【獣機特警K-9IIG】炎上するクルマの謎(暴かれる陰謀篇)【交流】
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ラミナ市郊外某所、とある廃倉庫の一角。

スーツ姿の男たちが話をしている。

 

「しかし、上手くやってくれましたな」

「ああ、これぐらいはお安い御用だ…ところで例の報酬の件だが」

「ええ、わかってますよ会長」

彼らはいったい何者なのか?

廃倉庫に備え付けられていた隠しカメラはその会話の一部始終をとらえていたのだ。

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海賊船キャッツ・ネイル船内。

「どうだにゅ、ミズホ?収穫はあったかにゅ?」

「…船長。こりゃあんたが予想していた以上にとんでもない奴らが噛んでいたみたいだ」

「とんでもない奴ら?」

「そう。その中でも首謀者と思われるコイツ…この顔に見覚えないかい?」

「ちょっと待ってにゅ」

 

そう言うと、ミミナは自身の電子頭脳内のメモリーを検索し始める。

普段は『ネコの瞳』が表示されているミミナの目のホログラムが消え、データ検索画面が投影される。

その画面上に映し出された数々の人物の顔写真…それが、ある人物の顔で止まった。

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「ピピッ…検索完了だにゅ。あの顔はファンガルド公安委員会の会長…ジャーク・マディガンだにゅ」

「公安委員会って言うと警察の元締め的な組織だよね?そいつがなぜ例の事件と関係あるんだ?」

その質問に対し、ミミナはもう一つヒットしていた検索結果にアイモニターの表示を切り替える。

 

「実はジャークが話していた相手。こいつが曲者だにゅ。武装過激派組織『ファンガルド革命戦線』のリーダー…バド・クルールだにゅ」

「なんだって!?それじゃマディガンの野郎はテロ組織とつるんでいたってことか」

「おそらくはそうみたいだにゅ…アオイ!」

ミミナはアイモニターを通常のモードに切り替えると、耳の内部に設けられた通信機でアオイと連絡を取る。

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「はい船長!」

『そのマディガンとやらの身辺を徹底的に洗いだすにゅ!あたしが渡しておいた例のアレをマディガンに向けて撃ちこむにゅ!』

「了解!」

アオイは通信を切ると、右手に構えていた特殊な銃をマディガンの背中に向けて狙いを定める。

 

「…残念だけど…背中ががら空きよ、公安会長どの!」

アオイが引き金を引くと、音もなく小さな物体がマディガンに向けて発射された。

実はアオイが持っていた銃は小型発信機の発射装置だ。

鼻垂れた発信機はマディガンのスーツの背中にぴったりとくっついたが、マディガン本人は全く気付く様子はない。

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「さて、では私は次の仕事があるのでそろそろ行かねば」

「ええ、ではまた後程」

マディガンはクルールに軽く会釈をすると廃倉庫から立ち去って行った。

その後、数秒の間をおいてクルールも廃倉庫から立ち去り、誰もいなくなったすきを見計らってアオイは再び通信を入れる。

 

「船長、発信機の取り付け成功しました。マディガンは全く気付いてないみたいです」

『よし、あとはこの発信機の電波を追跡すれば何かわかるかもしれないにゅ。転送装置を使ってキャッツ・ネイルに帰船するにゅ』

「アイサー!」

アオイは体内の転送装置を起動させて、廃倉庫の中から姿を消した。

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ファンガルドを震撼させた自動車爆破事件!しかしその裏には思わぬ陰謀が渦巻いていた!

果たしてこの事件の真相やいかに!

説明
なんかいろいろ考えてたらこんな流れになった。

■出演
ストレィキャッツ海賊団のみなさん
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