寂しがりやな覇王と御使いの兄52話
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幽州

 

袁紹軍サイド

 

盧植「ほぉ、桃香が戻ってからの劉備軍の士気が高いと」

 

朱儁「うむ。兵・将そして民も我らを打ち倒すと、躍起になっているそうだ」

 

皇甫嵩「なめてかかれば、我らとて痛い目にあうか」

 

董承「公孫讃ならともかく、劉備軍本隊相手じゃ、油断などできないだろ」

 

盧植「その発言が油断の元だぞ、公孫讃であろうと侮るな」

 

皇甫嵩「劉備の同盟相手である、曹仁の援軍はこちらに来るのか?」

 

朱儁「曹仁は長安で、劉焉の相手をするはずだ。曹仁はこちらに来ないだろうが、洛陽の将がこちらに来るかどうかは読めぬ」

 

盧植「推測じゃが、恐らく援軍は来ないだろう」

 

董承「なぜじゃ盧植、先の反連合軍で劉備は救援を送っている。ならば、曹仁も同じように送るはずではないか、なぜ推測できる」

 

盧植「それは桃香の性格だ。同盟を組んでいるとはいえ、力関係は圧倒的に曹仁側の方が上だ。仮に曹仁が上下関係など気にせずとも、桃香の方が”対等”な力関係と証明するために、自力で我らの撃退を選ぶはずだ」

 

皇甫嵩「損な性格をしているな、お前の弟子は」

 

董承「盧植の推測が正しければ、進退窮まるまでは、救援を求めないということか」

 

朱儁「顔良・文醜はどうしている」

 

盧植「既に行動を開始している、あとは張?・郭図が役目を果たせば完璧だ。それまでこちらに、敵の目をひきつけるぞ!皇甫嵩・朱儁・董承は手勢を率いて劉備軍と対峙しろ、我らもすぐ向かう」

 

皇甫嵩「任せろ、行くぞ朱儁、董承」

 

朱儁「おう」

 

董承「腕が鳴るわい」

 

 

 

盧植「今度は易京の要害に篭らせたりせぬぞ」

 

 

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劉備SIDE

 

士元「桃香様、袁紹軍の先手がこちらに向かってきております」

 

孔明「将は皇甫嵩・朱儁・董承です」

 

桃香「盧植先生は後詰かな?それでも名高い名将が相手だね」

 

孔明「私達の中でこの3人に対抗できるのは、鈴々ちゃん、韓当さん、程普さんです。3将軍が出てきましたら、相手をお願いします」

 

鈴々「任せろなのだ!鈴々が追い払ってみせるのだ!」

 

程普「相手にとって不足なし、なぁ韓当よ」

 

韓当「おうよ!叩きのめしてやるわ!」

 

士元「徐栄さんは遊撃として動いてください。顔良・文醜・張?などの姿が確認できていません。来襲してくるかもしれないので、気をつけてください」

 

徐栄「把握した」

 

桃香「焔耶ちゃんは、本陣で待機!戦況に応じて動いてもらうからね」

 

魏延「っは!かしこまりました!」

 

桃香「さぁ!みんな行くよ!」

 

 

     おう!!!

 

桃香「魚鱗の陣を敷いて!突撃するよ!」

 

 

 

 

 

 

皇甫嵩「お!きよったか!右翼動くぞ!」

 

朱儁「報告通り、士気が高いな。だが、左翼前進!」

 

董承「鶴翼の陣を展開!敵の突進をまともに受けるな!受け流すのだ!」

 

 

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右翼戦況

 

 

張飛「うりゃりゃりゃりゃー!」グサ

 

袁紹兵「グフ」

 

ドスン

 

 

袁紹兵2「張飛だ!討ち取って手柄とするのだ!」

 

 

ブオーン

 

ドサ

 

張飛「鈴々を討ち取るなんて、100年早いのだ!」

 

袁紹兵3「ひ、怯むな!一度にかかるのだ!」

 

 

袁紹兵「「「「「「うぉおおおおおおお!」」」」」」

 

 

張飛「何度きても・・・同じなのだああ!」

 

 

ドサドサドサドサドサドサ

 

 

袁紹兵「ひぃい!一度に6人も!化け物だあああ」

 

 

張飛「逃がさないのだ・・・・ッ!」

 

ビリ

 

 

皇甫嵩「ほう、今のをよく避けたな」

 

張飛「完全には避けれなかったのだ、少しだけ斬られたのだ」

 

皇甫嵩「手ごたえはなかった、服だけ斬ったところで意味はない。次は服だけではすまないぞ」

 

張飛(このおじちゃん強いのだ!お姉ちゃんが言ってた、3人の内の1人に違いないのだ!)

 

 

張飛「おじちゃんが誰か知らないけど、この燕人張飛が相手なのだ!」

 

 

皇甫嵩「いい闘気だ、わしの名は皇甫嵩!行くぞ張飛!」

 

張飛「来いなのだ!」

 

 

 

 

左翼戦況

 

 

朱儁「なんだんだ!劉備軍は腰抜けしかいないのか!」

 

袁紹兵「朱儁様に遅れを取るな!朱儁様に負けずに戦うぞ!」

 

 

ザク ザシュ グサ

 

朱儁「あれが敵将だな!俺が敵将を引き付ける!お前達はこのまま劉備軍を蹴散らせ!皇甫嵩の軍と連動し、包囲を完成させるのだ!」

 

 

 

 

 

程普「ぬん!」

 

袁紹兵「グホ」

 

 

程普「勢いに押されるな!押し返すのだ!」

 

劉備兵「程普様!敵将がこちらに・・・」バタン

 

程普「・・・そこか!」

 

 

朱儁「おっと危ない危ない、なかなかの太刀筋だ」

 

程普「貴様は.....朱儁か!」

 

 

朱儁「そういうお前は程普か。またやられに来たのか」

 

程普「この程普、何度も易々とやられません!」

 

朱儁「わっはっは!ならば貴様に負け癖を付けさせてやるわ!」

 

 

 

中央

 

 

董承「皇甫嵩と朱儁も順調のようだが、劉備軍の勢いは想像以上だ」

 

袁紹兵「董承様、前線が押されております!」

 

董承「我らより兵力が劣っているが、盧植の弟子達もやるではなか」

 

盧植「感心している場合ではないだろう、董承よ」

 

董承「既にお前が後詰の兵を、前線に送っているのだろ?ならば慌てる事もあるまい」

 

盧植「少しは慌てれば可愛げがあるものを」

 

董承「お前は何を求めているのだ。兵力差ですぐ戦況が傾くと思ったが」

 

盧植「敵将・韓当はよく持ちこたえているな、桃香の将で注意すべきは豪勇・張飛だけだと思っておったが....認識を改める必要があるな」

 

董承「なんだ、盧植も甘く見ているではないか」

 

盧植「ここまで手強いと思っていなくてな、確かに甘く見ていたか。両翼が包囲を縮めているな、我らも突っ込むぞ!」

 

董承「皆よく劉備軍の猛攻に耐え抜いた!両翼の我軍が突破した!反撃に移るぞ!」

 

うおおおおおおお!

 

 

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少し時間は戻り右翼

 

張飛「うりゃあああ!」

 

スカ

 

皇甫嵩「当たらぬぞ!とああああ!」

 

ガキィン!

 

張飛「手が痺れるのだ」

 

皇甫嵩「確かにお前は強い、お前に勝てる奴はそういないだろう。だが、経験が浅い!まだまだひよっこだ!」

 

 

張飛「うにゃあ!」ガラン

 

皇甫嵩「とどめだ!」

 

ガキ

 

 

劉備兵1「張飛様!ご無事ですか!」

 

劉備兵2「ここは我らが食い止めます!退いて態勢を整えてください!」

 

張飛「みんな・・・ごめんなのだ」タッタッタッタ

 

 

皇甫嵩「命を懸けて、将を逃がすその心意気見事!死なすには惜しい、降れば待遇を約束しよう」

 

 

劉備兵1「舐めるな!我ら劉備兵!死に果てようと、この地を守る守護兵なり!」

 

劉備兵2「諸侯を扇動し、幽州だけではなく、大陸の平和を乱す袁紹に預ける命などないわ!」

 

皇甫嵩「・・・真の戦士に失礼な問いだったな。ならば、この皇甫嵩の全力でお相手する!」

 

劉備兵1「我らでは歴戦の猛者には敵わぬ・・・だが!」

 

劉備兵2「少しでも長く足止めさせていただく!」

 

 

皇甫嵩「ぬう!息の合ったいい連携攻撃だ!」

 

 

袁紹兵「皇甫嵩様!いま助太刀を!」

 

皇甫嵩「ならぬ!お前達は手を出すな!手を出したものは打ち首だ!」

 

袁紹兵「・・・っは!」

 

 

 

劉備兵1「っせいい!」

 

皇甫嵩「っふん!」

 

劉備兵1「ぐほ・・・無念」

 

 

劉備兵2「とあああ!」

 

キーン

 

皇甫嵩「ッハ!」

 

ザシュ

 

劉備兵2「ゴホ・・・曹仁様・・・劉備様をお助けくださ・・・」バタン

 

 

皇甫嵩「この者達を手厚く葬れ、勇者を穢す事は許さん」

 

袁紹軍部隊長「御意!お前達丁重に運ぶのだ」

 

 

皇甫嵩「・・・張飛が退いたぞ!追撃をかけろ!右翼の包囲を完成させるのだ!」

 

 

 

同時刻左翼

 

程普「とわー!」

 

朱儁「おう!」

 

キーン

 

朱儁「ッハ!」

 

程普「テア!」

 

ガキ

 

 

朱儁「ふぅ...思ったよりやるではないか」

 

程普「はぁ・・・はぁ・・・劉備軍の将を甘くみるな」

 

朱儁「甘くみてなどはいない、盧植の教え子に加え、先日の易京での戦いは見事だったかな。だが見よ!皇甫嵩が張飛を破ったようだぞ」

 

程普「・・・・!全軍本陣まで後退だ!」

 

朱儁「貴様はここで討ち取る!本陣には戻らせん!」

 

程普「っく!邪魔立てするな!」

 

朱儁「ぬはははは!そう言われて退く奴がいるか!」

 

 

程普様ーーーー!

 

 

ブオーン!

 

朱儁「!」ッサ

 

 

ドゴーン

 

魏延「っち、避けたか!程普様、ご無事ですか!」

 

程普「焔耶か!危ないところじゃった」

 

魏延「右翼は鈴々が戦線を離脱、中央も後詰の盧植が董承と合流し、押されております!本陣まで後退しろとの事です!私が殿を務めます!ここは退いてください!」

 

程普「焔耶すまぬ、全軍後退だ!隊列を乱すでないぞ!」

 

 

朱儁「逃がさぬぞ程普!」

 

魏延「貴様の相手は私だ!」

 

朱儁「ええい!どけ!小娘が!」

 

魏延「っはん!そう言われて退く奴がいるか!悔しかったら私を倒していけ!」

 

朱儁「小娘が、生意気な!覚悟!」

 

 

魏延「・・・いまだ!撃ち方撃てい!」

 

ドシャーン!

 

朱儁「っむ!何事だ!」

 

 

 

袁紹兵「朱儁様!岩が降って来ます!このままでは的です!」

 

 

魏延「私に構うな!どんどん撃ち込むのだ!」

 

ドゴーン

 

ドシャーン

 

 

袁紹兵「ギャアアー!」

 

 

朱儁「ぬぬぬ!一時後退!射程から離れるのだ!」

 

 

魏延「どうしたどうした!私を討つのではないのか!来ないのならば、退かせてもらうぞ!」

 

タタタタタタ

 

 

 

 

朱儁「くそ、あと一息で程普を討ち取れたところを!投擲部隊も退いたぞ!追撃に移れ!」

 

 

 

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劉備軍本陣

 

張飛様撤退!右翼総崩れです!

 

敵中央も後詰と合流!こちらに向かっております!

 

 

 

孔明「兵力差はそこまで大きくなかったはずです、それに私達の士気は最高潮でした・・・ですが」

 

桃香「士気が上がりすぎて、戦う前から勝てると慢心になっちゃったかな。」

 

士元「盧植・皇甫嵩・朱儁・董承・・・この4人が率いる軍の錬度を、甘く見てたのもあるかもしれません」

 

桃香「朱里ちゃん!雛里ちゃん!反省は後だよ!いまはみんなを無事後退させるのが仕事だよ!」

 

 

 

 

ハム「桃香!大変だ!遼東の公孫度が袁紹に寝返った!それと張?・陳宮によって北平が陥落したぞ!」

 

徐栄「公孫度め!袁紹有利と見て、保身に走り寄ったか!」

 

 

簡雍「桃香様悪い報告が」

 

桃香「なにかな」

 

簡雍「易京の要害が破壊されたと報告がありました」

 

徐栄「なんと!どういうことだ!」

 

簡雍「袁紹軍の将・顔良と文醜が、大雨で地面がぬかるんでいる場所を掘り進め、地下から進入されたと。顔良・文醜もこちらに向かっているそうです」

 

孔明「このことが全軍に伝われば、大混乱を起こしてしまいます!」

 

桃香「全軍に通達・・・琢郡に退いて」

 

士元「桃香様それは!」

 

桃香「また琢郡の人達に迷惑かえちゃうね....でも、ここで滅ぼされるわけにはいかないんだよ!琢郡の要塞で態勢を立て直す!朱里ちゃんと雛里ちゃんは、先に琢郡に戻って追っ手の迎撃用意を進めて!」

 

 

孔明・士元「「はい!」」

 

桃香「簡雍さんは、琢郡付近の人々を要塞に避難させて」

 

簡雍「わかりました」

 

桃香「徐栄さんは韓当さんと合流し、鈴々ちゃん・程普さん・焔耶さんが戻るまで敵を押し返してください、撤退の合図は私が出します」

 

徐栄「御意」

 

ハム「私はどうする」

 

桃香「白蓮ちゃんは洛陽に向かってもらえるかな」

 

ハム「援軍を求めに行くんだな」

 

桃香「うん....本当は私達だけで撃退したかったんだけどね・・・結局一刀さん達の力を当てにする事になっちゃった」

 

ハム「人に頼りすぎることは、自分を堕落させることに繋がるかもしれない。私達が不甲斐無いのは悪いと思っている。だけどな桃香、お前は一人で頑張りすぎだ。少しは頼っても罰は当たらんさ」

 

桃香「白蓮ちゃん・・・」

 

ハム「おっと、時間がないから私は出立するよ」

 

桃香「ありがとね白蓮ちゃん」

 

 

劉備様!程普様と張飛様が帰還されました!

 

 

張飛「お姉ちゃんごめんなのだ・・・鈴々負けちゃったのだ」

 

程普「わしも不甲斐無い姿を晒してしまった」

 

桃香「勝敗は兵家の常です、落ち込むのは全部終わった後です!殿は私に任せて、二人は琢郡の城に退いてください」

 

張飛「鈴々はまだ戦えるのだ!」

 

桃香「嘘いったらダメだよ!疲れで腕が上がらないんでしょ?」

 

張飛「ばれてるのだ」

 

桃香「何年お姉ちゃんをしてると思ってるの、ここはお姉ちゃんに任せて、休んでなさい。程普さん、鈴々ちゃんを連れて退却してください」

 

程普「・・・承知した」

 

張飛「お姉ちゃん絶対に戻ってくるのだーー!」

 

 

桃香「後は焔耶ちゃんが戻れば....」

 

 

桃香様ー!桃香様ー!

 

 

桃香「この声は・・・焔耶ちゃん!」

 

魏延「桃香様!只今戻りました」

 

桃香「お疲れ様焔耶ちゃん、怪我はない?」

 

魏延「心遣いありがとうございます!私は大丈夫です、まだまだ戦えます」

 

桃香「中央を今度撤退させるから、焔耶ちゃんは援護をお願いね」

 

魏延「お任せください!」

 

桃香「撤退を合図を出して!弓兵隊配置について!」

 

魏延「投擲部隊も、もう一仕事だ!」

 

 

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中央

 

徐栄「む!韓当殿!撤退の合図です!」

 

韓当「程普と鈴々は無事撤退できたようだな。皆の者!よく踏ん張り続けてくれた!今度はわしらの番じゃ!撤退を開始する!」

 

徐栄「桃香様自ら退路を守ってくださっている!後ろは気にするな!琢郡の城を目掛けて走るのだ!」

 

 

盧植「敵は退いたぞ!追って叩くのだ!」

 

董承「かかれかかれ!」

 

 

 

 

本陣付近

 

魏延「桃香様!砂塵です!」

 

桃香「撃ち方用意!」

 

 

・・・・

 

・・・

 

・・

 

 

桃香「いまだ!放てー!」

 

魏延「投擲隊・・・ってー!」

 

 

 

 

 

 

董承「くそ!ここでも待ち伏せか!」

 

盧植「ほぉ〜桃香自ら指揮を執っていたか、いい判断だ」

 

董承「褒めている場合ではなかろう!全軍、矢と岩が届かない場所まで後退だ!追撃は中止する!」

 

 

皇甫嵩「まんまと逃げられたな」

 

朱儁「追撃隊を阻むのは、定石だからの。しかし、劉備の判断は素晴らしかったな」

 

皇甫嵩「うむ、敵ながら見事よ」

 

董承「のん気に言ってるでない!」

 

皇甫嵩「董承よ、お主は焦りすぎだ。今日の戦果は充分ではないか」

 

盧植「ここで追っても、桃香の罠に嵌るだけじゃ」

 

朱儁「それに兵も朝からの戦闘で疲れておる、ここは休息を取るべきじゃ」

 

董承「むむむ、確かに」

 

盧植「よし、全軍本陣まで戻るぞ!」

 

 

 

 

 

魏延「袁紹軍が退いていきます!」

 

桃香「追撃は中止したみたいだね」

 

魏延「あとは韓当様と徐栄殿が戻られればいいのですが」

 

 

韓当「なんじゃ焔耶!わしらの心配とは生意気な!」

 

徐栄「まったくだ!甘くみるでない」

 

桃香「韓当さん!無事でよかったです!徐栄さんも、韓当さんの救援ありとうございました」

 

徐栄「ありがたきお言葉にございます」

 

韓当「ご心配いただきまりがとうございます。ですが・・・このたびの敗戦の責任を取らせてください!」

 

桃香「韓当さんを罰するつもりはありません、それといまは本城に戻りましょう、留まるのは危険ですから」

 

韓当「ですが!」

 

徐栄「韓当よ、今は退くぞ。これ以上ここで、兵に被害は出せん」

 

魏延「全軍本城まで駆け足!」

 

 

 

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琢郡・本城

 

劉備様・韓当様・徐栄様・魏延様がお戻りになられました!

 

 

 

桃香「負傷者の手当てと炊き出しを急いで!まだ動ける人は防備を固めて!」

 

 

 

鈴々「おねえちゃーーーん!」ダキ

 

桃香「おっと、ただいま鈴々ちゃん」なでなで

 

鈴々「無事でよかったのだ・・・」ギュウ

 

 

孔明「桃香様、将を全員集めてお待ちしておりました」

 

桃香「ありがと朱里ちゃん。みんな、今日の敗戦は私を含め、みんなが心のどこかで油断してたんだと思うの」

 

簡雍「油断ですか・・・なるほど」

 

桃香「匈奴の人達の力を借りて、張?軍を撃退したこと。洛陽で連合軍を追い払った事で、袁紹軍は”弱い”私達は”強い”と慢心した結果なんだと思うの。偉そうに言ってる私も、一刀さんと肩を並べる存在でありたい、袁紹軍は私達だけで撃退できるから救援はいらない。なんて強がって油断したんだ・・・敗因は私の慢心だよ」

 

 

孔明(桃香様はああ言ってますけど・・・桃香様だけのせいじゃないです)

 

士元(私達も敵の布陣などを、細かく調べるのを怠っていました)

 

程普(わしも一騎打ちに暑くなり、周りが見えなくなっていた)

 

張飛(鈴々も・・・もっと強くなってみせるのだ)

 

 

桃香「だからみんな!油断・慢心は絶対にしないで!これ以上無様な姿を見せないように、全力で戦うよ!私達の底力を見せてあげよう!」

 

 

孔明・士元「「はい!」」

 

韓当・程普・徐栄・魏延「「「おう!」」」

 

簡雍「わかりました」

 

鈴々「おうなのだ!」

 

 

 

桃香(先生・・・今回は心の隙を突かれてしまいました・・・ですが!次は負けません!幽州の土地を!民を!絶対に守り抜きます!)

 

 

 

 

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こんばんわー

 

仕事で忙しい+長安攻防戦いれると、さらに投稿遅くなっちゃうので・・・先に幽州攻防戦をアップしました。

 

っと言い訳すみません。

 

 

戦闘シーン上手に書ける人が羨ましいです(・3・)

どこかおかしいところありましたら指摘お願いします

 

 

長安攻防戦も近日アップします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
幽州攻防戦
桃香VS盧植
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
7053 5403 38
コメント
h995さん>桃香陣営は戦闘経験が少ないですからね、勢いに乗りすぎて敗戦もありえるかなと思いまして。公孫続との内外呼応作戦失敗の事かな?まさにいまの状況ですね!(おぜぜ)
迷い猫@翔さん>一刀が不在の中で、洛陽の嫁組みがどう動くか・・・ですねw(おぜぜ)
naoさん>師弟とはいえ、敵同士ですからね!やるからには全力で潰しあいです!(おぜぜ)
kiraさん>鈴々は愛紗が居ない→訓練相手がいない(同等か格上の)って事でちょっと武力下げ気味になってますね、皇甫嵩は名将補正いれてます(’(おぜぜ)
睦月さん>弟子が師を越えるのはまだまだ先ですねw弟子いじめの先生無双w(おぜぜ)
たっつーさん・ナギサミナトさん>普通の白蓮にしかできませんからねー他の人じゃNG!普通の白蓮にしかできませんね!(おぜぜ)
tadanominatoさん>名将達の描写入れようと思ってるんですけど、前後が繋がらなくてwいまは深く考えないでも大丈夫ですよー(おぜぜ)
秋空アクセルさん>こんな桃香も見てみたい!と思って桃香さん覚醒中ですねーデキる桃香と思われてよかったです(おぜぜ)
戦いは、心意気だけでは勝てない。この非情な現実をまざまざと思い知らされた訳ですか。それに、援軍による挟み打ちを考えている様ですが、袁紹軍相手にはむしろ密使が捕まった挙句、援軍の方が伏兵で先にやられるというトドメの敗北フラグなんですよね。さて、正史の修正力を公孫賛は果たして超えられるのか、見物です。(h995)
この後一刀がどう関わってくるか、今後に期待です(*`・ω・*)ゞ(迷い猫@翔)
苦戦してますな〜まぁこの優秀な桃香の先生だからな〜^^;(nao)
皇甫嵩が何気に強い。でも、兵の指揮はともかく、一騎打ちで張飛と渡り合える武力を持っていたとは思えないので、鈴々が手こずっていたことにたいして疑問を感じました。(kira)
桃香凄いな…つか、先生強すぎw(睦月)
↓×2まぁ、当時は名門っていうだけで力があったし… 白蓮は普通に援軍要請をこなしてくれそうだ。普通にね(ナギサミナト)
先生強!?しかし、洛陽の名将達はなんで袁紹に従っているのか?見たところ何かありそうには見えないし(未奈兎)
ここまでデキる桃香を見るのは、初めてかもしれない(秋空アクセル)
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恋姫†無双 桃香 

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