フレームアームズ妄想戦記 その2「月面の騎士」
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衝撃にコクピットが激震する。

ハルナは必死にこらえながらも、ツヴァイハンダ―を後退させつつステータス確認。

「右腕及びセグメントキャノンが脱落」

主兵装がなくなりまともな攻撃手段は無くなった。

 

眼前の白い敵性フレームアームズは大型刀を構え、轟然とこちらを捉えている。

ドゥルガーIの改造機と思われる機体の防御力は完全に想定外だった。

散々セグメントキャノンを命中させたが、どうしても敵のTCSを突破できなかった。

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ハルナは空間戦闘用に改装されたツヴァイハンダ―と共に第三次月面プラント攻略戦に参加した。

侵攻開始直後は順調に作戦は推移し、次々とアント群を殲滅。

プラントまで後10kmと迫った時にその白いフレームアームズは現れた。

先行していた味方のアーマーグライフェン3機が一斉攻撃をかけるも物ともせず、強力なTCSで身を守りつつ巨大な剣で次々とアーマーグライフェンを屠った。

 

 

「勝手はハルナが許しません!」

ハルナはツヴァイハンダ―で白いフレームアームズに突撃をかけ、味方の後退のタイミングを作る。

飛行形態から人型に変形させ、セグメントキャノンを撃ち込む。

白いフレームアームズもTCSを展開させつつ回避行動をとるも三射目に直撃を受ける。

その瞬間TCSは激しい光を放ち、対TCS弾を受け止めた。

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ハルナは眼前の光景にショックを受けつつ、攻撃を続ける。

こうなれば間合いを詰めて至近距離で撃ちこむしかない!

ツヴァイハンダ―を前身させつつ、敵の斬撃攻撃を回避、隙を伺い射撃を繰り返した。

 

しかし十五射目の攻撃も強力なTCSに阻まれ、ついに敵の攻撃を許してしまう。

とっさにセグメントキャノンを盾代わりにするも易々と切り裂かれ右腕ごと両断された。

恐らくあの剣にも何かしらの攻性フィールドが貼られているのだろう、切れ味が良すぎる。

 

ハルナはツヴァイハンダ―を敵の攻撃圏外まで後退させるとステータス確認。

破損した右腕以外に大きな損傷はない。

まだツヴァイハンダ―は充分に動く。

その時にコクピットに通信が入る。

「…作戦は失敗、各機は所定のポイントまで後退せよ。繰り返す、作戦は失敗、各機は所定のポイントまで後退せよ。」

 

「防衛線を突破できませんでしたか・・・」

ハルナはつぶやくと足のミサイルを全弾発射。

これを煙幕代わりに逃走を図る。

機体を変形させる余裕はない。背中のスラスターを全開に吹かす。

強いGでコクピットシートに押し付けられつつ、敵を確認すると予想通り追いかけてくる。

「立場は入れ替わりましたか、でもハルナは大丈夫です。」

 

ロックオン警報が鳴り響く中、ハルナは命がけの逃走劇を始める。

 

説明
俺FAを題材にSSを書きました。
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