世界が終わりなんて間違っている 第9話
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 空き缶にゾンビが釣られていることを確認するとバスを停めていた所から遠い順に駐車場に乗り捨てられている車を調べる。開いている車または防犯ブザーがついていそうな車を探す。

 探していると運よく鍵の開いた車をバスから一番遠いところで発見したが車の状態は悪く、凹みやひっかき傷が大量に残されている。血痕も付着していたため、多分この車はゾンビに襲われた可能性があるのでないかと思い周りを見わたすと、少し離れたところに血の跡みたいなものがあった。

 この車の持ち主はゾンビに囲まれ脱出したところで捕まり殺されてしまったのだろう。

 

 車の持ち主に悪いとは思いつつ座席をハンドル側に倒しクラクションが鳴る位置直前まで降ろすと、学校から持ってきていたガムテープを使いハンドルに巻き付けた。

 それから外に出ていた他の皆にバスに戻るよう指示を出し、バスの様子を確認する。

 しばらくして全員乗ったことを、平塚先生が運転席から合図を出してきた。合図を見た俺は再度周辺を見わたし次の段階に作業を進める。座席でクラクションを鳴らすように倒すとハンドルに巻き付けていたガムテープを使い、ずっと鳴り続けるよう固定し車閉めてからバスに戻る。

 するとクラクションの音が辺りいっぱいに響き渡る。

 

 しばらくすると空き缶の音に釣られていたゾンビを中心に周辺のゾンビが集まってきた。

 ある程度ゾンビが駐車場に入ってくる来る数が減ってきたところで、バスのエンジンをかけ発進する。

 ちらほらゾンビがいるものの集団ではないため避けたり轢いたりして由比ヶ浜の家あるマンションを離れることができた。

 

 

小 町「ねぇ……おにいちゃん。クラクションずっと鳴っていたらあの辺に住んでる人たち危なくなるんじゃない?」

 

八 幡「周辺のゾンビを集めてしまうから危険だと思うが、逆にあの音にゾンビ達は反応して集まるから動けるようになる人もいるはずなんだよ」

 

小 町「どゆこと?」

 

八 幡「まずはあのマンションから少し離れた所に住んでいる人たちってのはわかるな。そしてあの近辺の人たちも多少大きな音を出さなければ、ゾンビの注意を向けられることもない。ゾンビは見える範囲の動くものに反応するけど遠かったらゾンビに認識されずに逃げれる可能性もできる。家に引きこもっているより行動の範囲が広がるってことだ。まぁ一番いいのは由比ヶ浜の家のあったマンションに人がいなくてずっとゾンビ達の注意を誘ってくれれば……」

 

結衣母「それは大丈夫よ〜。うちのマンション独身か共働きばかりでゾンビが出てきた時間帯はマンションにいたのは私くらいでしょうし……」

 

八 幡「なら……好都合だな。まぁゾンビ達ガラスを割れる力はあるみたいだから車のガラスが割られて壊されるか、クラクションが止まるまでの間だけどな……」

 

 

 説明すると小町は納得したみたいで女性陣の方に混ざりに行った。そしてバスはホームセンターの方へ進んでいく。ホームセンターまでの道のりの間、今ゾンビに対して分かっていることやホームセンターで調達する物の優先順位をみんなと確認する。

 

 バリケード作成に使用する丈夫そうな縄・武器になりそうな物・植物の種・誘導に使えそうな物・実用品などは確保したい。

 バスの中で話し合っていると前方にパトカーを発見した。しかし周りに動いている者はなく、乗り捨ててどこかに移動したのだろう。そう考えているとパトカーの前方にボロキレみたいな塊を中心に大量の血痕を発見することになった。ボロキレの所々に血はついているものの警官の制服だと見てわかる。

 周りにゾンビがいないことを確認すると

 

 

八 幡「……先生。あの辺りで一度車を停めてもらえませんか?」

 

平 塚「何をするつもりだ?」

 

八 幡「少し確認したいことがあるんですよ」

 

平 塚「危ないことじゃないだろうな?」

 

八 幡「まだわかりませんが、やってみる価値はあるかも……」

 

平 塚「そこまで言うなら停めるが、少しでも危険になったらすぐに戻ってこいよ」

 

八 幡「はい。材木座、戸部少し外に出るから周囲の警戒を頼む」

 

 

 先生に車を停めてもらい、ボロキレの近くまで移動する。近くに落ちていた小さな石をボロキレの近くに投げ、動かないのを確認して近づいていく。肉の部分はゾンビに食べつくされたのか服と骨だけが残っている。

 そして近くを見わたすと探していたものを発見した。ここまでこればわかると思うが探していたのは拳銃である。拳銃のスロットを確認すると一発だけ残っているようだ。他に弾はないかと探すため服のある所まで戻り確認するが見つからなかった。探している途中、ズボンであった物に警棒がついていたままだったので回収してバスに戻った。

 

 

 

平 塚「比企谷……まさか拳銃か?」

 

八 幡「はい。あるか確証はなかったんですが……一発だけ残ってます。とりあえず車を出してください」

 

 

 その言葉を聞きみんなが近寄ってくる。

 

 

戸 部「拳銃だわー! かっけー」

 

材木座「うむ……わが武器にしたいくらいだ」

 

結 衣「ほえ〜」

 

 

 さまざまなリアクションを取っている。

 

 

平 塚「で……その拳銃どうするつもりだ?」

 

八 幡「その事なんですがこの拳銃先生が持っていてもらえませんか?」

 

平 塚「私がか……?」

 

八 幡「戸部と三人で話した時にも言いましたが、生きている人間の中でも敵対者が出てくると思うんです。

で、これから行く場所はホームセンター・デパートとゾンビが多い可能性のある場所です。

ゾンビが多い=ゾンビ発生時に人の数が多かった可能性があり、少なからず生き残りもいるかもしれません。

生き残っている人間が善人ならいいのですが、こちらを襲ってくるようなやつがもしバスに来た場合バスごとを乗っ取られる心配があります。

なのでそういう輩の場合、一度拳銃で牽制しそいつらが離れたすきに車を出してしまえば逃げることもできるはずです。

ただ拳銃を使う際、撃たずに立ち去ってくれればいいのですが、もしそれでも引かなくて発砲した場合ゾンビが音に釣られて来る場合があります。なのでなるべく撃たずに済めば……」

 

平 塚「なるほど。発砲せずとも敵対者を追い払えるかもということか……」

 

八 幡「はい……撃つにしてもわざと狙いを外して警告ということにしたら人は撃たずに済みますし」

 

平 塚「バスにいるものたちの安全面を考えるならそれがいいか……そういうことなら預かっておこう」

 

八 幡「はい」

 

 

 拳銃を先生に渡すと

 

 

平 塚「結構思ったより重いな……」

 

八 幡「それだけ価値があるってことでしょう。それで由比ヶ浜のお母さんに聞きたいんですが車の運転ってできます?」

 

結衣母「ん〜。一応できるわよ〜」

 

八 幡「じゃあもし発砲してしまった場合や先生が敵と対峙した時運転を代わってもらってもらえませんか?」

 

結衣母「でも……こんな大きな車運転したことないんだけど〜」

 

平 塚「それは大丈夫だろう。敵から距離を取ったら私が代わるから」

 

結衣母「それなら〜」

 

平 塚「大丈夫のようだな。っと……ん? ホームセンターってあれか?」

 

 

 先生が前方を指さし聞いてくる。

 

 

結 衣「うん! あれだよ」

 

材木座「フムフム……ここなら来たことあるな」

 

八 幡「じゃあ材木座、確保する物は覚えてるな。大体の場所でいいからありそうな場所を説明してくれ」

 

材木座「我にお任せっと言いたいのだが何か書くものないか?」

 

相 模「あのぉ、うちのカバンにノートとかあるから」

 

八 幡「じゃあ相模たのむ!」

 

相 模「うん!」

 

 

 そういうと相模は自分のカバンからノートと筆記用具を持ってきた。

 

 

八 幡「ありがとな」

 

相 模「えっ……うん」

 

 

 なぜか相模は照れながら後部座席の方に行ってしまった。

 まだ話し合いの途中なんだけどなぁ。

 そして一色は犬のように威嚇しているのだがこれは無視しとこう。

 

 

材木座「ここにこれがあって、こう! できた!」

 

 

 どや顔で見てくる材木座。

 うぜぇ。

 

 

八 幡「戸部も見とけ。いる物の場所はこことこことここの辺りか」

 

戸 部「コンビニみたいに手分けして探すん?」

 

八 幡「いや、今回は場所が広いうえにどのくらいゾンビがいるかわからん。まああの日が平日だったからそう多くないと思いたいが…今回は周囲を特に警戒したほうがいい」

 

戸 部「わかった」

 

八 幡「とりあえずまずここにいって……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     〜     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バスがホームセンターに着き、行動を開始する。今回も男子が調達組・女子がバス居残り組だ。

 バスをなるべく入口に違い場所に止めてもらい周囲を確認しながらホームセンターの入口に向かう。

 入口近辺にはゾンビはいなかったが念のため音を立てないようにして中に入っていく。

 

 まず向かったのは一番近くにあった野菜の種などが入った袋のある場所で、育てやすそうなものを優先して回収ておく。

 次に家電が少し置いてある場所では、日光で充電できるタイプの充電器や懐中電灯・電池・ポータブルプレイヤーなどを回収する。

 工具がおいてある所ではバールのようなもの・釘・鎖・充電式の電動ドリル・縄・鍵・作業服などを、

 家庭用品の所で洗剤や少量であるが服・ビニールシート・燻製機・カセットコンロ・ガスなどを見つけ、

最後にスポーツ用品の所にあった子供用のプールやレジ近くにあった食料品(お菓子やつまみ中心であったが)を持っていくことにした。

 

 店内にはゾンビがいたが団体で行動しておらず、ゾンビ一体に対して複数で対応できたため苦戦することはなかった。なので一度バスに戻り荷物を置いた後、再び店内に入り物資を分けて回収することにした。

 

 

 

 しかし二度の目の回収を終え、バスに乗り込むころには天気も崩れ雨が降ってきていた。

 

 たまたま駐車場の入口に目を向けると、

 まずいことが起きていたようだ。

 なんとゾンビの集団が駐車場に入ってくるのだ。

 われわれの方に向かってくる。

 しかし早めに気づくことができたため、バスに逃げ込むことができた。

 すでに入口を塞ぐように集まってきた事で駐車場からでることができない状態になってしまった。

 

 こちらのことには気づいてないらしく動きは遅いが集団であるため強行突破ができない。俺は外に声が漏れないようにみんなを集め小声で

 

 

八 幡「とりあえず、音を出さないようにしてよう。幸い駐車場のある側面はカーテンを閉めていたから中を除かれても大丈夫だ。両側面と後ろの窓もカーテンを閉めているから大丈夫だが入口とフロントガラスを見られたら襲ってくるかもしれない……」

 

いろは「じゃあ……どうするんですか?」

 

 

 皆に話しかけると一色が聞いてくる。

 

 

八 幡「まだ距離があるから今のうちに入口とフロントガラスを外から見えないようにしよう。さっきホームセンターで回収してきた物で中が見えないようにするんだ」

 

 

 その言葉を聞きみんなが動き出す。

 回収してきた衣服類・ビニールシートなどを使って見えなくした後、他の荷物で支えて落ちないようにする。そして車の中央に女子を固め周りを警戒するように少し開いたところから周りの様子をうかがう。

 

 

材木座「敵接近! 距離五十メートル!」

 

 

 ゾンビが来る方を見張っていた材木座が状況を伝えてくる。

 

 

八 幡「やつらが通り過ぎるまで、静かにしてやりすごそう」

 

 

 みんな無言で頷くと外から雨が跳ねる音だけが聞こえてくる。

 実際にはそこまで時間が経っていないのだろうがやけに長く感じてくる。

 

 だいぶ時間経ち水の跳ねる音も少なくなり安心していた……その時何かがバスにぶつかったようで、バスが少し揺れた。

 その振動で相模がバランスを崩してしまい倒れそうになっている。

 一番近くに居た俺は咄嗟に支えたが、

 

 

相 模「きゃ……」

 

 

 すぐに相模の口に手を当て止めようとするが、少し声が漏れてしまう。

 バスの外に漏れてないといいが……と思いつつそのままホームセンター入り口側にある側面の方から外を覗く。

 音に気付いてないのか続々とホームセンターの中に入っていく。

 

 しばらくして肩を叩かれて振り返る。一色が不機嫌そうに指をさしている。

 指の先が示している方を見ると未だに相模の口を塞ぎ後ろから抱き寄せている状態だったことに気付く。

 慌てて手を離すと、相模はその場に顔を真っ赤にしながらしゃがみこんでしまった。

 怒らせてしまったかと思い手でジェスチャーしてみるも相模は顔を背けるだけだった。

 

 誤魔化すように視線を泳がせていたらホームセンターに入る前使っていたノートが目に映る。

 それを使って駐車場入り口側窓にいる材木座に

 

【外から見えないよう警戒しながら外の様子を見てくれ!】

 

 と指示を伝える。

 材木座は指示を見た後頷いて外を見始める。

 

【外の様子はどうだ? ゾンビはいるか?】

 

 材木座は首を振って返してきた。

 そのあと後部座席側の窓にいる戸部やフロントガラス側にいる先生にも確認を取る。

 どちらもいないらしく材木座と同じように首を振ってきたので先生に

 

【今のうちに脱出しましょう。】

 

 先生は頷きエンジンをかける。

 ホームセンター入り口の方の見張りをしていた俺はゾンビ達がこちらを向いてみていることに気付いた。

 

 

八 幡「先生。気付かれた。早く」

 

 

 その言葉に反応して先生はアクセルを踏み、普段の駐車場であれば危険行為でしかないスピードで発車した。俺はやつらの動きが見やすいようカーテンを開ける。

 俺の行動に気付き材木座や戸部も同じようにカーテンを開けるとホームセンターの方を見る。

 しかし何故かやつらは追ってこない。それに気づき先生に話しかける。

 

 

八 幡「先生。ちょっと待ってください。やつら追ってくる気配がない。一時停めてください」

 

 

 俺の言葉とバックミラーで確認したのであろう。バスを停めてみる。

 

 

平 塚「確かに追ってこない……なぜだ?」

 

いろは「あっ」

 

 

 何かに気付いたみたいに一色が声を出した。

 

 

いろは「せんぱい。初日の話し合いの時、ゾンビとして仮定した場合弱点で水とか火が弱点のものがあるって言ってませんでした?」

 

八 幡「それかぁ。雨を嫌がって追ってこないということか?」

 

いろは「はい。多分やつら雨宿りに来たんじゃないですか? このあたり雨宿りできそうな建物少ないみたいですし、だからホームセンターの中に入っていったんですか?」

 

八 幡「そうかもな……でもそうすると……」

 

いろは「そうすると?」

 

八 幡「デパートに行くのは危険かもしれないな……」

 

結 衣「そっかぁ。デパートにも雨宿りで集まっているかもしれないしね」

 

八 幡「幸いコンビニで食料確保できたし、ここでもお菓子多めではあるけど回収できた。デパートには雨が上がって再度行くのがいいかもしれない。もともとデパートに行くのは食料品を確保するためが大きかったからな。それにデパートは雨が降る前からもゾンビがたくさんいて危険だったかもしれないしな」

 

いろは「デパートいきたかったなぁ。服とかもほしかったし……それに勝負下着とか……」

 

 

 最後は聞こえなかったことにして

 

 

八 幡「服かぁ。由比ヶ浜ここらへんで服屋とかあるか? 服屋ならデパートとかよりもゾンビいなそうだから店内の安全確保したら中を見て回れるんじゃないか?」

 

結 衣「あるよ! ここからだとちょうどヒッキーの家との間辺りになるから丁度いいんじゃない?私はママに準備してもらったものがあるけどみんなの着替えが必要だしね」

 

八 幡「じゃあそうしよう。食料に関してはもう一度、相模がいたコンビニに行って確保していけば大丈夫かもな」

 

小 町「やったーっ! 服屋だ。新しい服ほしかったんだ」

 

八 幡「いや……お前、俺たちは家に戻るから家から持って来いよ」

 

小 町「チッチッチ。これだからゴミィちゃんは」

 

 

 当然のことを言ったはずなのに貶された。なんで?

 

 

小 町「女の子はいろんな服が着たいんだよ。それにこれから先、成長して着れなくなったらどうすんの?」

 

 

 自分の胸をゆび指し、熱く語ってくる。

 

 

八 幡「分かった。分かった。店内の安全確認したらお前も好きなの選んで来い」

 

小 町「ありがとぉおにいちゃん!」

 

八 幡「とりあえず服屋に着いたら最初男三人で中を確認する。安全だったら女性陣は学校に残っている人の分も選んで来い。店内に入って何かあった場合の対応のために戸部は中の見張りながら葉山たちの分の服も頼む。最初俺と材木座は見張り、先生が運転席で。途中材木座と戸部が見張り交代、先生と由比ヶ浜のお母さんが運転席の交代したら大丈夫だろ。サブレは最初運転席の二人に頼みます。後は戻ってきた人に見てもらえばいいだろ」

 

 

 俺は少し考えて

 

 

八 幡「俺の分は家から適当に持ってくるけど……まぁしいて言えば下着だけでもいいから小町持ってきてくれ。あと試着している暇ないからほしいものは全部持って来い」

 

小 町「うっわぁ……妹に下着持って来いとか」

 

八 幡「別にいいだろ。適当でいいけど変な奴はやめとけな」

 

戸 部「それって俺らが適当に持ってこればいいだけじゃないの?」

 

八 幡「まぁそうだな。じゃあ戸部頼む。くれぐれも変なやつはやめろよ」

 

戸 部「分かってるって」

 

 

 

 軽い返事で帰ってきたため多少の不安があるが……その時は家から適当に持ってくるからいいか。

 

 

八 幡「じゃあそろそろ行きましょうか? 取り敢えず道案内は頼むぞ由比ヶ浜」

 

結 衣「まかせて!」

 

 

 そうしてホームセンターを脱出するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     〜     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結 衣「そこの角を右に曲がったら服屋あるよ」

 

 

 由比ヶ浜のナビゲートのもと、無事服屋に着いた。

 着くまでに少し食事をとっていた俺らの視界にも服屋が見えてくる。

 

 服屋に着き周りを警戒しながら店内に男三人は入っていく。

 今のところやつらが発するうなり声などは聞こえない。

 店内をあらかた見終わり後はスタッフ用の控室となった。

 中に入るとゾンビの姿は見えず、残りの二人に手で○の合図を出しながら

 

 

八 幡「ここは大丈夫みたいだ。これで店内は全部大丈夫だから材木座バスの皆に言って来い」

 

 

 そういうと材木座は店内入口の方に走り出す。

 戸部も中の安全が確保できたで服選びに行こうとしている。

 その時だった。

 何かが俺に飛びついてきたのだ。

 もしやゾンビかと思いそちらを見ると……

 

 

???「やっぱりはーちゃんだよ。さーちゃん!」

 

 

 聞き覚えのある声、見覚えのある顔が姿を現しその後ろの方からこれまた見覚えのある顔が出てくるのであった。

 

 

説明
第九話
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タグ
台本形式 ゾンビ やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 

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