アニマルバンク
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説明
さて以前ここでも宣言したが今年は過去にワシが週刊の業界新聞に連載していた4コマ漫画を順次公開していこうと思う。このままにしておいたらワシが死んだあとこれらの作品はもう二度と世に出ない。それは不憫なのでネットに公開して皆に読んでもらう方がいいだろうと。

これは「アニマルバンク」というタイトルで金融界を舞台に当時の世相を皮肉りまくった漫画である。生まれて初めての商業紙連載。週一回の掲載なのでスケジュール的には楽であったがアイデア捻り出すのに七転八倒でかなり苦労した。
4人の執筆陣で3か月ごとに交代しての連載でこの作品は1996年12月から1997年3月までの連載であった。こうして改めて見ると当時の世相がよくわかる。バブル崩壊後の不良債権処理に苦しむ金融界。自業自得の面もあるんだけどね。パソコンはまだウィンドウズ95が発売された後でマニアはともかく一般家庭にはまだまだ縁遠いものであった。ましてやインターネットなんざまだ黎明期でほとんど誰もしていない。パソコン通信の方がまだ隆盛であった。そんな様子が漫画から伝わってくる。けっこう貴重な歴史資料にもなると思うぞ。

でも絵はヘタだな〜。今もヘタだ。(苦笑)この後連載は他の作品を挟んで2012年まで長きにわたって続く。1年のうち3ヵ月だけだが。

(注)Wikipediaより引用
1.チョベリバ:「超ベリー・バッド(very bad)」の略で、1990年代後半に10代、20代や女子中学生、高校生などの間で使われた若者言葉のひとつ。それ以前から使われていた「超バッド」よりさらに強く最悪であることを意味する。対義語はチョベリグ。
1995年頃から使われ出したが、1996年にテレビドラマの『ロングバケーション』で使われて知名度が上がりこの年の新語・流行語大賞のベストテンを受賞した。

2.失薬園:正式には「失楽園」。渡辺淳一の恋愛小説。小説は1995年から翌年にかけて『日本経済新聞』に掲載され、1997年2月に講談社から単行本として刊行された 。上下巻を合わせた年間発行部数は267万部、その後300万部を突破した。不倫を主題とし、一般向け新聞連載ではあまり例のない性描写が含まれている。映画・テレビドラマ化され、「失楽園」というタイトルが流行語にもなった。
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コメント
昔はまだ企業の方にも多少なりとも余裕がありましたね。今ほど苛烈ではなかった。今は社会自体が余裕を無くしてます。(獅子神タロー)
この頃はまだ窓際族と言う今思えば緩い立場があったんですなあ。今は骨の髄まで搾り取るブラック企業かクビ。(RIBON-Y)
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