暁の食事処 第18話
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太陽が真上に昇るにはまだ早い時間、つまり午前9時前頃

私は黒い着物に身を包み、赤い炎の模様をあしらった三角巾を髪に付け

今日のメニューのうどんの下準備をする

 

寸銅鍋に水を入れるそして切り込みを入れた昆布を入れ2時間程つける

その間に具材の準備をする

かき揚げ用の人参、ゴボウなどの野菜を切り、天ぷらのエビ、イカの下処理をする

そうしているうちに1時間30分程たち麺の準備にはいる

丸い容器に小麦粉と塩水を混ぜる数分で粉っぽくなくなったら

15分程寝かせる、

その後手で厚さ3ミリ程に伸ばし、麺棒で巻いては伸ばし、を繰り返す

折り目が重ならないように長方形ぽくおる

そして3ミリ程に専用の包丁で切り麺は完成だ

 

麺棒や専用の包丁などは私が今いる国の中心部の街の職人に作ってもらった

私が設計図をみせおねがいしてみたら、奇抜な形やいままで作ったことのないものに

当初、戸惑われてしまったがそれよりも興味の方が勝ったらしく

快く請け負ってくれた

そして完成したのは創造よりもずっとよい出来映えだった

 

もうすぐ2時間たつな、

私は鍋を沸騰させる

「グツグツ、・・・・ん、そろそろか」

私は昆布をとりだし鰹節を削り鍋に入れ2、3分火にかける

鰹節をこしたあと醤油やみりんを入れて完成だ

 

 

開店までもうすぐになり私はのれんをもち外にでる

「今日も、何事もなければいいのだが・・・・」

店を開く前にこの呟き、私もこんなことを言いたいわけでないしかし何故か?

私がそんなことをかんがえるに至ったのにはあるいきさつがある

 

 

 

華陀と別れ3年

私は洛陽から少し離れた町で屋体をしている

私は色んな人と話しを聞きたかった何故なら、同じ人とでは

得られない情報や私の人間性の成長のためだ私自身全く進歩がない

わけでないしかし、食材の取引先をしている人から

 

「全くこの人は・・・・」

「鈍感だな〜旦那は」

 

などと指摘をされることがありまだまだであることがわこともありかる

しかし何故かなのかはいまだにわからない聞こうと思っても

自分で気づけの一点張りである、

 

まあそういうことで洛陽への通り道で旅人がたくさん通るこのまちに屋体を構えた

最初のころは私が子どもであることでからかわれたりしたが料理の腕や

ある出来事でその考えはなくなり何故か大将やら旦那などと言われるようになってしまった

あと私はお客には真名を許している私にとって料理を食べてくれるだけで

許すに値すると思うからだ・・・・因みに私の身長や力は戻っていた

 

そして私の屋体だが形は幅が横に5人程座れる位で奥行きは片方に3人座れる構造になっていて

中にはかまどや七輪に小さな保存庫まである

屋体にしては比較的広い構造になっているこれは私が作ったのでも、大工に頼んだのでもない

 

私が屋体をどうしようかと考えているとき夢の中に

 

「やあ、紅蓮くん久しぶり元気だったかい?」

あの神が手を挙げながら出てきたしかし笑顔なのにも関わらず

目が笑っていない

しかしまあいい、私は疑問に思っていたことを聞く

「神、私は変わりないところで・・・・あの赤い目やマントには感謝するが

あの性格の変わり用はなんなのだ、全く私らしくないように思えるが?」

 

「あ〜〜〜やっぱりか!確かにすごいよねあれは僕も一瞬どこのアニメの主人公かと

思ったよ悪いねミスちゃったよ・・・・・・・・まあ、そんなことより君に1つ言いたいことがあるんだけど」

 

神は急に表情を変え肩を震わせる

「なんだろうか?」

 

「うん、君さ・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

女の子に対して鈍感過ぎるだろ〜〜〜が!!!」

 

 

神が絶叫する、

 

「何!!!君、色んな女の子に熱い視線をかけられてなんとも思わないの、

逆にすごいよね君!!!」

 

成る程、鈍感などと言われていたのはそういうことかしかし

そんな視線あっただろうか?

 

「挙げ句のはてに!!!ぼくの妹ポジションの朱里ちゃんや雛里ちゃんに

キスされただと〜〜〜、ちょっとは恥ずかしがれよ!」

 

神よ朱里と雛里は君の妹ではない、神はいうがあれは唯の礼だ、そのはずだ

 

「後、最も許せないのは僕の嫁ポジションの劉備ちゃんにフラグをたてやがって!!!」

 

だから神よ、

劉備は君の嫁ポジションでもなんでもないだろ本当に神なのだろうか

この人物は・・・・・・・というかフラグとはなんだ?

 

「神よそんなにいうなら、あなたが転生すればいいのではないか?」

神は怒ったように

 

「黙れ!僕は神だから転生できないんだよ!ちくしょうこうなったら

仕事サボってアニ○イトにいってやる!」

神は泣きながら走っていった

いや神、仕事はどうした

結局何がしたかったのだろうか

「すみません、紅蓮さん」

聞き覚えのある声が後ろからする私は振り返り

 

「久しぶりですね、霧野さん」

「はい、紅蓮さんもおかわりなく」

 

「神は何しに私の夢に?」

 

「すみません本来あなたに屋体をあげようとしたのですが

愚痴こぼしになってしまいましたね、何分仕事が忙しかったものでイライラしていたんですよ

鈍感という部分以外は気にしないでください」

 

やはり鈍感な部分は重大な問題のようだ

 

「わかった善処しよう」

 

「はい、それでですが神の代わりに私が説明します形や中身は見た方が早いのではぶきますが

あなたが各地で屋体が開けるようにあなたの意志で消したり現したりできる優れものですよ!」

それは素直に凄いやはり神ということかあんなでも

 

「ありがとうございます」

頭を下げる

「いえいえ、これも仕事の内です、あ、後数年で原作開始ですが

主人公の北郷一刀は・・・天然の女たらしです、正直あなたが原作を知らなくてよかったと思っています」

 

何故私に言ったのかわからない

 

「まあ、そういうことで引き続き楽しんでください」

 

・・・・・・・ということで私は屋体を手に入れた

 

 

まあそんなことだが話しを戻すとつまり今は原作開始の年なのだ

前から聞いていた原作開始の予兆があった、これは原作の流れ道理ならよかったのだが・・・

管輅という占い師はこう予言した

 

「流星と共に降り立ちし白の御使い、神聖なる白の召し物をまといて

知と人徳により世を平定するだろう

 

ここまではいい、そうここまでは

 

さらに・・・・・すでに降り立ちし赤の御使い絶対なる武と不滅の意志により

己が敵と定めしものを討ち滅ぼすものなり

このどちらかを得しもの天下を得るものに近くなるだろう・・・・・・・」

 

何故私まで入っているんだあの神の腹いせかそれとも必然なのか

どちらにしても私は原作に関わる気はないそういうのは主人公のすることだ

 

これがいきさつである、おそらく多くの人は赤の御使いを絶双の私と思うだろう

ここ数年私は山賊狩りはしていないしかし例外的にすることがある

 

それは朝廷からの直接の依頼だ

ある時私が山賊狩りをしていたとき、朝廷の使いなる人物が私に将軍の護衛に

なるように言ってきた

条件も悪くなったが当然のように私は断った

しかし使いはせめて山賊狩りの協力をしてくれないかというものだ

朝廷から依頼された仕事として山賊を狩るというものだ

私は迷ったが私の料理を食べてくれている人たちのためになるならと

近くの範囲だけでという条件で了承した

お客さまに気持ちよく食べてもらえる環境を作るのも料理人の仕事

師匠の言葉だがこれはいきすぎだろうか?

 

それ以来、朝廷からの依頼は看板がたてられるようになり

依頼金は山賊狩りが終わった頃使いが私に手渡すというものだ

だから絶双の噂はなくならず、むしろ大きくなっているような・・・

 

 

まあ今日も頑張るか

私はのれんをかける、黒い下地に赤の文字で暁とかかれたのれんを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
紅蓮のモデルの幻想のイデアの赫です
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食事 イデア 幻想 真恋姫無双 

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