【オリジナル】収穫祭【Twitter300字ss11月分参加作品】
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その日は五穀豊穣を祝う祭。

だが、この村では凶作であったばかりか、神事に使う筈の鎌も消えていた。

 

しかし、鎌は意外な程にあっさりと見つかる。

村外れに住む少女が持ち出していたのだ。

 

少女の親父は酒浸りで働かず、母親は愛想を尽かして出て行った。

残された少女は、神器の鎌を持ち出し……

 

返り血で真っ赤に染まった少女の身体。

右手には神器の鎌。

そして左手には……

 

「神よ、我が村は見ての通りです。供えられるものと言えば、これくらいしかありませぬ」

 

少女の左手には、飲んだくれ親父の首が握りしめられていた。

 

少女の瞳に迷いはない。

彼女は本気で思っていた。

刈る作物が無い以上、神ならばろくでなしの親父の首を刈り取って行く筈だと。

説明
ハロウィンって収穫を祝う祭でもあるんですよね…と言う事を書こうとしたんですが…;;;

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