【獣機特警K-9UG】コソ泥兄弟の末路【交流】
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「この大バカ野郎があ!!」

 

ドカッ!!

 

「ぎゃあっ!?」

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ラミナ市某所、ブラッドファミリーのアジト。

その中でも、ごく一部の幹部しか入れない場所、首領スレイ・ブラッドの部屋。

 

「失くしましたで済むかこのマヌケがあ!!」

 

ドカッ! バキッ! ドゴッ!!

 

「ひぃーっ、スレイ様、お許しをー!!」

 

スレイに滅多打ちにされているのは、一人のハダカデバネズミ型ファンガーの男。

 

「どうしたんだスレイ?」

「おう、モンドか」

「今日はまた一段と荒れてるねようだねえ。いったい何があったんだい?」

「いや、このマヌケがな」

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「スーパーハイをなくしたぁー?」

「ああ。ラミナ港の秘密倉庫からここに運ぶ時に、どこかで1袋落としやがったんだ、このマヌケがな!」(ドカッ!!)

「ぎゃっ!」

「あーなるほどねえ。ねえ、あんた?」

「は、はい、モンド姉さんっ」

「あんたもスーパーハイの価値は知ってるよねえ?」

「は、はい、一応は」

「あの手のひらに収まるような小さな袋1個でも、売れば10年間は遊んで暮らせるってシロモノさ。それを失くしちゃったかあー」

「も、申し訳ございませんっ!!」

「どけモンド。お仕置きはまだ終わってねえ」

 

ドカッ! バキッ! ドゴッ!!

ドカッ! バキッ! ドゴオッ!!

 

「ぎゃあああっ!! うわああああっ!!」

「まあまあ、それぐらいにしておやりよスレイ。これ以上やるとこいつ死んじゃうよ」

「ああ。ここでこいつを殺しても何にもならねえからな。おい!」

「は、はいっ!!」

「いいか、草の根かき分けてもなくした奴を探してこい! もし見つからなかった時は、分かってるよなあ?」

「は、はいっ!!」

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自分の部屋に帰ったハダカデバネズミ男を、彼の数人の部下たちが囲む。

 

「兄貴!」

「大丈夫ですか兄貴! すぐに傷の治療を!」

「えーい寄るな! そんなもんはどうでもいい! それよりもスレイ様のお怒りは相当なものだ。お前ら、絶対にあの袋を探し出すんだ! そうしないと…そうしないと、本当に俺は殺されちまう…!」

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ラミナ港。

 

フラフラと歩いている、二人の豚型ファンガーの中年男。

 

「あー腹減ったよあんちゃん〜」

「ぼやくな弟、それはわしも同じや。もう何日も何も食べてへんからなあ…。ん?」

「どうしたのあんちゃん?」

「なんか落ちとるで。こ、これは!! 見てみい弟!」

「この袋は! あんちゃん!」

「ああ。裏社会では知らない者はないBマーク! ブラッドファミリーのマークやで! (ペロッ)しかもこれはスーパーハイや!」

「スーパーハイだって!? じゃあこれを売れば何年も遊んで暮らせるじゃん!」

「ああ! 毎日好きなだけ肉キメられるで!」

「昼間から酒も飲み放題だね!」

「ああ! 遂にわしらにも運が向いてきたでー!」

「うん!」

 

・・・・・・

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三日後、スレイ・ブラッドの部屋。

 

「何とかスーパーハイも取り戻したようだし、こうやって盗っ人も捕えてきたようだな」

「は、はいっ!」

「ご苦労だった、下がってよいぞ」

「は、はいっ!! た、助かった…!」

ハダカデバネズミ男は、ほうほうの体で部屋を出ていった。

 

「さてと」

スレイの前には、縛られ、部下たちから銃を突きつけられたあの豚兄弟。その二人を、スレイが鋭い眼光で睨みつける。

「このブラッドファミリーのモンに手を付けるたあ、お前ら相当勇気があるよなあ」

「へ、へえ、ありがたいお言葉で」

「褒めてねえ!!」

 

ドゴッ!

 

「ギャッ!?」

「しかも売ろうとした相手が((ブラッドファミリー|うち))の大得意様とはなあ。お前らマヌケもいいところだぜ。思い出したぞ、お前ら確か銀豚桃豚兄弟とかいうコソ泥コンビだな?」

「へえ、その通りで。ブラッドファミリーの首領様がご存知だったとは光栄ですわ」

「だから褒めてねえ!!」

 

ドカアッ!

 

「ギャアッ!!」

「で、こいつらどうするんだいスレイ? ラミナ湾にでも沈めちまうかい?」

「いや、それじゃ面白くねえ。おい、お前ら!」

 

ガチャッ!

 

「こ、この銃は?」

「お前ら、裏社会の住人であるからには、うちの組織と対立するゴクセイカイのことは知ってるよな?」

「は、はい、もちろんですっ!」

「この銃でその首領のトラジ・キクガオカの((命|タマ))を取ってこい!」

「えっ?」

「聞こえなかったのか? それでゴクセイカイのトラジの命を取ってこいと言ってるんだ。逃げようとか思うなよ? お前らはいつでも組織の者が見張ってる。もし変な気を起こしたらその時は…」

「「は、はいっ!!;;;;」」

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「ふう、やっと開放されたで。殺されるかと思ったわ」

「でもどうするのあんちゃん? 本当にトラジを殺っちゃうの?」

「しゃあないやろ、ブラッドファミリーから逃げられるわけがない。やるしかないで!」

 

・・・・・・

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ラミナ署、霊安室。

 

「お疲れ様ですクオン警部!」

「お疲れ。この二人だね仏さんは。あの銀豚桃豚兄弟で間違いないのかい?」

「はい。トラジ・キクガオカを襲撃して、返り討ちにあったようです」

「やれやれ、バカな奴らだ。今まで何人も返り討ちにあってるというのに」

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「あいつら失敗したようだね、スレイ」

「ああモンド。ま、あんなドチンピラごときにトラジは殺れねえってことは最初から分かってたさ」

「じゃあどうして?」

「あいつらあの場で始末してもよかったんだがそれじゃ面白くねえ。だが、こんなに早くゲームオーバーたあちょっと予想外だったぜ。もう少し楽しませてくれると思ったんだけどよおw」

「やれやれ、やっぱあんたって根っからの悪党だねえ」

「お褒めの言葉どうも。キエーッハッハッハッハッハ!!」

 

 

=END=

 

 

 

説明
スレイ https://www.tinami.com/view/553585
モンド https://www.tinami.com/view/554565
クオン http://www.tinami.com/view/551025
(名前のみ)
トラジ http://www.tinami.com/view/373707
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