真・恋姫†無双〜舞龍伝〜第拾壱章
[全4ページ]
-1ページ-

「あ〜ち〜と〜け〜る〜」

 

 

日差しがちょうど真上から降り注ぐ

 

そんな道を一人の外套を羽織った少年が歩いている

 

「まさか、こんなにも暑くなるとは・・・・」

 

本当は暑いのではなく熱い

 

「走ったら路銀の節約にもなるとか思ったの誰だよ!」

 

少年の周りには人がいない

 

思ったのも、考えたのも少年である

 

自分がしたことに愚痴をこぼしていると前から、行商が近づいてくるのが見えた

 

「あーあ、また人が来た。この仮面熱いんだけど」

 

 

 

行商A「なんか変な奴がいるぞ。どうする?」

 

行商B「ほっとけ、あの面なんか見たことないけど」

 

行商C「そうだな。ほっとこう」

 

見たことがない面をつけた人なんか、怪しすぎて話しかける人は誰もいない

 

「すみませーん」

 

行商A「(おいっ、話しかけられたぞ)」

 

行商B「(適当にあしらえ)」

 

行商A「な、なんだい?」

 

「この道って呉に続いていますよね?」

 

行商A「ああ、呉のどこに行くかは知らんが、呉の領地には入るぞ」

 

「どうもありがとうございました」

 

行商A「お、おう(なんとかなったな)」

 

行商B「(ならなかったら困るだろ)」

 

行商A「それもそうだな」

 

「「「ははははは」」」

 

 

「なにかおかしなことでもしたかな?してないよな、うん」

 

通り過ぎた途端に笑い出したので自分が何かしたかと自問し、何もしてないという結論に達する

 

「それにしても、先に遼西郡のほうに行ってからの方が、馬が手に入ったかもしれないし良かった かな?なんでいきなり呉に行こうとしたんだろ」

 

初めは歴史通りなら、いずれ同盟を組むことになる呉を一度は見ておきたかったのだ

 

常人よりも遥かに速いペースで進んでいるが、それでもまだ道のりは遠い

 

「やばいな。このまま行くと路銀が尽きる。そうしたら俺、野宿か?いや、それは嫌だ!

 どうにかしてタダで止めてもらえないかな?

 あっ、そうだ!

 この時代はまだ医者が少ないし、医療も発達してないから医者とすれば泊めてくれるかもしれな い!医者になろう!よかった、医術習得しておいて。

-2ページ-

 

 医者になるなら、薬が必要だな。アレを使うかな・・・・・

 よーし、周りに人はいないっと、『無限の素材(インフィニティ・マテリアル)』

 

 ・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・

 え〜と、あとこの成分がちょっとでっと、ふう、こんだけ作れば相当持つだろ」

 

それから、半日歩き続けると

 

「おお、やっと村に着いたぞ。さっそく、お泊り交渉しよ〜」

 

 

 

「あの〜すみません。今晩だけでも泊めていたd・・・」

 

村人A「うるせぇ、今はそれどころじゃねえんだよ!」

 

交渉決裂・・・・

 

「(あんなに怒らなくたっていいじゃんかよ。何だろう?あの人が集まってる家は?)」

 

ガヤガヤガヤ・・・・・・・・・

 

「あの〜どうかしたんですか?」

 

村人B「それがねぇ、村長さんの息子さんが流行病にかかってね、今お医者さんに診てもらってる    んだよ」

 

「俺も診てみましょうか?」

 

村人B「なんだいアンタ、医者かい?」

 

「そんな感じです。それでは」

 

 

 

村長「先生、わしのせがれは助かるんですかい?」

 

医者「残念ですが、私の力ではどうしようとも・・・」

 

「どんな症状が出てるんですか?」

 

医者「高熱、咳、吐き気と風邪のようだが…って、君は誰だ!」

 

「旅の者です。医術を心得ています」

 

村長「どうか、せがれを助けてくだせぇ」

 

「じゃあ、診てみますね」

 

――――診察中――――

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

「う〜ん、この症状はあれか?いや、これかも」

 

・・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

「わかった!なら、あの薬だな」

 

村長「助かるのですか!」

-3ページ-

 

「俺じゃないと助けれないかな?たぶん。注射すれば明日にはだいぶ良くなります」

 

村長「注射とな?はて、聞いたことがないのぉ?」

 

「コレのことです。」

 

腰の鞄から注射器を取り出すと案の定、見たことが無い物に恐怖する

 

村長「なっ、なっ、なんなんじゃ!それはちゃんとした物なのか?」

 

医者「私も見たことがありません」

 

「大丈夫です。安心してください」

 

村長の息子の腕に注射していく

 

 

 

「はい、これで終わりです。あとはコレを食後に飲んでください」

 

村長「おお、さっきより苦しくなさそうじゃ。ありがとう、何かお礼をさせてくだされ」

 

「なら、今晩泊めてください!」

 

村長「そんな事でいいのですか?お安い御用じゃ」

 

「それと、この村に他に病気の人はいますか?ついでなので診ますよ」

 

村長「いいのですか!ありがたや」

 

――――次の日

 

「それじゃあ、俺はこれで」

 

村長「本当にありがとうございました。村を代表して言わせてもらったのじゃ。それではの」

 

「さようなら〜(人に喜ばれるのってやっぱりうれしいな)」

 

その次の日――――

 

?「患者がいると聞いてやって来たのだが・・・・」

 

村長「この間、旅のお方が来ての、治してくれたんじゃよ。」

 

?「そうなのか!それは、どうやって?」

 

村長「この風邪薬とか、いろんな薬の作り方を教えてもらったんじゃよ」

 

?「その薬のどれでもいいから、作り方を見してはもらえないか?」

 

村長「別にいいぞ。ほら、これじゃよ」

 

?「―――っ!!!これは!すごい、こんな使い方がこの植物にはあったのか!

  村長!これを教えてくれたのはどんな人だ?会ってみたい!」

 

村長「白と黄緑色の外套を羽織って、仮面をつけた青年じゃよ」

 

?「ありがとう!それでは!」

 

村長「あんたの名前は?」

 

?「オレは華陀という者だ!では!」

 

 

 

華陀「(あの薬の作り方は無駄がないし、効果を最大限に引き出していた。

    オレが受け継いだ五斗米道には、あんな病気の治し方はなかった。

    どんな者だろうか、楽しみだ)」

 

-4ページ-

    やっぱり、短すぎますよね

     これからのことも考えて書いていくと、

    俺の頭のスペックだと時間がかかりすぎるので

     時間がない最近だと短くなってしまいますが

      どうか許してくださいな

 

 

次回〜舞龍伝〜第拾弐章

 

今度は〇√?

 

ひどいものを目にする?

 

ある人に回し蹴り?

 

大変なことをしちゃいます

 

では、お楽しみに〜

説明
遅くなりました。
合宿やら、お墓参りやらで全然書く時間がありませんでした。
でも、話は考えていたのでなんとか投稿できそうです

旅を始めて少し経った頃から始まります

三人が向かう先とは?
そしてそこで思うことは?

舞龍伝 第拾壱章 始ります
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
2159 1831 22
コメント
華陀に目をつけられちゃったよ・・・(キラ・リョウ)
タグ
恋姫†無双 恋姫無双 真恋姫無双 舞龍伝 頌明 アリサ 

cielo spadaさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com