SAO~黒を冠する戦士たち~ 英雄外伝 第17話 集う者たち
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第17話 集う者たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺は現在75層の街コリアナに来ている。ここには古代闘技場のようなものがあり、街並みもどこか古代ローマを沸騰させるような作りになっている。

 

俺が何故ここに来ているかというと・・・。

 

「いらっしゃい、いらっしゃい、美味しいものが揃っているよ。」

 

「一杯どうだい?安くするよ!」

 

今、お祭り騒ぎになっているからだ。そして、このお祭り騒ぎを作った原因が俺の手元にあった。

 

 

『号外!キリトVSヒースクリフ、最強を賭けた決闘の開催!』

 

 

昨日のアイングラット新聞の号外である。アオバから話しを聞いた次の日、案の定朝の一面は74層の攻略とキリトの二刀流について大々的にに書かれていた。そして、その日のうちに号外が発刊されたのだった。まぁここまで大きくなったのは血盟騎士団の経由のダイゼンとアオバが共謀したのだろうと俺は考えていた。

 

「で?何故俺は呼ばれたのだ?」

 

そう言っていつものように白いフードで顔を隠したエドが話しかけてきた。

 

「何故って、たまには息抜きも必要だぜエド。毎日毎日潜伏して情報集めだと息がつまるだろ?」

 

「別に・・・一昔前はいつもこんなことばかりやっていたのだ。息が詰まったことなど一度もない・・。」

 

そう答えるエド、このまま呆れて帰ってしまうかと思ったが・・・。

 

「まぁ、いい機会だ。お前の一声でいつでもキリト、ヒースクリフを抹殺できるように行動パターンを把握しておくか・・・・。」

 

「物騒だね〜俺は死んでもお前にそんなお願いはしないからな・・。」

 

これを冗談で言わず本気でやろうとするのがエドである。

 

あっ、相棒(バディ)として言っておくがエドはどこぞこかの”くまのプー”みたいに殺しを楽しむなどのサイコパスじゃあない。ゼウス(俺)の障害となる奴には容赦がないってことだけははっきりと言える。何故、俺に対してここまでするかと言うと昔、エドを助けたこともあって、それをきっかけにエドは俺に対して異常なまで信頼をおいてくれてるってハナシだ。

 

さて、二人は他愛もない話しをしながら試合が行われる会場に向かって歩いていると・・・。

 

「おっ、そこにいるのはゼウスとエドじゃあないのか?」

 

ふと自分を呼ぶ声が聞こえてきたので後ろを振り向くと3人の青年がやってきた。

 

「コウスケ、ケンタ、ジュンイチ、お前らも来ていたのか。」

 

そう言ってゼウスとエドの前にやってきたのは最初に声をかけたフワフワ(ように見える)頭のコウスケ、腕や顔に古傷が残っているケンタ、爽やかな感じを出すジュンイチだった。

 

「ああ、キリトとはフレンド登録もして知らぬ仲じゃあないからな、応援に来たってわけよ。」

 

「それにしても、驚きました。キリトさんが二刀流スキルをお持ちだったとは。」

 

「もっともコウはお得意の”勘”でキリトが何かもっているということは分かっていたみたいだけどね。」

 

そう言って、コウスケ、ケンタ、ジュンイチと順にゼウスに話す3人組。彼らはギルド”黒田一家”のメンバーでいつもこの3人でダンジョン、ボス攻略を行っており、いつしか周りのプレイヤーからは”黒田三人衆”と呼ばれるようになり(本人達も結構気に入ってたりする。)このように呼ばれるだけはあって個々の実力はもちろん、この3人の連携は黒田一家の主力となっていた。

 

「ところでゼウスもキリトの応援にきたのか?」

 

コウスケがゼウスに尋ねると、

 

「キリトのの応援ってわけじゃあないが、まぁ、面白いものが見れるかなと思ってエドと一緒に来たわけだが」

 

そう言って親指で少し後ろに立っているエドを指した。エドはというとさっきから会話に入らずゼウスと3人の会話を見ているだけだった。

 

「そうか・・なぁ、ゼウス。よかったら一緒に見に行かないか?向こうについても時間があるわけだし、話しぐらいできると思うんだ。」

 

「つもる話しも沢山ありますしね。」

 

「僕としては、この前、軍に追われていた理由を聞きたいね。」

 

コウスケの提案にケンタ、ジュンイチは乗る気があった。特に断る理由もなかったので、

 

「いいぜ、別に。お前らといてつまらないことはなかったからな。エドも構わないだろ?」

 

「ああ、問題ない。」

 

「じゃあ、決まりだな。」

 

そう言ってコウスケはどこか嬉しそうな表情を見せるのだった。ケンタ、ジュンイチも顔を見合わせて「やった」という感じに笑いあうのだった。

 

「それじゃあさっそく、この5人で行き「おい!」ん!?」

 

自分の言葉が遮られたのでふと声をした方を向くゼウス、かの3人も声がした方を向くと、そこにはチャイナ風のドレスのようなものを着た少女がゼウスを睨んで立っていた。

 

 

 

 

Tobecontnued…

 

 

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あとがき

 

 

第17話いかがだったでしょうか?またもや新キャラ登場です。自分的にはこの3人は準主人公のつもりで書いていきます。黒衣衆と同い年くらいだとSAO時やクリアしての学校での絡みとか書きやすいですからね。

さて、コウスケ、ケンタ、ジュンイチのイメージ容姿、CVは真・三國無双シリーズより左から順に李典(cv鳥海浩輔)楽進(cv伊藤健太郎)郭嘉(CV三宅淳一)となっています。三人の名前は声優の名前を参考にしています。このシリーズは魅力なキャラは沢山いますが、その中でもこの3人はお気に入りですし、それにゲームでは大人ですがここでは青年にしても違和感はないと思い登場させています。

キャラ紹介は次の次辺りに詳しく書こうと考えております。

 

 

次回、ゼウスの前に現れた少女の正体は?といっても最初の方でチラッとだけ出ていましたけどね・・・。

 

 

 

それではこのへんで、ではまた・・。

 

説明
どうも、グルメです。

早速ですが、今回のお話しは場面が変わってゼウスがキリトとヒースクリフの一騎打ちを見に行く所から始まります。

それでは、どうぞ。
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コメント
本郷さん アオバ「事実を書いたまでです。なにも悪いことなんて書いていませんよ(ゲス顔)」主「アオバ、程々にしてあげなよ」(グルメ96)
キリト「あの騒ぎはお前も噛んでたのか、アオバァァァッ!!!」 キリトまじドンマイww(本郷 刃)
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