月ニ叢雲華ニ風
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説明
妄想機兵さん主催のコラボレーションコンペ「ゲルブリッター」に参加するために作った作品です。
地震で棚から落下してバラバラになったマガツキ崩天と、漸雷をベースにミキシングしております。

以下、クソ長い設定。

【機体名】:月ニ叢雲華ニ風(つきにむらくもはなにかぜ)

強化型漸雷をベースに、月側機体のパーツを用いて改良された機体。
本来は両手とも揃っていたが、何らかの理由で右手を損失。パイロットの強い要望で、背部に設置されていた武装担架を右手にシフトした。
さらに装甲の大部分を左側へ集中した為、左右の重量バランスが著しく崩れている。しかしこれにより、回転方向のモーメントが増し、戦闘時には水平方向に回転しながら遠心力を用いた打撃及び斬撃を行う事が可能になっている。機動にはかなりクセがあり、予測不可能な動きをする為、通常の照準で射撃を命中させる事は困難である。
反面、操縦する事すら困難になってしまった為、特別に慣熟されたパイロット以外、搭乗する事が出来ない。実質的には改良を進言したパイロット専用機である。

また両手で装備を振るえないハンデを補う為、斬撃に用いる左腕は、TCSオシレーターからの動力を半ば無理やり供給する形で出力が強化されている。

決闘においては、鞘に納められた5本の武装を状況に応じて使い分けて戦うが、そこへ至るまでの道中、障害となる者たちの大部分を納刀したままの鞘で殴り倒す。「鞘で殴られて損傷を受ける」と言う事実は、相手の戦意を著しく低下させると予測され、本来の目的である決闘をスムーズに行う為の手段であると考えられる。

機体名である、「月に叢雲華に風」とは良い事は長続きしない、と言う程度の意味であるが、「月に雲をかけ、大地に咲く華も散らす」と言う、二大勢力双方に対する宣戦布告とも読み解ける。

尚、右手を失った理由は自然災害に巻き込まれた為とも、相手に対し冒涜的な戦い方が教義に抵触した為、パラディンによる粛清を受けた結果とも噂されるが、真偽は定かではない。


【武器銘】試製汎用武装担架 Waltz for fools(愚者の為の円舞曲)

五つの鞘を纏めて右手に見立てた武装担架。回転を主体とした戦闘を行う様から、「愚者の為の円舞曲」と言う銘を与えられた。一応手の形をしているが細かい作業は出来ない。状況に応じて適した武装の選択を可能とし、長期戦に陥った場合の武装の損耗を補う目的で開発された。
しかし実際の運用においては、「強いと認めていない者たち」を打撃によって圧倒する為に用いられる。また、斬撃(及び銃撃)に対する防御及び、相手の武装を絡め取る(※ときに折る)為にも用いられる。

遭遇した兵士の第一印象は「え、それ抜いて使わないの?」である。
尚、抜刀時においても鞘による打撃は引き続き行われ、時には剣を抜いたものの、鞘だけで勝利してしまう事があるらしい。
この執拗に鞘による打撃を用いる傾向は、パイロットの嗜好によるものと推測される。恐らく、担架そのものによる打撃、と言う屈辱的な攻撃方法が相手の戦意を挫く事を理解しての行動と思われるが、一部では戦意を挫く事こそに快感を覚える特殊な性癖の持ち主であるとも噂される。

尚、剣一本一本に銘は与えられておらず、便宜的に「甲乙丙丁戊」と呼ばれるのみである。
甲(きのえ):人差し指。最も大きいが、取り回しに難がある。長大な形状の為、振るい方を誤ると折れてしまう。対艦戦闘及び自身より巨大な相手に対して用いられる。納刀したままの斬撃も可能。刀身には機体名である「月ニ叢雲華ニ風」の文字が刻印されており、これは二大勢力に対する威嚇効果を狙ってのものと推測される。
乙(きのと)&丙(ひのえ):中指と薬指。同性能の双子剣。最も取り回しに優れる。損耗に応じて順次破棄される。
丁(ひのと):小指。最も切れ味が悪い代わりに、最も頑丈。長期戦及び対多数相手の戦闘に用いられる。刀身は強度を増す為、黒い特殊カーボンで覆われている。
戊(つちのえ):親指。最もリーチが短い上に取り回しも悪いが、抜刀が最も素早く出来る為、奇襲に使われる。

乙丙の鞘には打撃用の拵えが施されており、パイロットはもっぱらこの突起による打撃を用いた戦闘を好む。

ある筋からの情報によると、パイロットの人となりを調査しようとしたが、出自はおろか、性別すらわからず、ただ好物が激辛カレーである事が判明したのみであったと言う。
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