愛しい人へ。−俺の腕の中で−
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電話の向こうで、貴女が泣いている

その肩を抱いて、髪を撫でてあげたいけど・・

 

「いいの。」

 

貴女が言う。

 

「何も望まない。」

 

貴女が言う。

 

 

愛しいひと 愛しい貴女。

 

俺の指で、貴女の涙を拭いたい。

俺の腕の中で、貴女を休ませたい。

そして、そのまま時を止めてしまいたい。

 

受話器に唇を押しつけて、

貴女にくちづけをする。

貴女も同じように、くちづけを返してくれ。

 

できることなら、時間を止めてしまいたい。

止まった時の狭間へ

貴女を連れていってしまいたい。

 

そして

 

永遠に、貴女を抱きしめていたい

永遠に、貴女と二人きりで・・

説明
自身の経験からだけでなく、近しい方々からうかがったエピソードを元に、炎華が勝手にその心の中を想像して書いた散文?詩?です。
多大に炎華の想像が入っていますので、実際の想いとは違っていることもかなりあると思いますが、その点はお許しを。
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電話 遠い 受話器 会えない 

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