クラウス=マッフ
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説明
スカート展開の構造改良『VHT-04 スパルタス II“bis”』(スパルタス II改)制約により要約、全文はこちら。クリックでは自動でリンク先に跳びません。アドレスをコピ?の上、ブラウザのアドレス窓に「貼り付けてください」 http://seesaawiki.jp/harmony-gold_japan/d/VHT-04%20%A5%B9%A5%D1%A5%EB%A5%BF%A5%B9%20II
ホバー形態(巡航形態)の推定図は Facebook カリフォルニア州・コロナ在住「ホセ・オーティズ」【Jose Ortiz】による。

・「改」なしの「ノーマル・スパルタス II」内部記事 http://www.tinami.com/view/800879

前世紀には主力戦車【MBT】「レオパルト1」(1963年から)、「レオパルト2」(1973年から)や、「ゲパルト自走対空砲」などの生産で著名な「クラウス=マッファイ・ヴェグマン」社は西暦2025年、従前の 「遠征艦隊軍」【UEEF】VHT-2( A1 )と VHT-2(A2)「スパルタス」機甲師団の主力車輛としてより効率的に機能する必要性を感じ、この為に兵站支援に制約のある遠征艦隊軍 地上部隊に於ける運用に於いて、可変戦闘車輛としての整備性を比較的改善することを提案した。
VHT-2 系列は、地球とは異なる外惑星環境の地表での作戦行動に於いて、軍の新しい要求に関する潜在的発展可能性があると考えた。
環境は各々の外宇宙惑星及び衛星で異なり、例えば遠征先のガス惑星ファントマの衛星「ティロル」、遠征先の惑星の衛星、そして地球圏の火星や月の表面で支障なく作戦可能であることが必要となった。
クラウス=マッファイは、共同開発先の「コンチネンタルAG社」と、自社初の開発デストロイド「MBR-07 スパルタン」、更に海兵隊 で運用された、コンチネンタルAG社、ヴィッカース plc社、クライスラー社共同開発による柔軟性のある重バトロイド「MBR-08 マサムネ」の機能発展性に着目した。

検討過程で、変形における「3形態の維持」は、後述する理由及び整備性の問題を理由として、計画の早い段階で切り捨てられた。
ガウォーク 形態(高射自走砲)は、整備性向上の課題解決や、機動性重視の運用目的に伴って長距離射撃火器が不要になったことから省略されたが、正式な運用形態から外されているものの、現場の乗員の操作で手動による変形操作により「ガウォーク形態と同様の形態」 を維持することは可能。

母体となった VHT-2〔A1〕の改良型である VHT-2〔A2〕「スパルタス」は貧弱な背部パック反動推進エンジンを持っていたが、VHT-04 は完成された背部パック反動推進エンジンを用いて跳躍飛行による作戦能力を劇的に改善した。
「スパルタス II」【Spartus-II】は、これらの母体となった、旧い VHT-2 A1型はもちろん、若干の空間機動能力を備えた「VHT-2 A2」派生型よりも多くの前進をみた。

先ず、実体弾による滑腔砲から、位相変化による「イオン・プラズマ砲」への主砲変更は長距離火力の携帯性と狙撃性能(命中率)を改善した。
第二に、後背部のスラスター付きバックパック、更にスカートの形をした独特の尾部の推力変更及び地面効果機能を備えた尾部可動装甲版は、他の重力や大気組成の異なる惑星での柔軟な対応能力を獲得した。
第三に、高射自走砲の実態を持つガウォーク 形態は低反動砲である位相変化による「イオン・プラズマ砲」の採用によって、逆関節による脚部による射撃安定性の維持が不要になったことから省略された。

逆関節の脚部を持つガウォーク 形態は、当時の主務設計者だった特殊技術院の技術少佐「ジョルジュ・サリバン」の下記の記述にその問題が要約される。

ジョルジュは、高速で戦場を偵察するホバー・タンクと、格闘性能を行かす全長6m 級 の車体に、自走砲の機能は過大な負担であり本車両の任務には不要であると決定に反対したが、当時のグロリエ陸軍、特に「クロード・レオン」をはじめとする上層部の決定は絶対であり結局これに従わざるを得なかった。
「VHT-2 スパルタス」は『高射自走砲形態』(ガウォーク)時の運用の為“だけ”に運転席シートを前後逆転させ、脚部関節をも前後反転させて、発射の運動を受け止めるという、中間形態の為だけの余分な変形構造を設けざるを得なかった。
その最大歩行速度は僅か 13kph に過ぎず、かつ跳躍歩行となり、関節構造にも負担を掛けた為、ジョルジュは「ファティーグ・オウトルーシェ」〔フランス語“Fatigue Autruche”〕(やつれたガチョウ)と自嘲的に後輩達にこぼす程だった。
ガウォーク形態は、スパルタスの採用した方式では機動性をかなり制限した。

母体の VHT-2「スパルタス」のガウォーク形態は、車輌の全高が 4.4m、脚部伸長時は 5m 程 になるにも関わらず、最大歩行速度が跳躍歩行や逆関節の制約で 13km/h しか出ない為に、巧みに車輌を隠蔽しながら運用しないと、敵にとって容易に発見され、射撃の的になり易いという危険性を孕(はら)んでいる。

これが「VF-1 バルキリー」に代表される、本来の語義通りの「可動膝関節による有翼地面効果支援兵器」ガウォークであれば、熱核タービン・エンジンによる低空高速飛行と回避機動でこれらの問題を解決できたが、先代スパルタスの場合は、ガウォーク形態は「脚付きの高射自走砲」でしかなく、運用地域の惑星、特に「ガス惑星ファントマの衛星ティロル」は、平原が比較的多かったこともあって、被標的としての体積の大きさは、関節の駆動系統の見直しによる跳躍歩行性能向上や、噴射ガスによる跳躍飛行と歩行の組み合わせによる改善を施したとしても、「翼無しのガウォーク」に関する敵の機動兵器や火砲に対する戦術優位性を簡単には回復出来ず、結局は可変戦闘機などの従来の「翼付きガウォーク」の速度と機動性に劣る状態で、敵に発見され易い被視認性による脆弱性が、高射自走砲の利点を相殺してしまうことになった。

このようにして、「VHT-04 スパルタス II」の可変形態は、巡航形態(ホバー車輌)と、人型形態(バトロイド)の2形態のみと決定された。
しかし、「VHT-04 スパルタス II」のバトロイド形態は、先進の次世代技術によって地上に於ける飛躍的な機動性の改善をみる。

旧来の VHT-2「スパルタス」のバトロイド形態の「長時間のホバリング能力の欠如」は長距離巡航に於ける悩みのだったが、コンチネンタルAG社 とクラウス=マッファイ・ヴェグマン社 の技術チームは、バトロイド形態での長距離移動が必要な状況が発生した場合には、ゾル人が バイオロイド用に開発した飛行プラットフォーム「バイオバー」(俗称:浮上そり)、特にオリーブグリーン塗装の前期 II 型「トゥ・シィエンドラル」、鮮赤色塗装の前期 II 型改「ジスタ・ドュール」【Gister'dohll】、サックスブルー塗装の中期 I 型 「トゥ・シィエランプ」【T'sienramp】が使用した改良型のそれが大量に捕獲或いは遠征地で徴発可能であったので、それを流用すればよいと主張した。
実際に2形態の VHT-04 スパルタス II は、他の惑星の地表での作戦行動に十分であることが判明する。
飛行プラットフォーム「バイオバー」(俗称:浮上そり)は、このバトロイド形態での比較的長距離の巡航に対する十分な信頼性を、この VHT-04系列に与えた。
2つの可変形態を持つ「スパルタス II」は、10番以降の継続的な後継車両の開発を前提とした新しい2桁の形式番号「VHT-04」を与えられ、従来の「VHT」系列、或いは重量級で重装甲、過剰な火力により弾薬補給が困難なデストロイド系列「MBR」(Main Battle Robot)と異なる運用概念で設計された。
「浮上そり」はバトロイド形態で使われたが、ホバー形態に於いても長距離巡航のブースターとして使用されることもあった。
それはまさに、VFA-6「レギオス」可変戦闘攻撃機」と、VFB-9/12「トレッド」可変戦闘爆撃機の合体した組み合わせのように効果的に機能した。
VHT-04「スパルタス II」選択バックパック装備と部隊章
跳躍飛行はおよそ敵艦への強制乗艦や敵地への上陸に際して、30秒から1分間に限り、制限付きで実行されます。
VHT-04 「スパルタス II」は、ダイダロス級の強襲揚陸艦や、タラワ級強襲揚陸艦(AALC/ 強襲揚陸艇)に主に搭載されます。

地球型の1Gの重力の惑星表面に於いて、VHT-04 「スパルタス II」はスラスター・パックを用いて機動性を維持します。

微重力状態の地球の「月」と「火星」の低重力への反動推進エンジン・パックに応答特性への調整が終了しているならば、「スパルタス II」が短時間の継続的な跳躍飛行を行うことすら可能です。
VHT-04 「スパルタス II」の「後部スカート」状の部隊章【Squadron-Insignia】は、幾分ユーモラスです。
それは「魚の骨」【FISH BORN】と「雌の子猫」【" KITTY TABBY "】 / 直訳は幼児語で「キティ」(子猫)の「ぶちネコ」ちゃん)が描かれていて、部隊(戦隊)徽章(記章)海軍女性特殊部隊を体現しています。
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