##48 一人ぼっちのラブソング
説明
俺「俺は真奈美さんを愛してるんだ」
香子「...」

香子は何も言わず、踵を返すとまた玄関のほうに戻っていく
慌てて追いかけると、まなみに向かって必死に頭を下げていた

香子「私は、向かいに住んでいる。三好といいます
メガ...真奈美さんはこの家にとっての大切な家族でした
私は関係者ではないですが、とても絆が強いのは、見てて伝わりました
一目でいいんです。どうか会わせてあげてください」

まなみ「さっきからそれ、このおチビちゃんから何度も聞いたわよ
ったく、なんで寄ってたかってそんなにあの娘を…
大体真奈美って、いっつも下向いてて、おどおどしてて
必要なこと以外は喋らないじゃん。この家に行くの決まった時だって
愛想悪いって追い出されないか心配したんだよ」

香子「違う!」
香子がまなみに詰め寄った。慌ててキヌが制止に入る

香子「アイツは私がどんなに酷いこと言っても笑顔で返したんだ!
わざと意地悪もした。取られるのが嫌だったから
お弁当だって、文句言っても次の日には作り直してくるし
表面では嫌な顔してても、心の中で何度もお礼言ってたんだ

私の体の不調も、はじめにわかったのもあいつだった
下向いているのに人の顔色なんてわかるわけないでしょう!?
あんた、一緒に暮らしてんのにそんなのもわかんないのか!」

絹枝「やめろキョウ」

香子「アイツの悪口だけは許せないの!」

激高する香子を久しぶりに見た。いつもならキヌが暴れて
それを押さえるのがキョウだったから

その時、外からクラクションが聞こえた

まなみ「お迎え見たい」
そう言ってドアノブに手をかけた

絹枝「うわぁぁぁああん」

キヌが泣いた
結局、説得できなかった…


まなみ「...早く準備しなさいよ」

俺「え!?」
まなみ「今から車に行って事情を話すから。その間に用意しろって言ってんの
それともパジャマで家に来る気?

そこのおっぱいちゃんに感謝しなよ、言ってること良くわからなかったけど
必死な気持ちは伝わったわ なんか、ぐっときた」

絹枝「兄貴!気が変わらないうちに!」
涙を拭ってキヌが2階を指差す。俺は急いで着替えに階段を上った

香子(よかったね...)
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
657 619 10
コメント
>タクさん なるほど!これ過去作で誰かが飲んでた物のロングケースバージョンだったりします (みらくる☆)
すいませんこれジャワティーだと思ってて……(タクさん)
>ふかやんさま 機会があったらぜひIFルートも試行してみたいですね。いつもご贔屓頂いて有難うございます(みらくる☆)
…( ゚д゚)ハッ!そ、そうだった…彼女亡くなっちゃうんだっけ。で、出来ればIFルートで彼女の生存を!!(ふかやん)
>ふかやんさま この娘この後すぐ入院して、顔見れないまま亡くなってしまいます。でも貴方の喜ぶ姿を思い描いていたでしょう。なんとしても取り戻さないと!(みらくる☆)
…ありがとう香子。君が作ってくれた機会、絶対に無駄にはしない。さあ行こう……!奪われた人を取り戻す為に。(ふかやん)
>thuleさま コメントどうもありがとうございます 普通の乳がいない世界… 次回は着替えシーンも盛り込んで見ますね!(みらくる☆)
>タクさん  既に読まれてましたか!このお話の冒頭にもヒロインの生活を思い切り言い当てていたのでビクビクしてました。この娘、コーヒー派にしようと思ったんですがタクさんのご意見より紅茶にします〜(みらくる☆)
やはりキヌの身長では乳机と同じ効果しかなかったのか。。。 俺君「ふっ、このタイミングでは寝間着から着替えるのでそれを見る確率が!」(thule)
やはりいい奴だった……紅茶派?(タクさん)
タグ
オリジナル イラスト イベント めがね 

みらくる☆さんの作品一覧

PC版|待受画像変換
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com