同じ世界で同じ人物が歩んだ異なる二つの外史が一時の終端を迎え

また、異なる外史への扉が開いた

それは多くの英雄達の伝説

とある大陸で起きた奇跡の物語、その一つ。空を冠する奇跡英雄達の・・・・否彼等の物語

大陸にある国の一つ。白き隼を掲げる王国に一つの新たな命が生まれた

その命は多くの人々に望まれ。愛され。育てられた

そしてまた新たに命が生まれた後に

地獄を知った、煉獄を理解し、奈落の底に墜ち、深淵を覗いた

祝福してくれた二人は祝福した命を護る為に散った

そして生き残った命は囚われた

命を弄び奪う、悪魔の使徒に

他にも幼い、罪無き多くの命が囚われ。彼の命の目の前で奪われた

眠りに落ちた僅かな一時に、弄ばれてる一時に、生かされている一時に・・・・・多くの命が弄ばれ散った

彼の命もまた日常の様に当たり前の事であるかの如く。その日もまた命を弄ばれた

そんなある日。新たに命を弄ぶ物を用いられた時、彼の命は真理の欠片を見せつけられた

最早一房しかない、散って逝った家族と同じ紫がかった深い藍色の髪以外全てが、彼の命を弄んだ悪魔が使徒が新たに作った玩具の色に染め上げられたその時

彼の命を染めた絶望が消え、粉々に砕けた心を意志で製錬し。誓いで精錬し。心意を持って新たに鍛えられた心が命の鼓動を奏でた

絶望を受け止め、再び立ち上がった彼の命は刻まれし傷痕を背に。彼の命に語りかけた神意をその手に。誓いを胸に

再び空へと羽ばたく翼を得た彼の命は・・・・・・・・・・

真・恋姫シリーズ第十四作

真・恋姫の軌跡　白隼の守り人

彼の命が歩む、空の軌跡

空で・・・待つ

真・恋姫の軌跡　白隼の守り人

彼の軌跡の行く末は