戦争なんて…!!
説明
水木しげる先生の『総員玉砕せよ!』と『鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜』から模写と抜粋させていただいた絵と言葉です。 
以下、戦争や国家ってものに対する怒りのグチなので、読まれてる方々にご注意をば… 
 ねずみ男、よくわかるよ… 若い大隊長が作戦会議で玉砕を決定した際、老年の中隊長は、陣地を撤退しゲリラ戦を展開すれば一年や二年は持つと提案したのに… どうせ時間稼ぎするなら突っ込んで一気に片付けられるよりはなあ…
この世の不幸のひとつとして「自分で頭がいいと思ってるバカに命令される」ってのがあると思う… 
 親父さん、また過去形では無くなりつつありますよ… また戦争をやらせようとしてる連中は、絶対自分たちは死なない立場と思ってナメたことを考えてるとしか思えない!! 
 鬼太郎…結果、左上の通りになってしまったよ… 生き延びた兵隊をまた、メンツの為に玉砕させるとかさ… それをさせに来た上官にも、もしかしたら葛藤があったのかもだけど、結局いろいろ言ってたくせに自分は生き延びようとするしなあ… 事実、水木さんが一度、敵の奇襲から逃げのびて来たときに「次は死ねよ!」と言い放った上官は結局自分も水木さんと同じようにして生き延び、終戦後出会ったときは、なんとも言えない表情で苦笑いをしてたという… 
 鬼太郎の右隣に空きができ、なにか水木さんの言葉でもと思ったとき、このセリフが目についたので入れさせていただきました… 『総員玉砕せよ!』は水木先生曰わく、90%超の真実であるとのことですが、このとなりの地区を守ってた連隊長さんの言葉も真実とのことです… 
 『水木しげるの戦争と新聞報道』も去年、境港で見てきました。 記事全部読みましたが、今も印象に残っているのは、戦況が悪くなってきたときに「それは卑怯にも米軍の流したデマであり、事実は我が軍の優勢である」と言った内容の記事でした… 気運のためのことで情報操作はまあ、しなきゃならないのかもだけど、自分たちを棚に上げ、米軍を卑怯者に仕立て上げるのなんて、いくら士気を上げるためとはいえ…なあ… 
そして終戦後には「手に手を取って共存共栄」… 初めから戦争なんて起こさず、それでやってけなかったのかねえ…と… 煽りに煽って散らせていった命に対する誠意が、個人的にまるで感じられなかった…!!
 軍事産業で発展し、恩恵に与ってるものもあるだろうが、もう本当に、死にたくない人たち駆り出して、またその土地で平和に暮らしていた現地の人や、動物、自然を巻き込み、殺し合いをさせる行為なんてやめるべきなんだ!
 ここでもし、戦争する国に戻ったら小舟すら回避できないレーダーしかない国防力!文字通り、また内地が火の海になることもあり得る!ましてや核兵器なんて保有したら、最悪、管理コンピュータ、ハッキングされてボン!!なんて大げさかもだけど無い話じゃないぞ!
 ここらで本当に水木先生の悪魔くんで言っているような『戦争も貧乏も退屈もない平和な世界』ってものを手探りしながらでもみんなで考えるべきだと思う次第です…
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水木しげる 反戦 総員玉砕せよ! 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜 

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