真・恋姫†無双 北郷一刀と三羽鳥 No,04
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(はじめに)

キャラ崩壊やセリフ間違いがあると思いますが、

温かく読んでやって下さい。

 

この話での一刀君は強く設定しています。主人公をかっこよく魅せる様に

書いていくつもりです。どうぞ宜しくお願いします。

 

※ 団長は、アンケートの新キャラでは、ありません。

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あれから、急いで団長を追った4人。

しかし、時は既に遅かった。

邑に入った瞬間、3人は同年代の女性陣に、

一刀は、邑人達に捕まった。

 

 

――― 一刀side ―――

 

「ほぉ〜。兄ちゃんが、あの3人の婿か。」

 

「いい男じゃないか。どこから来たんだい?」

 

「変わった服だな。こりゃ、何て素材だい?」

 

「まあまあ。 立ち話しも何だし、こっちに座りなよ。」

 

一刀は、邑人に一斉に話し掛けられ困惑しながらも

祝の席に、座る事になった。

 

「あの! 何だか誤解があるみたいなんですけど!」

 

一刀は、必死に説明し様としているが、誰も聞いてくれない。

そんな時、後ろから物凄い殺気を感じて、振り向いた。

 

「・・・3人を・・・同時に・・・。」

 

「俺だって、俺だって、狙ってたのに・・・」

 

「許さねぇ、許サねェ、ユるさネェ、ゆルさネェ」

 

「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺」

 

建物の陰から、沢山の殺意の目が一刀を捕らえていた。

 

(あれは一体何ですか? 最後の人達、かなり怖いんですけど・・・)

 

一刀は、戸惑いながら物陰を見ていると、

人の良さそうなおばちゃんが、

 

「あ〜、あれね。 あれはね、あの3人の追っかけよ。」

 

「・・・追っかけですか?」

 

「あの3人は、邑でもかなりの人気者だからね〜。

 まあ、大変かも知れないけど、頑張りな!」

 

笑いながら、一刀を励ました。

一刀は、アハハハと乾いた笑いをしてながら、

 

(一刻も早く誤解を解かないと・・)

 

と真剣に考えていた。

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――― 三羽鳥side ―――

 

「ちょっと! どういう事よ!」

 

「あんた達、ただカゴを売りにいたんじゃないの?」

 

「どこの貴族? 良い男じゃない。」

 

3人に詰め寄る者や一刀を眺める者。

そんな中、沙和は自信ありげに言った。

 

「一刀さんは、沙和達の運命の人なの〜。」

 

「いや、質問に答えて無いし。」

 

「どういう事なの? 真桜。」

 

沙和と話しても期待する答えが、返ってこないので、

真桜に確認する。沙和は、『なんで、私に聞かないの〜!』と頬を膨らましている。

 

「えーっとやな。 沙和が言っとるのは、占いの事やねん。」

 

「「「「占い?」」」」

 

真桜は、隠しても仕方ないと思い、占いの内容を皆に伝えた。

 

「で、帰る途中に人攫いに襲われてる所を、一刀に助けられたちゅーわけや。」

 

「ふーん、そう言う事・・・」

 

「いいなぁ〜。 私も一緒に行けば良かった。」

 

なんとも運命的な出会いに、心から羨ましいと思う娘達。

そんな時、1人の娘が

 

「でぇ〜、何処まで行った?もう、抱かれた?」

 

「ああ、抱かれたぞ。」

 

それまで、沈黙していた凪が、爆弾発言をした。

その発言に、首を傾げる2人。そんな2人に気付かず、

 

「ええ! 早くない!」

 

「それで?それで?」

 

話しはどんどん進んで行く。

凪は、顔を赤くしながら少しずつ答えている。

沙和と真桜は何かに気づいたらしく、

 

「ねえ、ねえ、真桜ちゃん。」

 

「なんや?沙和。」

 

「凪ちゃんの抱かれたって、もしかして・・・」

 

「ああ、たぶんあの時の事やと思う。」

 

そう、凪が言っている『抱かれた』は、

一刀が、痺れた凪を『お姫様抱っこ』の事を言っている。

しかし、そんな事を知らない娘達は、もちろん『あっち』の方と思っている。

 

「どうだった? どうだったの?」

 

段々と興奮する娘達。

 

「力強くて・・暖かかった///」

 

「「「キャァァアアーー」」」

 

娘達の黄色い叫びと凪の言葉を聞きながら、2人は

 

「どうする? 訂正しとくか?」

(何か言い方、エロいなぁ)

 

「それも良いんだけど〜・・・」

(何だか言い方、エッチィの〜。)

 

少し考える沙和、

 

「面白いから、ほっとくの〜♪」

 

「それもそやね♪」

 

そう言って、楽しそうに笑う2人。

後で、凪に怒られたのは、言うまでも無い。

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――― 団長side ―――

 

団長は、沢山の男達に囲まれていた。

その中には、一刀に殺意を向けていた男達も混じっている。

 

「団長! どういう事ですか?!」

 

「ん? 何がだ?」

 

「あの男の事です!」

 

「ああ、婿殿の事か。」

 

「婿殿の事かじゃ、ありません!!」

 

男達は、声を荒げながら詰め寄って行く。

団長は、慌てる事無く平然としている。

 

「我々との約束を破るつもりですか?!」

 

「約束? 何の事だったかな?」

 

「とぼけないで下さい! 我等の中で、団長に一対一の勝負で、勝つ事が出来たら、

 その者の恋路に、協力すると言ったじゃないですか!?」

 

「はっはっはっ、そんな約束覚えておらんな。証拠でも有るのか?」

 

あくまで、とぼける団長。

1人の男が懐から一枚の紙を取り出した。

 

「証拠なら有ります。この証文です。」

 

その紙には、団長の文字と血判が押されている。

 

「団長が、忘れない様にとご自分で書いた物です。」

 

「どれ、貸してみろ。」

 

団長は、男から紙を受け取る。

 

「ふ〜む・・確かに私の字だな・・・『クシャクシャ』、パク、ムシャムシャ・・」

 

「「「ああああーーーー、何してんだ、あんた!!!」」」

 

紙を丸めて口に入れる団長。

 

「ゴックン。 はっはっはっ、これで証拠は無くなったな。」

 

「・・・隠ぺいしやがったよ、この人・・」

 

「最低だ・・・」

 

「何とでも、言うがいい。はっはっはっ!」

 

笑う団長と膝をつきながら落ち込む男達、

 

「しかし! あのどこぞの馬の骨に、あの3人を本当に幸せに出来るとは、思えません!!」

 

「まあ、お前達の言いたい事も分かる。だから今から、 婿殿がどんな男か、確認しようじゃないか。」

 

そう言って、一刀の方に歩いて行く団長。

三羽鳥もその団長の動きに気づき、2人の方に注目している。

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「婿殿、楽しんでいるかい?」

 

「あ! 団長さん、お話ししたい事があるんですが。」

 

一刀は、先程の誤解を解く為に団長に話しかける。

 

「そうかそうか。私も婿殿に、確認したい事があるんだ。」

 

「あの・・その婿殿っていうの止めて貰えませんか?」

 

「断る!」

 

「いや、訳が分かりm『断る!』・・あn『断る!』・・もういいです。」

 

話しが進まないと考えた一刀は、取り敢えず折れる事にした。

 

「それで、確認したい事って何ですか?」

 

「ああ、単刀直入に聞くが、あの3人の事どう思う?」

 

「「「・・・・」」」

 

団長の質問に、一刀の言葉に耳を澄ます三羽鳥。

 

「いや、どう思うって、可愛い子達だと思いますけど。」

 

「そうじゃない、好きか嫌いか?」

 

「そりゃ、好きか嫌いなら、もちろん好きですよ。」

 

「「「///」」」

 

3人は顔を赤くしている。その3人に、娘達は、

 

「ヒューヒュー」 「熱いわね〜」 「羨ましいなぁ」

 

と、好き勝手言っている。

その答えに笑顔の団長。今度は、少し真面目な顔をして、

 

「では、凪の傷痕を見てどう思う?」

 

「・・・・」

 

その質問に、暗い顔になる凪。

 

(傷だらけの自分など、女を捨てていると言われるに決まっている・・・)

 

そう自分の中で結論付ける凪。しかし、

 

「傷があると何か有るんですか?」

 

そう言って首を傾げる一刀。凪は、驚いて一刀の顔を見入っている。

 

「いやな。凪の傷は皆を守って付いた物なんだが、その傷を醜いと思っている奴が1人いるんだ。」

 

「なっ! そんな理由が有るのに、醜いなんて思う訳無いだろ、むしろ綺麗だと俺は思いますけど。」

 

「///」

 

一刀の言葉を聞いて、益々赤くなる凪。邑の皆は頷いている。

 

「くっくっくっ、はーっはっはっ!! よしっ! 合格だ!」

 

「へ? 団長さん? 合格って何がですか?」

 

急に大声で笑い出す団長。訳が分からない一刀は首を傾げている。

 

「気にするな! そんな事よりも、私の事は今日から・・・」

 

一刀の両肩に手を置いて、目を見つめながら

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「お父さんと呼んでくれ! 婿殿!」

 

「いや、意味が分からないんですけど、団長さん?」

 

「・・・・・」

 

「あの、団長さん?」

 

「・・・・・」

 

「もしも〜し?」

 

「・・・・・」

 

「あの・・・お父さん?」

 

「何だい? 婿殿。」

 

「いや、訳が分からないんですけど。」

 

「何を言う! 3人の婿なら私にとって君は、私の息子だろ?」

 

当然の様に聞き返してくる団長に、一刀は、

 

(だめだこの人、人の話しを全く聞いてくれない・・・爺ちゃんみたいだ・・・)

 

自分の身近にいた理不尽な人を思いながら落ち込んでいると

 

「さあ! 今日はおめでたい日なんだ! 飲んで騒ごうじゃないか!」

 

「「「おおおおお〜〜〜」」」

 

団長の掛け声に皆賛同する。

一刀は、不安になりながらも楽しんでしまおうと

気持ちを切り替えようとしている。

そんな一刀を嘲笑うかの様に、団長は

 

「婿殿は今日から、3人の家に住むがいい!」

 

ギロギロギロギロギロギロ

 

沢山の目に睨まれる一刀。

 

(誰か! 助けて下さい!)

 

心の中で叫ぶ一刀だった。

 

 

 

 

・・・・つづく

-7ページ-

 

(あとがき)

どうも猫です。最後まで読んで頂きありがとうございます。

やっと一刀君を邑に到着させることが出来ました。もう少し、邑での拠点が続きます。

団長の人気が高くて驚いています(^^)

 

アンケート結果

 

沢山のコメントやメールありがとうございました。

まず、前回も書きましたが、オリキャラは、『女性』です。

 

そして、二つ名は・・・・

 

         ★☆『鋼』(はがね)に決まりました(^O^)☆★

 

 

他の二つ名に、投票して下さった皆様、誠に申し訳ありません<(_ _)>

 

これからも、頑張って書いていきますので、応援して下さると嬉しいです。

コメント・メールお待ちしています。

 

次回は、初めてのバトルシーンに挑戦し様と思っていますのでお楽しみに(^O^)/

 

説明
どうも、猫です。
前回の団長の人気に驚いています。
楽しんで頂ければ、嬉しいです。
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コメント
強くても弱くても一刀の立場は変わりませんねぇ(w(うたまる)
団長,偉大だ・・・・・b!!(PANDORA)
アンケートは2勝だったな。団長は只者ではないな。これからもちょくちょくだしてほしいな。(ブックマン)
良いお父さんじゃないか!(団長)w う〜ん これはどうなるのやら・・・・愉しみです!(Poussiere)
団長、やるな(もっさん)
一刀・・・・・早死にするんじゃね?(いずむ)
団長いいわ〜w名脇役っぷりに乾杯!!(ブロンコ)
面白い話です。なんだか凄い事になりましたね一刀は。次回が楽しみです♪(黒神)
凪がさらに捏造しちゃったね。これは純だからこそできる芸当だな。(motomaru)
一刀・・・とりあえずガンバレwww(brid)
いるいるwwこーゆうおっさんwwww(ルーデル)
戦のシーンは難しいですよねぇ〜頑張ってくださいw(sion)
逝かした親父だなww(nanashiの人)
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真・恋姫無双 恋姫無双  三羽鳥 北郷一刀 

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