天兵(くれない天
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説明
牧かずま著(「日の丸」連載、昭和33年)漫画「仙術少年 くれない天兵」に登場する仙人「白ほう斉」に師事し仙術を学ぶ少年剣士、主人公の「天兵」。

おもにファンドでのフルスクラッチ(全長約22cm)。
髪の一部はエポキシパテで作っています。
配色は、付録表紙などから想像しました。

「くれない天兵について 2」

山は神聖で摩訶不思議な現象がいっぱい起こる場所だった頃。秩父の山奥では雲に乗った仙人が住んでいた…そんな風に幼少の頃抱いた「くれない天兵」のイメージ。
これにそっくりな実在する場所を先日テレビで拝見しました。
それは中国にある"張家界"という岩山が連なり仙人が住むという霧と雲に包まれ悠久の時間が流れる天空の世界。

その映像は、まさに子供の頃に自分がイメージしていた仙人「白ほう斉」、その孫娘「オキナ」、実はオキナの弟である敵の「いたち丸」や山奥で現れた森の妖精のような少女等が登場する幻想世界で天兵が活躍する舞台そのものに感じました。

また、前回作った「オキナ」も今回の「天兵」も、劇中で敵の「いたち丸」や「九破大鬼」と戦う雪山をイメージして作ったのですが、当時は今より大雪の日が多く、吹雪く雪山での戦いは当時すごく共感出来、ワクワクしながら読んでいた自分の心を打ちました。
※連載がスタートした昭和33年の1月号は、当時は1ヶ月ずれた12月6日に発売でした。

今考えると、当時、月刊誌「幼年ブック」が「日の丸」と改題されると共に、今までの児童漫画(さいころコロ助、ちびたんこぞう、少年さるとび佐助、冒険ダン吉など)に混ざって「幼年ブック」の頃よりも少し対象年齢の高い小学3-4年生対象の作品が始まった様に思えます。その中にこの「くれない天兵」も含まれていたのではないでしょうか?

ちなみに残念ながら私は所有していないですが、「くれない天兵」の単行本は前年の昭和32年6月に出ていた様です。しかし内容は全くの別物らしい。
タイトルの「くれない天兵」。中表紙らしい画像を見る限り天兵のフルネームが「紅天兵」というところに由来する様です。
入手出来たら是非読んでみたいですね。
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フルスクラッチ 昭和 くれない天兵 牧かずま 

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