真・願望の店
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『曹操』という器の女

 

男にとって彼女は男の願望の餌

 

女もまた男を『駒』として利用して堪能する

 

お互いに心の中の心理を知りつつも、その先にある願望のために利用する

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男は『餌』から『代用品』を渡る

 

要するにそれで心を満たせと――

 

しかし、男は『代用品』を味わってみても決して満足することはなかった

 

所詮は代用品

 

求めるものとはかけ離れている

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女は『駒』の行動が自身の願望の道に続くと確信する

 

だが、『曹操』という器は『血』にまみれた欲望と対価を払わなければいけなかった

 

歩く先は見知った顔達の死顔

 

女はそれを笑みで答えた

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男は願望を叶えた

 

時と場所を選べば『餌』はもういつでも食べられる

 

だから、男は何度も『餌』を食事する

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女は『駒』の『娯楽』に付き合った

 

それもまた、『自身』の王としての役目

 

褒美だから

 

女は後遺症も受け入れる

 

むしろ、それを逆手にとった

 

女の願望はより、確実に盤石になった

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お互いの最初の望みは叶った

 

しかし、叶ったと同時に新たな願望が誕生したことに気づく

 

願望は生きている限り、永遠に続く

 

「そう、これは終わりでなく始まり。私と貴方との二人の夢」

 

女は剣として、男は盾として

 

そして、新たなる『子』を城として

 

歩きだす・・・・・・未来へと

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だが、結末は残酷だ

 

男は消滅し、女は病死する

 

子は二人の願望とは真逆の道へと走っていく

 

人は願う

 

溢れんばかりの願いを永遠に

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――断言しよう。

 

どの『世界』であっても『曹操』という器は

 

『幸福』とはかけ離れた『器』だと。

説明
人は願う

溢れんばかりの願いを永遠に

そんな願望を前に、男の願いは非現実の願いを唱えた

『華琳が欲しい』

――これはそんな非現実の願いを唱えた後の物語
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