つぶやき短編小説(練習)Dその11
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「最近RUさんから連絡あったぁあ〜〜?」「ううん、全然ないけどどうして?」「いや今頃どうしてるのかなと思ってさ・・・」「RUさんって確か結婚したよね・・・」「そうそう、・・・最近めっきり姿を見かけなくなったし、友達付き合いも殆どないらしいね、昔の友達とも連絡をまったく取り合ってないみたいだね」「まさか・・・死んだわけじゃ・・・・?!」「それは大丈夫絶対ないと思うよ」「どうしてそう言い切れるの?だって全然何処にも姿出さないんだよ」「実はさ・・・・内緒だよ・・・あのね、私見たの、深夜2時頃にRUさんにそっくりな人影がRUさんとS奥さんの住いのちょうど正面の真ん前あたりにぼぉ〜〜っと立っていたのを、なんでもRUさんが奥さんに自営業が危なくなってきて稼ぎが足りないからお金を貸して欲しいと言ったらその途端S奥さんの態度が豹変して夜のバイトでもして稼いできなって金切声で怒鳴られてから思いっきり突き飛ばされてそのまま家の外におっぽり出されたらしいよ、その時間帯がちょうど深夜の2時頃だったみたい、あっ、この話はね、ある知り合いが、コンクリート壁マイクで盗聴して実録した会話から分かったらしいよ・・でも内緒だよ、このとは」「RUさんが交際時代あんなに尽くしていたのに困った時にお金も貸してくれないなんて酷いね!」「でもそうらしいよ!」「だからRUさんは何日も眠れない夜が続いていたりするらしい、あちこちの接客のお店を探し回っているようなんだけどいつも年齢で断られるみたい、でもさ、その時々によってかなりの年配の人でも雇っているからそれも変だと言えば変なんだけどね、時期的な業界からの計画的な追い出しとも言えるよね」「RUさんとは昔仲が良かった人もいるはずんなんだからその友達達が相談に乗って上げたりできないのかねぇ〜」「それがさS奥さんが男たらしで結婚前にRUさんとの友達全員とも良い仲だったらしくて、友情よりも女を取るって態度で嫉妬されてしまって誰も真剣に相談に乗ってくれないらしいよぉ」「じゃあ、今日ももしかしてRUさんは真夜中の2時頃に外に立っているの・・・」「それも十分あり得るね、でもどっかでホモとかゲイの穴場を見つけてそこで自分からナンパしておじさんとでもつきあっていそう、年を誤魔化して・・・そうやって一からやり直して行くんじゃないの、誰にも迷惑をかけないで自分の人生を全うして行くにはそうするしかないでしょ」「そうだよね、あれほど反対されても一緒になったんだからみっともなくて今更別れられないよね、どんなに悲惨な状態であってもね」

 

RUさんは実際、男泣きをしていたこともたびたびあったのだが、その涙をひたすらみんなの前では隠し通して、最終的に夜の業界―正確に言えば、ナンパ売り専?!―へと旅立って行ってしまったのだった。

説明
つぶやきとぼやきと妄想の馴れ果てみたいな内容の小説のようなものを落書きしました。暇なので小説練習をしています。><
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