真・恋姫無双〜項羽伝〜三国編
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第三章 拠点 武器製作しよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霞たち三人の武器を壊した次の日

 

一刀は星の工房に来ていた

 

一刀「星〜〜いるか〜?」

 

星「何でしょう主?」

 

一刀「ああ、昨日言っていた武器製作のための道具を見に来たんだけど今見れるか?」

 

星「はい、大丈夫ですぞ。こちらになります」

 

そう言った星は今の段階でそろってるものを見せた

 

一刀「ん〜〜〜これじゃあ、だめだな・・・・炉も火力が足りなそうだな・・・・炎蓮の刀もこれと同じぐらいのから作ったのか?」

 

星「はい、・・・しかしこれで足りないのですか?」

 

一刀「いや、刀を作るときはいいんだが・・・・製鉄がな・・・。あと、鉄はどうなってる?」

 

星「こちらです」

 

一刀「なるほど・・・鉄から直に作ってるわけか・・・・・よし、決めたぞ」

 

星「?何をですかな?」

 

一刀「材料集めに少し出るぞ。今から準備をしろ星」

 

星「今からですか!?」

 

一刀「ああ、思い立ったが吉日と言うしな。それに三人とも待っているしな。俺も準備と涼に報告してくるから、そうだな、一時間後に城門前にいてくれ」

 

星「それは、若しかして二人でですか?」

 

一刀「そのつもりだが、嫌だったか?」

 

星「いえ、滅相もございません!!とてもうれしい限りですぞ主!!!(やった、これはチャンスかもしれぬぞ)」

 

一刀「??それじゃあ、後でな」

 

星「はい!!」

 

そうして、別れた二人を見ていた影が一つ

 

「ククク、とてもいい話を聞きましたよ〜〜〜〜」

 

 

 

 

 

 

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一時間後、城門前に一刀が準備をして騅と白(騅についてきた白い馬)連れてくるとそこには

 

風「遅いですよお兄さん。風は待ちくたびれましたよ〜〜〜」

 

そんな事を言ってる風とうなだれてる星がいた

 

一刀「何で、風がいるんだ?」

 

星「どうやら私どもの話を聞いたようで・・・・」

 

風「風もついていくのですよ〜〜〜」

 

一刀「・・・・・・は〜〜しょうがないか。このまま此処にいると他の奴らも来そうだし速く出発するぞ」

 

風「レッツゴ〜〜〜なのですよ〜〜〜〜」

 

風はいつの間にか騅にのってそう言っていた

 

星「こら、風ずるいぞ!!」

 

風「早い物勝ちですよ〜〜〜」

 

一刀「星はこの白に乗ってくれ。騅は俺が一緒に乗らないと暴れるからな」

 

星「むむむむむ、主次は私の番ですからな」

 

一刀「ああ、わかったよ星」

 

星「それで、最初は何処に行かれるのですかな?」

 

一刀「まずは、海だな。ただ、あの当時のままならいいんだがな」

 

星「一度、行かれたことが?」

 

一刀「大昔にな。そこで砂鉄をとるぞ」

 

星「砂鉄??」

 

一刀「後でわかるさ」

 

三人はまず海に向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

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海に着いた三人は

 

一刀「ここは見た目は変わってないみたいだがどれ」

 

一刀は波打ち際にいき

 

チャポン

 

その部分の砂をすくって舐めてみた

 

一刀「大丈夫のようだな。星、風ここら辺の物がいいようだから騅たちに乗せてる袋に入れてくれ」

 

風「お兄さん何で砂を入れるんですか〜〜〜」

 

星「そうですぞ主。砂鉄と言うのを取りに来たのではないのですか?」

 

一刀「そうだぞ、だから今とってるんじゃないか」

 

二人「「??????」」

 

一刀「ほら、速くしろ。まだ、他の場所にもいかなければならんからな」

 

星「他の場所とは?」

 

一刀「確か、あそこは荊州だったような・・・」

 

風「少し遠いですね〜〜」

 

一刀「ああ、だから速く行くのさ」

 

そう言って一刀はもくもくと砂を袋に入れ始めた

 

 

 

 

 

 

 

一刀「ようし、これくらいでいいだろう」

 

風「お兄さん疲れましたよ〜〜」

 

星「風、服が砂だらけだぞ」

 

風「星ちゃんもですよ〜」

 

一刀「そうだ、せっかく海に来たのだから海の幸でも食うか。二人はその間に服を綺麗にして火を起こしておいてくれ」

 

そう言って一刀は服を脱いで海に飛び込んでいった

 

星「ふむ、海の魚か・・・・・楽しみだな」

 

風「そうですね、風たちが食べてるのはだいたい川魚が基本ですからね〜」

 

二人は服を脱いで砂をはらっていると

 

星「ふむ・・・・・このまま裸で主を迎えて私の体で温めてあげるのも・・・・」

 

風「星ちゃんも結構変態さんですね〜〜〜」

 

星「何を言うか。私はいたって普通だぞ。ただ、この頃主を巡っての競争がな・・」

 

風「それは風も感じているのですよ〜〜だから風もこの材料集めについてきたのですよ〜〜」

 

星「やはりか。なら風よ、共同戦線をしようじゃないか」

 

風「それはいいですね〜なら、今日の夜にでも」

 

星「ふふふ、そうだな、今日の夜にでも・・・」

 

そんな事を話しながら小一時間すると

 

一刀「お〜〜〜い、二人とも大量だぞ!!」

 

一刀が大量の海の幸をもってやってきた

 

風「これは凄い量ですね〜〜」

 

星「うむ・・・・・ん?この赤いやつは何ですか・・・きゃ!!」

 

星は赤い生き物を触ろうとしたときその生き物の足が星の手に絡みつき吸盤で引っ付き始めた

 

星「あ、主・・・こ、これをとってくだされ・・気持ち悪いです・・・はやく、はやくお願いします〜〜〜ヒ〜〜〜〜〜うねうねする〜〜」

 

一刀「ははは、これはタコて言うんだぞ星。それに今星に絡みついている足がこれがまたうまいんだぞ」

 

星「そんなのは良いですから速くとってください〜〜〜〜〜〜」

 

風「お兄さんは星ちゃんのあられもない姿を見て楽しそうですね〜〜」

 

一刀「ああ、楽しいぞ。普段見れない星の姿だからな、いつもはキリッとしてるけど今は歳相応の女の子らしさがあってかなり可愛いしな」

 

風「む〜〜〜星ちゃんなんかずるいですね〜〜」

 

星「悪かったから、風でもいいから速くとってくれ〜〜〜〜」

 

風「星ちゃんにはもう少し嫌な目にあってもらいます」

 

一刀「俺ももう少し見ていたいから頑張ってくれ」

 

星「う〜〜〜〜〜誰か助けて〜〜〜〜〜〜」

 

そんな感じで五分位放置された星は今むくれていた

 

星「(プク〜〜〜〜)主なんて嫌いです」

 

一刀「そう言うなって星。とても可愛かったぞ。ほら、これでも食べて機嫌を直せ」

 

そう言って一刀は焼いた吸盤の着いた真っ赤な足を星の口に入れた

 

星「(ハム)これは、中々・・・いけますな。主これはいったい何ですか?」

 

一刀「さっき星の手に絡んでたやつ(ニアニヤ)」

 

星「な!!!主〜〜〜〜〜〜〜〜」

 

星は驚いて口にくわえていた足を落としていた

 

一刀「はははははは、悪い悪い。でもうまかっただろう星?」

 

星「う〜〜〜確かにそうでしたけど・・・あれだと思うと・・・・」

 

一刀「悪かったって。ほら、普通の魚もあるからこっちも食べてみろ。うまいぞ」

 

星「最初からそっちを渡してください!!」

 

パクパクパクパクパク

 

星は凄い勢いで食べ始めていた

 

風「それにしても本当に美味しいですねこのタコさんは〜〜あれがこんなに美味しいとは思いませんでした〜〜〜」

 

一刀「だろ?歯ごたえもあるから腹にもたまるしな」

 

 

食事が終わると

 

一刀「今日はもう遅いし近場の宿に行くぞ二人とも」

 

星「わかりました」

 

風「は〜〜〜い」

 

 

 

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夜、宿の寝室で

 

星「主海での仕返しをしてあげますぞ」

 

そう呟きながら一刀の部屋に星が入ってみると

 

風「星ちゃん遅かったですね〜〜〜」

 

星「な!!何で風がここにいるんだ?確か湯を貰いに行ったのでは・・・・」

 

風「ククク、風は星ちゃんの考えを先読みしてここで待っていたのですよ〜〜星ちゃんと二人で楽しもうと思いまして〜〜〜」

 

星「それで、主は?」

 

風「今はぐっすりお眠り中なのですよ〜〜〜」

 

星「そうか、なら二人でやるか」

 

風「はい〜〜」

 

そう言って二人は一刀が寝てる寝台に潜り込み二人で一刀のナニを舐めはじめた

 

 

 

 

 

 

ピチャピチャピチャ

 

一刀(ん?なんだ・・・・下半身が気持ちような・・・・変な気配もしなかったし夜襲てわけじゃないだろうし・・・・・・)

 

そんな事を考えながら目を開けると

 

一刀「夜襲というより夜這いだったか・・・・・・・二人ともいつの間に入ってきたんだ?」

 

星「ピチャピチャ、レロレロ・・・・ング、そうですな、かれこれ三十分は立ちますな。ハム」

 

風「お兄さんどうですか〜〜風たちの舌使いは〜〜ピチャピチャ」

 

一刀「中々だぞ」

 

星「それはうれしいですな・・・ピチャ・・・それならこの旅の間ずっとお相手しますぞ・・ジュルルルルル」

 

一刀「それはうれし誘いだが遠慮しとくよ」

 

風「何でですか〜〜」

 

一刀「二人とも魅力的過ぎて材料集めが出来なくなるからね〜〜〜」

 

星「それは残念ですな。しかし、今日はよろしいですか?」

 

一刀「もちろんさ。このままだと生殺しだし、女の子にここまでさせて最後までしないのは流石に男がすたるからね」

 

星「では!」

 

風「やったのですよ」

 

一刀「ああ、おいで二人とも」

 

 

 

そしてその夜は幸せな時間を過ごした二人であった

 

 

 

 

 

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その頃、建業では

 

 

 

恋「ん?・・・・御主人様・・・浮気?」

 

何かを感じた恋

 

 

 

 

凪「(きゅぴーーーーん)ご主人様に何か・・・・・・・うう〜〜〜どこに行ったのですかご主人様〜〜〜〜〜〜〜」

 

月に向かって吠える凪

 

 

 

 

思春「は!!今王様に何か・・・・・・クンクン王様の匂い」

 

何かを感じながら一刀の寝台で匂いを嗅いでる思春

 

 

 

 

と、楚のワンコ三匹がいた

 

 

 

 

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宿を出て数日がたち一刀たちは荊州のある場所に来ていた

 

風「お兄さんここでは何をするのですか〜?」

 

一刀「ここでも砂鉄を取るつもりだぞ。ここの土は良いのが集まってるからな。あと、槍の柄になる素材探しにな」

 

星「ふむ、その様なものがここにあるのですか?」

 

一刀「砂鉄はあるだろうけど柄は解らないな・・・・それより行くぞ」

 

そして、山道を進んでいくと

 

「うえ〜〜〜〜〜〜ん誰か助けて〜〜〜〜〜〜」

 

一刀「ん?子供の鳴き声が・・・・」

 

星「はい、私にも聞こえました」

 

風「風にも聞こえました〜〜〜」

 

一刀「行ってみるか」

 

そうして、一刀と成は馬を下りて山の中に駆けて行った

 

 

 

 

 

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「うえ〜〜〜〜ん来ないで〜〜〜〜怖いよ〜〜〜〜」

 

一刀たちが鳴き声のもとに駆け寄ると少女が野犬数匹に囲まれているとこ子だった

 

星「なぜ、少女がこんな所に」

 

一刀「それよりも助けるぞ星」

 

星「はい」

 

二人は野犬を瞬く間に退けて行った

 

一刀「お嬢ちゃんもう大丈夫だよ。怖い犬はもういないよ」

 

??「うう〜〜本当?」

 

一刀「ああ、ほら」

 

??「ほんとだ〜〜〜ありがとうおじちゃん」

 

一刀「おじ・・・お嬢ちゃん、お兄さんだからね」

 

??「?うん、お兄ちゃん」

 

星「それにしても少女よなぜこんな山奥にいる?」

 

??「えっと、お母さんの所に偉い人が来てね璃々つまらないから山に遊びに来たらあの怖い犬に追い回されたの」

 

一刀「そうか、大変だったね」

 

璃々「お兄ちゃんたちは誰?」

 

一刀「そうだったね、お兄さんは・・・そうだな北郷て言うんだ。後ろの綺麗なおねいさんは趙雲て言うんだ」

 

璃々「北郷お兄ちゃんに趙雲お姉ちゃんよろしくね。璃々は黄敍、璃々て呼んで〜〜」

 

一刀「璃々ちゃんか。(黄敍・・・・確か黄忠の子だったか・・・となると劉備の・・)璃々ちゃんはお家に一人で帰れる、もし無理ならお兄さんたちが家に送るよ」

 

璃々「うん。でもまだお客さんがいるから帰りたくない」

 

一刀「ん〜〜山でまた一人で遊ばせるのも危険だしな〜〜」

 

星「それなら主、我々について来てもらえばいいではないですか。どうせ、この山で探すのでしょう?」

 

一刀「まあ、そうだが・・・璃々ちゃんはどうしたい?」

 

璃々「北郷お兄ちゃんと遊ぶ〜〜〜」

 

一刀「そうか、ならついておいで。もう少し行った場所で穴掘りをしよう」

 

璃々「うん」

 

星「それでは私は風たちを連れてきます」

 

一刀「ああ、頼む」

 

風と合流して少し進んだ場所に開けた場所に行き一刀たちは穴を掘り始めた

 

璃々「北郷お兄ちゃんは何で穴を掘ってるの〜〜」

 

一刀「それはね璃々ちゃん、ここの土には特別なものが入ってるから取りに来たんだよ」

 

璃々「特別なもの?それって何〜?」

 

一刀「砂鉄て言って砂みたいな鉄の事だよ」

 

璃々「鉄が砂なの〜〜〜不思議〜〜〜」

 

一刀「不思議だよね〜〜」

 

話しながら着々と穴を掘り土を集めて行った

 

星「ふ〜このぐらいですかな主」

 

一刀「ああ、もう十分だな。それじゃあ、次は木を探すか」

 

璃々「どんな木を探すの?」

 

一刀「そうだな、すごく立派で大きなやつがいいな。璃々ちゃん知ってる?」

 

璃々「ん〜〜〜〜〜あ!!知ってる〜〜こっちこっち」

 

そう言った璃々は一刀の手を取ってかけ始めた

 

 

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少し行った場所に樹齢数百年あるだろう木の場所に着いた

 

星「これは立派ですな」

 

風「すごいですね〜〜〜」

 

一刀「ああ、これなら十分に使えるぞ。ありがとう璃々ちゃん」

 

璃々「えへへ〜〜〜どういたしまして」

 

一刀「よし、それじゃあ、一番太い枝を切って持って帰るぞ」

 

そう言った一刀は腰の刀を抜刀して切断した

 

ズドーーーーン

 

璃々「すご〜〜い、北郷お兄ちゃんの手が見えなくなったと思ったらこんなに大きい枝切っちゃった」

 

星「主、どのくらいの大きさにすればよろしいのですか」

 

一刀「そうだな、星の龍牙ぐらいの長さで切って行ってくれ」

 

星は持っていた鋸で落ちてきた枝を切り分けていた

 

枝を切り分けるころには日が傾き始めていたので

 

一刀「璃々ちゃんもう日が傾き始めてるからそろそろ家に帰ろうか。お兄さんたちが送ってあげるよ」

 

璃々「本当?ありがと〜〜〜」

 

その時

 

??「璃々〜〜〜璃々〜〜〜どこに居るの〜〜〜〜返事をして〜〜〜」

 

璃々「あ、お母さんの声だ。お〜〜〜〜〜い、おかあさ〜〜ん」

 

??「璃々!!」

 

璃々の母親だろう人が璃々に気づきこちらに駆けてきた

 

??「璃々、心配したのよ。急にいなくなったから何かあったのかと思ったわ」

 

璃々「お母さんごめんなさい」

 

??「いいのよ璃々が無事なら。それで、ここで何をしていたの・」

 

璃々「えっとね、北郷お兄ちゃんや趙雲お姉ちゃん達と穴掘りしてた」

 

??「穴掘り?こんなところで?」

 

一刀「あの〜〜すみません。こんな時間まで璃々ちゃんを連れまわしたりして」

 

??「あなたは?何時璃々と知り合ったの?」

 

一刀「俺は北郷と言います。ちょうど俺たちが山に入った時にそこの璃々ちゃんの叫び声が聞こえてかけて行ったら野犬に襲われていたのでたすけたんです」

 

??「そうだったの。ありがとうございます。私は璃々の母の黄忠、字を漢升と言います」

 

一刀「(やっぱり、黄忠だったか)いえ、調度通りかかっただけですので。それよりお子さんをしっかり見てやっていてください。この年の子は結構動き回りますから」

 

黄忠「あら、その言い方ですと北郷さんもお子さんが?」

 

一刀「はい、でもまだまだ生まれて数か月しかたっていませんが。知り合いの子を子守したことがあるので」

 

黄忠「そうなのですか・・・・・・そう言えばなぜ、こんなところで穴掘りを?」

 

一刀「それは、ある物を作るために材料集めに。ここの土はよく含んでいるので」

 

黄忠「そうだったのですか」

 

星「黄忠殿つかぬ事をお聞きしますが璃々が言っていたお客人はもう大丈夫なのですか?」

 

黄忠「あなたは?」

 

星「これはすみません。私は北郷の妻の趙雲と言います(ニヤ)」

 

風「風も妻の程cです」

 

一刀「ちょ!!お前ら!!」

 

黄忠「あらあら、北郷さんはオモテになるのですね」

 

一刀「いや、違うからな。まだ、妻じゃ・・・」

 

星、風(まだ、といいましたね)

 

黄忠「ふふ、そう言えばお客様の事でしたね。お客様はもうお帰りになられましたよ。お帰りになられた時に璃々がいない事に気が付いて探していたのです」

 

風「そのお客様は誰なのですか〜〜」

 

一刀「こら風、失礼だろ」

 

黄忠「いいのですよ。璃々も助けてもらったことですし。お客様とは今益州で力をつけ始めている劉備さんの使者で、確か名前は諸葛孔明だったかしら。まだ小さいのに頑張ってる姿がとても可愛いんですよ」

 

一刀「そうですか・・・(孔明が・・・鳳統がもういたからもしやと思っていたが)」

 

黄忠「どうかしたのですか北郷さん?」

 

一刀「いえ、少し考え事をしていただけですよ。それより、山を下りましょう。流石に暗くなったら山を下りるのも一苦労ですから」

 

黄忠「そうですね(どうなされたんでしょう・・・それにしてもこの北郷さん只者ではないですね。行動の一つ一つに隙が全く無いですし、腰の剣も見たことがありませんし)」

 

山を下りていく途中

 

黄忠「北郷さんたちは今日の宿はどうされるのですか?」

 

風「まだ決めてませんよ〜〜〜」

 

一刀「街について決めるつもりですがどうされたのですか?」

 

黄忠「はい、璃々のお礼も兼ねて我が家にお招きしようと思いまして」

 

璃々「北郷お兄ちゃんたち来るの?わーーーーーい」

 

黄忠「璃々も喜んでおりますのでどうでしょうか?」

 

一刀「では、お言葉に甘えさせてもらいます」

 

 

 

 

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黄忠の屋敷

 

黄忠「どうぞお座りください。料理も私が腕によりをかけて作りましたのでどうぞご賞味ください」

 

一刀「ありがとうございます。それじゃあ、みんな」

 

そう言うと星と風は手を合わせて

 

三人「「「いただきます」」」

 

と言って食事を始めた

 

黄忠「今のは何ですか北郷さん?」

 

一刀「ああ、これは食事に出てるすべての物に感謝を伝えているんですよ」

 

黄忠「食材に感謝ですか」

 

一刀「ええ、この一つ一つが生きていてそれを俺たちが生きるために殺して食している。だから、食べ物一つ一つに感謝をするんだ」

 

黄忠「そうなのですか、それはとてもいい考えですね」

 

璃々も一刀たちの真似をして「いただきます」と言って食事を始めていた

 

璃々「お母さんみんなでご飯食べると美味しいね(ニコ)」

 

黄忠「ええ、そうね璃々」

 

星「おお、この麻婆は絶品ですな」

 

風「ほんとに美味しいですね〜〜」

 

一刀「どれどれ、おお、ほんとにうまいな。黄忠さんの旦那は幸せ者だな。こんなうまい料理を毎日食べれるんだから」

 

黄忠「・・・・・・」

 

一刀「あ、すみません。如何やら余計なことを言ったみたいですね」

 

黄忠「いえ、もう何年も前の事ですし・・・・・それに、北郷さんみたいな人に褒められるのは女冥利に尽きますわ」

 

そう言いながら黄忠は一刀の腕をとって自分の胸に押し付けていた

 

一刀「黄忠さん、当たってる!!」

 

黄忠「当てているんですよ・・・・・・・・どうですか、今日の夜?私もくすぶっていた女の部分が北郷さんを見てから燃え出しまして」

 

一刀「遠慮させていただきます。まだ、会ったばっかしの女性に手を出すことは出き無い。それに、俺には愛するべき家族がたくさんいるからな」

 

黄忠(なんて、立派な方なんでしょう・・・・・本当に惚れそうですわ///////////)

 

一刀「それに、黄忠は大切な人がまだ心の中にいるのだろう。それを振り切らないで他の男を誘惑するものでもないし、そこら辺の男なら黄忠の誘惑には耐えれないだろうからしない方がいいぞ」

 

黄忠「は、はい/////////////(この方は私のことまで考えていてこんなことまで言ってくれている。久しく感じていなかった胸の苦しみを感じるわ)」

 

星(また一人増えたか?)

 

風(何人増えるんでしょうね〜〜〜)

 

璃々「お母さんお顔真っ赤だけどだいじょ〜〜〜ぶ〜〜〜?」

 

黄忠「ええ、大丈夫と璃々。それと北郷さんあなたに私の真名を預けます」

 

一刀「いいのか?」

 

黄忠「はい、私の真名は紫苑と言います」

 

一刀「紫苑か、わかったありがたく預かるよ。でも何故俺に預けてくれたんだ?」

 

紫苑「ふふふ、それは女の秘密です」

 

一刀「?そうか・・・・ただ、俺の真名はいま教えることができない。今の紫苑の現状を見る限りな」

 

紫苑「それはどういう事ですか?」

 

一刀「詳しくは話せないが山を下りる時に話した劉備の事に関わってくるからな」

 

紫苑「そうですか・・・何か訳ありみたいですね」

 

一刀「ああ。すまないな紫苑」

 

紫苑「いえ、いいですよ。それに機会は今日だけとは限りませんし」

 

一刀「そうだな」

 

そうして、食事も終わりみんな床についた

 

 

 

 

 

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次の日

 

一刀「お世話になったな紫苑」

 

紫苑「いえ、こちらも楽しかったです。また、こちらに用があったら寄ってくださいね」

 

一刀「ああ、そうさせてもらうよ」

 

璃々「それじゃあ、またね北郷お兄ちゃん。趙雲お姉ちゃん、程cお姉ちゃん」

 

星「ああ、さらばだ璃々」

 

風「バイバイなのですよ〜〜」

 

一刀「じゃあな紫苑」

 

そう言いながら一刀は紫苑に一つの紙切れを掴ませた

 

紫苑「はい、またいずれ」

 

 

三人を送り出した後、紫苑は渡された紙を見ると

 

『もし、何かあったら建業に来てくれ。そこに俺がいる』

 

と書いてあった

 

紫苑(建業・・・・確か、今話題の楚の首都・・・・あなたが何者かわかりませんがしっかりと刻んでおきますは北郷さん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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建業についた三人は

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

一刀「星持って帰ってきた物をすぐ工房にもっていってくれ」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

星「わかりました。風少し手伝ってくれ」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

風「わかりました〜〜」

 

一刀「あと、この器具を作っておいてくれ星」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

星「わかりました主。それではお気をつけて」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッダ!!!

 

一刀「ああ」

 

恋、凪、思春「「「御主人様(ご主人様)(王様)――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」

 

ドゴーーーーーーーーーーン

 

一刀「ただいま、三人とも元気にしていたか」

 

恋「恋・・・・寂しかった」

 

凪「一刀様何故私を連れて行ってくれなかったのですか(ウルウル)」

 

思春「私の仕事はあなた様の警護です。これからは何か言って出て行ってください」

 

三人とも一刀にしがみつき顔を押し付けていた

 

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三人は一刀がいない間、あまりの寂しさで鍛錬の時は他の者達に八つ当たりをしていたのであった

 

恋の被害者(勘が鋭いお転婆さん)「一刀様がいないから楽できると思ったら恋の攻撃で何度も死にかけたわ。本当に鷹(華佗)がいてくれて助かったわ」

 

凪の被害者(おもらしっこ)「私の武器が壊れたせいで私のご主人様がいなくなったと言いながら気弾を雨のように飛ばして来たんだ・・・・ほんと死ぬかと思った。部屋に帰ってパンツを脱ぐとびしょびしょで大変だったし」

 

思春の被害者(猫大好きっ子)「はい、怖かったです。振り向いても振り向いても誰もいないのに鈴の音が真後ろから聞こえてきました。とても怖くて逃げだしてもずっと聞こえてくるんです。夜も眠れませんでした」

 

色々起こしていた三匹でした

 

 

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一刀「悪かったな三人とも。今度ご飯食べさせてあげるからそれで許してくれ」

 

恋「ほんと?」

 

凪「それでしたら、一刀様の手料理が食べたいです」

 

思春「私ははんばーぐなるものが食べたいです」

 

一刀「わかったよ。ただ、今日から武器製作しないといけないから少し待ってもらうけど大丈夫か?」

 

三人「「「はい!!(コク)」」」

 

 

 

 

 

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一刀が星の工房に着くと

 

星「主、言われた器具は出来ていますがこれをどうするのですか?」

 

一刀「ああ、これで持って帰ってきた土と砂から砂鉄をとるんだ。鉄穴流して言うんだ」

 

星「ほう、これでその砂鉄が取れるのですか」

 

一刀「ああ、それでとれた砂鉄を俺の独自の配合をするんだ」

 

風「その合わせた砂鉄をどうするんですか〜〜」

 

一刀「もう一つ作ってもらった器具、まあ炉だけどあれで踏鞴製鉄して玉鋼を作る」

 

星「その玉鋼とわ?」

 

一刀「鉄より優れた物さ。それじゃあ、製作に入るぞ。風はこの玉鋼を作るとこまでなら見ていいけどそれ以降は見てわいけないからな」

 

風「駄目なのですか〜〜〜」

 

一刀「ああ、決して中を見ては駄目だ。もし見たら殺さなければいけなくなる」

 

風「う〜〜〜わかりました」

 

一刀「その代り出来たら見せてやるから。それじゃあ作り始めるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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数日がたち二本の槍が完成した

 

一刀「風、どうだ。こっちの一本を風に名をつけてもらおうと思っている。もう一つは星がつけると言い張っているがな」

 

風「わかったのですよ〜〜〜いつまでに決めればいいのですか〜〜」

 

一刀「そうだな、雅の武器ができるまでかな。後、一週間と言うくらいかな」

 

風「わかったのですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

一刀「お前たち名前は決めたか?」

 

風「もちろんですよ〜〜」

 

星「はい、とてもいい物が浮かびましたぞ」

 

一刀「それじゃあ、風から言ってくれ」

 

風「それはですね〜〜『蜻蛉止まらず』です。理由は槍に蜻蛉が止まろうとしたら止まる事が出来ずに両断されたからですよ〜」

 

一刀「そうか星は?」

 

星「はい、この槍の名は『蜻蛉切り』、その理由は槍に止まった蜻蛉がスパッと両断したことから名付けました・・・・・アレ?」

 

一刀「ん?・・・・・『蜻蛉止まらず』に『蜻蛉切り』・・・・・ん?理由も・・・まあいいか。それだけ鋭いということだ」

 

風「そうですね〜〜〜」

 

星「ん?・・・・いいのかこれで・・・・・?」

 

一刀「気にしたら負けだ星」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

 

やっと出すことができました紫苑親子。これからどう活躍していくんですかね〜〜〜

 

 

次回が拠点最後です。料理の話にしたいな〜〜と思っています。そう言えば、今、楚には料理が下手なメンバー全員そろってるような・・・・・・

 

取りあえず次回お楽しみに〜〜〜

 

説明
いつもの倍ぐらいの量になっちゃいました
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コメント
桔梗、焔耶は桃香に組することは決定してます。二人ともなんだかんだで戦い好きですからね〜紫苑親子は・・・・・・(あか)
とりあえず紫苑母娘には一刀の所に来てほしいですね。既に秋蘭・祭がいるので、三国の弓達者が勢揃いになりますしね。(mokiti1976-2010)
ここまでくると流石に愛が重たいよ。一刀が底抜けに優しいから良いのかもしれないが……それ、ただの依存と何ら変わりないからな?正妻の涼が何かとライバル視されていますが、彼女の領域にはまだまだ到達出来そうにないですね。若いから良いが、「押さば押せ」では通用しないこともあると恋姫は理解するべき。相手が一刀だから通じてるんですよ。(Jack Tlam)
ああ、もう孔明が接触してきてたのね……紫苑は史実通りに荊州か、『真』の如く益州だったらどうしようもなかったね。しかし一刀の方も大概敵意が凄いな。劉氏に連なっているからというのもあるんだろうが、今の桃香は自分の理想のために命を弄び、しかもそれを自覚していない。何かあるとすぐに極端なことをするという見解が二次でこうも多いのは何故でしょうか……。(Jack Tlam)
桔梗はどうなりますかね。焔耶は中身では無く外見に惚れ徐々に猛毒に犯されていくと・・・どうでも良いけど。三匹のワンコ(ケルベロス)の被害に有った方に幸有らん事を。料理が下手と言うより出来ないと言った方が上手なのは涼、月ぐらい後は料理している所が想像できません。(覇王)
雪蓮を差し置いて星と風ちゃっかりと一刀を頂いていますね。それにしてもワンコ3匹の野生の勘は一刀絡みですと天井知らず^^瑠々ちゃんもお花畑さんの猛毒に犯される前に一刀と出会えって良かった。紫苑も出会わず真名を交換していないし一刀に惹かれる物を感じた様だし二人とも幸せになってね。(覇王)
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