No.533 カプセルキャット
説明
大手の玩具会社が大ヒットを狙って発売した、番犬ならぬ番猫にもなる猫のロボット。社長を始め開発に携わった社員全員が期待を寄せる中、蓋を開けてみれば見事な大ゴケ。そして返品の嵐。一つの箇所に埋められた猫たち。プログラムの誤作動や、可愛いと到底思えない鳴き声。自分達はわかっている。犬と勝手に一緒にされ番だか知らんが牙を4本だけ生やされ、老若男女から人気が出るほどの可愛いルックスではないこと、泥棒が来たって鳴いただけで追い返すほどの実力なんてありはしないこと・・・全て人間が勝手に作って売れないから埋めた。その怒りがどこに向かうかは知れたもの。売れると見込んで大量生産された猫たちは、プログラムミスを原因としながら今日もどこかで人間を襲っている。訴えられた大手玩具会社が潰れるのは時間の問題だ。その時は一列に並んで、こい言うだろう。 「ザマーミロ。」
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