『ほら、ここにも猫』・第174話 「ペスト医師」
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説明
ベネツィアのカーニバルの時期なので。

『ほら、ここにも猫』・第174話です。

命がけでペスト患者の治療を行うペスト医師に、ねこもねずみを捕まえて手伝おうとしていたようです。

最初このペスト医師の絵を見た時に、カルト教か何かと思ったのですが、あとからこれが、17世紀から18世紀ごろのペスト専門の医師であることを知りました。

なかなかにゴシックな格好ですが、当時はペストは悪い空気によって感染するものと考えられていたようで、空気に触れない様に全身を包み込む服、鳥のくちばしのようなマスクには、空気を吸い込まない様にハーブ等の香料を詰め込んでいたんだとか。

彼らの治療法は悪い血を外に取り出すことであったそうですが、ペストは菌に感染したねずみの血を吸ったノミが人間の血を吸う事で罹患しますので、治療中に血に触れてペストに感染することもあり、まさに命がけでありました。ですが、この医師たちの活躍でペストが撲滅されたという実績はなかったそうで。

ペストの本格的な治療は、20世紀にはいり抗生物質が開発されてからになります。
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水彩 アナログ ねこ マンガ 3コマ ペスト医師 

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