九番目の熾天使・外伝 -蒼の物語-
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熾天使・外伝をアーケード風にしてみた 番外編ッ!!

 

 

ってなワケで番外編を実施してみたいと勝手に思いやりました。

キャラは旅団メンバーではなく以前投稿していたCPシリーズに参加した三人……

と言いたいですが、一人変更しての三人で行きたいと思います。

 

今回のキャラは

 

Blaz一味からアルト。

 

竜神丸さんからイーリス。

 

そしてディアーリーズのラヴァーズからアスナ。

 

 

の三人です。テーマのBGMは諸事情あって決まってませんのでご了承を。

また、今回は少し書き方を一変します。といってもそこまで大袈裟なのではないのでご安心下さい。

 

それでは、アーケードスタートです!

 

 

 

 

 

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= STORY アルト =

 

Blazと共に旅する謎多き少女。

かつてある世界に生き、そしてその生涯を終えたのだが―――

 

手に入れしは新たな力と一本の得物

 

今、心躍る((魂|シンフォニー))を求めて彼女は動き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第七階層都市カザモツ レイクサイドポート -

 

 

VS アイアン=テイガー

 

 

BGM : MOTOR HEAD U

 

 

 

 

 

アルト「さて、と。博士んところから抜け出せたし…ちゃっちゃと用事を済ませるかな」

 

 

「けどどうすっかなぁ……((あいつ等|Blazたち))に合流しようにも何処にいるか―――」

 

 

 

 

 

テイガー「やはりココに居たか、アルト」(上から降下)

 

 

アルト「ゲッ……アンタもう追いついたのかよ……」

 

テイガー「当然だ。ココノエがもしもの時にお前の槍に発信機を仕掛けておいた。位置はバレバレだ」

 

アルト「――妙に気前がいいと思ったら……やっぱりそれか。クソッ」

 

テイガー「アルト。私もココノエも、お前を悪いようにはしない。大人しく戻って来い」

 

アルト「お断りだね。この際ハッキリ言うが、博士が欲しいのはアタシじゃない。アタシのデータ。ただそれだけだ。そうだろ、ココノエ博士」

 

 

ココノエ『………何時から気づいていた』

 

 

 

アルト「テイガーは基本は常時通信回線を開いてるからな。アンタが見てないわけも無い。で、データの方は………

 

 

 

アタシが気づいてないとでも思ってたのか?」

 

ココノエ『………。』

 

アルト「始めてアンタに出会ったとき。アンタはアタシの((生まれた世界|・・・・・・))を聞くと目の色を変えた。狙いはアタシの生体データ。そんくらいはあん時でも直ぐに分かった。そして今も」

 

ココノエ『だから逃げ出した、か?』

 

アルト「あの時はな。けど今は違う」

 

ココノエ『脱走も逃走も意味合いは同じだ。さっさと戻って来い。それとも―――』

 

 

 

『お前は私と結んだ((契約|・・))を忘れた、とでも言いたいのか?』

 

 

 

アルト「―――忘れちゃいねぇよ。アンタと結んだ契約。それを切るつもりは無い。

けどな、だからってアンタがアタシの自由を奪う理由にはならないだろ」

 

ココノエ『…………はぁ………』

 

アルト「………。」

 

ココノエ『正論だな。だが、今はお前に出てもらっては困る。私だけではない、この世界。そしてお前の居た世界―――』

 

アルト「ッ………」

 

ココノエ『目的はレリウスだろ。別にアイツを倒そうとする意欲をかき消すつもりはない。寧ろやってくれれば有難い。

だがな。急がば回れ、だ。今はまだ耐えるときだ』

 

アルト「………それは難しいぜ。博士」

 

ココノエ『……だろうな。

 

テイガー。生死は問わん。アルトを倒せ』

 

 

テイガー「………了解した。極力瀕死は抑える」

 

アルト「―――いいぜ。かかって来な、赤鬼。アンタのそのぶっきらなヘビーメタル、崩してやんよ………!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

テイガー「くっ………!」

 

ココノエ『クソッ……内部に甚大なダメージが……!』

 

アルト「悪いな、博士。もう待ってられる気にはなれないんだ。追うなら使いじゃなくてあんたが直接来なッ!!」

 

ココノエ『ッ!!オイ待て、アルトッ………!!』

 

 

 

テイガー「……行ってしまったな」

 

ココノエ『チッ……仕方あるまい。テイガー、一度帰還しろ。私は他の連中にアルトを追わせる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第九階層都市アキツ-A スノータウン -

 

 

VS ディアーリーズ

 

 

BGM : Lust Sin U

 

 

 

 

 

アルト「ふぃ………時間稼ぎって思って来たけど………」

 

 

 

 

「うん。寒い。寒すぎる」

 

 

 

 

 

ディア「うう………寒いなぁ……」

 

 

アルト「ん。どこかで聞いた声と思ったら、ディアじゃん」

 

ディア「あ、アルトさん。博士が探してましたよ」

 

アルト「………んなサラリと博士って言ったって事は………」

 

ディア「あはははは………」

 

 

アルト「―――。まぁ……別にディアなら勝てるし、気にはしないけどさ」

 

ディア「アレ。なんか僕、過小評価されてる?」

 

アルト「過小評価っつーよりも格下認定されてるだけだ。気にスンナ」

 

ディア「いやそれって僕にとっては死活問題ですよ!?」

 

 

アルト「………。」

 

ディア「……な、なんでしょうか」

 

アルト「―――吹っ切れたようだな」

 

ディア「え………」

 

アルト「―――いや。こっちの話だ。んじゃ、さっさと始めるかな……!」

 

ディア「えっ………ええ!?」

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

ディア「はぁ……はぁ……」

 

アルト「ッ………術式に慣れてきてるか。そりゃ押されるわけだ」

 

ディア「アルトさん、一体何を……」

 

アルト「―――ディアよ。ひとつ聞いてもいいか?」

 

ディア「って聞いてないし…………なんですか?」

 

 

アルト「レリウス=クローバーが何処にいるか……知ってるか?」

 

ディア「ッ―――」

 

アルト「その顔だと場所は知らないようだな」

 

ディア「貴方は、一体―――」

 

 

 

アルト「―――お前には関係のないことだよ。お前等にはな………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第七階層都市カザモツ コロシアム -

 

 

VS アズラエル

 

 

BGM : The Tyrant

 

 

 

 

アルト「ひでぇなコリャ………((連中|管理局))の仕業……じゃないな。奴等の死体もゴロゴロ転がってるし。それに………」

 

 

「局員の魔導師だけは全員、打撲痕みてーなアザがある。こいつは………」

 

 

 

 

(上から登場)

 

アズラエル「ほうっ……餌が入り込んだと思ったら、よもや貴様だったとはな」

 

アルト「ッ……やっぱテメェか。クソゴリラ」

 

アズラエル「しばらくぶりだな、女。どうやらココノエとは一緒ではないようだが……逃げ出したか?」

 

アルト「冗談ッ。実験からは逃げても、あの人からは逃げねぇよ」

 

アズラエル「――まぁいい。俺は貴様という上物を喰らえるのだからな。ココノエの使いだろうとなんだろうと、俺には関係の無い事だ」

 

アルト「――だろうな。なら、話は簡単だ」

 

 

 

 

 

「来いよ、アズラエル。テメェのふざけたモンを、アタシが歌い飛ばしてやる………!」

 

 

アズラエル「来るがいい……!その歌ごと、貴様を喰らい尽くしてやる………!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

アルト「ッ……くそっ!相変わらず馬鹿にタフだなオイ……!!」

 

アズラエル「どうした。それでもう終わりか?まだまだ食い足りんぞ…!」

 

アルト「残念。こっちはもう品切れだ…………ッ!!」

 

 

 

局員「居たぞ!狂犬だ!!」

 

 

アズラエル「ちっ……雑魚どもか」

 

アルト「ラッキー……!このうちに!!」(アルト逃走)

 

アズラエル「………!逃げたか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第五階層都市イブキド 素体達の墓標 -

 

 

VS レリウス=クローバー

 

 

BGM : Fatal Judge

 

 

 

アルト「逃げ切ったか……途中エース様が来てヒヤヒヤしたけど……ま、ココに来れただけでも良しとするかな」

 

 

「それに……探し((者|・))はアッサリと見つかったしな」

 

 

 

 

レリウス「ほう………私を探していたというのは、お前だったか」

 

 

アルト「見つけたぜ………レリウスッ!!」

 

 

レリウス「相変わらず……その目は変わらんな」

 

アルト「―――。」

 

レリウス「それで、狙いは私……ではなく、私が持つ((データ|・・・))か?」

 

アルト「両方………っつたらどうよ」

 

レリウス「ほう………」

 

アルト「確かにデータは取り返したい。アンタが使えばロクな事にはならねぇからな。けどな―――」

 

 

「それ以上にアンタがやった事に、アタシは腹が立ってんだよ………!!」

 

 

レリウス「………互いの利害が一致していた。だから私は彼女に手を貸した」

 

アルト「んな事はどうだっていいんだよ!!アタシが欲しいのはテメェの命だよ、レリウスッ!!!」

 

レリウス「………フッ」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

= エンディング =

 

 

アルト「ッ………はぁ……はぁ……」

 

 

レリウス「ふむ………((アレ|・・))無しで、ここまで渡り合えるようになったとは……術式を抜いたとしても…十分な戦闘能力だ」

 

アルト「テメェ………」

 

レリウス「――何が、お前をそこまで強くする?

 

恨み

 

憎しみ

 

怒り

 

信念

 

それとも………過去か」

 

アルト「ッ!!!だまれっ!!!」

 

 

レリウス「なるほど。過去の鎖。それがお前を駆り立てる原動力となっているのか」

 

アルト「違うッ!!アタシは………!!」

 

レリウス「なら。なぜ、今も((私|過去))を追い続ける」

 

アルト「ッ………」

 

レリウス「翼をもがれた鳥。過去に縛られ、飛ぶことも恐れてしまった者。なるほど。それが貴様の正体か」

 

アルト「何っ………」

 

 

 

 

 

 

ヴンッ(転移)

 

 

 

レリウス「実験と行こう。片翼の奏者。私の作ったこの試作タイプに、お前が何処まで((覚えているか|・・・・・・))、をな」

 

アルト「な―――」

 

レリウス「“一号機”のデータを元に作り上げた、次元素体の試作型。さぁ……

 

 

 

 

 

 

 

―――歌え。片翼の奏者」

 

 

 

 

 

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= STORY イーリス =

 

かつて竜神丸と呼ばれた男。その彼に仕えていた女性。

しかし主は消え、彼女はその跡を追い続ける

 

何故、彼は消えてしまったのか

 

何故、彼は敵となってしまったのか

 

多くの謎を抱え、今。彼女の物語が動き出す―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第六階層都市ヤヒコ レールステーション -

 

 

VS 二百式

 

 

BGM : Howling Moon U

 

 

 

 

 

イーリス「ふぅっ……ヤヒコまで戻ってきたけど、タオったら何処に………」

 

「急に「誰か見つけたニャス!」とか言っていきなり居なくなっちゃうのだから……まぁ、お腹が空いたら戻ってくる……と信じて探しましょうか」

 

 

 

二百式「……どこかで聞き覚えのある声だと思っていたら……矢張りお前だったか。イーリス」

 

イーリス「ッ!二百式………貴方もイカルガに―――」

 

二百式「団長の命令だ。私はそれに従って来たまで」

 

イーリス「団長………まさか、博士を……!?」

 

二百式「―――答えると思っているか?」

 

イーリス「ッ……」

 

 

二百式「イーリス。悪いことは言わん。直ぐにココから去れ。でなければ、お前は巻き込まれることになるぞ」

 

イーリス「―――生憎ですが、もう既に足はつけています」

 

二百式「………。」

 

イーリス「博士は排除させません。あの人がそんな安っぽい考えや理想で動くなんて思ってもないから。私はそれを知るためにココに来たんです」

 

二百式「どうかな。人はその安っぽい理念で生きているものだ」

 

イーリス「それは貴方も同じですね」

 

二百式「何………ッ」

 

 

イーリス「博士は殺させない。貴方に言われたくない。だから、私は貴方を倒します」

 

 

二百式「……いいだろう。なら一度、ココで証明してやる……!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

二百式「くっ……当たり所が……!」

 

イーリス「はぁ……はぁ……強い……!けど、私も負けてはいませんッ……!」

 

二百式「イーリス、その力は一体……」

 

イーリス「――今の貴方では到底追いつけない力。ですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第五階層都市イブキド 封鎖地区 -

 

 

VS Blaz

 

 

BGM : Rebellion U

 

 

 

 

 

イーリス「……ココにもいない。これで他の階層都市も調べた事になるし……まさかあの子、地下の墓標に―――」

 

Blaz「ん?誰だ…ってイーリスじゃねぇか」

 

イーリス「Blaz…!貴方今まで何処に……」

 

Blaz「そこら中をぶらぶらとな。所謂仕事だよ」

 

イーリス「言ってる事がかみ合ってませんよ」

 

Blaz「うるせッ。ところで、なんでたってアンタがこんなところに居るんだ。それも封鎖地区に」

 

イーリス「ッ………」

 

Blaz「……竜神丸の奴か?」

 

イーリス「……それも………それもあるわ。けど―――」

 

Blaz「………。」

 

イーリス「―――ごめんなさい。今は話せないわ」

 

Blaz「…先に言っとく。墓場にゃ近づくな。あそこは今混沌としてるからな」

 

イーリス「ッ……!」

 

Blaz「……さて。お前が無理矢理押し通るって言うんなら……それなりに抵抗させてもらうぜ。足の一本は覚悟しな」

 

イーリス「貴方………ッ」

 

 

 

「ええ。悪いけど、押し通らせて貰うわ………!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

Blaz「ちっ……!」

 

イーリス「辛くも勝利――ね。悪いけど行かせてもらうわ」

 

Blaz「くそっ、マジで足とかうごかねぇ……!」

 

 

イーリス「ごめんなさいね。けど、しばらくしたら動けるようになるから」

 

 

 

 

 

 

「それと…………ありがとう」(イーリス疾走)

 

 

 

 

 

Blaz「はぁ……マジで足うごかねぇっての」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第六階層都市ヤヒコ ファクトリー -

 

 

VS ココノエ

 

 

BGM : Science Fiction

 

 

 

 

 

イーリス「ッ………ココは一体………」

 

 

ココノエ「一体もへったくれもあるか。と言うより、お前過去に何度も来ているだろうが、イーリス」

 

イーリス「………矢張り、ココノエ博士………」

 

ココノエ「二年ぶりだな。それとも、解体戦争以来、か?」

 

イーリス「―――そうですね。二年と数ヶ月ぶり……でしょうか」

 

ココノエ「お前がどうしてこのイカルガに来ているのか。それはあえて聞かんでおこう。大方の予想は付いているからな」

 

イーリス「………。」

 

ココノエ「目的はリバインズか。それとも?」

 

イーリス「………………。」

 

ココノエ「…いずれにしても、今のアイツはたとえお前だろうと眼中に無いだろう。アレは興味のある研究には最後まで没頭する奴だ」

 

イーリス「それは分かっています。彼が一度やると決めたらやり遂げるまで続けると。貴方と同じく、彼の背中を見ていたから……」

 

ココノエ「………なら、分かっているだろ。もし、それを邪魔するような者が居れば、たとえそれが……親しき者であってもどうなるか」

 

イーリス「………。」

 

ココノエ「悪いことは言わん。イーリス、大人しく手を引け。でなければお前は…いや、お前達は二度と元には戻れんぞ」

 

 

 

イーリス「………博士のご好意には感謝します。けど、私はそんな事でみすみす手を引く気はありません。

 

 

あの人が((イカルガ|ココ))で何をしようとしているのか。それを突き止めるまでは」

 

ココノエ「………仕方ないな。全く………」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

ココノエ「鈍ったな。イーリス」

 

イーリス「くうっ……!」

 

ココノエ「全く。行く先々の連中の忠告を無視していくなど……お前はアレか?((馬鹿|ディア))なのか?」

 

イーリス「……自分でも愚かだと分かっています。けど……」

 

ココノエ「………。」

 

イーリス「………博士。ありがとう御座います。

 

 

 

 

私は……それでも知りたいんです。彼が一体なにをしようとしているのか。何が起ころうとしているのか。

そして、これから何が起こるのかを―――」

 

ココノエ「………ったく。主従そろって馬鹿ぞろいだな。

ただし。イーリス。

墓場には長居するな。あそこにリバインズがいるという確証も無ければ、安全だと言いきれたものではないからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第五階層都市イブキド 素体達の墓標 -

 

 

VS 次元素体 ???

 

 

BGM : Fatal Judge

 

 

 

 

 

イーリス「……ココが墓場……けど、ココにあるのってまさか……」

 

 

 

 

ヴンッ(転移)

 

 

 

イーリス「ッ!?」

 

???「………。」

 

イーリス「次元境界接触用素体!?」

 

???「………。」

 

イーリス「けど、次元素体は確か((彼女|篝 美空))を入れた五体だけ……まさか、新型!?」

 

???「対象。認識。対象………特異能力の活発活動を確認。対象をサイキッカーと認識」

 

イーリス「ッ……」

 

???「システム起動。モードを準戦闘モードに移行」

 

イーリス「六つの剣の羽。そして……二本の剣。素体なのは確かだけど……あれは一体……」

 

???「対象の戦闘意思を確認。戦闘モードに移行」

 

イーリス「ッ……これは、倒してからでないと分からないかッ……!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

= エンディング =

 

 

イーリス「クッ………!」

 

???「対象の戦闘能力低下を確認。準戦闘モードに移行。次の命令を求む」

 

イーリス「なんて戦闘能力……それに、戦い方――――」

 

 

 

 

レリウス「まるで剣士……だろう」

 

イーリス「ッ!!!」

 

 

 

ヴンッ(転移)

 

 

 

イーリス「レリウス博士………!」

 

 

レリウス「久しいな。クレント。((二年|・・))ぶりか?」

 

イーリス「…その次元素体。作ったのは貴方ですか!?」

 

レリウス「いかにも。元はもう少し余裕のあるときに作るはずだったが……何分、興味のある男がいたのでな」

 

イーリス「興味のある……男!?」

 

レリウス「境界に接触させる為の次元素体。その中で、より戦闘に特化した素体―――」

 

イーリス「篝美空は違うのですか」

 

レリウス「当然だ。あの出来損ないは元々No.13やNo.12を完成させるための物。それが、No.12、ノエル=ヴァーミリオンと同じく意思を持った。それでも、アレよりもNo.12のほうが純度が高かった」

 

イーリス「だから彼女を……相対する二つの力を同時に操る素体に変更した」

 

レリウス「そうだ。しかしそれ以上に、No.14はある力に目覚めていた」

 

イーリス「力…?」

 

レリウス「No.12が純粋に蒼に適合した素材に対し、No.14はあらゆる規格外。常識という括りを超えた力。それを同時に内包する素材として昇華された」

 

イーリス「なっ……」

 

レリウス「それも全てはあのアーウェルンクスによるものだ。幾多の世界を跳び、それによって培われた能力。力。原理。それをNo.14は無意識のうちに蒐集した。自身の力を昇華させてな。

 

 

たとえ人であろうと

 

上位種であろうと

 

人外であろうと

 

死徒であろうと

 

神であろうと

 

 

 

その全てを超越した存在であろうと」

 

 

イーリス「――――レリウス博士。彼女は…一体………」

 

 

レリウス「―――人であって人ではない。素体であって素体ではない。

 

 

 

新たな存在そのものだ」

 

 

 

 

 

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= STORY アスナ =

 

青年ディアーリーズに恋する者達の一人。

天真爛漫な性格ではあるが、一人先走る故に単身イカルガまでやってきてしまう。

 

―――この世界で何が起こっているの?

 

風雲告げる世界の波動を感じ取り、少女は今。細剣と共に死地へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第八階層都市ワダツミ ワダツミ城 -

 

 

VS アマネ=ニシキ

 

 

BGM : 舞神

 

 

 

 

 

アスナ「ふぁっ………疲れたー……昨日あんなに寝たのにまだ肩ダルイわ……」

 

 

「………ま。兎も角、こっちもこっちでウル探しを始めますか……」

 

 

 

アマネ「…………。」

 

アスナ「って。アレ、誰か人が……」

 

 

アマネ「振り向き美人。なんちゃって」

 

アスナ「―――は?」

 

アマネ「ああ。気にしなくていいよ、お嬢さん。ちょっとした稽古だから」

 

アスナ「は……え?稽古???」

 

アマネ「おっと。これは失礼。俺は遥々東の地からやってきた旅芸人でね。ちょいと用事があって、このイカルガにやってきたんだが……」

 

アスナ「へえ……流れの芸者なんだ」

 

アマネ「おうよ。で実はこのイカルガに咎追いの美少年が来ているって聞いたんだが……お前さん、見てないかい?」

 

アスナ「咎追いの美少年……ね。聞いたこと無いわ」

 

アマネ「ありゃ残念。また探すしかないか……」

 

アスナ「……ウルの場合は美青年…よね」

 

アマネ「ッ!?ちょっと待って!!今、アンタ美青年って言わなかった!?」

 

アスナ「ゲッ……」

 

アマネ「その顔じゃ知っている……いや、身内のようだね!!是非、その美青年について教えてもらうよ!!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

アスナ「ぶはっ……はぁ…はぁ……なんてタフなの!?」

 

アマネ「お、俺は諦めないよ……その美青年の名前を聞くまでは……!!」

 

アスナ「このままじゃ延々……いや、永遠永久諦めないか……仕方ない……!」

 

アマネ「やっと口を開いてくれたかい、お嬢さん。で、その美青年の名前は?」

 

アスナ「……ウ……じゃなかったディアーリーズって―――」

 

 

 

 

アマネ「よっしゃ待っててねディアくーーーーーーん!!!!!!!!!」(アマネ爆走)

 

 

 

アスナ「ってええ?!アレだけで―――ってちょっと、待って!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第六階層都市ヤヒコ レールステーション -

 

 

VS ノエル=ヴァーミリオン

 

 

Bullet Dance U

 

 

 

 

 

アスナ「はぁ……はぁ……はぁぁ………ったく……あのオカマ芸者どこに行ったのよ……」

 

「アイツの事だからイカルガのどこかに居る筈なんだけどなぁ……」

 

 

ノエル「あれ、アスナ?」

 

アスナ「あ。ノエル」

 

ノエル「どうしたのこんな所で。確か、ウルって人を探しに行ったんじゃ…」

 

アスナ「探している…のだけど、色々と面倒な事になってね」

 

ノエル「え…?」

 

アスナ「………まぁ、色々と……ね」

 

ノエル「………。」

 

アスナ「――兎も角ッ、ウル探しにテキトーに回ってたら、ココに来たってワケ!!」

 

ノエル「それって単に迷ったんじゃ……」

 

アスナ「ま、迷ってないわよ!!確かに森林に突っ込んだり滝に落ちたり全力全壊されかけたりしたけど!!」

 

ノエル「……うん。別の意味で迷ってるよね……」

 

アスナ「ッ――――!!!いいじゃないもうッ!!!こうなったら迷ってないって事を教えてあげるわぁ!!!」

 

ノエル「って物理的?!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

アスナ「ぜー…ぜー…ぜー…」

 

ノエル「はぁ……はぁ……あ、アスナそれはさすがに……」

 

アスナ「ま、迷ってない……迷ってないから……」

 

ノエル「分かったから……一旦、落ち着こ―――」

 

 

 

 

 

 

 

ヴンッ!!

 

 

 

ノエル「ッ!?今の……空間転移!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第五階層都市イブキド 素体達の墓標 -

 

 

VS ユウキ=テルミ

 

 

BGM : Silent Scream

 

 

 

 

 

アスナ「っ……う、うん………ここは―――」

 

 

「―――何ココ………ココって一体………!?」

 

 

 

テルミ「おーおーやっと最後の一匹が捕まったか」

 

アスナ「ッ!?誰ッ!!」

 

テルミ「ヒヒヒ……話どおり、見かけ倒しだな。ま、俺にゃ関係のクソもねーけどよ」

 

アスナ「…………。」

 

テルミ「どうした。アマ。震えてんぜ?」

 

アスナ「ッ………アンタ、一体………」

 

テルミ「話すことなんざねーんだよ。俺はとっととテメェをとっ捕まえてそれで終わりだ。慣らしになるかはしんねーけどな」

 

アスナ「………ッ!」

 

テルミ「お。なんだやる気か?いいぜ、いいぜ。ビビッた奴とやるよりもまだ慣らしがいはあるからなぁ……!」

 

アスナ「ッ………行くぞ……!!」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

テルミ「どうしたー。それでシマイかぁ?」

 

アスナ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

 

テルミ「息絶え絶えじゃん。マジでよえー。話にもなんねーなオイ」

 

アスナ「ッ……強い……!」

 

テルミ「まさか「自分の力量なら膝は付けられる」なーんて軽い考えしてたんだろうな。テメェは」

 

アスナ「―――ッ!!」

 

テルミ「あめーな。ホントーにあめーよなぁ………そんなクソみたいなので俺に膝をつかせるだぁ?

 

 

 

笑わせんなよ、雑魚が」

 

アスナ「くっ……!」

 

テルミ「そんなよえー力で来るなんざ足手まといにもなんねー。テメーは論外なんだよ」

 

アスナ「そんな………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「まぁまぁ。そこは殺さずにして下さいよ。テルミさん」

 

 

 

 

アスナ「えっ……」

 

テルミ「……よーやくご登場か。リバインズさんよ」

 

 

 

 

ヴンッ!!

 

 

 

 

リバインズ「ええ……漸く……ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

- 第五階層都市イブキド 素体達の墓標 -

 

 

VS アルファ・リバインズ

 

 

BGM : Fatal Judge

 

 

 

 

アスナ「竜神丸ッ……!」

 

 

テルミ「よおリバインズ。テメェは呑気に高みの見物か?随分と偉くなったんだなぁ?」

 

リバインズ「………。」

 

テルミ「………テメェ。ナメてるんじゃねぇだろうな」

 

リバインズ「まさか。テルミさん。貴方は誤解しています。((僕|・))らに上下関係はない。あるのは対等な利害関係だけだ」

 

テルミ「………。」

 

リバインズ「身体の慣らしの為の相手が雑魚であったのは誤ります。ですから、もう少しご辛抱を」

 

テルミ「ほう……」

 

 

アスナ「竜神丸……アンタ!」

 

リバインズ「今の僕はリバインズだ。竜神丸ではない。それに、((素材|・・))に質問の権利はない」

 

アスナ「なっ……」

 

リバインズ「そう。素材だ。貴方は絶好の……彼を呼び寄せる為の最後の素材……絶望し、怒り狂う彼の……ね」

 

アスナ「竜神丸ッ………!」

 

リバインズ「戦いますか。まぁいいでしょう。素材のデータは多いほうがいいですからね」

 

 

 

 

 

- 戦闘終了 -

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

= エンディング =

 

 

リバインズ「ふむ……まぁ所詮はこんなところでしょうね」

 

テルミ「ホント。マジよえー。つか使い道なんてあんのかよ、こんなクソ女に」

 

 

アスナ「がっ……ごほっ…ごほっ…!」

 

 

リバインズ「酷いですね。仮にも上質な素材ですよ」

 

テルミ「俺にはその意味がわからなねぇって言ってんだよ」

 

リバインズ「……いいでしょう。理由は簡単です。

 

 

 

 

 

彼女がNo.14の傍に居たからです」

 

テルミ「あ…?」

 

リバインズ「貴方もレリウス博士から聞いてるはずです。No.14の規格外さを。それがアレだけではなく、その周りにまで及んでいたら……」

 

テルミ「……なるほど。十四に認識された連中か」

 

リバインズ「ええ。彼女に認識された者達。その中で一つの共通点が存在する」

 

テルミ「最後の((アーウェルンクス|ディアーリーズ))か」

 

リバインズ「そうです。彼を共通点とし、そのつながりを持つ彼女達が、人として。魂として、異常な変化を見せている」

 

テルミ「それを使って何をしようってんだ?」

 

リバインズ「それはまだ。教える以前にどうするかも決めてませんからね。やれるとしたら、精々あの素材を使って新型素体のボディとかを作るぐらいです」

 

 

アスナ「り……りゅう…………」

 

 

リバインズ「……さて。急いでカプセルに入れないと素材が死んでしまう。さっさとしなければいけませんね」

 

 

 

 

 

 

 

ゴウッ!!(強風)

 

 

 

アスナ「ッ!?」

 

 

 

リバインズ「空間認識。仮想領域形成。現空間との接続を開始……」

 

 

アスナ「なっ……」

 

 

テルミ「固有結界……また変なモンを……」

 

 

リバインズ「現空間の上書きを開始………

 

 

さて。行きましょうか。私の世界に……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナ「―――え」

 

 

 

リバインズ「カプセルナンバー”003”稼動」

 

 

アスナ「あ……」

 

 

リバインズ「驚きました?

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方のお友達も一緒ですよ」

 

 

アスナ「そん……な………」

 

 

リバインズ「さぁ……これで貴方も一緒に―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いけると思っていますか?竜神丸さん」

 

 

 

リバインズ「ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

???「……驚いているようですね。私が堂々と固有結界の中に居る事に」

 

 

リバインズ「馬鹿な……」

 

 

 

アスナ「あ………」

 

???「遅れてすみません、アスナさん。なにせ結界と彼の反応を見つけるのに手間取ったので……」

 

アスナ「アンタ……」

 

???「怪我は……ヒドイな……あまり時間はかけられないか」

 

 

テルミ「……おもしれぇ奴じゃねぇか。アイツ」

 

リバインズ「ええ。一応、訊かせてもらいます。どうやってココに来たのかを」

 

???「―――残念ですが。それはお教えできません。敵となった貴方には」

 

リバインズ「………まさか……其方から来るとは………意外ですよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――黒鉄 刃」

 

 

刃「………フッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-5ページ-

 

・オマケ・

 

アケ風、勝利時セリフ (一部のみ)

 

 

- アルト -

 

VS Blaz

「アタシの勝ちたぜ、Blaz。次はもうちっとロックにいきな!!」

 

VS ラグナ=ザ=ブラッドエッジ

「これがアンタの蒼の力か……まだまだ魅力はあるぜ」

 

VS げんぶ

「アンタ、素の方が弱いのは死活問題だぜ?なんか格闘技でもやったらどうだ?」

 

VS ディアーリーズ

「静かに…そして熱く……その調子だ。その魂を忘れるな…!」

 

VS アイアン=テイガー

「悪いなテイガー。アタシも…もう籠の中の鳥はゴメンなんだ」

 

VS ココノエ

「遂には博士まで出張ってくるのかよ…しかもつえー……」

 

VS カグラ=ムツキ

「わりぃな師匠!アタシの勝ちだ!!」

 

VS アズラエル

「テメェのその歌は……歌なんかじゃねぇ……!ただの狂声だ!!」

 

VS レリウス=クローバー

「アンタにゃ色々と聞きたい事もある。話してもらうぜ、その全てを!!」

 

 

 

- イーリス -

 

VS タオカカ

「全く…遊びに付き合うコッチにも…………仕方ない。どこか食べに行きましょうか」

 

VS ライチ=フェイ=リン

「ライチ……いえ、もう何も………」

 

VS アラクネ

「これが境界に触れた成れの果て……こんなことが……」

 

VS 朱音

「朱音さん……貴方は一体……その力は……!」

 

VS Unknown

「Unknown。悪いことは言いません。直ぐにこの世界から去りなさい。貴方は……!」

 

VS kaito

「kaito……貴方は何を知ったと言うんですか…?」

 

VS ココノエ

「これが最高と最強の……私でも傷を掠らせるので精一杯なんて……」

 

VS Ξ-14

「まさか、貴方が………じゃあ私達のは一体…!?」

 

VS レリウス=クローバー

「レリウス博士。話していただきます。彼と…この世界についてを……!」

 

VS リバインズ

「博士……貴方は………ッ!!」

 

 

 

- アスナ -

 

VS ノエル=ヴァーミリオン

「剣は銃より強しッ!!私の勝ちよノエルッ!!」

 

VS マコト=ナナヤ

「マコト……そのー………寒くないの?」

 

VS ツバキ=ヤヨイ

「さすがは……回復なきゃ危なかったわ……」

 

VS 二百式

「支援要員だからって甘く見ないでよね!!こちとらそれなりの場数は踏んでるわよ!!」

 

VS 朱音

「あわわわわ……と、取り合えずすんませんっしたー!!!」

 

VS デルタ

「……アンタさ。日に日に青たん増えてない?」

 

VS レリウス=クローバー

「アンタが……他の奴等を………!!!」

 

VS ユウキ=テルミ

「何………アンタ………その………いや……!!」

 

VS リバインズ

「漸く捕らえた……全員、返してもらうわよ!!」

 

VS ディアーリーズ

「よし。ウル。ちょっとコッチに来なさい。直ぐに終わるから」

 

VS Ξ-14

「まさか……そんな………アンタ、そんなのって………」

 

 

説明
唐突に思いつき、やりたいと思いやってみた結果。
こうなっちゃいました。(ブイサイン)

という事で今回はそんな番外編です。
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コメント
自分今の所『中の下』位の実力だと思うのですがそれは・・・(=ω=;)(黒鉄 刃)
書いてた当時、ちょうど刃さんが加入して間もなかったですからね。(Blaz)
なんの前触れもなくいきなり引っ張り出されるのはいつものこと(キリヤ)
何故か最後にわてが出てるんやけど・・・(^_^;)(黒鉄 刃)
旅)え、そのまんまの意味じゃないですかねぇディアさん?>『お前はアレか?馬鹿(ディア)なのか?』(竜神丸)
すいませーん、『お前はアレか?馬鹿(ディア)なのか?』ってドウイウイミデスカネー?(闇の魔法暴走中)(ディアーリーズ)
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アーケード風 シリアスとカオスのごっちゃ混ぜ BLAZBLUE 魔法少女リリカルなのはシリーズ 

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