真剣で私に恋しなさい!努力娘と努力家?
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「じゃあ行ってきます!」

 

 そういい、俺は日課になってしまったランニングに向かった。

 

 「はぁ、はぁ、」

 

 そういえば自己紹介がまだだったな。俺の名前は舞斗外(まいと がい)。いわゆる転生者ってやつだ。今は小学生だが元の世界では・・・何歳だったんだ?。実は前の世界の記憶は曖昧で、ほとんど覚えていない。

覚えていることは自分の容姿と学校で教わった知識、そして転生に関わる事くらいだ。例のごとく転生の特典を貰ったが・・・まぁそんな感じでこの世界で生きている。・・・待て、俺は誰に説明していたんだ?はぁ〜疲れすぎで頭おかしくなったか。

 

「はぁ!はぁ!」

 

 そんなことを考えていると息がだんだんとあがってきた。そしたら仕上げに全力ダッシュ!

 

「はぁ!はぁ!はぁ!」

 

 そして体力が空にになったので近くの河川敷の原っぱに倒れこんだ。+

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

 きっつ!まったくこれもあの女神のせいだ!

 

 そう思っていると視界の上の方にに赤い何かが見えた。

 

 なんだ?そう思いそちらを見てみると

 

「だいじょうぶ?」

 

 女の子がいた。

 

「・・・えっと、誰?」

 

「あたし?あたし、かずこっていうの!あなたは?」

 

「・・・舞斗外」

 

「がいくんっていうんだ!よろしくね!あたしのことはかずこってよんでね!」

 

 そういい、ニコっと笑った。

 

「あ、ああよろしく。・・・かずこ」

 

 こんな純粋な笑顔で言われると気恥ずかしいな。

 

「それで、がいくんはなにしてたの?」

 

「ん?・・・走って疲れたから休憩中。」

 

「何で走ってるの?」

 

「・・・悪い魔女に呪いをかけられたから。」

 

「そうなの!だいじょうぶがいくん!?」

 

 そういうと顔を近づけてきた。・・・こんな話信じるのかよ。

 

「ま、まぁ、もう慣れてきたからな。」

 

「そっか!よかった!」

 

 ・・・くそ、調子狂うな。

 

「すまんが、日課があるからやらしてもらうぞ。」

 

 そう言い俺はいつもやっているもう一つの日課をすることにした。

 

 「ふう〜」

 

 ・・・八門遁甲、第1開門 開!

 

 ドックン!体の中の鼓動が大きくなった。

 

「っ!」

 

 やっぱり1門だけでのかなり負荷がかかるな。

 

 そう、俺がもらった特典はNARUTOのガイ先生の八門遁甲。それと

 

「・・・剛力旋風!」

 

 ブォン!

 

 ガイ先生の技を貰った。・・・そう貰ったんだが、

 

 ビキンッ!

 

 「痛ッ!」

 

 まだ体ができておらず軽く蹴っただけで足がつってしまうし、八門も解放しているので余計に負荷がかかってしまう。・・・まぁそんなわけで貰ったが宝の持ち腐れ状態なわけだ。本当この状態で動き回れるガイ先生とリーを尊敬する。

 

「だいじょうぶがいくん!」

 

 そんなことを考えているとかずこが近づいてきた。

 

「・・・ああ、いつものことだからな。」

 

「・・・いつもこんなことしてるの?どうして?」

 

「どうしてってそれは・・・」

 

 ・・・あれ、どうしてなんだ?別に使えなくても問題ないのに・・・

 

「?どうしたの?」

 

「ッ!いや・・・そうだな・・・後悔をしないため?」

 

「こうかいしないため?なにに?」

 

「さぁ?俺もわからない。」

 

「ふぅ〜ん?へんながいくん。」

 

 まぁ自分でも変だと思うからな。そう言われても仕方ないだろう。

 

「それよりもかずこはこんな朝早くに何してるんだ?」

 

 そう、今は朝の五時。小学生なんてまだ寝てる時間だろうに・・・まぁ俺も小学生だけど。

 

「ん〜とね。きょうはいいことはあるきがしたから、はやおきしたの!」

 

 ・・・直感で生きてるな〜この子。

 

「そうか。で、何かいいことあったか?」

 

「うん!がいくんとおともだちになれた!」

 

「・・・そうか。」

 

 ポリポリと頬をかいた。

 

 ・・・いつの間にか友達になっていたようだ。まぁ悪い気はしないけど。

 

「・・・ねぇ、がいくん!もうにっか?っていうのおわった?」

 

「ん、ああ終わったけど。」

 

「じゃあ一緒に遊ぼ!」

 

「・・・俺、今疲れてるんだけど。」

 

「・・・だめ?」

 

 うっ!そんな目で見るんじゃねーよ!

 

「・・・わかった。何をするんだ。」

 

「ほんと!じゃあね!」

 

 俺が折れるとかずこは嬉しそうに笑った。そして時間ギリギリまでかずこと遊び、学校に向かった。

 

 

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 小学校が終わると俺は一人帰路についた。・・・まぁ友達もいないからな。

 

 そんなことを考えていると朝のことを思い出した。

 

「・・・かずこ、か。」

 

 同い年くらいに見えたが・・・まぁ探すのはめんどくさいしな。また縁があったら会えるだろう。

 

 そう考え、いつもよりも軽い足取りで家まで走った。

 

 そして次の日も同じように河川敷まで走った。

 

「はぁ!はぁ!」

 

 はぁ、はぁ、昨日より少し長く走れたな。やっぱり少しずつでも進めると嬉しいな!・・・はぁ〜、頭を熱血にしてみたが俺には合わないな。

 

 そんなくだらない事を考えていると

  

「ああ!がいくんだ!」

 

 かずこがやってきた。・・・縁があればとか思ってたのに昨日の今日で会えちゃったよ。

 

「かずこ、今日も来たのか。」

 

「うん!がいくんとあそぶの楽しかったから、またあそびたいな〜ておもってきたの!」

 

「そっか・・・よし。今日は何して遊ぶ?」

 

「やった!じゃあねきょうはおにごっこがいい!」

 

「わかった。けどその前に日課をやるから待っていてくれ。」

 

「わかった!まってるね!」

 

 そうして俺たちは昨日のように一緒に遊んだ。

 

「今日はここまでだな。」

 

「え〜、まだがいくんとあそびたいよ!」

 

「これ以上遊ぶと学校遅れるぞ。」

 

「でも〜。」

 

「・・・はぁ〜、分かった。明日も遊んでやるから今日はもう学校行け。」

 

「ほんと!」

 

「ああ、本当だからもう行け。」

 

「分かった!またね、がいくん!」

 

「ああ、またな。」

 

 そう言いかずこは帰って行った。

 

 ・・・さてと、俺も帰るか。

 

 こうして新しい日課が加わった。

 

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こんにちはこんばんはアリアです!息抜き作品2話目です。 

 息抜きなので短めなのはお許しください。 

 

 今回はここまでまた次回お会いしましょうそれでは再見!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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クロスオーバー 真剣で私に恋しなさい 

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