インフィニット・ストラトス 〜The blade princess〜 |
前書き
投稿遅れてすみません!!
何分受験生なもので、手をつけられなかったんです。
来年の2月位間では多分不定期だと思いますので、ご容赦ください。
ハァ…………」
目が覚め、起き掛けざまに溜め息を一つ。今までの事が夢ではなかったのかと微かな希望を抱いていたのだが、どうやらこの世の神とやらは随分と薄情らしい。
「ん〜〜〜」
伸びをして眠気を覚ます。ふかふかのベッドから降りてキッチンへと向かう。
朝食は何にしよう?と考えながら冷蔵庫を覗き家から持ってきた食材を検分する。
「トーストとベーコンエッグにしよう」
フライパンを火に掛け油を敷き、その中にベーコン二片を投入する。その間に冷凍庫から取り出した一片の食パンをトースターに入れてスイッチオン。
ベーコンの両面が軽く焼き上がるとそこへ卵を投入して蓋をする。
少しして蓋を開けると目玉焼き型のベーコンエッグが出来る。それと同時にトースターから狐色になった食パンが排出される。
コップにカフェオレを注いでトーストとベーコンエッグを皿に移せば、朝食の完成である。
「いただきます」
ナイフで切り分けたベーコンエッグを口に運ぶ。うん、今日も良い感じに焼けた。
朝食を食べ終え食器類を片付けて、用意してあったIS学園の制服を身に纏う。
制服は改造が自由だったので、普通の制服より少しスカートの丈を伸ばし襟元以外の黒い所を赤色に変えてもらった。
「身嗜み良し。準備もOK。………ハァ」
鏡で姿を確認して思わず溜め息。何だかんだ言ってまたあの唐変木に振り回されるのかと思うと、更に溜め息が出そうになる。
「まぁ…千冬姐のお願いだし、束にさんに追い掛けられるのは嫌だし………仕方ないか………」
動機付けを済まして、私は部屋を出る。さてさて、どうなることやら…………
「痛だぁっ!?……げぇっ!?織田信長!!?」
「誰が第六天魔王だ馬鹿者」
そう言って一夏の後頭部に更なる追撃が加わる。あの〜……逃げても良いですかね?
開始早々、って言うかまだSHRなのにこれだと先が思いやられる。
「って言うか!!?千冬姉なんでこkアダッ!?」
「織斑先生と呼ばんか馬鹿者」
更に追い討ちを食らう一夏に盛大な溜め息をはく。もうヤだ。帰りたい。お家帰る。
「山田先生すまない待たせてしまった」
「い、いえいえ!そこまで待ってませんよ」
山田先生が横に避け教壇に千ふ………織斑先生が立つ。
「さて諸君。本日から諸君らを鍛え上げることになった織斑 千冬だ。ISの基礎理論や実技等を諸君らに教え込む。反抗したり話を聞きたくなければそうしろ。だが、私の指示には従え」
一瞬、教室が静かになったが、次の瞬間には黄色い悲鳴が大音量で響いた。
予めこうなることを先読みして耳を塞いでいてよかった。
「はぁ……毎年毎年、何故私のクラスにこんな馬鹿共が集まるんだ」
眉間を摘まみながら溜め息をつく千冬姐の言葉に、更に黄色い悲鳴が上がる。罵ってぇや躾てぇ等と全て危ない領域に入っている。
「織斑。お前は真っ当な自己紹介も出来んのか」
「い、いや、千冬姉俺は………」
ガンッ
「織斑先生だ、馬鹿者」
「はい…織斑先生」
わかってなかった一夏に更なる追撃が加わる。本当にこのクラスでやっていけるのだろうか?
「よう、少しぶりだな」
一時間目の休み時間。周囲の視線に耐えかねたのか、唐変木・オブ・唐変木にして男性IS操縦者の一夏が話し掛けてきた。
その後ろで話し掛けるタイミングを見計らっていた天災の妹、篠ノ之 箒が声をかけるタイミングを失ってパクパクしていた。
「はぁ……久し振り、一夏」
「?何で会った途端溜め息なんか着いてるんだ?」
アンタのせいだよ、あんたの。と心の中で言うが、表情には一切出さない。
「何でもないよ。ただ、一夏は何時もどうりな事を再確認しただけ」
「なんだそりゃ?」
手をヒラヒラと振りながら私は今気がついた(・・・・・・)かのように箒に声をかける。
「おひさー、箒。元気にしてた?」
「あ、ああ。久し振りだな」
硬直から解けた箒は少し固い表情で言う。
「すまない明日香、一夏を借りてもいいだろうか?」
「うん、いいよ。久し振りに会ったんだから積る話も有るだろうし」
「??久し振りなのは箒と明日香もだろう?三人で一緒に」
「良いからさっさと行ってこい!このウスラトンカチ!!」
「扱いが酷すぎる!?」
馬鹿なこと言ってるバカの背中をおもいっきり叩いて教室から叩き出す。
未だに馬鹿な事を言っておるかあのバカタレは、と思いながらも箒とアイコンタクトを交わす。
「(すまない、明日香)」
「(良いから良いから、さっさと話してきちゃいなさい。じゃないと授業始まっちゃうよ)」
「(すまない……恩に着る)」
そうアイコンタクトを交わし、箒は一夏を連れて教室を出ていく。さて、次の授業の準備でもしますかね。
因みに、一夏は何故か教室に入ってくるのが遅れて、織斑先生に思いっきりシバかれていましたとさ。
「ちょっとよろしくて?」
「……へ?」
一夏がぶっ叩かれた授業の次の休み時間、一人の女子生徒が一夏に話し掛けていた。
「まあ!なんですの、その返事は。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットであるわたくしが声を掛けてあげているだけでも光栄なのですから、それ相応の態度があると言うものでしょう?」
そんなことを言っている生徒、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんだった……覚えてないけど。
「ふーん…………なあ、一つ質問いいか?」
「ふん、良いでしょう。このイギリス代表候補生のセシリア・オルコットが答えて差し上げますわ」
「その代表候補生ってなんだ?」
ここで一夏の爆弾発言が炸裂。周囲で聞き耳を立てていた他の生徒達もずっこける。
「はぁ…………一夏。教科書26ページ6行目を声に出して音読」
「……えっと、『代表候補生とは国家代表IS操縦者の候補生として選出される者の事である。』……ふーん、成る程なー」
「貴方…?わたくしを馬鹿にしていますの?」
代表コーホセー様の額に青筋が浮かぶ。全く、静かにしてればまだ綺麗なのに。
「ふ、ふん。まあ、良いですわ。なんせ、入試で唯一教官を倒したエリートのわたくしですから──────」
「─────あれ?俺も倒したぞ、教官?」
ここで更に一夏の爆弾発言。クラス中が騒然となる。
「あれだろ?IS動かして戦うやつ?」
「そ、それ以外に入試などありませんわ!ですが、確かにわたくしだけと……」
「女子ではってオチじゃないか?」
因みに、私は受けてない。千冬姐と束さん二人直々の推薦証で通った。表向きは倒したことになってるけど。
「一体どう言うことですの!?」
「まあまあ、落ち着けよ、な?」
「これが落ち着いて────」
キーンコーンカーンコーン
「っ!?……また後で来ますわ!!」
っと、ここでチャイムが入って英国淑女は捨て台詞を吐いて自分の席に戻っていく。
すると直ぐに千冬姐と山田先生が教室に入ってくる。
「それでは、これからISの機動関連の講義を始める……………ああ、だがその前にクラス代表を決めておかねばならんな」
クラス代表とは文字通りそのクラスの代表であり、そのクラスの威信を担う存在。
「自推他推は問わない。誰か居るか?」
「はいはーい!織斑君がいいでーす!」
「織斑君に一票!!」
「賛成賛成!!」
「お、俺ぇ!?」
おーおー、い〜感じに一夏に票がいってるね〜。こりゃ楽しみだね。
と、お気楽に思っていたが、ここで一夏の爆弾発言がまたもや炸裂。
「な、なら、俺は明日香を推薦するぞ!!」
「…………ふぁっ!!?」
一夏の爆弾発言にクラス中の視線が一気に私に集まる。
「イヤイヤ、そんなn─────」
「────納得いきませんわ!!!」
おおっと、ここで気前よく中断に入ってくれたオルコットさん、以外といい人かも?
そんでもってここからの話は少し割愛させて貰うけれど、大体こう言った流れになった。
低脳な極東の島国の猿それも男にクラス代表なんて巻かせられない
↓
イギリスも島国でマズ飯ワーストナンバーワンじゃねぇか
↓
頭にキました決闘ですわ
↓
オーケー、そのケンカ買ってやる
↓
今ここ
なーんて話がトントン拍子に進んだけど、まあ私には関係無いし、私闘なら自分達で
「何私には関係無いですよ、みたいな顔をしているんだ馬鹿者。お前も参加に決まっているだろう」
………………………………………………………………………へ?
「えっと?織斑先生?ちょっと私の理解力が低くて理解できなかったと思いたいのですが、何で、私も、参加することに、なってるんですか?」
「決まっているだろう、クラス代表を決定するためだ」
「いや、だから何で私が?」
「先程織斑から推薦されただろう?」
そう言えば、あのバカは私を推薦してた………!!
「…………あの?拒否権は?」
「あると思うのか?」
……デスヨネー…………
ホント、面倒なことになったな〜。
ここからは、主人公の設定です。
主人公設定
名前 如月 明日香(きさらぎ あすか)
年齢 16歳
性別 女
身長 170cm
体重 (血で濡れてる為読み上げることが出来ません)
容姿
肩を少し越す程の炎髪に水色の瞳。引き締まった身体付きを持つ美女。ボッキュポンである。
性格
大抵の事を面倒くさがるが、何かに贔屓することは絶対に無い。人の心境の変化に敏感、何だかんだいっても面倒見が良い。一夏と共に虐められていた箒や鈴音を助けた。
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