)
だから!何で俺に矛先が向く!?(黒鉄 刃)
さて。前回の続きで刃さんはヴァイスと♂に・・・(Blaz)
なのはに何かが乗り移ってるのか…それとも何かがなのはに化けてるのか…どっちだろ?(黒鉄 刃)
biohaza-d: ハザマ「あ、揉め事でしたらウチの方に話を通してくださいね。『かませ約』で出しますから♪」(目は笑っていない)(Blaz)
...介入していいか?by biohaza-d(biohaza-d)
げんぶ:・・・大丈夫か?(Blaz)
匿名さん。すみませんが、言葉を選んでください。(Blaz)
なのはキモすぎワロタ(匿名希望)
最終的に何もかも分からなくなって自滅しそうですね…>なのは(竜神丸)
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