英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
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〜ガレリア要塞跡〜

 

「―――フィー、二人の内、どちらが手強い!?」

「レオ―――機械化手甲(マシンガントレット)を持っている方が攻撃力があるから厄介!」

「わかった!―――ベルフェゴール!大柄の黒人の方を頼む!」

ゼノとレオニダスとの戦闘を開始したリィンはフィーに二人の強さを尋ねた後ベルフェゴールに視線を向け

「オッケー♪うふふ、いらっしゃい♪遊んであげるわ♪」

リィンの指示に頷いたベルフェゴールはレオニダスと対峙した!

 

「お前の事も知っている……”貴族連合”が警戒している”灰の騎神”の乗り手に力を貸すかの”魔弓将”と同じ”闇夜の眷属”の中でも”最強種”である女魔人……!相手にとって不足はない!ハァァァァァァ…………オオオオオオオオ――――――ッ!!」

ベルフェゴールと対峙したレオニダスは自らの体力を犠牲にして、膨大な闘志を得るトップクラスの実力を持つ猟兵の戦技(クラフト)――――ウォークライで膨大な闘気を纏い

「ふふっ、私をただの”魔神”と思ったら大間違いよ?」

ベルフェゴールは不敵な笑みを浮かべて全身から膨大な魔力や闘気を解放した後レオニダスとの戦闘を開始し

「よし、ベルフェゴールが一人抑えている間に俺達は残りの一人を制圧するぞ!」

「うん!」

「ああ!」

「はい!」

「了解(ヤー)!」

「さすがに6対1なら、こっちにも勝機はあるだろう……!」

「やれやれ……随分舐められたもんやなぁ?……ええやろ、6人纏めて相手したるわ!」

リィン達はゼノとの戦闘を開始した!

 

「漆黒の槍に貫かれなさい!―――死愛の魔槍!!」

レオニダスとの戦闘を開始したベルフェゴールは魔術による暗黒の魔槍を解き放ったが

「ぬるい!」

レオニダスは腕に装着している機械化手甲(マシンガントレット)を振るって自分に襲い掛かってきた魔槍を弾き飛ばした!

 

「喰らえぃっ!!」

そしてレオニダスはベルフェゴールに詰め寄って機械化手甲(マシンガントレット)をベルフェゴールの目の前の地面に叩きつけて衝撃波を発生させた!レオニダスのクラフト―――グラウンドバスターをベルフェゴールは受けたかのように思われたが――――

「うふふ、後ろを取らせてもらったわよ♪――――すごいねこアッパー!!」

ベルフェゴールはレオニダスが武器を地面に叩きつける瞬間転移魔術でその場から消えて回避してレオニダスがクラフトを放ち終えると同時にレオニダスの背後に現れて強烈なアッパーを放った!

「!!」

背後からの奇襲に気付いたレオニダスは間一髪攻撃を回避したが

「―――続けて行くわよ!ケルト=ルーン!!」

「ガッ!?」

詠唱無しで発動したベルフェゴールの魔術によって発生した純粋属性の連鎖する大爆発をその身に受けてダメージを受けた!

 

「すごい―――ねこパンチ!!」

その隙を逃さないかのようにベルフェゴールは片腕に溜め込んだ膨大な闘気の拳による攻撃をレオニダスに放ち

「オオオオオオオッ!!」

対するレオニダスは強力なパイルバンカーによる一撃――――ダイナマイトスパイクで対抗した。そして二人の攻撃がぶつかり合った際、二人を中心に衝撃波が発生すると共にレオニダスが吹っ飛ばされた!

 

「グッ!?…………!――――馬鹿なっ!?」

すぐに受け身を取ったレオニダスだったが自分の得物である機械化手甲(マシンガントレット)に罅が入っているのを見て信じられない表情をし

「ふふっ、随分と脆い武器を使っているのねぇ?そんな脆い武器で”七大罪”の一柱に勝てると思っているのかしら?」

ベルフェゴールは不敵な笑みを浮かべてレオニダスを挑発した。

 

「……どうやら出し惜しみはすべきではなかったようだな。ハァァァァァァ…………!」

ベルフェゴールが予想以上の強敵である事に気付いたレオニダスは全身に膨大な黒き闘気を纏い

「吹き飛べぇっ!!」

機械化手甲を振るって凄まじい威力の衝撃波をベルフェゴールに向けて放った!

「うふふ、無駄よ。」

しかしベルフェゴールは片手で簡易結界を展開して襲い掛かる衝撃波を防いだ。

「”破壊獣(ベヒモス)”の牙はその程度ではない。――――終わりだ!」

その時レオニダスは機械化手甲を変形させてベルフェゴールに突進して爪のような部分で結界に攻撃した!

「ディザスター―――――アーム!!」

するとその瞬間、爪のような部分から凄まじい威力の砲撃が放たれ、爆撃がベルフェゴールを飲みこんだ!しかし――――

「で?もしかしてそれが貴方の”切り札”なのかしら?」

「!?」

爆発による煙が消えると不敵な笑みを浮かべる無傷のベルフェゴールが現れ、それを見たレオニダスは目を見開いた後一瞬で後ろに跳躍してベルフェゴールから距離を取った。

 

「うふふ、貴方との遊びもあきてきたし、そろそろ終わらせてあげるわ♪」

「なっ!?分け身か……!」

幻影魔術によるベルフェゴールの分け身を見たレオニダスは自分を挟み込むベルフェゴール達の行動の一挙一動を警戒していた。

「さあ、耐えられるのなら耐えてみなさい♪」

「ガハッ!?ゴフッ!?グフッ!?(は、速すぎる……!?)」

しかし本体と幻影のベルフェゴールの四肢を存分に使った怒涛の集中攻撃の速さについて行けず、タコ殴りにされ続けた!

「それっ!!」

「グハッ!?」

ベルフェゴールは集中攻撃を叩き込んだ後分け身と共にアッパーを命中させてレオニダスを空へと打ち上げ

「奥義―――ダークネスイリュージョン!!」

分け身と共に空へと打ち上げたレオニダスの上空に移動して強烈な拳の一撃を叩きつけ、レオニダスを地面に叩きつけた!するとレオニダスが叩きつけられた地面に大きな罅が入り

「ガハッ!?こ、この俺が……相手の力量を見誤ると…………は………………」

レオニダスは口から大量の血を吐いた後気を失った!

「ま、”神格者”でもないのにたった一人で”七大罪”の一柱であるこの私相手に頑張ったほうね♪」

そしてベルフェゴールは余裕の笑みを浮かべて腰までなびかせている撫子色の髪をかき上げた。

 

 

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と言う訳で原作なら本気を出していなくても(ウォークライを使わない状態)恐ろしい程強いはずのレオニダス相手にベルフェゴールの圧勝です!(まあ、わかっていた事なんですけどね(苦笑))

説明
第329話
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コメント
ジン様&K'様&kanetosi様&本郷 刃様 まあ、当然の結果ですねww M.N.F様 ハッハッハ。何を今更。この小説はテイルズ、ヴァルキリー、アークザラッドの技だらけですよww(sorano)
なんでモリガン・アーンスランドの技使ってんねんwwww(M.N.F.)
七大罪の1柱である魔神を相手にただの人間で敵うはずもなく、まぁ当然の結果というやつですねww(本郷 刃)
カオス度がどんどんやばくなってきたなwそしてゼノさんはリィンが確保っと。(kanetosi)
もうちょっと粘れよ!と思うがさすがに相手が悪すぎたか。というか最後別ゲーどころか別会社の超必……(K')
ベルフェゴールの最後の技ってうずまきナルト連弾?(ジン)
これで一人確保ですね^^次はリィンの反暴走による二人目確保かな?(ジン)
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