機動戦士ガンダム Blue Planet 設定3(メカニック設定1・機動兵器)
[全1ページ]

《モビルスーツ》

 

[RGシリーズ]

 地球連合の新型MS開発計画「プロジェクト((RG|リヴァイヴ・ガンダム))」によって開発された機体群。第4.5世代機である「グラディウス」のをベースに開発されているが、内部フレームが新素材である「アダマント・チタニウムα」で構築されている。また動力源としてより高出力な改良型NECTジェネレーターが搭載され、インターフェースには搭乗者に合わせて戦術判断の提案や機体リミッターや反応速度等の調整をリアルタイムで行い、より感覚的な操作を可能とする「リアルタイム型BFS」が実装される等、様々な新技術が導入されている。

 背部ユニットを換装する事で様々な戦場に対応する汎用型の「αタイプ」、対艦・対拠点攻撃能力の高い砲撃型の「βタイプ」、奇襲や隠密偵察、潜入等の特殊任務に特化した特殊型の「γタイプ」の3つのタイプが計画され、途中でβタイプの計画が中止されたものの、残り2タイプは無事完成した。いずれの機体もデザインは「災禍の聖戦」を終わらせた伝説の英雄機「ガンダム」を模している。

 

 

ガンダムα-1[センチュリオン]

 

形式番号:RG-X1α-01

頭頂高 :17.8m

重量  :39.2トン

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     XBM-18 ビームベイオネット

     Mk.Vビームソード×2

     フィールドジェネレーター内蔵複合シールド×1

     ロケットバズーカ

     250mm大型レールガン

     レーヴァテイン、他

 

搭乗者 :ハルマ・アカツキ

 

 本物語前半の主役機。汎用型である「αタイプ」の実戦データ収集用増加試作機の第1号機であり、次世代の主力量産機のベース機に位置付けられている。エリアL5のコロニー「ネアポリス」にあるMSE社の工場でロールアウトし、母艦となるアルカディアへの移送途上に反連合同盟による襲撃に遭遇するも偶然居合わせたハルマによって起動。襲い掛かって来た同盟側のマルドゥークを撃破した。その後本来の専属パイロットであったセルジオ中尉が襲撃で死亡した事や彼の戦いぶりを評価したマティウスの強い推薦もあり、ハルマを正規パイロットとして迎える事になった。

 

RG-X1α-02 ガンダムα-2[センチュリオン-U]

 

 増加試作2号機。センチュリオンの同型機で機体カラーや仕様は同じ。センチュリオンの予備機としてアルカディアに配備された。物語中では1号機が修理中の際に代わりとしてハルマが幾度か搭乗する。

 

RG-X1α-04 ガンダムα-4[サジタリウス]

 

 増加試作4号機。センチュリオンの同型機だが中長距離戦向けの調整が行われており、機体カラーや細部が異なる。主装備は新規開発されたビームスナイパーキャノン。本機は機動強襲艦「エリュシオン」に配備され、運用されている。パイロットはルーク・フォレスト。

 

RG-X1α-05 ガンダムα-5[キャバリエ]

 

 増加試作5号機。センチュリオンの同型機だが此方は中近距離戦向けの調整が行われており、機体カラーや細部が異なる。主装備は希少な相転移特殊合金製の実体剣「X-1斬機刀」と格闘戦にも対応したバヨネット・ビームライフル。本機も独立第13機動部隊所属の機動強襲艦「エリュシオン」に配備され、アキラ・リンドバーグがパイロットを務める。

 

UMG-011 センチュリオンE

 

 [センチュリオン]を始めとする増加試作機の運用データを基に開発された量産仕様。製造コスト削減の為にコックピット周り以外のフレーム素材が通常のアダマント・チタニウム製に変更された。性能は[センチュリオン]と同等であり、また機体システムの改良によって安定性や信頼性の面では元の機体を上回っている。ガンダムヘッドの先行生産仕様とカメラアイをバイザータイプに変更した制式仕様があり、前者は練度の高い上級パイロットや特務隊向けに少数が量産、先行配備された。物語には先行生産仕様が中盤から、制式仕様が終盤に登場する。

 

 

[武装]

・20mmリボルバーカノン

 

 本作に登場するMSに広く搭載されている近接防御用のリボルバー式機関砲。ミサイル等への迎撃の他、兵士やMW、ドローン等の対ソフトスキン用火器としても使用される。RGシリーズは頭部の両側に計2基装備している。

 

・XBM-18 ビームベイオネット

 

 MS用の火器等を製造しているオートメール社製の新型携行装備。ビームライフルと実体剣の特性を合わせた複合装備であり、銃身は表面を特殊加工したアダマントチタニウム製のブレードとなっている。刀身を兼ねた銃身を開くことで射撃形態となり、威力を抑える代わりに速射性の高いビームを撃つ「アサルトモード」と連射出来ない代わりに貫通性と威力を高めた圧縮ビームを撃つ「ブラストモード」の切り換え機能を有する。また、銃身からビームソードを発生させることも可能。

 ハルマは本装備を愛用しており、後述のガンダム・ペルセウスに乗り換えた後も引き続き使用している。

 

・Mk.V ビーム・ソード

 

 NECTARフィールドの原理を応用した近接格闘戦用の斬撃兵装。本機には通常2基装備される。RGシリーズの他にδシリーズも本装備を採用しており、またヴァンガードやグラディウスといった従来機にも装備される例が増えている。粒子圧縮・停滞技術の向上によりビームの出力はそのままに従来のMk.Uに比べて著しく小型化され、収納性が向上している。

 

・フィールドジェネレーター内蔵複合シールド

 

 左腕に装備されるRGシリーズ用の実体盾。表面に耐ビーム塗料が蒸着されている他、フィールドジェネレーターと60mmビーム速射砲を内蔵する。フィールドジェネレーターを内蔵した事により短時間であれば艦砲クラスのビームを防げる強力なNECTARフィールドを展開可能。また内蔵速射砲は連射性に優れるがMSを撃破するには不十分であり、主に牽制目的で使用される。

 

・RC-5 ロケットバズーカ

 

 MS用ロケットランチャー。口径は380mm。地球連合軍の標準的なMS用装備の一つであり、「ロケットバズーカ」は軍内での愛称である。通常弾頭、徹甲弾頭、拡散弾頭、粒子噴流弾頭等の幾つかの種類の弾頭を使用可能。装弾数は通常6発。

 

・250mm大型レールガン

 

 MS用レールガン。長砲身だがロケットバズーカより軽量で取り回しに優れる。複数種の弾頭を選択出来、対艦用にはMSの内部フレーム材に使用されるアダマント・チタニウム製運動エネルギー弾が使用される。

 

・ハイパー・ビームブラスター

 

 MS用試作大型ビームランチャー。戦略級装備としてひたすら威力のみを追求して開発された結果、最大出力ならば大規模な基地や都市の一地区を一撃で丸ごと吹き飛ばせるというMS用装備中最大の威力を誇る装備として完成した。しかしその過剰過ぎる威力故に使用が制限される上にエネルギー消費が格段に激しい為、高出力な改良型ジェネレーターを搭載するRGシリーズでさえも最大出力では2発が限界であり、また十分な冷却無しで連続使用すると砲身が熔解するおそれがある等、非常に扱い難い装備となってしまっている。

 

『オプション・ユニット』

 αタイプ用に用意された各種換装ユニット。戦場や任務に応じて装着される。

 

・スタンダード・ユニット

 

 通常状態で装備されるユニット。2基のメインスラスターから成るシンプルなユニットで宇宙と重力圏の双方に対応している。また後述のフルアームズ・ユニットの素体ともなる。

 

・バスター・ユニット

 

 対艦攻撃、及び火力支援用の重攻撃ユニット。大型メインスラスター1基、対艦ビームランチャー「タスラム」2基、大型ミサイルポッド2基から成り、両腕にはグレネード弾内蔵シールドを装備する。また大型ミサイルポッドには必要に応じて対艦ミサイル、魚雷等を換装可能。開発が中止された「βタイプ」のコンセプトを受け継いでおり、設計・試験データが流用されている。なお[センチュリオン]が本ユニットを装備した状態を「センチュリオン・バスター」と呼称される。

 

・エーリアル・ユニット

 

 大気圏内飛行ユニット。NECTAR粒子の疑似重力制御性質を応用したフロートシステム内蔵の展開式飛行翼と高出力スラスターから成り、重力環境下での長距離飛行能力を有する。またαタイプ系列機だけでなく、γタイプ系列機にも装備可能。なお「センチュリオン」が本ユニットを装備した状態を「センチュリオン・エーリアル」と呼称される。

 

・デストロイ・ユニット

 

 対大軍及び強襲用の重装ユニット。宇宙用。航宙輸送機「ラッセル」の物をベースにしたブースターユニットと大型プロペラントタンク、「バレット・ユニット」の対艦ビームランチャー「タスラム」2基、250mm大型レールガン2基、武装携行用サブアーム、対艦用大型ハルバード、大小ミサイルランチャー複数、増加装甲から成る。また各部に増設されたマウントラッチにはロケットバズーカ、ビームガトリングガン、グレネードランチャーを装備している。なお弾を撃ち尽くしたり破損した装備は任意にパージ可能。

 

 

ガンダムγ-1[ベイオウルフ]

 

形式番号:RG-X3γ-01

頭頂高 :17.8m

重量  :39.9トン

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     ハンドバルカン

     パイルクロウ・シールド

     対MS用コンバットナイフ×2

     ワイヤー・ハーケン×2

     ヒール・ブレード×2

     ニードル・グレネード、他

 

搭乗者 :ジャッカル・ストレイドッグ

 

 「RGシリーズ」の内、光学ステルス機構である「ファントムアンブレラ・システム」を搭載した特殊型「γシリーズ」の増加試作第1号機。ビーム兵器が使用出来ないシステム稼働中にも戦闘が行えるよう実体武装を他機に比べて多く装備している。なおシステムの稼働には多くの電力を使う為、汎用型であるαタイプに比べると稼働時間はやや短い。

 本タイプは増加試作機である為同型機が複数製造されているが、特殊作戦用の機体である為に機体の総数や運用状況等の詳細は機密情報として秘匿され、故に謎の多い機体とされる。またジャッカルが搭乗する本機は稼働試験中の事故で失われたとされ、登録が抹消されていた機体である。

 

[武装]

・20mmリボルバーカノン

 

 本作に登場するMSに広く搭載されている近接防御用のリボルバー式機関砲。ミサイル等への迎撃の他、兵士やMW、ドローン等の対ソフトスキン用火器としても使用される。頭部の両側に計2基装備している。

 

・パイルクロウ・シールド

 

 右腕に装備される攻防一体型の実体シールド。展開式の二対のクローと内蔵されたパイルバンカーを備える。射出されるパイルはRGシリーズのフレーム材に使用されるアダマント・チタニウムαで出来ており、通常のMSの装甲を容易く貫ける。また射出機構が電磁式である為、何度も使用する事が可能。

 

・ハンドバルカン

 

 左腕に内蔵されたビーム機関砲。主に牽制や武器破壊目的で使用される。

 

・対MS用コンバットナイフ

 

 近接格闘戦用の実体ナイフ。刀身部分は表面を特殊加工したアダマント・チタニウムで出来ており、高周波振動させる事で斬れ味を上げている。主に敵MSの関節部や装甲の隙間のような比較的脆弱な部分を突く為の装備である。

 

・ワイヤー・ハーケン

 

 ワイヤー付きアンカー。腰部のソケットに計2基装備されている。射出後も巻き戻す事で再使用が可能。アンカーの先端部には超硬度単分子結晶製のクローを備えており、艦艇やデブリ等に取り付く際のアンカーとしてだけでなく武器としても使用出来る。ワイヤーは前述のワイヤークローに使用されている物と同じ物を使用しており高い強度と伸縮性を持つ。

 

・ヒール・ブレード

 

 両脚の踵に装備されている展開式ブレード。格闘戦において蹴撃時に相手の意表を突く際等に用いられる。

 

・ニードルグレネード

 

 針状のグレネード。敵MSの装甲の隙間や関節部、及びコロニーのゲート等に直接突き刺して爆発させる事を目的とした装備。

 

    

ガンダム・ペルセウス

 

形式番号:RG-X01S

頭頂高 :17.9m

重量  :40.0トン

動力  :NECTジェネレーター×2(ツインジェネレーターシステム)

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     腕部速射砲×2

     ペルセウス・ソード×2

     マルチフィールド・ガード×2

     XM-18 ビームライフル

     ベイオネット、他

 

搭乗者 :ハルマ・アカツキ

 

 α・β・γの基本3タイプとは別に極秘開発されていたRGシリーズの一機。白銀を基調とした装甲を纏うシンプルなデザインの機体で、背部に備えられた翼を思わせる2基のスラスターウィングが特徴。このスラスターウィングにはアルカディア級の「NECTARフロート」と同型の推進システムが使用されており大気圏内での単独長距離飛行と推進材の大幅な節約を可能とした。なお機動時にはスラスターウィングよりNECTAR粒子が翼状に展開・放出され、その姿は見た者に「光の翼」を想起させる。

 本機の動力源には「災禍の聖戦」当時第3世代MSに搭載されていた「ツインジェネレーターシステム」を再現した物が使用され、ジェネレーターが1基のみのMSを遥かに凌ぐパワーと理論上無制限の稼働時間を誇る。但しオリジナルに比べて出力の安定性に難があり、全力稼動後に機体出力が一時的に大きく低下してしまう(そのため通常は出力を70%程に抑えている)。また機体インターフェースには従来のBFSではなくプログレス用の「シャーマニックシステム」が採用され、更に機体フレームに組み込まれたプログレスの発する特殊脳波「シャーマンウェーブ」を増幅・伝達する特殊デバイス「シャーマン・アクセラレーター」の効果により、I・ヒューマンに覚醒した者が搭乗すれば第3世代機に匹敵する超反応と高速機動が可能となる。このように規格外な機体である事から、新たに「第7世代MS」という区分が本機に用意された。

 物語では本編中盤以降に登場し、[センチュリオン]を失ったハルマの新たな搭乗機となる。

 

[武装]

・20mmリボルバーカノン

 

 本作に登場するMSに広く搭載されている近接防御用のリボルバー式機関砲。ミサイル等への迎撃の他、兵士やMW、ドローン等の対ソフトスキン用火器としても使用される。頭部の両側に計2基内蔵されている。

 

・ペルセウス・ソード

 

 二振りの実体剣。刀身には通電する事で分子構造が変化し、硬度や靭性が増す性質を持った「相転移性合金」という特殊素材が用いられており、その強度は超硬セラミック複合装甲はおろか、アダマント・チタニウムさえも上回る。また刀身の摩耗防止と斬れ味向上のために刀身表面を高密度のNECTAR粒子で纏う機構を備え、ビーム・ソードとしての特性も有している。それ故に斬れ味はMS用近接兵装の中でも破格を誇り、MSの装甲や内部フレーム、更にはMAや戦艦の装甲さえもNPLアーマーごと容易く斬り裂く事が出来る。

 

・マルチフィールドガード

 

 両腕に装備される手甲型のNECTARフィールド発生機構。ビーム速射砲が併設されている。フィールドの展開範囲や粒子密度を任意に制御出来、戦艦の主砲クラス以上のビームをも防ぐ強力な指向性フィールドを展開する事も可能。また併設されたビーム速射砲は小口径だがMSの関節部を数発で吹き飛ばせる威力がある。

 

[δシリーズ]

 戦役開始以前より地球連合内で進められていた可変MS開発計画「プロジェクトδ」によって開発された機体群。戦闘機のような形状の「高速巡航形態」への変形機構を持ち、単機での長距離侵攻と大気圏突入能力を備える他、MS形態と高速巡航形態の両方で重力環境下での単独飛行能力を有する。また高速巡航形態時には背部に味方MS1機を載せ、MS支援輸送機として運用する事も可能。

 

δ-0

 

形式番号:VMS-XΔ00

頭頂高 :18.1m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     M-15L ロング・ビームライフル×1

     Mk.Vビームソード×2

     ビームガン内蔵型シールド×1、他

 

搭乗者 :フランツ・フォン・ヴァンハインド

     シエラ・ローリィ

     ロブ・ゴンザレス、他

 

 「δシリーズ」の試作機。システム実証機である「δ-XD」の試験データを基に開発した増加試作機で実戦データ収集の為少数生産された。通常仕様のA型とこれをベースに装備を追加したC型、E型の3タイプの仕様があり、アルカディアには各仕様1機ずつ計3機が配備されている。なお通常塗装は灰色だが、フランツ機は彼のパーソナルカラーであるネイビーブルーに塗装されており、左肩には彼の異名に因んで鷹のマーキングが施されている。

 

・A型

 

 通常型。基本となる仕様。

 

・C型

 

 指揮官型。通信能力向上のために頭部にブレードアンテナが増設された。また威力の高いBC-16 ビーム・ロングカノンを装備する場合もある。

 

・E型

 

 索敵・偵察型。赤外線、音響、粒子波等の各種センサーや高感度光学カメラユニット、レーザー通信ユニットとその中継機、偵察用ドローンといった各種偵察・通信装備を豊富に搭載する。

 

VMS-Δ01 δ-((1|ウーヌス))

 

 δ-0の運用データを基に製造された制式採用型。物語後半より登場。試作機であるδ-0とは頭部デザインに若干の差異がある。

 

 

ウィーゼル

 

形式番号:TKM-03

頭頂高 :12.3m(MS形態)

動力  :燃料電池

武装  :30mmリボルバーカノン

     ビームバーナー

     ビームガトリング砲(オプション)

     ミサイルランチャー(オプション)

     120mmビーム砲(オプション)、他

     

 

搭乗者 :ダグラス・モーガン

     ジョナサン・マイルズ

     「SCAVENGERs」隊員

 

 地球軍の特殊作戦用小型可変MS。サイズは通常のMSよりも小型で装甲車両形態への可変機構を有する。主に「SCAVENGERs」を始めとする地球連合軍特殊作戦群において作戦支援やコロニー等への潜入任務で運用される。機体には完全武装の兵士6名を乗せられる兵員輸送用スペースがある他、各種通信装備やセンサー等も充実しており、指揮車両としても使用可能。武装は固定装備である30mmリボルバーカノンやビームバーナー以外は着脱可能なオプション式となっており、任務に応じてビームガトリング砲やミサイルランチャー等の複数種の武装を選択出来る他、ウェポンラックに武装MWを1〜2機外付けして運搬する事も可能。なお本機は他のMSと異なり動力に燃料電池を使用しているが、慣性制御システムやNECTARコート展開用のNECTAR粒子を備蓄しておくNECTコンデンサを別に搭載している。

 

 

グラディウス

 

形式番号:UM-07

頭頂高 :17.8m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     M-17 バトルビームライフル

     Mk.U/Vビーム・ソード

     耐ビーム・シールド×1

     ロケットバズーカ

     250mmグレネードランチャー、他

 

搭乗者 :アネット・ヒュース

     ウィルバー・サーストン

     地球軍一般パイロット

 

 地球軍の汎用MS。第4.5世代機。新規にMS開発を始めたMSE社が長年かけて自社開発した初の試作MS「XM-00 パイオニアス」から得たデータとレギオのライセンス生産で得たMSの生産ノウハウを基に開発された。高い機体出力とパワーを持つが、機体の反応性がやや敏感過ぎる面がある。しかしカットラスの性能に満足出来なくなった熟練パイロット達に好まれた為、エースパイロットや特務隊向けに少数だが量産されている。また幾つかのバリエーション機が開発され、本機に採用されているシリンダー駆動式インナーフレームの技術は後の「プロジェクトRG」にも生かされている。

 

UM-07L グラディウス陸戦型

 

 グラディウスの陸戦仕様。脚部には地上用スラスターが、両肩には小型シールドが追加され、地上での機動性と防御力が向上している。

 

UM-07P グラディウスP

 

 BFSの代わりに「シャーマニックシステム」を搭載したプログレス専用の改造機。物語後半に登場する。

 

UM-07F グラディウス・アーラ

 

 グラディウスの空戦型。両肩に展開式のウィングユニットを、背部に高出力スラスターを備えており、単独での大気圏内長距離飛行能力を持つ。初の本格的な量産型空戦MSとして爆撃機の護衛や敵地深くの基地への強襲といった航空作戦で重宝されているが、操作難易度がやや高い為、配備数はあまり多くはない。

 

 

レギオ

 

形式番号:UM-06

頭頂高 :17.6m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     M-17 バトルビームライフル

     Mk.U/Vビーム・ソード

     耐ビーム・シールド

     ロケットバズーカ

     HK-14 ビームマシンガン

     HK-16 ショートビームガン

     グレネードランチャー

     250mm大型レールガン、他

 

搭乗者 :アシュリー・シャロット

     ランディ・A・ロバーツ

     エドガー・ブラン

     チャールズ・カボット

     ファン・リー

     カッシュ・ラング

     シェルティ・グロースター

     アイザック・フレッチャー

     ジョナサン・マイルズ

     地球軍一般パイロット、他

 

 地球連合軍の主力汎用MS。第4世代機。開発時に特に真新しい技術は使われておらず、前世代機であるストラットの設計思想をそのまま発展させた機体である。それ故の堅実な設計が特徴でストラット譲りの高い汎用性と整備性、未熟なパイロットでも扱える癖の無い良好な操作性から4.11戦役における地球軍の主力量産機として各地で運用されている。また拡張性も高く、多くの改良型や任務に応じたバリエーションが開発されている。

 

UM-06A レギオA型

 

 初期生産型。配備自体は戦役以前より始まっていたが、戦役の開始と前世代機であるストラットの性能不足が露呈した事を機に量産が急ピッチで進められた。R.W.132年現在、多くの機体が後述のA2型にアップデートされている他、未改修のままの機体は後方の警備部隊や演習部隊に回されている。また、一部の機体はエトルリア防衛軍に供与されている。

 

UM-06A2 レギオA2型

 

 前述のA型の改修機。スラスター等の推進システムや内部フレームを中心に改良が加えられ、推力やパワーが後述のC型相当にまで向上している。最新仕様であるE型の配備に伴い、徐々に前線から引き上げられている。

 

UM-06C レギオC型

 

 マイナーチェンジ型。Type-A2をベースにしており仕様は同一だが、Type-Aの改修機であるType-A2と異なり此方は新規生産型である。

 

UM-06E レギオE型

 

 後述の強攻仕様機「ストライク・カットラス」への換装を前提に開発された最新生産型。C型をベースにジェネレーター出力の強化やウェポンラックの増設が行われ、総合性能が向上している。R.W.108年より量産がスタートし、主に宇宙軍においてType-A2の後継として配備が進められている。また新興部隊である独立第13機動部隊は本機が主力機として配備されている。

 

UM-06E レギオE型(SCAVENGERs仕様)

 

 特殊部隊「SCAVENGERs」で運用されるE型のバリエーション。機体色が視認性の低いダークグレーに塗装されており、センサー類や装甲が追加されている。また武装も通常の物の他、近接戦用の対MS用コンバットナイフやアンカーポッド等を装備している。

 

UM-06E-S レギオストライカー

 

 E型の強攻仕様。運用試験機である「プロト・レギオストライカー」の運用データを基にE型の装備バリエーションとして制式採用された。E型に増加装甲や高機動スラスター、高感度センサー等のオプションパーツを装備・換装する構成となっており、背部のマウントラッチにはMS用対艦ミサイル「クリヴァル」を始め各種武装を選択可能。主に上級パイロットや指揮官用の機体として運用されている。

 

UM-06C-PS プロト・レギオストライカー

 

 「レギオストライカー」開発時の運用試験機。C型をベースに生産性を度外視した改修を施した機体で、制式採用型とは異なり装甲は一体型になっている。少数が製造され、実戦テストの為に各地の部隊で試験運用された。この際に得られた運用データは前述の制式採用型の開発にフィードバックされている。なおテスト終了後は一旦前線から引き揚げられたが、後に全機が戦力不足だった独立第13機動部隊に配備され、アルカディア隊にもその内の1機が配備されてエドワードが搭乗している。

 

UM-06L レギオ陸戦仕様

 

 脚部に地上用ホバーユニットを追加し、地上での機動性を向上させた地上戦仕様。また海上での運用の際は脚部に着脱式の水上フロートを装備する。地球連合陸海軍で広く配備・運用されており、寒冷地型や乾燥地型、海兵隊型といった配備環境や部隊に合わせたバリエーションが存在する。

 

UM-06CJ レギオイェーガー

 

 陸戦仕様のバリエーション機。都市の掃討や拠点制圧用の機体で仕掛け爆弾等のトラップが想定される市街地等での運用を考慮し、機体各所に装甲を追加した事で原型機よりマッシブな体型になっている。肩に接続されるタイプの大型シールドと対人掃討用バルカン砲を標準装備する。「オペレーション・スエズ」ではスエズ運河周辺の諸都市制圧の為に多数が投入された。

 

UM-06-CN レギオキャノン

 

 背部に200mmビーム砲を装備した砲撃型。両腕には2連装グレネードランチャーを備える。

 

UM-06-CR レギオキャノン[[rb:M > マグナ]]

 

 最新生産型であるE型をベースにした砲撃型。推力や機動性、武器の搭載数が向上している。独立第13機動部隊等の一部部隊に少数配備されている。

 

UM-06-Sc レギオエクスプローラー

 

 偵察、索敵、及びレーザー通信ネットワークの中継任務等で運用される偵察型。Type-A2をベースにしており、赤外線や音響等の各種センサー類や高感度カメラ、通信設備各種、索敵・通信中継用小型ドローン等の偵察・電子装備を豊富に搭載している。その一方で武装は自衛可能な必要最小限にとどめられているが、時には大型レールガン等を装備して精密狙撃任務に使用される事もある。物語ではアルカディア隊所属のグエン機が主に活躍する。

 

UM-06Uw レギオアクア

 

 水陸両用型。推進機構が水中用のハイドロジェットスラスターに換装されている。武装はスーパーキャビテーション魚雷用ガンランチャーやニードル・グレネードガン、ハンドアンカー、水中用ハープーン等の水中戦用の物の他、上陸作戦での運用も考慮して陸上用の通常装備も選択可能。対潜哨戒、水中戦、上陸作戦等で運用されている。

 

UM-06HP レギオホスピタル

 

 野戦救急型。背部に簡易病院機能を持ったコンテナユニット2基を装備しており、通常の車両や航空機等では辿り着けない被災地等に迅速に展開する事が可能。なお電源はMS本体のNECTジェネレーターから供給される。

 

UM-06T レギオトレーナー

 

 練習型。前線から引き揚げられたType-Aをベースに教育用プログラムを組み込んだ機体で、実戦用の機体に比べてスラスター出力やBFSにリミッターがかけられている。従来よりパイロット育成に使われてきた練習型ストラットに代わり、MSパイロット養成機関で運用される例が増えている。

 

 

ストラット

 

形式番号:UM-04

頭頂高 :17.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     ビームライフル

     ビームマシンガン

     Mk.Uビーム・ソード

     耐ビーム・シールド、他

 

搭乗者 :モニカ・ルクレール

     エトルリア防衛軍パイロット、他

 

 レギオが配備される以前の地球軍の主力量産MS。初の本格的な第4世代MSで、癖の無い操作性と高い整備性を評価されて改良を重ねながら永らく地球軍の主力機として運用されていた。しかし開発から30年以上が経過している為旧式化は否めず、戦役初期に同盟軍の主力MS「マルドゥーク」に対する性能不足が露呈した事から、後継機であるレギオへの置き換えが進められた。R.W.110年代には殆どが第一線を退いており、戦略上重要でない辺境地に少数が残るのみとなっている。また練習機や標的機に改造された物も多い。その一方でエトルリア防衛軍に供与された機体は独自の改修が施された上で現在も第一線で運用されている他、戦役以前に民間組織に払い下げられた機体も多く、ジャンク屋連盟等でも多数運用されている。また同盟側の手に渡った機体は後述のムシュフシュに改造された。

 ハルマ達のいたMSパイロット養成アカデミアでも嘗ては教材として使用されていたが、後継となるアトラス・トレーナーに置き換えられ、最後の一機は物語開始の数ヵ月前に退役している。なおその際の引退セレモニーにおける公開模擬戦でハルマは性能の劣る本機を駆って上級生の操るカットラス2機を相手に勝利し、同級生や軍関係者達を驚かせた。

 

UM-04E ストラット(エトルリア防衛軍仕様)

 

 エトルリア防衛軍で運用されている機体。推進機能周り等にエトルリア防衛軍独自の改修が施されている。武装はブリギッド・カンパニー製のビームマシンガンを主に装備している。

 

WM-04 ストラット・シビリアン

 

 戦役以前に退役した初期型をベースに民間で作業用に改修した機体。作業用アームやレーザートーチ、ビーム・バーナーといった各種作業機器を装備してコロニー外壁や大型宇宙船の修理を始めとする各種事業に用いられている。また戦役の開始に伴い、自衛目的で武装化される事もある。

 

CM-04W スピナー

 

 ストラットのフレームを流用した民間向けモデル。軍用モデルから改修されたストラット・シビリアンとは異なり、此方は最初から民間向けに設計された。嘗て作業用MSとして広く販売され、コロニー外壁の修理等で使用された。開発から既に30年は経った現在でも多数が運用されている。あくまで民間用である為、戦闘用MSに比べると装甲はやや薄い。エリアL4のコロニー「タルキニア」で起きた騒乱では反乱勢力が複数の本機を持ち出して使用したが搭乗したパイロットが練度の低い活動家ばかりだった事もあり、鎮圧に出撃したアルカディア隊やエトルリア防衛軍の軍用MSの前に手も足も出なかった。

 

A-UM-04R ムシュフシュ

 

 反連合同盟軍が鹵獲・接収したストラットを改修した機体。装甲やスラスター等の換装が行われ、改造前よりも機動性や装甲の防御力がやや向上している。しかし改修を施したとはいえ旧式機である事に変わりは無く、他のMSに比べて性能不足は否めない。宇宙戦線では主にコロニーや基地施設の警備部隊や練習部隊といった後方部隊で運用されているが、地上戦線ではマルドゥークと共に第一線で運用されている。

 

 

マルドゥーク

 

形式番号:MB-02

頭頂高 :17.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     AMK-49 アサルトビームライフル

     AMG-11 ビームマシンガン

     380mmロケットランチャー

     200mmグレネードランチャー

     ビーム・バトルアックス

     耐ビーム・シールド、他

 

搭乗者 :エルフィア・ウォルコット

     ガティス・アドラー

     ノール・ラザレフ

     崔玲美

     アブドル・ナビーユ

     マクバス・ドレイド

     グウィン

     反連合同盟軍パイロット

     ドミニカ・ブレンダ、他

 

 反連合同盟軍の汎用MS。第4世代相当の機体でコロニー「バビロン」に本社を置くバビロン・メカニクス社製。同社初の第4世代MS「FM-01 シャヘル」をベースに開発した機体で良好な操作性や劣悪な環境下でも故障が少なく信頼性が高い。その為、戦役における同盟側の主力MSとして量産され、様々な戦場で運用されている。また多数のバリエーションが開発された。なお指揮官機には通信能力を高める為に頭部にブレードアンテナが増設されている。

 

MB-02A マルドゥークMk.A

 

 初期生産型。戦役初期において当時の地球軍の主力MSであったストラットを性能で圧倒したが、地球軍が後継機であるレギオを大量配備すると次第に優位性を失っていった。その為多くが後述のMk.Bに改修され、また未改修機は後方の練習部隊に回されている。

 

MB-02B マルドゥークMk.B

 

 Mk.A型のマイナーチェンジ型。前述のMk.A型から改修された物も含めるとマルドゥーク系列の中で最も数の多いタイプであり、宇宙だけでなく地上まで様々な戦場で使われている。

 

MB-02B マルドゥークMk.Bクローゼ隊仕様

 

 「紅の流星」ことクローゼ直属のMS部隊に用意された特別仕様機。通信能力向上の為にブレードアンテナが頭部に標準装備され、両肩の装甲の形状が一般機と異なる。クローゼ隊に所属する各パイロットに合わせた調整が施されている他、隊長機であるクローゼ専用イシュタールに随伴出来るよう推進機能が強化された為、一般機よりも機動性に優れる。補用機も含めて十数機が母艦である「ギルガメシュ」に配備されている。

 

MB-02BL マルドゥークMk.B陸戦型

 

 陸戦仕様。脚部に地上用ホバーユニットを増設しており、地上での運動性が向上している。

 

MB-02C マルドゥークMk.C

 

 グラディウス等の地球連合側の新型機に対抗する為に上記のクローゼ隊仕様機を基に開発された改良型。推進機能だけでなくジェネレーターや内部フレームにも手が加えられた事で機体出力やパワーが向上している。主に指揮官や上級パイロット向けに配備されている。

 

MB-02C マルドゥークMk.C(エルフィア専用機)

 

 クローゼの副官であるエルフィア専用機。紫色に塗装されており、クローゼのイシュタールを後方から支援する為に長距離射撃用の200mm長砲身ビーム砲を装備している。

 

MB-02C-D ディザート・マルドゥーク

 

 上記のMk.C型を砂漠等の乾燥地仕様に改修した局地戦型。本型に改修された機体はアブドル機のみである事から、事実上のワンオフ機となっている。防砂処理が各部に施され、脚部には砂漠地用ホバーユニットが追加装備されている。武装としては大口径ビームショットガン1挺とアサルトブレード2本を携行しており、搭乗者であるアブドルが得意とする近接戦向けに機体システムが調整されている。

 

MB-02E マルドゥーク・アイ

 

 各種センサー類や通信機器、偵察用ドローンといった通信・偵察装備を有した偵察型。索敵・通信任務等で運用される。またセンサーやカメラ類以外の偵察装備を外し、代わりに200mm長砲身ビーム砲を装備して、遠距離射撃や対空迎撃任務に使用される事もある。

 

MB-02W マルドゥーク・ウォーター

 

 水陸両用型。スラスターを水中用のハイドロジェットタイプに換装している。装備はスーパーキャビテーション魚雷用ランチャー等の水中戦用の物の他、陸上用装備も使用可能。

 

MB-02Rb マルドゥーク・ルベウス

 

 宇宙万事屋のリーダーであるドミニカの専用機。ドミニカが同盟軍時代から搭乗機としていたMk.A型の改造機で、脱走後に本人の要望で紅色に塗装された際にこの名が付けられた。なお脱走時に破損した左腕は逃亡先のジャンク屋業連でグノーシス・シビリアンの物に換装しており、その後も消耗したパーツを拾い物や組合からの購入品で交換し続けた結果、原型機とは異なる左右非対称のシルエットとなった。武装は脱走時に装備していたAMK-49 アサルトビームライフルやアサルトブレードを引き続き使用している他、ジャンク屋組合製の専用大型アックス「ジャイアント・アックス」や回収した地球連合軍のM-17 バトルビームライフル、Mk.U型ビームソード、グレネードランチャーや反連合同盟軍の380mmロケットランチャー、民間組織の工事用ピッケルをオプション装備として有している。

 

 

アスタルト

 

形式番号:MB-X-06

頭頂高 :17.7m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     AMK-51 ビームライフル

     ビーム・ソード、他

 

搭乗者 :ヴァン・クローゼ

     アドネル・ラ・ベルディゴ

     反連合同盟軍パイロット

     

 反連合同盟軍がマルドゥークの後継機として開発した新型汎用MS。従来のマルドゥーク系列とは異なるシリンダー駆動式を機体のフレーム構造に採用しているが、これには鹵獲したグラディウスの残骸を解析して得たデータが反映されている。このフレーム構造の一新によりマルドゥーク系列を上回る出力とパワーを誇り、またスラスターの増設によって高い機動性を得ている。しかし新機軸の要素を取り入れた事で制式化が遅れており、現在は少数生産された先行量産試作機が幾つかの部隊で試験運用されているのみである。

 

MB-X-06 アスタルト(クローゼ専用機)

 

 「紅の流星」ことヴァン・クローゼに用意された専用仕様機。パイロットの異名に合わせて赤く塗装されており、またクローゼの要望に応えて彼の超絶的な操縦感覚に合わせたシステム調整が行われた為、原型機を上回る機動性を得た。その反面、余りに敏感過ぎる機体反応性故にクローゼにしか扱いこなせない機体となっている。

 

MB-X-06FP サイコ・アスタルト

 

 プログレスの搭乗を前提に改造された試験機。BFSの代わりに「シャーマニックシステム」を搭載し、脳波増幅デバイス「シャーマン・アクセラレーター」をフレームに組み込んでいる。I・ヒューマンであるアドネルの実質的な専用機で、武装はビームライフルやビーム・ソードの他に思念制御式の誘導攻撃端末「ファンネル・ビット」を8基搭載している。

 

MB-06 アスタルト(制式採用型)

 

 先行量産試作機の運用データを基に生産された制式採用型。物語では後半から登場し、クローゼ隊のような精鋭部隊に優先配備される。

 

MBI-X06K アフラ・マズダ

 

 サイコ・アスタルトとクローゼ専用アスタルトの運用データを基に開発された物語後半におけるクローゼの専用機。

 

 

ネルガル

 

形式番号:MBA-03

頭頂高 :20.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     75mmビーム・ガトリングガン×2

     対艦ビーム砲×2

     折り畳み式大型ビーム・アックス×2、他

 

搭乗者 :ダナン・ハールン、他

 

 反連合同盟軍の重MS。戦力の劣る反連合同盟が「単機で艦艇や複数のMSを相手に出来る重戦機」というコンセプトでマルドゥークを拡大設計した物を基に開発した。機体サイズも通常のMSより大きく、重装甲である。単機で宇宙艦艇に打撃を与えるために両肩に大口径対艦ビーム砲を2基装備している他、両腕に75mmビーム・ガトリングガンを2基、両肩の開閉式バインダーにの裏側に折り畳み式ビームアックスを2本装備し、またグレネードランチャー等の各種装備を携行出来るウェポンラックも有する。なお豊富な内蔵ビーム兵器を使用する為に大容量NECTコンデンサを持つ。本機は少数だが量産されており、主に対艦戦や拠点防衛戦等で運用されている。

 

 

ティアマット

 

形式番号:TM-04

頭頂高 :19.9m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :ビームショットカノン×2

     四連装スーパーキャビテーション魚雷発射機×2

     速射ビーム砲×2

     腕部格闘用振動クロー

 

搭乗者 :リライナ・シュルツエラ

     反連合同盟軍一般パイロット

 

 反連合同盟軍の新型水中用MS。第5世代に相当する機体で高速巡航形態への変形機構を持つ。変形機構を組み込んだ事で機体が大型化した為、陸上での機動力は水陸両用機であるマルドゥーク・ウォーターに比べて劣るが、水中でも減衰し難い特殊な粒子ビームを撃てる「ビームショットカノン」を中心とする強力な武装と抵抗の少ない高速巡航形態により水中・水上戦では高い攻撃力と機動力を誇る。とりわけ対艦戦でその性能を発揮し、奇襲や通商破壊等で地球軍に大きな被害を与えた。ただし変形機構を持つ為に整備性に難があり、また製造コストも通常のMSに比べて高い為生産数は少ない。主に精鋭部隊や上級パイロット向けに配備されている。

 

 

シームルグ

 

形式番号:TM-05

頭頂高 :18.0m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     AMK-49 アサルトビームライフル×1

     60mmビーム砲×2

     ビーム・ソード、他

 

搭乗者 :ガムド・ブラーエ

     反連合同盟軍「シームルグ大隊」パイロット、他

 

 反連合同盟軍の可変MS。第5世代に相当する機体で高速巡航形態への変形機構を持つ。高速巡航形態とMS形態の両方で大気圏内の単独飛行能力を持ち、同盟陣営にとって貴重な航空MS戦力として運用されている。なお開発に当たって構成部品の多くをマルドゥークと共通化した事で生産や整備にかかるコストの低減を図っている。しかしやはり可変機であるが故に一般のMSに比べると生産・整備コストがやや高く、生産機数は少ない。本機のみを専門に運用する特務隊「シームルグ大隊」を始めとする幾つかの部隊に配備されている他、パーツの換装によって宇宙でも運用出来る為、宇宙部隊でも運用されている。

 

 

シャヘル

 

形式番号:FM-01

頭頂高 :17.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     Stg-11 ビームマシンガン

     ビームライフル

     アサルトブレード

     ピッケル

     380mmロケットランチャー、他

 

 バビロン・メカニクス社が独自開発した第4世代MS。癖の無い操作性と整備の容易さが特徴。地球軍の次期主力MSのコンペではアトラスに負けたものの、同盟軍の主力量産MSとなるマルドゥークのベース機となった。

 

 

パイオニアス

 

形式番号:XM-00

頭頂高 :17.7m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :30mmリボルバーカノン×2

     Mk.Uビーム・ソード、他

 

 MSE社が開発した初の自社オリジナルの試作MS。シリンダー駆動式新型フレーム等の新機軸の技術を投入した野心的な設計の機体で、本機の試験データやフレーム構造が後の「UM-06 グラディウス」や「RGシリーズ」に反映される事になる。

 

 

ワーキッド

 

形式番号:WM-13

頭頂高 :17.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :工事用ピッケル

     ワイヤーガン

     ヒートスコップ

     ビームマシンガン、他

 

 エトルリア連邦にあるブリギット・カンパニーで開発された作業用MS。「災禍の聖戦」時に使用されたMSの設計を基に戦役以前に開発された。スピナー程ではないが作業用MSとしてジャンク屋連盟等の民間組織で使用され、「タルキニア騒乱」時には反乱勢力が数機を持ち出して運用した。しかしあくまで作業用機であるため戦闘には不向きである。

 

 

ウォードール

 

形式番号:BM-13

頭頂高 :17.5m

動力  :NECTジェネレーター

武装  :20mm機関砲×2

     Stg-11 ビームマシンガン

     ビームアックス

     Mk.Uビームソード

     シールド、 他

 

搭乗者 :エトルリア防衛軍パイロット、他

 

 ワーキッドのフレームを流用した戦闘用MS。エトルリア防衛軍でストラットと共に運用されているが、作業用MSをベースにしたため地球軍や同盟軍のMSに比べて戦闘能力やパワーは劣る。

 

 

《モビルアーマー》

 

プテラスピス

 

形式番号:UMP-04C

武装  :30mm機関砲

     120mmリニアキャノン

     75mmビームガン

     各種ミサイル

     多目的作業アーム

     

 地球連合軍で嘗て運用されていたモビルプレーン。MSがまだ限られた人間にしか扱えなかった時代に開発された一般兵用の簡易機動兵器であり、MSに比べると性能不足は否めない。その為一般の人々でも操縦可能な第4世代MSが開発されると急速に姿を消した。現在では本機を兵器として運用している勢力は殆ど無く、エトルリア連邦やジャンク屋等の民間組織で作業用に改造された機体が少数運用されているのみである。

 

 

べレムナイト

 

形式番号:MA-01

動力  :NECTジェネレーター

武装  :大口径対艦ビーム砲×1

     ビーム機関砲内蔵式クローアーム×4

     ミサイルランチャー

     指向性フィールド・ジェネレーター

 

 反連合同盟軍のモビルアーマー(MA)。名前の由来の通り、イカのような姿をしている。4本のクローアームの中央に備えられた大口径対艦ビーム砲と強力な指向性フィールド・ジェネレーターにより高い攻撃・防御能力を有し、またクローアームを使って艦艇に取り付いたり格闘戦を行う事も可能。主に拠点防衛や対艦攻撃任務で運用されるが大型機故に製造・運用にかかるコストがかさむ為、総生産数は20機程と非常に少ない。

 

 

《モビルワーカー》

 

地球連合軍モビルワーカー

 

形式番号:UBW-055

武装  :機関銃×2

     多用途ランチャー

     作業用アーム、他

 

 地球連合軍の軍用小型MW。有人型と無人型が存在する。機関銃、多用途ランチャー、作業用アーム等の各種装備を選択可能で、多用途ランチャーからはグレネードから暴徒鎮圧用の催涙弾、捕縛ネット弾まで多種類の弾頭を発射可能。基地施設や要人の警護、市街地やコロニー内の治安警備、そして災害時の救助・復興作業にまで幅広く使用されている。但しあくまで警護用の兵器である為、前線での使用は想定されていない。なお警察でも白色に塗装された同型機が運用されている。

 

 

地球連合軍大型モビルワーカー

 

形式番号:UBW-105

武装  :対空用速射ビーム砲×1

     30mm機関砲

     ミサイルランチャー

 

 地球連合軍の四脚式大型MW。無人機。対空用速射ビーム砲を装備した旋回砲塔を持つ。基地やコロニー等の施設防衛用の兵器である為長距離の移動を想定されておらず、専ら移動砲台のように使用される。但しビーム砲の威力はあまり高くはなく、航空機等には有効だがMSには効果が薄い。あくまで複数機で敵を牽制する事を想定した機体である。なおビーム砲のNECTAR粒子は交換式のカートリッジから供給される。

 

 

反連合同盟軍モビルワーカー

 

形式番号:WB-032

武装  :機関銃

     大口径短砲身砲×1

     ロケットランチャー

     迎撃レーザー

 

 反連合同盟軍の軍用小型MW。有人型と無人型がある。地球連合側の機体とは異なり、此方は前線での使用も想定して各部の装甲がより頑丈に設計されている。装甲化された回転砲塔部には大口径短砲身砲を搭載し、側面に対人用機関銃やロケットランチャーを装備する。また機銃ではなくレーザーを装備した機体も存在する。搭載している大口径砲は射程はやや短いが威力は高く、装甲の薄い車両ならば一撃で大きなダメージを与えられる為、歩兵や軽装甲車、MWにとっては脅威である。主に市街地等の遮蔽物の多い戦場でゲリラ的に運用されるが、MSや重装甲の戦闘車両に対しては殆ど無力である。

 

 

反連合同盟軍大型モビルワーカー

 

形式番号:EW-011

全高  :11.5m

武装  :30mmリボルバーカノン

     ビームガトリング砲

     ミサイルランチャー

 

 反連合同盟軍の二脚型大型MW。腕に当たる部分がビームガトリング砲になっている。基地や都市といった拠点の防衛で主に運用されるが、運動性や装甲の防御力、搭載ビーム兵器の出力といったあらゆる面でMSに劣る為、対MS戦では一方的に破壊される事が多い。あくまでMS戦力の不足を少しでも補う為の急造兵器という意味合いが強い機体である。

 

 

反連合同盟軍タンク型モビルワーカー

 

形式番号:EWT-012

全高  :11.6m

武装  :30mmリボルバーカノン

     ビーム砲×2

     ミサイルランチャー

 

 反連合同盟軍のタンク型大型MW。戦車の車体の上にMSの上半身を載せたような姿をしており、両腕がビーム砲になっている。修理不能となったMSからNECTジェネレーターを流用している為、搭載ビーム砲の威力はそれなりにあるが、粒子整波機構を持たない為NECTARコートを張る事は出来ない。それ故に不足する防御力を補う為に重装甲化しているが、代わりに機動性が犠牲になった事で非常に鈍重な機体となってしまい、結果地球軍のMS部隊からは前述の大型MWと共に「カモ」扱いされている。

 

 

宇宙万事屋モビルワーカー

 

武装  :機関銃

     ロケットランチャー

     作業用マニピュレータ、他

 

 宇宙万事屋が保有する小型MW。フジヤマ重工製の機種の改造機で三人乗りにする為にスペースが増設された他、主要部に装甲が追加されている。通常は非武装だが、戦闘が行われる可能性がある際には機関銃や小型のロケットランチャー等を装備して運用される。

 

 

全領域型作業モビルワーカー

 宇宙港等の無重力域から重力区画でまで使用される作業用小型MW。宇宙世紀作品に登場する「プチモビ」のような姿の機体で作業用アームや脚部、スラスターを備える。

 

 

 

 

説明
 オリジナルガンダムストーリーのメカニック設定です。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
849 848 0
タグ
設定資料 兵器 ガンダム 機動戦士ガンダム 

源・五郎さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com