RF-9 オブゼヴァン
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説明
オブゼヴァント(レヴァナント アイ改造機)

[機体解説]
RF-9(レヴァナント アイ)をベースに防御力と中距離での砲撃力を強化した機体。
月面陣営との戦闘が激化する中で、従来機拡張計画であるEXプロジェクトが発動されることとなった。
当初、疲弊していた最前線は当計画を歓迎し、運用する機体の強化案を待ちかねていた。
RF-9について言えば、ネックであった防御力および対FA戦能力についてチューンされるという情報もあり、
現場の期待感は高かった。

しかし、改修ユニットEXU-01の仕様が明らかになると、歓迎ムードに陰りが出始めた。

最前線においては、防御力の強化に関してはおおむね好評価であったものの、
武装面については大半が試作品の流用品で、実態は開発経緯もコンセプトも
バラバラなパーツの寄せ集めであり、なおかつ近接戦闘を重視したものであった。

開発側としては、世界各地で行われていた月面陣営との戦闘データを解析した結果、
対FA戦闘においては近接格闘戦が有効であると判断し、
FA開発初期に製造された武装から格闘用兵装を選択したが、
これが現場のニーズと合致しているとは言い難かったのである。

確かに近接戦闘におけるFA撃破率は有意に高かったものの、損耗率も同時に高く、
そのようなリスクを冒すことを良しとしない意見も少なくなかった。
(敵の規模や自軍の弾薬量など複雑な要因が絡むため一概には言えないが、
そういった判断傾向が存在することは事実であった)

また、戦意高揚のために用意された新型頭部ユニットも、その外観を評価する声がある一方で、
従来の頭部ユニットの索敵能力を評価し、変更を望まないパイロットも多くいた。

(なお、EXU-01の性能そのものに関しては「使いこなせれば」という条件付きで好意的な意見が多い。
 この装備を用いて多くの戦果をあげている事例は事欠かないのもその裏付けである)


こういった状況下において、あるパイロットおよび運用チームがRF-9を改修した機体が本機「オブゼヴァント」である。

専属パイロットがRF-9の索敵性能を高く評価していたため、基本的な機体仕様はRF-9からそれほど変わっていない。
EXU-01から追加装甲ユニットを装備し、さらに他のFAの装甲を流用したうえで、
大型シールドを装備した防御力に優れた機体として完成している。

主武装は信頼性と調達のし易さを重視し、比較的初期の武装であるロングライフルを選択。
これを二丁装備するのが基本的な武器構成である。

前腕装甲内にレーザーカッターを装備しているが、コンセプト上近接戦闘はほとんど想定していないので、
実戦で使用された記録はほとんどない。
(発振状態のレーザーカッターを構えた画像が記録されているが、
 これは起動テストの様子を広報が撮影したものらしい)

実戦においては目立ったスコアはあげていないものの、高い防御力による生存性と、
索敵能力と連動した射撃性能で安定した戦闘を行い、特に防衛戦において活躍をしていた。
(実戦においては撃破アシストが多く味方から高い評価を受けているものの、
 正式なスコアとしては計上されていない)

ただし、月面陣営の新型FAに対しては分が悪いことも事実で、
相手によっては情報を取れるだけ取って撤退するケースもあった。

本機は月面陣営の降下艇に対する大規模な攻略作戦に参加し、敵FA二機撃破を含む戦果をあげるも、
最終局面において敵部隊の強襲を受け応戦し大破している。
信頼性と安定性を重視した機体構成が仇となり、月面陣営の投入する新兵器について行けなかったのが
敗因であると分析されている。

現在、生き残った専属パイロット及び運用チームにより、後継機の開発計画が開始されている。
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コメント
設定が面白いですね。塗装もきれいですし。手堅い仕上げが機体とマッチしている気がしました。(時雲(TimeCloud))
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フレームアームズ

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