真・恋姫†無双 終わらぬループの果てに 第12話
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街に一切の被害を出す事無く黄巾党の軍団を追い払った俺達。

 

天の御遣いということもバレてしまい、今回の功績と相まってかなりの騒ぎに発展してしまう。

 

普通なら早々に次の街へ移動する状況だ。

 

しかし実はこの街、凪達が華琳に仕官する切っ掛けとなる戦いが起こる街だったりするのである。

 

なので俺達は引き続きこの街に滞在することを決め、華琳と出会う日を待つ事にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……風様。改めてよろしくお願いいたします」

 

「風ちゃんにも色々とお世話になってるけど、それはそれ、これはこれなの〜」

 

「いつまでもその位置におれる思うとったらあかんで、風?」

 

「予想はしていましたが、仕方ありませんね〜……身の程というものを思い知らせてあげます」

 

 

もっとも、華琳と会うまで平穏に過ごせるかは甚だ疑問だったが………

 

 

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恋姫†無双 終わらぬループの果てに

 

 

第12話 21週目 その4

 

 

黄巾党の一団を追い払った事を切っ掛けに、俺達を取り巻く環境は一変した。

 

その最たる出来事として挙げられるのが、

本来凪達が率いることとなる義勇軍が俺を旗印にして発足した事だろう。

 

周辺の街からも噂を聞きつけた有志が数多く集まっており、

士気の高さはおそらくこれまでのループ世界の中でも最高水準のはず。

 

しかも彼らの大部分は華琳に仕えることになってからもそのまま兵力として考えられるため、

時間をかけて鍛えておいても損はない。

 

なので俺達は可能な限り時間を作り、様々な方面から義勇軍を強化していった。

 

こっそりと妖術を使って全員の身体能力の底上げとかもしているので、

華琳達と合流する頃には彼女の親衛隊をも超える精鋭部隊に仕上がるだろう。

 

なんか独自に勢力を興せそうな雰囲気だが、生憎とそんなつもりはない。

 

 

「お兄さん? 遠くを見つめながら何をブツブツ言っているんですか? ちょっとアレな人みたいですよ」

 

「………アレな人って言うな。ちょっと補足説明をしてただけだ」

 

 

風のストレートな物言いにちょっと凹みつつ、意識を現実に戻す。

 

今俺達がいるのは宿泊している宿の一階部分に併設されている大衆向けの料理屋。

 

昼時ともなれば人でごった返すこの場所も朝方は宿泊客しかおらず、俺達の貸し切り状態だった。

 

 

「朝ご飯食べてる時にメタな発言しないでください。はい、あ〜ん…」

 

「(朝ご飯食べてない時だったらいいのか? それにメタってお前)………あ〜ん」

 

 

指摘された部分が若干おかしいような気もするが、風には言っても無駄なのでスルーしておく。

 

そして差し出されたおかずにパクついた。

 

直後、対面に座っている凪達3人の使っている箸が一斉に折れる。

 

正確に言えば凪達3人がその握力でもってへし折った。

 

どうでもいいけど宿の備品を壊すのは良くないぞ。

 

 

「………やはり、納得いきません!」

 

「そうだよ! 風ちゃんばっかりずるい〜!!!」

 

「ウチらにも一刀はんの隣に座る権利はあるはずやー!」

 

 

堪りかねた様子の3人は勢いよく立ち上がり、身を乗り出してテーブル越しに風へ抗議する。

 

座る場所くらいでそんなムキにならなくてもいいと思うんだけどな。

 

まぁ、口に出したら俺が標的になってしまうので言わないけど。

 

 

「食事の際の席順を公平に勝負で決めようと言い出したのは凪ちゃん達じゃないですか。

 そして風はその勝負に勝ってこの場所を手に入れたんです。

 言い出した側が今更文句を言うなんてみっともないですよ〜」

 

 

そんな3人の抗議を軽く受け流し、さらに正論で反撃する風。

 

黄巾党撃退の日の夜に宣戦布告っぽい台詞を交わして以来、4人はずっとこんな調子だった。

 

しかし毎回席決めしてるって割にはずっと風が隣のような気がするんだけど……何で勝負してるんだ?

 

 

「くっ、風様とて条件は同じはず……何故だ?!」

 

「3回に1回は勝つはずやのに、なんでウチら3人揃って風に一回も勝てへんのやろ」

 

「ふふふ。単なる運否天賦だと考えている間は風に勝つことは不可能ですよ」

 

「うぅ、じゃんけんは奥が深いの〜」

 

 

ジャンケンかよ!

 

でもまぁ、確かにジャンケンなら公平と言えなくもないか。

 

戦略やら何やらと知力的な要素も入るが、それでも基本は運だ。

 

それにどうやら凪達は3人がかりで風に挑んでいるようだし、数の上では完全に圧倒している。

 

うん、むしろこの条件で勝てない凪達に問題アリだな。

 

 

「さて、食事の続きといきましょう。お兄さん、あ〜んしてください……」

 

 

さっきよりも身体を寄せ、ほとんど密着状態であ〜んを要求してくる風。

 

勝者と敗者の立場がこれ以上ないくらい明確になってしまった今、もはや凪達に風を止める術はなかった。

 

だからと言って捨てられた子犬のような目で俺を見つめるのは止めて欲しい。

 

この場…というか風の前では俺の自由意志など存在しないのだから。

 

 

「……あ〜ん」

 

「うふふっ。敗者は風とお兄さんの蜜月っぷりを指でもくわえながら大人しく眺めていてくださいね〜」

 

「「「っ………!!!」」」

 

 

それにしても風の奴、メチャクチャ生き生きしてるなぁ。

 

 

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風と凪達の小競り合いは何も食事の時だけではない。

 

資金稼ぎのための屋台営業中だろうが義勇軍の調練中だろうが常に臨戦態勢。

 

ふとした切っ掛けで簡単に火が付き、瞬く間に燃え上がってしまう。

 

中でも一番の激しさ見せるのが日中、特にする事もなく手空きとなった時間。

 

忙しが増して自由になる時間が減ってきているからこそ、その内容はより苛烈を極めていく。

 

今日のように全員揃って私的な買い物に出かける時などは特に注意が必要だ。

 

 

「えっへへ〜♪ ねぇ、一刀さん。私達って、周りからどんな関係に見られてるのかなぁ〜?」

 

 

出かける間際に行われたジャンケンに勝利し、

俺の右腕にしがみ付く権利を得た沙和がニコニコしながら尋ねてきた。

 

本日の買い物の発案者でもある彼女。

 

前々から目を付けていたらしい服が買えるという事もあってか、いつになく機嫌がよい。

 

ちなみに残りの2人はジャンケンに敗れてテンションガタ落ち。

 

俺達の一歩後ろを背後霊のようにフラフラとついてきている。

 

 

「自分達は恋人だと勘違いしてるうっとおしい女とそれに付き合わされてる可哀想な男の人、じゃないですか?」

 

 

しかし俺が何か答えるよりも早く、俺の左腕にしがみついている風が沙和の笑顔を見事に凍りつかせる。

 

相変わらず容赦がないというか、もう普通に発言が酷過ぎる。

 

これで普段は仲がいいなんて何処の誰が信じられるだろうか?

 

 

「……そ、そういう風ちゃんだって人のこと言えないと思うけどな〜」

 

 

たったの一文でかなりの致命傷を負った様子の沙和だったが、さすがにそれだけでは潰されない。

 

顔を若干引きつらせながらも懸命に言い返す。

 

 

「恋人よりも、大人ぶって背伸びしてる妹とそれに付き合わされてる可哀想なお兄さんていう方がピッタリだし」

 

「っ……」

 

 

そんな沙和渾身の一言は風の心にクリティカルヒット。

 

以前にも増して自分の体型の事を気にしている風にとって、この手の話は禁句レベル。

 

穏やかな街の平凡な昼下がりに突如として血の雨が降るのか?

 

 

「………なるほど、確かにぱっと見ならそう思われても仕方ないかもしれませんね」

 

「「……え?」」

 

 

しかし風は特に怒った様子もなく、あろうことか沙和の発言を肯定してしまう。

 

この反応には俺も沙和も呆気にとられるしかない。

 

が、風の更なる反撃はここからが本番だった。

 

 

「……でも」

 

「ん…んぅ?!」

 

「あっ・・・・・・!!!」

 

 

いきなり俺の顎に手を添えたかと思えば、自分の方に引き寄せてそのまま有無を言わせずに唇を合わせてくる。

 

しかも口づけと同時に舌を絡めてくるディープキス。

 

突然の行動に驚く間もなく、俺は一瞬にして風から与えられる快楽に絡めとられてしまう。

 

天の御遣いと天女という注目度抜群の組み合わせで始まったキスシーンに周囲の目も当然釘付け。

 

その衆人観衆の中、俺達は瞬く間に構築された2人だけの世界に浸っていた。

 

 

「………ぷぁ……はぁ、はぁ」

 

 

それからたっぷりと時間をかけた後、互いの唾液が糸を引くほどに濃厚なキスは終わりを告げた。

 

ペロリと唇を舐める風の仕草が堪らなくエロい。

 

観衆がいなければそのまま本番に走っていた可能性大である。

 

 

「……んふ。兄妹じゃ、こんな事はしませんよね」

 

「………………」

 

 

そして幼い容姿からは想像もつかないほどの妖艶さを見せる風を前に沙和は完全に沈黙。

 

あれほどの気合で手に入れた俺の右腕をあっさりと放してしまった。

 

ちなみにただでさえ凹んでいた凪と真桜に至っては立ったまま真っ白に燃え尽きていた。

 

ちょっとでも風が吹けばそのまま塵になって飛んでいきそうである。

 

 

「さてと。では行きましょうか、お兄さん」

 

「………ああ、そうだな」

 

 

そんな3人に気を配る事無く、俺は風に促されるまま夢心地で歩みを進めるのであった。

 

 

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事ある毎に風と張り合い、その度に打ちのめされる凪達3人。

 

そんな光景が完全に日常に溶け込んでいた頃、

 

 

「天の御遣い様! 西の方角にて黄巾党の一団を発見しました!」

 

 

哨戒任務に当たっていた兵からもたらされた黄巾党出現の報。

 

これまでの散発的な戦闘とは違い、敵も本格的に纏まってきたようだった。

 

数はおおよそ4千強……こちらの総兵力の4倍に相当している。

 

それがまっすぐにこの街へと向かっているという。

 

 

「数の上ではでは圧倒的に不利、か………風?」

 

「所詮は数の多さだけを頼りにした烏合の衆。風達の敵ではありません」

 

「そう言う事だな。よし、直ちに迎撃の準備だ!」

 

「「「ハッ!!!」」」

 

 

伝令達に指示を飛ばして義勇軍全員に緊急招集、および街中に警告警報を出す。

 

厳しい訓練と何度かの実戦を経て成長した義勇軍の動きは迅速であり、

また非戦闘員である街の住人達も大きなパニックに陥ることなく避難を開始。

 

理想的とも言える運びにより、敵が到着する前に全ての準備を終える事が出来た。

 

後は敵が交戦圏内に入るのを待って仕掛けるだけだ。

 

 

「天の御遣い様! 黄巾党の一団が戦闘を開始しました!!」

 

「えっ、戦闘開始?」

 

 

しかし、街の外で陣を張り終えた俺達のところに妙な報告が飛び込んできた。

 

黄巾党の一団はまだここから見える範囲にいない。

 

なのに戦闘開始ってのはどういう事なんだ? まさか別の村か街に標的を変えた?

 

 

「どうやら近くに黄巾党討伐のための官軍が来ていたようで、そちらと戦闘を始めたようです」

 

「官軍だって? それで、戦況は?」

 

「官軍の兵力は我々と同程度のようで、数に押され苦戦している模様です」

 

「………」

 

 

この時期にこの地方に来る官軍の勢力は一つしかない。

 

多少のズレが生じたが、いよいよその瞬間が来たって訳か。

 

 

「お兄さん、これは……」

 

「ああ、前に話した通りだ……直ちに出陣、官軍と協力して黄巾党を叩くぞ!!!」

 

「「「「ハッ!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の守備に沙和、真桜と半分の兵を残して出陣した俺達は戦場へ到着。

 

既に戦闘は佳境を迎えており、まだ余力を残している黄巾党に対し官軍は僅かしか残っていなかった。

 

とは言え、あれだけの数の差がありながら野戦でここまで戦えたのは流石としか言いようがない。

 

 

「旗標は夏候に許……やはり先発隊はあの2人か」

 

「間にあったようで何よりです。お兄さん、早速仕掛けますか?」

 

「勿論だ。官軍を救援しつつ黄巾党を殲滅させる! 全軍、突撃ーーーーーー!!!」

 

「「「おおーーーーーーっ!!!」」」

 

 

俺の号令を合図にして一斉に駆け出す義勇軍。

 

さすがに資金的な問題で騎兵はいないが、歩兵だけでも戦力的には何の問題もなかった。

 

俺の妖術による能力底上げや凪の武術指導、真桜の開発した武具の装備によって個々の力は文句なし。

 

その力を戦場で最大限活かすための戦術を風によってみっちりと叩きこまれており、

沙和の某軍曹的訓練における一糸乱れぬ統率力がその威力を何倍にも引き上げている。

 

今や大陸中の何処と比較しても負けない最強の義勇軍に育っていた。

 

それは義勇軍結成以来、戦闘で一人の死者も出ていないという驚異の事実が証明している。

 

(本当は初期のころ戦闘で死んだ奴も少数いたんだが、後で俺がこっそりと生き返らせたのは内緒だ)

 

 

「ところで風、取り立てて作戦もなしに突撃の号令を掛けたけど良かったのか?」

 

「最初にも言いましたが、相手は数だけを頼りにした烏合の衆。

 まして官軍との戦闘で消耗している今なら例え500しかいない現状の戦力でも十分です」

 

「まぁ、うちの軍は兵士一人一人が異常に強いからな」

 

「それより凪ちゃんも突撃しちゃいましたけど、お兄さんは行かないんですか?」

 

「行くに決まってるだろ。それじゃあ皆、しっかりと風を守ってやってくれよ?」

 

「「「ハッ!!!」」」

 

「風も気を付けてな」

 

「お兄さんこそ、怪我しないよう気を付けてくださいね」

 

「任せとけ!」

 

 

戦闘指揮を執る風とその護衛達に一声かけ、総大将自ら戦場へ突撃。

 

もちろんお約束になっている口上も忘れない。

 

 

「我が名は北郷 一刀! 天の御遣いにして大梁義勇軍の大将なり!

 大陸の平穏を脅かす黄巾の愚者どもよ、大いなる天の怒りを知るがよい!!!」

 

 

戦闘という戦闘で名乗りまくっていた結果完全に慣れてしまい、もう羞恥心の欠片も湧いてこなかった。

 

大切な何かを引き換えにして開き直った俺はもはや無敵。

 

そんな俺と同じノリで戦える大梁義勇軍を舐めるなよ!

 

 

「凪!」

 

「ハッ! 喰らえっ、猛虎蹴撃!!!」

 

 

凪の蹴りから放たれた特大の氣弾が黄巾党を直撃。

 

俺との修行によってさらに威力を増したそれは、たった一発で敵の3分の1を戦闘不能に追い込んだ。

 

何となく官軍の兵士も巻き込んだような気がするが、こまけぇこたぁいいんだよ!

 

戦意喪失した敵を一気に殲滅する!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから半刻の後、黄巾党の一団は綺麗サッパリ片付いたのであった。

 

 

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「天の御遣い様、官軍の指揮官の方がお見えになられました」

 

「解った。すぐに行く」

 

 

黄巾党との戦闘終了後、俺達は傷ついた官軍を連れて街へと戻った。

 

そこで負傷者の手当てなどをする傍ら、官軍の代表者と会見の場を設ける事となった。

 

まぁ、会見の場と言ってもそんなに仰々しいものではないんだけどね。

 

 

「お待たせして申し訳ありません。大梁義勇軍大将、北郷 一刀です」

 

「大梁義勇軍で軍師を務めております、程cと申します」

 

「陳留の州牧曹 孟徳が配下、夏候 妙才です。

 貴殿らの助けがなければ我々の命はとうに尽きていたことでしょう。感謝してもし足りませぬ」

 

「あっ、ええっと……許緒です。助けてくれて、本当にありがとうございました」

 

 

この世界では初対面となる秋蘭、季衣との出会い。

 

俺からすればもう慣れたものだけど、風は少し複雑な気持ちのようだった。

 

 

「それにしてもさすがは天の御遣い。噂以上の御方ですな」

 

 

しかし天の御遣いの名が広がりすぎたせいとは言え、秋蘭に敬語を使われるのはちょっと違和感あるな。

 

現状の立場で考えても間違いなくこっちが下なのに。

 

それからしばし雑談を交わした後、真剣な眼差しで秋蘭がこう切り出してきた。

 

 

「時に北郷殿。今我らが主である曹 猛徳様がこの街に向かっておられるのですが、

 到着された折に一度会ってはいただけないでしょうか?」

 

「曹操さんにですか? 」

 

「曹操様は以前から天の御遣い様に対し並々ならぬ御関心を寄せておられました。

 鬼神の如きと称される武は勿論の事、我々の常識を遥かに超えているという天界の知識。

 そして何よりもそれらを民のために惜しげもなく使われる人柄そのものに…」

 

「なるほど。それだけの評価を頂いているのであれば、是非ともお会いせねばなりませんね」

 

 

元々こちらから面会を申し出るつもりだっただけに、まさしく渡りに船な展開。

 

俺は快く秋蘭の提案を受け入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくの後、俺はこの世界で初対面となる華琳と対峙する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大梁義勇軍大将、北郷 一刀。お会いできて光栄です、曹操さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は俺の若干砕けた感じの言葉づかいを特に気にした様子もなく、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう、貴方が天の御遣い………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強い意志の籠った瞳をこちらに真っ直ぐ向けながら話の最中に言葉を失い、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………ポッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その凛々しい顔を初心な少女の如く真っ赤に染め上げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………え?

 

 

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あとがき

 

 

どうも、『ささっと』です。

 

久々の本編更新なんでいつもより間隔短かめで投稿してみました。

 

本当はもう少し風と凪達の争いを入れたかったのですが、結果の見えてる勝負はツマラ…げふんげふん。

 

話が進まなくなるので一旦省きました。

 

一応21周目は凪達の出番が多くなる予定なので、次回以降に持ち越し。

 

とりあえず凪VS風、真桜VS風のタイマン勝負を一回ずつは入れるつもりです。

 

そしてついに出てきた華琳様ですが、何やら一刀に対する反応がおかしい模様。

 

一体どうしてしまったのやら……

 

 

コメント、および支援ありがとうございました。

 

次回もよろしくお願いいたします。

 

友達登録もお気軽にどうぞ。

 

 

P.S.前回コメ欄に出現したヤフゥ怖すぎるw

   でも作者的にそれはそれで萌えるので問題なし!

   むしろ俺もヤッて欲しい…『クスクスクス、本当に作者は変態さんですねぇ。では遠慮なく』……ふぅ。

 

 

説明
20周目の記憶を持った風に加え、凪、沙和、真桜の北郷隊三羽烏を引き連れて旅を続ける一刀。
女性陣の行動によって胃潰瘍の危機に瀕しながらも立ち寄った街で、ついに黄巾党の乱が始まったことに気づく。
そして天の御遣いとして黄巾党を退けた一刀の元に、ついに彼女が姿を表した、のだが……
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コメント
っww(ミクボン)
な、なにいいぃぃぃ!?覇王が「ぽっ」だとおおおぉぉぉ!?(デューク)
……あれ、曹操さん?まさかの一目惚れですか、そうですか。(フライヤ)
うわぁ~おっ!!  一体どうした覇王???(はるきよ)
・・・・・・え?(本郷 刃)
素でその状況になった(VVV計画の被験者)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ハッ!!)え!?(VVV計画の被験者)
あれ・・・?曹操さん・・・?(btbam)
それにしても20周もしてほとんど他国の話題が出ないってのも可哀想wしかも呉とか名前すら出てないんじゃない?w しかしここまで慕われておいて独立軍作る気が全くないってのも問題だな。言うなればどこまでも華琳まかせと。力はあるくせになんと甲斐性のないことか。(PON)
1時間で3000人を撃破だと..(劉趙)
これが華淋だと・・・なんだとぉ!!(katyu)
え? 華琳、君は一体何を……(鐵 恭哉)
く・・・・黒い・・・・黒いぞ風w(nayuki78)
凪がんばんなさい!!俺のメインヒロインは君だ!!(motomaru)
え?!早い!早いよ華琳様!!(りばーす)
あれ?最後が……(・д・)? それにしてもこの人はフラグを作る天才ですね、うん。この調子で次は誰を落とs(殴(かなた)
・・・え?  最後何があった?(arc00909)
人数多くても、あいこになる確率が上がるだけ。このあとは心理戦に持ち込めるので、風の独壇場になると思う。ていうか、華琳はまさかの好感度引継ぎ状態?(Mr、加糖)
現在の修羅場に華琳が加わるわけですね、わかります。(とらいえっじ)
ついにこの外史の華琳と風が出会いましたね。なにやら華琳の様子が・・・まぁ血で血を洗う終わりのない戦いの始まりです。(ブックマン)
華琳様対ヤフゥがついに始まりそうですねww それにしても、じゃんけんで負けないって嬉しい能力ですねwww(ストー)
…これはもう、北郷一刀では無い! ここにおわすのはマーラ一刀様だ!! そして、何か変な華琳様。桂花が病むのですか?(怖いよ)(須藤 翔)
・・・はやっ!?ちょ、華琳さん早いですよwwww(☆samidare☆)
……えっ?……華琳がある意味壊れた?…あれ?華琳様、何故デスサイズ・ヘルに乗ってらっしゃるんデスか?…わかりました。逝かせていただきます。ザシュッ(乱)
・・・カリンサン?誤字:5p曹猛徳→曹孟徳(ヒロキ)
混沌が混沌を・・・・続きが楽しみです(^^(弌式)
この分だと前回に想いを寄せた人がループしてるとしたら、風も含めて3人のヒロインが・・・(投影)
まさか華琳も・・・やばい俺の精神がやばい(ロワイン)
この華琳の反応・・・?! もしや!? って予想した事が起こったら、たぶん、俺再起不能までに喜んで死んでしまうかもwww 次回愉しみですぅぅぅぅぅ!!!(Poussiere)
風の認識が最近変わってきました・・・・・どうしよう(汗)(もっさん)
一刀がチートから、製作者レベルに!?もう怖いものなんて無い……はず(cielo spada)
21周目やべーw 何が起きても笑うしかないw 自重せずにもっとやれ!(ダメ猫)
そこらの軍の精鋭部隊より強い義勇軍って………オイオイ(pepo)
一刀が凄すぎるwww死人を生き返らせるなんてもはや神ww!(ファンネル)
…………華琳さまもループというオチとか………まさかねぇ(・∀・;) そして続きも楽しみにしてます。(伏宮真華)
こまけぇことはいいんだよwww的な展開になってきたなw だが、これはそれでいいんだw(nanashiの人)
ええと・・とりあえず皆落ち着けこれは孔明の罠だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(トーヤ)
え?ザオリクっすか?それともレイズっすか?wwww(蒼)
華琳様が……ポッだと!?(タンデム)
マジかよ!? いきなり風VS華琳が実現されるのかwww(フィル)
ちょーーーとーーーー、最後のアレナニよ!え!ポって何だよ!あんなの華琳じゃねーーー(クォーツ)
………………ポッってオイ(笑)でもおもろいからいいや(夜の荒鷲)
頑張って将軍をクリアーするんだ!・・・華琳が一目ボ・・・レだと・・・?しかし風容赦ないなw(sion)
更新乙です。またなのか?種馬スキル全開すぎる、でもおもろいからいいか(st205gt4)
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