ふゆうまれ ふゆそだち
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                 「ふゆうまれ ふゆそだち」

 

 

                 冷えた手は 掠る熱にだって恐れ入る

 

                 瞳は存外 光に強い

                 照り返す白銀には慣れっこだから

 

                 人いきれの中では 私はただの幻

                 ((陽炎|かげろう))の人 君とは相容れない立ち位置

 

                 常夏には溶けてしまう

                 ((寂寥|せきりょう))の曇天 それが私の((天蓋|てんがい))

 

                 冬生まれ 冬育ち

                 何度も捨てられながら

                 霜焼けの足を((逸|はや))らすの

 

                 

                 常冬の((路|みち))を行くの。

 

 

 

 

 

説明
いよいよ花粉の恐怖が秒読みになってきたな…
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