扶桑姉妹を活躍させたいシリーズ第四回「鎮守府解散!?」
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chapter:初陣の翌日

 

 初めての会戦の翌日。

 私たち三人は、またお店で仕事をしていた。今月末をもってこの青春最強帝国は閉鎖になる……。私たちはどうなるんだろう。三人一緒に異動になればいいけど、離れ離れになるのかしら……。

 それに、この泊地は閉鎖されても、開店資金の借金はなくならないでしょうね。閉鎖までに仕事して、少しでも借金を減らさないと……。

 

(艦娘に会えるファーストフード FUSO burger店内)

足柄:はぁい! 扶桑さんに皆さん、お久しぶり。

扶桑:あら……足柄さん!

吹雪:足柄さん、お久しぶりです。

足柄:ウチの提督から話は聞いたわよ。ここ、閉鎖されるんでしょ?

扶桑:足柄さんも知っていたの?

足柄:私も知ったのは昨日よ。ビックリして、飛んできたところ。ね、何か手伝えることがあったら、言ってくれない?

扶桑:……いいの?

足柄:他人事じゃないしね。私だって、上の勝手な都合で姉さんたちや羽黒と別れ別れになるのは嫌よ。私たちの提督から許可はもらっているから、しばらく、ここでご厄介になるわ。

扶桑:あ、ありがとう……。

足柄:でも、戦闘への参加は許可をもらっていないの。あくまで、色々なサポートだけしかできないけどね。

扶桑:それで十分です……よろしくお願いします(ぺこり)

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chapter:みんなで海水浴!

(シーンプレイヤー・扶桑)

千歳航:突然ですが。

扶桑・山城・吹雪・足柄:ん???

千歳航:今度のオフに海へ遊びに行きませんか。

扶桑:そうね……歓迎会らしいことができなさそうだから、そういうイベントもいいかもね。

山城:お弁当は……ハンバーガーしかないけど、いいかしら。

千歳航:皆さんのハンバーガー、いいじゃないですか。

扶桑:……余り物よ?

千歳航:構いませんよ。皆さんのハンバーガー食べてみたいです!

扶桑:そ、そう……。

 

 ちょっと予想外なイベントだけど、たまにはいいかしら。

 そういうわけで、次のオフの日。

 私たち姉妹はおそろいの、鮮やかな青地にハイビスカス柄のワンピース。足柄さんは赤いワンピース。ハイレグの角度が結構きつくない? 千歳さんは白ビキニで、腰には薄い水色のパレオを巻いていた。吹雪ちゃんは……提督指定の水着ことスクール水着、ね。やっぱり提督のセンスを疑うわ……。

 

足柄:はぁい! みんな準備はできたみたいね。

扶桑: (足柄さん、本で見たバブルの頃の人みたい)

山城: (姉さまの水着、最高ですっ!!!!)

千歳航: (この水着、千代田が見たら何て言うかなぁ)

吹雪: (みなさん、スタイル良すぎですぅ……(涙))

扶桑:吹雪ちゃん?

吹雪:はっ!? な、何でもないですっ!

足柄:こうして、扶桑さんや山城さん達と遊びに出るのも久しぶりよね。さ、遊ぶわよーーー!!

山城:遊ぶのに気合入れすぎよ。

扶桑:足柄さんらしいわね(ニッコリ)。

 

 泳いだり、ビーチバレーをしたり……。泊地とお店に籠り切りみたいなものだったから、こうやって外に出るのもいいわね。

 気合を入れすぎた皆はちょっとお昼寝の時間に入ったみたい。

 あ、でも千歳さんはそんな皆を見ながら発泡酒を空けていた。

 

扶桑:ね。千歳さん、ちょっといいかしら。

千歳航:構いませんよ。私も、ちょっと扶桑さんとお話ししたかったところです。あ、扶桑さんもどうですか。

扶桑:いただきます。……千歳さんにも姉妹艦がいるのかしら。

千歳航:え?

扶桑:吹雪ちゃんとの付き合い方が随分、手馴れているみたいで……。妹さんとかの面倒を見てきていたような気がしてきたのよ。

千歳航:私にも千代田っていう妹がいるんです。もう、いつもいつも「千歳お姉、千歳お姉」って言って、べったりとくっついてくるんですよ。

扶桑:あらあら。

千歳航:だから、ちょっと困っていたんです。提督の秘書艦として、あちこち赴任していますけど、その都度、千代田から携帯にメールが来るんですよ。「今度の泊地はどんな感じ」とか「提督に変なことされていない」とか。

 

 そういう、千歳さんの顔はすごく嬉しそうだった。ああ、この人も妹さんを大事にしているのね。ちょっと私と似たところがあるのかしら……?

 

千歳航:そういえば、吹雪ちゃんとも仲がいいんですね。

扶桑:ええ。吹雪ちゃんは私たちの妹みたいなものよ。それに、私たちよりもしっかりしているから、結構、助けられているわ。

千歳航:そうですか。……この泊地が解散になっても、皆さんがいっしょにいられるよう、私も努力しますね。

扶桑:……やっぱり、解散、なのね。

千歳航:今のところ、その方向です。余程のことでもない限り、撤回されることはないでしょう。

扶桑:余程のこと?

千歳航:敵には長門型をも超える超々弩級戦艦が存在するという噂もあります。そんな戦艦がこのあたりに来たらこの泊地も迎撃拠点として維持されるでしょう。でも、そんなのがいるなんてちょっと考えられません。

扶桑:そうよね……。万が一、そんな戦艦が来たとしても……勝てる気がしないわ。

千歳航:扶桑さんたちは皆、改二の素質がありますよ。ですから、練度を積めば勝つのも不可能じゃないかもしれませんよ。

扶桑:そ、そうなの……?

千歳航:ええ。でも、今のままじゃ、厳しいです。……扶桑さん、この泊地だけじゃなくて、もっと、広いところに出てみませんか。

扶桑:広い……ところ?

千歳航:ええ。この泊地を解散するのは、ここが要地ではなくなったというのが第一なのですが、扶桑さん姉妹や吹雪ちゃんの練度を向上させるというのが第二なんですよ。

扶桑:……随分、買っているのね。

千歳航:ええ。海をめぐる戦いはこれから、もっと激しくなるでしょう。改二という力もそうですが、扶桑さんのみんなを取りまとめる力はもっともっと生かされていいと思うんです。

扶桑:……

千歳航:すぐに、返事を頂こうとは思っていませんし、突然の解散命令に色々と思うところはあるでしょう。でも、扶桑さんたちのお力を必要としている人は多い……。そのことだけは忘れないでくださいね。あと、借金の方も何とかできればいいんですけど。

扶桑:借金の方が一番重要かも……

 

 私は思わず苦笑してしまった。……私たちを必要とするところ、か……。

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chapter:山城は社交界の華!?

(シーンプレイヤー・山城)

足柄:ニュースよ! 大ニュース!

山城:どうしたんですか。

足柄:それがね。明日、提督たちや各界の名士たちを集めたパーティが開かれるみたいなの。

山城:はぁ……

足柄:んもう! 何よ、その気の抜けた返事は! いい? こういう機会にあなたたちがしっかり顔を売っておけば、この泊地の解散も避けられるかもしれないのよ? 上手くいけば、借金だって、肩代わりする人が出てくる可能性もあるんだから。

山城:そっか!

扶桑:でも、直前よね。参加できるのかしら?

足柄:事前予約が無くてもどの鎮守府・泊地も一人は参加できるみたいよ。

千歳航:じゃあ、誰が行くんですか?

山城:もちろん、旗艦の姉さまに決まっているわ!

扶桑:明日、私、お店の後に装備品開発担当になっているのよ。

山城:じゃあ、吹雪ちゃんかしら。

吹雪:わ、私なんて! この艦隊で、華なのはやっぱり、扶桑さんか山城さんですし……。

足柄:うーん、千歳さんは提督の秘書艦だから、急にここを離れるわけにはいかないし……。やっぱり、明日は山城さんが行かないとね。

山城:へ!?

足柄:山城さんは基がすごくいいんだから、別に問題はないわ! さ、私の勝負ドレスも用意しているから、山城さんも着てみなさいな。

山城:はいぃぃぃぃぃ!?

 

 あーだこーだで、私のコーディネート完了。このドレス、凄く薄くない!? そ、それに胸の所や背中も大きく開いていて、肌がかなり露出しているし……。は、恥ずかしい……。

 

扶桑:よく似合っているわよ(ニッコリ)

吹雪:山城さん、いつもにもまして素敵です……(キラキラ)

山城:そ、そう……?

足柄:こういうおしゃれもたまには必要よ。

千歳航:じゃあ、会場までは私の車で送りますね。

 

 と、いうわけで、翌日。千歳さんが運転する軽ワゴン車で会場まで移動する。

 会場に着くと受付に軽巡の球磨・多摩姉妹が座っている。なんで、この二人がいるのかしら。嫌な予感がするわ。

 

多摩:こんばんにゃ。

山城:こ、こんばんは……。

球磨:さっそくだけど、このパーティは着ぐるみパーティだクマー。

山城・足柄:はぁ!?

球磨:着ぐるみは持参していないみたいだクマ?

山城: (な、何を言っているのかしら)え、ええ……。

多摩:だったら、着ぐるみのリクエストはないかにゃ?

山城:と、特には……。

球磨:あっちの部屋で妖精さん達が選んでくれるクマ。妖精さんのセンスを信じるクマ!

多摩:木曾ちゃん、お二人を案内するにゃ。

 

 球磨型の末妹・木曾さんが「すまねぇな。これ、姉ちゃんたちが発案した企画でよ」とばつが悪そうに言いながら、私たちを案内してくれた。そして、別室に案内されると、妖精さん達が私たちに着ぐるみを着せる。

 足柄さんは可愛くデフォルメされた狼、そして、私は妖精さんが「三毛にゃんこ」と呼んでいた猫の着ぐるみに!

 

足柄:そりゃあ、私も「飢えた狼」って言われてるけど、本当に狼の着ぐるみを着せられるなんて……。

山城:ふ、不幸だわ……。

 

 そうして、着ぐるみの提督・艦娘・招待されたゲストたちのパーティが始まった。そして。

 

三隈(熊着ぐるみ):さて、今日のメインイベント、「第1回・着ぐるみコンテスト」です! 妖精さん達の一次審査を通過した艦娘・提督さんたちの素晴らしい着ぐるみの数々! 入賞者には豪華賞品も用意してありますわ。

球磨:審査委員長の球磨だクマ。球磨の審美眼は確かだクマ。

多摩:副委員長の多摩にゃ。厳正な審査をするにゃ。

 

 次々と審査員が挨拶をする。

 

三隈(熊着ぐるみ):では、一次審査の結果を発表しますわ。(中略)「青春最強帝国」所属艦娘・山城さん! 以上のみなさんは、最終審査を行いますから、ステージにいらしてくださいまし。

山城:ス、ステージに上がるの? やっぱり不幸だわ……。

足柄:私は落選かぁ。これって、負けるが勝ちなのかしら、ね……。

 

 そして、各地の提督や艦娘が着ぐるみとちょっとしたポーズを披露する。私も、アレ、しないといけないのね……。ついに、私の番が来た。ああ、もう、こうなったらヤケよ!

 

山城:ちょ、超弩級戦にゃん・にゃましろですっ、にゃあー!

 

 顔を撫でたり、丸くなってみたり、思いつく限りの猫っぽい仕草をする。……ようやく、私の持ち時間が終了する。1分しかないはずが永遠に続くような気持だったわ。その後もいろんな人が登場する。そして、全員のアピールが終わる。

 

三隈:厳正なる審査が終わりました。……優勝は……にゃましろさんこと、「最強青春帝国」所属・山城さんです!

山城:はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?

 

 パチパチパチパチ……(盛大な拍手)

 

球磨:にゃましろさんの着ぐるみはモコモコさんで、可愛らしいのに仕草にはスマートな猫に匹敵する不思議な色気があったクマ。こういう人はなかなかいないクマ!

多摩:にゃましろさんのなりきりはとても素晴らしかったにゃ。多摩には及ばにゃいにしても、多摩に次ぐ観察眼の賜物にゃ。

 

 審査員のコメントが続く。なにこの公開処刑場!? あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、このままマリアナの底の底まで轟沈したい……。

 

多摩:優勝賞品の副賞はバシー沖産の最高級ボーキ詰め合わせだにゃ。

球磨:大切に使ってほしいクマ!

 

 パーティ会場から、駐車場まで私たちはとぼとぼと歩く。両手の最高級ボーキ詰め合わせとかのお土産が妙に重いわ。

 

山城:足柄さん……

足柄:……今日のことはお互い、秘密ね。

 

 姉さまにも秘密のはずだった。なのに。

 数日後に、各鎮守府に配布される機関紙『サタデー青葉』の一面トップを私のにゃましろ着ぐるみが飾って、憤死寸前になることを、このときには知る由もなかった。

 

あぁぁぁぁぁおぉぉぉぉぉぉぉぉばぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

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chapter:吹雪のブラブラ町あるき

(シーンプレイヤー・吹雪)

 この町にいられるのももう、そんなに長くないかも。この町を去ってもいいように、街並みを目に焼き付けておこう。いい思い出になるかな? 今日はお休みだし、いいお天気。ちょっとブラブラしてみようかな。

  

提督:あ、吹雪くん。このあたりの最新の海図はないのか?

吹雪:長く更新していませんでしたからね。折角だから今日、ちょっと、調べてみます。

提督:いいのか?

吹雪:どうせ、この町のこと、もっともっと知っておこうと思っていたんです。そのついでにやっておきます。

 

 海図の作成か……。着任前に結構勉強していたから、なんとかなるかな。そんなことを考えていたら、千歳さんがバタバタと駆け寄ってきた。

 

千歳航:吹雪ちゃん、悪いけど、お使い、頼まれてくれないかしら。

吹雪:いいですよ。何を買ってくればいいんですか。

千歳航:えっとね。(中略)

 

 買い物リストを見る。うーん。結構あるなぁ……。でも、このくらいなら海図作成の後にやれば問題ないかな。街歩きのついでにもなるし。

 

山城:きゃぁぁぁぁぁぁ!!

吹雪:ど、どうしました!?

山城:(顔面蒼白)ごごごごごごごごごご……

吹雪:ご?

山城:(ガタガタブルブル)

扶桑:あの……黒くて、すばしっこい、アレよ……。

吹雪:じゃあ、千歳さんからのお使いついでにホイホイを買ってきましょうか。

扶桑:お願いしていいかしら?

吹雪:もちろんです!

  

 海図づくりに、お使いっと。海図はしっかり書けました! ブランクがあったから不安だったけど、結構何とかなるんですね。手伝ってくれた妖精さんたちにも感謝しなきゃ。

 お使いの品、多いなぁ。結構、たくさん買ったかも。重い……。

 ……あれ? 今日はお休みのはずなのに、私、仕事してない? どして? 街をぶらぶらしてこの町のことを覚えていようと思ったのに、お使いと海図づくりであまり街中を見ていないような……。発見らしい発見は小さな温泉を見つけたくらいです。

 

吹雪:ただいま帰りました!

扶桑:吹雪ちゃん、お疲れ様。間宮さんのアイス、とっておいたわよ。

吹雪:ホントですか!? いただきまーす!!

 

 パクりっ。うーん、やっぱり、間宮さんのアイスはまろやかで美味しい!! 休んだ気はしなかったけど、これはこれでいっか。

  

扶桑:そういえば、この町に温泉があるんですって?

吹雪:はい。小さな温泉ですけどね。

扶桑:そう。みんなで一度、そこに行ってみるのもいいかもね。

吹雪:そのときはご案内します!

扶桑:吹雪ちゃん、仕事モードに入ってない?

吹雪:はっ!?

扶桑:吹雪ちゃんのおかげでいろいろ助かっているけど……たまにはしっかりとお休みもとってね……。

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chapter:リプレイパート

※一人でプレイしていますが、会話形式で話を進めています。今回からは筆者代理のご隠居提督と練習巡洋艦・香取との会話形式で進めています。

 

ご隠居:おお。来たね。こっち、おあがり。

香取:はい。こちらでは初めましてですね、提督。『艦これRPG』にはまだ出ていませんけど、千歳さんに代わって、私がここで色々と解説させていただきます。

ご隠居:さて、今回のシナリオだが、「提督着任」の次の話だね。本来なら、「暇だったはずなのに」に続くんだが……

香取:練度が低い。そういうことですよね。

ご隠居: と、いうわけで。オリジナルのシナリオを作ってみましたよ、っと。シナリオを作るのは初めてなので、色々とお目こぼしいただければ、とってもとっても幸いなのであります。(シナリオは次回掲載)

 

香取:それじゃ、まずは導入フェイズからですね。

ご隠居:といっても、今回は導入の話を作るだけかな。レベルアップはないし。

香取:いえ。結構、やることは多いです。まず、感情値の設定です。それに戦術アビリティの設定もありますよ。

ご隠居:そしたら……。

 

感情値

扶桑→千歳航1(似た者同士?)

山城→吹雪1(かわいい)

吹雪→扶桑2(心配)

足柄→扶桑1(盟友)

千歳航→吹雪1(妹みたい)

 

香取:扶桑さんから千歳さんへの感情値ですか……。

ご隠居:うん。戦闘やシーンプレイヤーとしては登場しないけど、それもアリかなってね。ついでに、前回のセッションで吹雪への感情値が無くて、ちょっと焦ったから山城と千歳から感情値を受け取るようにしたよ。

香取:個性と戦術アビリティはどうします?

ご隠居:それは前回から継続かな。

香取:足柄さんの所属鎮守府名も継続ですか。

ご隠居:うん。「ブルネイ哨戒温泉」のままで。

香取:ブルネイからどうやったら短時間で来られたのかとか、鎮守府なのに温泉とか、ツッコミどころ満載ですね。「青春最強帝国」も大概ですけど。

ご隠居:ま、コードネームだからさ。それに、「ブルネイ哨戒温泉」の所在地は武瑠寧町かもしれないよ。

香取:騾馬潤町じゃないんですから……。では鎮守府フェイズに入りましょうか。

ご隠居:それじゃ、まずは姉さまから。カードは「日常シーン」か。2D6は、おっと。11で海水浴!

 

 「11.海水浴 『海っていいよねー、海って』鮮やかな蒼い海。そのあまりの美しさに、思わず飛び込む。どぼーん! 《突撃/戦闘6》で判定。」

 

香取:あら……鼻の下がのびていますよ。これは少し厳しい躾が必要みたいですね(ニッコリ)。

ご隠居: (横に首ブンブン)

香取:そうですか。だったら、それはそれでいいのですけど。

ご隠居:こほん。資源はそこそこあるから、開発してみるか。

 

 シーンに入る前に開発表を使って装備アビリティを開発。改良型艦本式タービンを作成する。

 

ご隠居:これは、姉さまか山城ちゃんへの装備かな。

香取:タービン、絶大というほどじゃないのですが、目に見える効果がありますからね。悪くないと思います。では、シーンの判定を。

 

 《索敵/航海4》で代用して判定。一度目は失敗するも、行動力を4点使っての振り直しで成功。アイテム「アイス」をゲット。また、扶桑の行動力も2点回復。

 

香取:アイスはこのセッションでしか使えません。忘れないでくださいね。

ご隠居:じゃあ、次に入るか。次のシーンプレイヤーは山城ちゃんかな。

香取:シーンは遠征ですね。それではダイスをどうぞ。

 

 「10.社交界デビュー? 『一人前のレディとして扱ってよね!』提督の代理で、セレブな人たちが集まる(キーワード)に関するパーティーに出席。恥をかかないようにしないと。シーンプレイヤーのPCは、提督が選んだ(キーワード)に対応した指定個性で判定。思いつかない場合は《お嬢様/背景10》で判定」

 

香取:キーワードは猫、ですね。

ご隠居:エラー猫や妖怪猫吊るしを考えていたけど、パーティーでエラー猫も何だしなぁ。

香取:猫の着ぐるみというのはどうですか?

ご隠居:着ぐるみパーティってのもありかもな。

香取:それじゃあ、山城さんは猫の着ぐるみを着てパーティに参加するということで。それでは判定を。

 

 この場合、《えっち/魅力11》で代用できる《お嬢様》の方が判定に有利と判断する。判定の結果はジャスト8で成功。やや少なめだったボーキサイトを獲得することに。2D6の結果は8個でまずまず。

 

ご隠居:「えっち」で代用って……。まぁ、セクシーな衣装だったということにしようか。

香取:でも、猫の着ぐるみで台無しですね。

ご隠居:そういえば、「キャットウーマン」コスの山城もアリだったかな。

香取:莫迦なことはそこまでにして、次に行きますよ。

ご隠居:へーへー。シーンに入る前にまず、吹雪ちゃんの個性を獲得しよう。《海図/航海9》をとってみようか。

 

 長所/弱点の判定は見事、1。長所になったうえ、消費行動力も1ですんだ。

 

香取:応用を利かせるなら、《対潜戦闘》の方が夜戦や魚雷判定に近いですよ。そっちの方がよかったような気もしますね。

ご隠居:うーん。やっぱりそうかもな……。次のセッションではちょっと考えておくよ。ま、それはそれで、イベントを決定するか。最後は「遊びイベント」だね。(コロコロ)5か。

 

 「5.街をぶらつく 『陽炎、休憩入りまーす』艦娘だってフリーの時間はある。街に出てぶらついてみたら新しい発見があるかも。シーンプレイヤーのPCは《面白い/魅力10》で判定。」

  

ご隠居:うむむむむむ……。今回も吹雪ちゃんの個性からは遠いなぁ。

香取:《マジメ/性格5》で声援2つ使えば何とか、2D6の10で達成です。

ご隠居:それを考えても成功率は約15%強か……。鋼材と燃料が少ないから成功させたいけどね。

 

 というわけで、2D6にたくす。最初は惜しくも8。行動力を5点消費してもう一度振り直すものの、今度は6。さっきよりも下がってしまった。

 やはり吹雪の個性では、目標値には遠すぎたようだ。これ以上、振り直しても行動力の無駄遣いになると判断。振り直しは諦めることにする。

 

ご隠居:うーーーー。吹雪ちゃんの行動力が……。

香取:扶桑さんからアイスを受け取って、それを使えばいいですよ。

ご隠居:あ、なるほど。

香取:最悪、補給すればいいですし。駆逐艦なら大して資源も使いませんからね。あ、『出撃ノ書』と『願いは海を越えて』のリプレイによれば、シーン内容が決定してから「発見」をしてもいいみたいです。

ご隠居:そっかー……。てっきり、シーン決定前じゃないとダメだと思っていたな。今度から、吹雪ちゃんのときはそういうことにも気をつけるようにするよ。

香取:原作での駆逐艦や軽巡の融通の利きやすさはそういうところで反映されていますね。

 

 扶桑姉さまから、アイスを受け取った吹雪は早速、使用。行動力を4点回復することに。

  

ご隠居:行動力は10か。これだけあれば、だいじょぶかな。

香取:もう少しあった方が安心ですが、よほどのことがない限り、大丈夫でしょう。それでは、決戦フェイズです!

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【鎮守府フェイズResult】

・日常シーン「11.海水浴」(キーワード「ハンバーガー」)シーンプレイヤー・扶桑:成功

・遠征シーン「10.社交界デビュー?」(キーワード「猫」)シーンプレイヤー・山城:成功

・遊びシーン「5.街をぶらつく」(キーワード「温泉」)シーンプレイヤー・吹雪:失敗

・行動力 扶桑:9→5→7 山城:9 吹雪:17→16→11→6→10

・資源:燃料7(−3)・弾薬15(−3)・鋼材6(−3)・ボーキ10(+5)

・開発:改良型艦本式タービン×1

・その他

 ・吹雪が行動力を1点消費して個性《海図/航海9》を発見。長所になる。

 ・扶桑が改良型艦本式タービンを装備。

 ・扶桑がアイテム「アイス」をゲット。その後、吹雪に渡して、行動力を4点回復。

 ・任務「他の鎮守府の艦娘たちと交流を深める」達成。

説明
艦これRPG、第四回のリプレイ。今回はオリジナルシナリオです。
今回は導入フェイズ・鎮守府フェイズです。決戦フェイズは次回に。

pixivのものと同じものです。
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