No.514 ジャンジャン貝
説明
貝のように見えるが深海魚の一種。その進化があまりにも異形なためモンスターに分類される。平常時は殻に見える部分も柔らかい。触るとぬるっとしている。下の擂り鉢のような形の部分が本体で、上半分とは細い神経で繋がっていて上部分は周囲を探るための感覚器としての機能を持っている。本体は海底の砂に隠れており、上半分がエイのように海底を泳いでいる。滅多に狩りをせず、その頻度は5年に1度程度。狩りの際には上下合わさって貝のようになり、筋肉を硬質化させて金属同様の固さになる。海底の水圧に耐えるだけの硬度を誇るため、その重量も相応に重く地上では考えられないほど。上下の体を楽器のように激しく打ち合わせ、その激しい音の波で周囲の生物を根こそぎ餌にする。動くもののいなくなった深海で、仕留めた獲物をゆっくりと、だが全て捕食する。狩りの際の音量は遥か遠く地上まで届き、海の雷鳴とも呼ばれて地元の漁師からは恐れられている。
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