真・恋姫無双 雌雄の御遣い 第四十七話
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〜一刀視点〜

各勢力の統一と華琳達の処遇を決めた俺達は成都へ向かう

翠、雪蓮、華琳達も同行する

理由は成都で俺と蓮華の婚儀を執り行うので、それに列席する為だ

華琳の領地の太守達には戦いの結果と、新たな命が届くまで今の領地を統治せよとの命令文を送った

それは華琳直筆で華琳の印も押してあるので疑う余地も無く従うだろう

「仮に歯向かったら攻め滅ぼせば、良いんじゃないの?」

とは、雪蓮の言葉だ

 

江夏を出立して3日後、成都に到着した

元々、準備は整っていたので準備を一からやり直す訳では無いが、それでも3日後に行うのが精一杯だった

そして、3日後に式を執り行う事が決まった

到着したその日は全員、疲れを取る為に休む事になった

 

その夜、俺が居室に一人でいると

「一刀、私だけど入っても良い?」

と蓮華の声がした

「いいよ、入って来て」

そう俺が答えると蓮華が部屋に入って来た

蓮華は顔を赤らめて、俯き、何か言いたそうだが何も言わない

「どうかしたのか?」

俺が訊くと

「あの、その・・」

と答えられないような様子だったが、突如

「もう、限界!」

と言って俺の首に手をまわして抱き付き口付けをしてきた

突然の行為に驚きそのまま、寝台に押し倒される

すると、蓮華が舌を絡ませてきて、俺の口の中を舌で蹂躙する

そのまま唾液を流し込んで来たので、俺はそれを飲み込む

すると蓮華は口を離し

「曹操が進行しなければあの日に祝言を挙げれたのにあと3日も待たされるなんて我慢できない

 正式な式典は仕方ないけど、今 私が貴方の妻になった証を頂戴」

甘えを含んだ声で、涙を目に溜めた蓮華が訴えて来る

「分かったよ、蓮華」

俺がそう答えると

「嬉しい」

と言ってまた口付けをしてくる

今度は俺の方からも舌を絡ませ、唾液を交換する

そして、俺と蓮華は結ばれた

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〜鞘華視点〜

翌日、私が中々起きてこない一刀を起こしに一刀の居室へ向かう

「一刀、起きてる?

 入るわよ」

返事は無かったが、扉を開けて部屋に入る

そこには全裸で添い寝している一刀と蓮華がいた

「はあ〜、いくら分かっている事とは云ってもね〜」

私がそう呟くと、その声の所為か二人が目を覚ました

二人は先ず、自分が昨夜 何をしたのか理解し、そして私の姿を認識した

「きゃ〜、鞘華 何で貴女が此処に居るの?」

掛け布団をかき抱いて蓮華がそう言って来るが

「叫びたいのはこっちよ

 一刀が中々起きてこないから起こしにきたの」

呆れてそう言うと赤かった顔を更に赤くして押し黙ってしまった

「何があったかは理解したから

 私は先に厨房に行ってるわ

 二人共、早く服を着て朝食にしましょう」

 

その後、厨房に来た二人は始終俯いて無言だった

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〜一刀視点〜

式典の当日が来た

式は今度は滞りなく進行して、正式に蓮華が第二夫人になった

 

その夜は無礼講での宴会が行われた

「本来なら婚儀当日は、初夜ってところだけど二人はもう済ませちゃったでしょう」

と鞘華がとんでもない事を言った為

「それなら、二人に遠慮は要らないわね

 徹底的に飲むわよ〜!」

と雪蓮が言い、宴会が始まった

 

俺も半ば、自棄で宴会を楽しむ事にした

暫くして華琳がやって来た

「一刀、貴方 鞘華と孫権を妻にしたけど第三夫人以降はまだ空きがあるわよね

 だったら、私もその中に入れてくれない?」

「華琳様、何を!?」

桂花と春蘭が血相を変えて、華琳に詰め寄る

「桂花、春蘭、落ち着きなさい

 前にも言ったのに、何をいまさら驚いているの?」

華琳が二人に訊くと

「でもあれは冗談では」

「でも、あれから状況が変わりました」

二人がそれぞれの回答をするが

「冗談ではないわ

 それに一刀の器を見せつけられた今となっては、純粋に一刀の妻になるのも良いと思っただけよ」

と華琳が二人に話すがそこに

「何言ってんのよ〜 次はシャオの番なんだからね!」

とシャオが割って入って来た

「貴女は確か孫家の三女ね 次どころか貴方の番なんて永遠に無いでしょ」

華琳が挑発する あの顔は絶対に楽しんでるな

「何ですって〜

 雪蓮姉様の胸、蓮華姉様のお尻

 この二つを兼ね備えた完璧な体型に近い内になって、一刀を悩殺するんだから」

シャオが興奮して捲くし立てるが

「稀に例外ってのもいるし、二人に主な所を持ってかれた残りが貴方なんじゃないの?」

華琳が更に追い打ちをかける

「むっか〜、よくも言ったわね〜」

シャオが激昂して華琳に食ってかかろうとしたその時

「なによ、一刀 私じゃ満足できないって訳?」

蓮華が話に入って来る 完全に目が座っている 

そう言えば以前雪蓮から蓮華は酒癖が悪いって聞いていたし、確かに見ていた

それなのに失念していたのは不味かった

「あの日、私の体をさんざん弄んで、褒めてくれたのに

 ぜ〜んぶ嘘だった訳?一度抱いた女はもう要らないって訳?」

どうしていいのか戸惑っていると

「はい、蓮華 そこまで」

と呆れた声で雪蓮が言いながら持って来た徳利を蓮華の口に押し当てて一気飲みさせる

すると、流石に蓮華も酔いつぶれて寝てしまった

「あんたも王妃になったんだから、酒癖の悪さは直さないとね〜」

と雪蓮は寝て居る蓮華に語り掛けていた

翌日、やはり蓮華はこの夜の事を覚えていなかった

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〜あとがき〜

 

蓮華と一刀の婚儀でした

 

華琳が一刀争奪戦に正式に参戦表明しました

 

蓮華の酒癖の悪さが再び出ました

これは、公式だったのかは忘れましたがこの外史では定着しそうですね

また出るかは未定です

 

更新はゆっくりになるかもしれませんが続けるつもりです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
蓮華の婚儀
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コメント
一刀はやはり種馬なんだな〜この一刀は優秀だからその子供が欲しいっておもうのは当然か〜時代的に特にw(nao)
タグ
真・恋姫無双 北郷一刀 蓮華 雪蓮 華琳 小蓮 

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