恋姫†無双・疾風外伝〜悲しみの過去〜 01.死神の疾風
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これは、疾風が桃香達に会う前の話し…

 

 

 

 

それは、疾風が『疾風』となる前の話し…

 

 

 

 

 

それは、血塗られた過去の話し…

 

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疾風が飛ばされる3年前…

 

廃墟の中二人の少年が走っていた

その一人こそ犬劉疾風である

 

疾風「哲、目標までどのくらいだ?」

哲「あと1kmぐらだ」

疾風「そうか」

 

疾風と一緒に走っているのは育島哲

疾風と同じ『御庭番衆隊二番隊』に所属している仲間

御庭番衆隊とは江戸大帝国直属の部隊であり、色々な任務を受けている

今、二人は反乱軍の殲滅の任務に向かっていた

しばらくすると、高さ数十メートはある壁に出くわした

 

疾風「この先か?」

哲「あぁ」

疾風「跳ぶぞ!」

哲「OK!」

 

バッ

 

 

二人は跳び軽々と数十メートルの壁を飛び越した

そして、壁の向こうには1000人もいるであろう軍隊がいた

 

疾風「あれか」

哲「目標の黄泉軍だな」

疾風「じゃあ始めるか」

二人「「空脚足!!」」

 

ダンッ!!

 

二人は空中で空気を蹴り上げ、黄泉軍のど真ん中に飛び込んだ

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ドーーーーン

 

黄泉軍「な、なんだ!?」

 

ズサッ!

 

黄泉軍A「う!なっ!?」

 

突然のことに驚いていると黄泉軍Aの腹を刀が刺した

 

 

黄泉軍A「ぐぁは!こ、こ…れは…」

疾風「任務開始だ!」

 

そう言うと疾風は夜叉を黄泉軍Aの腹から抜き、そのまま頭を切った

 

黄泉軍「敵だーーー!」

 

そのかけ声と共に黄泉軍は戦闘態勢に入った

 

疾風「俺は情報を聞き出す!哲は他の黄泉軍の討伐を!」

哲「OK!」

疾風「さて…どこにるかな…」

 

疾風は何かを探すように周りを見ていると

 

黄泉軍B「あいつの仇だ!!」

 

一人の兵が疾風に斬りかかってきた

 

疾風「ちっ!今取り込み中なのに…縮地!」

 

シュン

 

黄泉軍B「なに!?ど、どこへ行った!」

黄泉軍C「う、うえだ!」

 

疾風は一瞬で黄泉軍Bの頭上に移動していた

 

疾風「一刀流…」

 

疾風は両足を鍔に乗せ

 

疾風「鉄雨!!」

 

疾風はそのまま急降下し

 

黄泉軍B「ぎゃーーーー!!」

 

頭の上から串刺しにした

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ズシュ!

 

疾風「ちっ、隊長はどこだ?」

 

疾風は夜叉を抜くと黄泉軍の隊長を探し始めた

 

 

黄泉軍C「貴様よくも!!」

 

疾風が探していると、たくさんの黄泉軍が集まってきた

 

疾風「…じゃまだな…一刀流…」

 

疾風は夜叉を色々な方向に振り回し始め

 

疾風「龍牙爆走!!」

 

黄泉軍の中に突っ込んだ

 

ズシャズシャ ズババババ!!!

 

黄泉軍「「「ぎゃーーーーー」」」「「「「「ぐわぁ!」」」」」

 

疾風は黄泉軍を切り刻んでいくと

 

ガキーーーーン!!

 

突然、疾風の龍牙爆走が止められた

 

疾風「ん?貴様何者だ?」

元骸「黄泉軍、侵攻部隊隊長、元骸だ!」

疾風「そうか…俺は二番隊隊員犬劉疾風だ」

元骸「ほぅおまえが、死神の疾風か」

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疾風「そう呼んでいる奴もいる…なっ!」

 

疾風は夜叉を横に振った

元骸はそれを避け剣を抜いた

 

元骸「噂通りの冷酷っぷりだな」

疾風「俺はただ、任務を遂行するだけだ!」

 

疾風は元骸に突きを放った

元骸は剣を軸に飛び上がり、疾風の突きをかわした

 

疾風「やるな…一刀流」

 

疾風はすぐさま夜叉を構え

 

疾風「斬龍線!」

 

元骸に斬撃を飛ばした

 

元骸「斬撃を飛ばせるのか…ならば」

 

元骸は剣を即座に構え

 

ガキーーーーン

 

元骸は斬龍線を防いだ、しかし

 

元骸「な!?重い!!」

疾風「まだだ!」

元骸「なに!?」

 

疾風は思ったよりも重い一撃を受けよろめいた元骸に突っ込んだ

 

ガガガガガ!!!

 

元骸「くっ」

 

元骸は何とか持ちこたえたが

 

疾風「ふんっ!」

 

ドス!

 

元骸「ぐふっ」

 

疾風はそのまま右足で元骸を蹴り飛ばした

 

ダダダダダダダダダダ!ドカーーーン!!

 

元骸は吹っ飛ばされ壁に激突した

 

元骸「くっそ…ガキが!!うっ!」

 

元骸が起き上がろうとすると首筋に夜叉を突きつけられた

 

元骸「お、おい…」

疾風「今から質問することを答えろ…」

元骸「わ、わかったから…お、落ち着け」

疾風「黄泉軍のリーダーは誰だ?」

元骸「黄泉、阿龍丸黄泉様だ」

疾風「そいつは今どこら辺にいる?」

元骸「い、今は新宿辺りに滞在している」

疾風「そうか、それだけわかればいいな」

元骸「じ、じゃ!!」

疾風「あぁ……おまえは用済みだ」

 

ザシュッ!!

 

元骸の首は宙を舞った

疾風が夜叉を鞘に収めると

 

哲「ホントに敵には容赦ないな」

 

哲がこちらに歩いてきた

 

疾風「隊長が生きていると面倒だからな」

哲「そうか…」

疾風「そっちは終わったのか?」

 

哲は返事の代わりに黄泉軍の山を指した

 

疾風「死んではいないのか?」

哲「あぁ」

疾風「甘いな…」

哲「別にむやみに命を取ることもないだろ」

疾風「まぁ…いい。報告しに戻るぞ」

哲「そうだな」

 

疾風と哲はその場を後に本部に帰還した

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キャラ紹介

 

○犬劉疾風(けんりゅうはやて)

御庭番衆二番隊隊員

通称、死神の疾風

性格は仲間には明るく優しいが、敵であれば迷うことなく殺すほどに冷酷になる

武器は『夜叉』

 

○育島哲(いくしまてつ)

御庭番衆二番隊隊員

武器は『桜』と『梅』の日本刀

 

○元骸(げんがい)

黄泉軍侵攻部隊隊長

疾風の突きを避けるほどの力を持っている

しかし、疾風に首を飛ばされて死亡する

 

○阿龍丸黄泉(ありゅうまるよみ)

黄泉軍のリーダー

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世界観

100年以上も世界中で戦争が起こっていて、世界総人口は6億人程度に減っている。この世界では兵の数より個々の力で勝敗が分かれる

日本は江戸大帝国となっている

日本のやり方が酷すぎるため反乱軍が多く存在する

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あとがき…

 

どうも!としです

 

恋姫†無双・疾風伝の主人公、犬劉疾風の過去を書いてみました!!

なんか…今回の疾風が酷すぎる気がする…

 

まぁ…余り気にせず書いていこう…

 

まだまだ初心者で小説の書き方がおかしいかもしれませんが

これからもよろしくお願いします!!!!!

 

コメントや感想などまってま〜す!

説明
としです
この前、書いた『疾風外伝』の完成版です
恋姫†無双・疾風伝を書きながらちょくちょく進めていきたいと思います
!!注意!!
恋姫†無双のキャラは出ません
後、疾風の印象が変わるかもしれません

サイトURLhttp://89.xmbs.jp/mito/



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コメント
続きが気になりますね。次回作まってます。(ブックマン)
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