英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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〜第U分校・屋上〜

 

「フフ、良い街ですね。帝都近郊にありながら落ち着いて過ごしやすそうだ。旧Z組も馴染み深い、本校のあるトリスタ同様に。」

リィンと共に屋上からの景色を見つめていたセドリック皇太子は感想を口にし

「ええ………」

セドリック皇太子の感想にリィンは静かな表情で同意した。

「―――本当なら去年、本校に入学するはずでした。リィンさんと縁深いあの旧Z組の後輩として過ごせた筈なんです。ですが、旧Z組は全員本校から去り、僕自身も再び体調を崩して諦めざるを得ませんでした。悔しいし、心残りですよ。」

「殿下……―――殿下はまだ17歳、焦る必要は全くないでしょう。自分は殿下と違い、入学すらもしていないのですから。」

「フフ、それはいいんです。今年、本校に入学したのは結果的に良かったと思っています。―――この1年で背も随分伸びましたしね。」

「ええ、本当に見違えました。武術の訓練なども熱心にされている様子……ご立派になられましたね。アルフィンも今の殿下を見れば、きっと驚くと思います。」

「ふふ………まだまだです。アルフィンにも後で挨拶はして帰るつもりですが…………改めてお礼がしたいと思っていたんです。あの時、”Z組”や”特務部隊”の皆さんが助けてくれなかったら僕の命は危なかったでしょう。もしくは、今もカイエン公の傀儡であり続けたかもしれません。……本当にありがとうございました。」

「……恐縮です。それに、殿下をお救いしたのは自分達の力だけではありません。トールズ本校の皆や、オリヴァルト殿下を始めとする協力者の方々……――――それ以外にも力を貸してくれた者もいます。」

「歌姫クロチルダさんですね。」

「え………」

セドリック皇太子が知るはずのない協力者を知っている事にリィンは呆けた声を出した。

 

「リィンさん達に”蒼の騎神”ごと敗れたクロウさんがメンフィル帝国に対する憎悪や悔しさ等によって、そんなクロウさんの感情に反応した”紅蓮の魔王”がクロウさんと一体となり、暴走してしまったこと……そして――――戦いの末、”紅蓮の魔王”に生命エネルギーを奪われた事によってクロウさんが命を失った事も、あの時意識が混濁していたはずの僕の脳裏に不思議とその光景が見えていたんです。」

「!?」

セドリック皇太子の説明を聞いたリィンは驚きの表情でセドリック皇太子を見つめた。

「カイエン公の協力者とはいえ、クロチルダさんは力を尽くしてくれましたし、クロウさんはある意味僕の身代わりになったともいえます。その結果クロウさんは――――――ずっと悔やんでいたんです。あの時、僕に”力”があれば……何者にも屈することのない”揺るぎない力”があれば―――カイエン公に利用されず、メンフィル帝国との戦争も起きなかっただろうにと……」

「殿下……」

「ですが今年……僕は改めてトールズに入学しました。真に国家の礎たる人材を育成するため”生まれ変わった”本校に――――これでも首席で合格したんですよ?」

「それは……素晴らしいですね。両陛下やオリヴァルト殿下、リーゼロッテ殿下やアルフィンも鼻が高いでしょう。」

「―――いえ、まだまだです。もっともっと、”強く”ならなければ……僕の”弱さ”のせいで傷つく人をこれ以上出さないためにも……ああ、そうだ………そのためにも僕は………」

「………殿下……?」

決意を口にした後片手で頭を押さえて独り言を呟き始めたセドリック皇太子を不思議に思ったリィンは戸惑いの表情で声をかけたその時、我に返ったセドリック皇太子がリィンを見つめて驚愕の提案をした。

 

「――――ですから、リィンさん。次の特別演習が終わったら本校に移ってもらえませんか?」

「え………………」

「第U分校は悪くない環境ですがそれでも本校の”二軍”でしかない。今年の本校は、前途有望な候補生も多く、設備や教官陣も遥かに充実しています。若き英雄たる”灰色の騎士”が指導するならどちらが相応しいか……フフ、議論するまでもないでしょう?」

「…………――――それはできません。」

「………………え。」

自身の提案を聞いて少しの間考え込んだ後断りの答えを口にしたリィンの答えを聞いたセドリック皇太子は一瞬固まった後呆けた声を出した。

「自分には、新たな”Z組”を始め分校生全員を指導する役目があります。まだ着任して2ヵ月足らず……放り出すわけにはいきません。そしてこれは殿下もご存知と思いますが……自分はメンフィル帝国政府の指示によって、第U分校の教官の一人として派遣されています。その為、メンフィル帝国政府の許可もなくそのような事はできません。ですから……申し訳ありません。」

「っ………皇太子の頼みであっても、ですか?」

リィンの答えを聞いたセドリック皇太子は唇を噛みしめた後真剣な表情でリィンを見つめて問いかけた。

 

「……畏れながら、自分の忠誠は身元不明であった自分を重用し、”七日戦役”勃発時は山里である故郷(ユミル)の為にわざわざ正規軍や皇族の親衛隊に加えて皇族の方まで派遣して頂いた大恩あるリウイ前皇帝陛下やリフィア皇女殿下を始めとしたメンフィル皇家の方々です。そして自分の第U分校への派遣はメンフィル帝国政府を通したリウイ前皇帝陛下の指示です。例えユーゲント皇帝陛下の勅命であっても、第U分校の教官を辞めて本校の教官に就く事はできません。」

「………納得できませんね。」

リィンの説明を聞いたセドリック皇太子が不満げな表情で呟いたその時

「で、殿下……!?」

いつの間にかユウナ達と共に屋上に来ていたクルトが驚きの表情でセドリック皇太子を見つめていた。

「クルト……?ユウナにアルティナ、ゲルドまで………」

「やあクルト、久しぶりだね。」

「え………」

クルトが顔見知りのような口ぶりで話しかけたセドリック皇太子の様子にリィンは驚いてセドリック皇太子に視線を向けた。

「半年ぶりか――――会えて嬉しいよ。でもまさか、君が第U分校なんかに入ってしまうなんてね。」

「……っ……殿下……本当に殿下なのですよね?」

憐れみの視線で見つめてきたセドリック皇太子に対してクルトは息を呑んだ後困惑の表情を浮かべた。

 

「フフ、結構背が伸びたから驚くのも無理はないか。まあ、君は君の方で大変だったみたいだからね。長きに渡る”皇族守護職からのヴァンダール家の解任”――――ショックだったのはわかるがだからといって本校への入学を辞退することなどなかったんだ。丁度いい、君もリィンさんと共に本校に移ってくるといい。そして望み通り、僕の護衛を務めながら切磋琢磨して欲しい。――――政府の決定ごとき僕の一存でどうとでもできるからね。」

「………………」

「ちょっと君、何様のつもり!?なんか似た制服を着てるけど関係者なわけ!?」

セドリック皇太子の提案にクルトが呆けている中ユウナはセドリック皇太子を睨んで反論したが

「いや、ユウナ――――」

「トールズ本校の制服ですね。こちらの方はセドリック・ライゼ・アルノール。エレボニア帝国の皇太子殿下であられます。」

「え”。」

「エレボニア帝国の皇太子という事はもしかして、アルフィンの弟かお兄さん……?」

「ああ、皇太子殿下はアルフィンの双子の弟君に当たる。」

アルティナからセドリック皇太子の正体を教えられると表情を引き攣らせ、不思議そうな表情で首を傾げているゲルドの推測にリィンは静かな表情で頷いてアルティナの説明を補足した。

「フフ、僕の顔を知らないとは外国人か属州民なのかな?黒兎のお嬢さんも久しぶりだ。君の話はレクター少佐から聞いているよ。まあ、リィンさんが本校に移ったら君が本校に移ることも認めてあげよう。」

「はあ……………本校に移る?」

「って、何それ!?」

「!(今のは………)………………………」

セドリック皇太子の提案にアルティナが不思議そうな表情で首を傾げている中ユウナは驚きの声を上げている一方”予知能力”によってセドリック皇太子のある”未来”が見えたゲルドは静かな表情でセドリック皇太子を黙って見つめていた。

「それとそこの白髪のお嬢さん。アルフィンの事を呼び捨てで呼んでいるようだけど、リィンさんに降嫁した事でエレボニア皇女を辞めたとはいえ、世間ではアルフィンの事は未だエレボニア皇女扱いだから、今後はアルフィンに対しても周りの人達のように皇族に対する接し方で接するように。どこの出身かは知らないが、第U分校のような本校の”二軍”の生徒である君がエレボニア皇族であるアルフィンに対してそんな気安く接していると、僕達アルノール皇家まで世間に舐められる事になるからね。」

「………私は世間知らずだから貴族や皇族のような上流階級の人達の事情についてはよくわからないけど………私を養子にしてくれて、この学院に入る為のお金まで出してくれたお義父さんは”分家”の娘になったとはいえ、他国はともかくこの国での今の私の身分より上なのはこの国の王様と王妃様くらいだから、身分に関してはゆっくり学んでいいって言われているわ。」

「………?”分家”の娘でありながらこの国での君の身分の上は父上と母上しかいないって………君を引き取ったという養父は一体どういった立場の人物なのかな?」

ゲルドの答えを聞いたセドリック皇太子は眉を顰めてゲルドに訊ねた。

「………お義父さんはリィン教官達の祖国であるメンフィル帝国という国の前の王様だった人。今はリベール王国という国の”ロレント”という街の外にあるメンフィル帝国の大使館で”メンフィル大使”という仕事をしているわ。」

「!!…………なるほど、君がレクター少佐の報告にあった………フフ、これは失礼をした。確かに1年半前の件で和解したとはいえ、世間から見ればエレボニア帝国はメンフィル帝国に”敗戦”したようなものだからね。そんな立場であるエレボニアからすれば、分家の者でしかも養子とは言え、メンフィル帝国の皇家であるマーシルン家――――それもリウイ前皇帝陛下に連なる人物である君の身分で対等なのはせいぜい僕や兄上、リーゼロッテくらいで、その上になると父上や母上しかいないと仰っていたリウイ前皇帝陛下のご指摘通りだ。――――そう言うことならば、リィン教官達が本校に移ったら君の本校への編入も認め――――いや、歓迎するよ。」

ゲルドの説明を聞いてゲルドが何者かをすぐに察したセドリック皇太子は苦笑をした後口元に笑みを浮かべてゲルドにリィンやアルティナと同じ提案をし

「…………………」

提案をされたゲルドは何も答えず静かな表情でセドリック皇太子を見つめていた。

「―――返事は後日、改めて聞かせてもらいましょう。言い忘れていましたが本校に来て下さるのでしたら、勿論セレーネさんもリィンさんと一緒に本校に移る事も当然歓迎しますし、トリスタで貴方にとっての伴侶であるアルフィンやエリゼさん達と一緒に住む為の”別荘”も手配させてもらいます。いい返事を期待していますよ?リィン・シュバルツァー教官。」

そしてセドリック皇太子は背後に控えていた護衛の兵達と共にその場を去り、その様子をユウナ達と共に見守っていたミハイル少佐は疲れた表情で片手で顔を覆った。

「……………………」

(……僕は………夢でも見ているのか………?)

去って行くセドリック皇太子達をリィンがユウナ達と共に呆けた表情で見守っている中クルトは不思議そうな表情で首を傾げていた。

 

〜15分後・宿舎〜

 

「エリゼ、今晩のメニューはどうしようかしら?」

「そうね……パスタが残っているからメインはペペロンチーノかカルボナーラで、付け合わせのサラダとスープは――――……あら?」

「随分と騒がしいようだけど……何かあったのかしら?」

15分後宿舎の台所で夕食について話し合っていたアルフィンとエリゼだったが、外から聞こえてくる生徒達の騒いでいる様子の声に気づくと不思議そうな表情で首を傾げていた。するとその時食堂の扉が開かれ、セドリック皇太子が食堂に入って来た。

「…………え。」

「貴方は………」

セドリック皇太子の登場にアルフィンは呆けた声を出し、エリゼは目を丸くしてセドリック皇太子を見つめた。

「やあ、アルフィン。1年ぶりだね。」

「貴方……もしかして、セドリック……?」

セドリック皇太子に話しかけられたアルフィンは戸惑いの表情でセドリック皇太子に確認し

「フフ、酷いじゃないか。たった1年顔を見せなかっただけで双子の弟の顔を忘れたのかい?」

「そう言う訳ではないわ。………リーゼロッテの手紙にも、貴方の変貌について書いてあったけど………リーゼロッテが戸惑っていたのも無理はないわ。わたくしですら、1年半前とは比べ物にならないくらい変貌している今の貴方に戸惑っているもの。」

「1年半前の情けない自分と別れて強くなるために鍛錬をし続けたからね。さっき、リィンさんやクルトにも会ったけど二人とも今の僕を見て随分と驚いていたよ。」

「それはそうでしょうね………」

セドリック皇太子の言葉にアルフィンは静かな表情で頷いてセドリック皇太子を見つめた。

 

「エリゼさんもお久しぶりです。1年前とは比べ物にならないくらいとても綺麗になりましたね。リィンさんも大切な妹にして将来の伴侶でもあるエリゼさんがこんなにも素敵な女性に成長した事に鼻が高いでしょうね。」

「………恐縮です。」

「フウ……まさかお兄様のような軽口まで身に付けているなんて………エリゼは褒めて、実の姉のわたくしの成長については何も感想はないのかしら?」

セドリック皇太子の賛辞にエリゼが謙遜した様子で答えている中呆れた表情で溜息を吐いたアルフィンはジト目でセドリック皇太子を見つめ

「ハハ、勿論アルフィンも綺麗になっているよ。そのメイド服も中々似合っているじゃないか。リィンさんとの夫婦仲やエリゼさん達――――リィンさんの他の婚約者の人達との関係も良好と聞いているし、僕や兄上が”叔父”になる日も近いかもしれないね。」

「……余計なお世話よ。少なくてもわたくしやエリゼ達との結婚式を終えるまでは子供を作るつもりはないわ。第一、今のわたくしは第U分校の宿舎の管理人の一人を務めているのだから、その業務の支障が出かねない事をする訳にはいかないでしょう?」

「……なるほど。宿舎の管理人の件で思い出したけどリーゼロッテから君のアストライア女学院の復学を提案されているそうだけど、君は第U分校の宿舎の管理人を務めているという理由でリーゼロッテの誘いを断っているんだったね?」

「……ええ、それがどうかしらのかしら?」

「フフ、そう言うことならば話は速い。リィンさんが本校に移った際にアルフィンもリィンさんと一緒にトリスタに建設する予定のリィンさんやアルフィン達専用の別荘に移ってくれば、アルフィンも宿舎の管理人をする必要はないし、トリスタから女学院に通う事もできるよ。」

「え………」

「セ、セドリック……?リィンさんが本校に移るとか、トリスタにリィンさんやわたくし達専用の別荘を建設する予定って一体どういう事……!?」

セドリック皇太子の提案を聞いたエリゼが呆けている中アルフィンは困惑の表情でセドリック皇太子に訊ね

「詳しい事はリィンさんに聞くといいよ。それと勿論エリゼさんやセレーネさんもリィンさんやアルフィンと一緒にトリスタに移ってくる事を想定した別荘を建設させるつもりですので、エリゼさんも安心してトリスタに来ていただいて構いませんよ。――――それじゃあ、今日の所はこれで失礼するよ。」

そして一方的に要件を伝えたセドリック皇太子はその場から去り

「………随分と一方的な性格の皇太子に変貌したようですね。」

「そうね〜。私なんて一瞬誰?って思ったもの。」

「セドリック………この1年の間に一体何があってあんな性格に………」

「アルフィン………」

セドリック皇太子がその場から離れるとそれぞれの身体の中から出て来たリザイラとベルフェゴールは変貌したセドリック皇太子の感想を口にし、疲れた表情で呟いたアルフィンの様子をエリゼは心配そうな表情で見守っていた。

 

〜本校舎1F・教官室〜

 

一方その頃ミハイル少佐と共に教官室に戻ったリィンはミハイル少佐に屋上でのセドリック皇太子との会話について説明をした。

「―――事情はわかった。妙に乗り気でいらっしゃったからどういう事かと思ったが………」

「………殿下のご訪問は突然の話だったんですね?」

「ああ……私も面喰っていた所だ。ふむ…………――――君の第Uへの配属は各方面の意向や君自身の意志が合致して実現したものだ。私とて、この時期に移籍するなど筋が通らないとも思っている。だが、相手はこのエレボニアを継ぐ至尊の座が約束された方でもある。」

「それは………」

「殿下が強く希望されたら政府も頷かざるを得ないだろう。ただ、問題はメンフィル帝国政府の許可も必要になる事だが………判断は君自身に委ねる。気が変わったら私に言いたまえ。」

その後教官室を出たリィンは校舎や街を見回った後宿舎へと戻り、宿舎の食堂で夕食を取って自室に戻り明日に備えての準備を終えてラジオ番組を聞き終えるとマキアスに連絡をし、ラジオや次の演習地について話し合っていた。

 

〜宿舎・リィンの私室〜

 

「いや、しかしやっぱりミスティさんはミスティさんだな。僕もよく聴いていたが、軽妙でユーモアのある語り口もあの頃のままというか……途中から”魔女”だという事も忘れてすっかり聴き入ってしまったよ。」

「はは、確かにな。………しかし”光と闇の帝都”クロスベル、か。タイミングが良すぎて驚いたな。マキアスの出張先がクロスベルだったのも驚きだが。」

「はは、それについては昨夜僕が言った通りになっただろう?現地についたらクロスベル軍警察の業務を手伝う事になるが……お互い忙しいだろうが何とか会える時間を作れないか?」

「ああ、もちろん。お互い連絡を取り合うとしよう。そう言えば………”三帝国交流会”に参加するエレボニアのメンバーについてはマキアスの方ではわからないのか?」

マキアスの提案に頷いたリィンはある疑問を思い出し、マキアスに訊ねた。

「ああ……監査院は立場上、政府の情報は伝わらなくてね。何となく見当はつくが……まあ、憶測は止めておこう。―――それより、皇太子殿下の成長ぶりは、帝都でも話題になっているが……君をいきなり引き抜こうというのはさすがに驚きだな。」

「いや……こちらも素っ気なく断りすぎたかもしれない。機会があればもう一度、きちんと話したいんだが……」

その後マキアスとの通信を終えたリィンは明日に備えて休み始めた――――

 

 

説明
第33話
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コメント
soranoさんへ う〜ん、最初はそう思ったのですがオズボーンがいてもいなくても変わらないと思いますね。一番差を付けられているであろう人脈でオリビエ・アルフィン・セドリックで比較してもセドリックは最下位じゃ、アルフィンはエリゼ(位は低いが父親と関係の深い貴族)+Z組(ミリアムを除いても、貴族派・革新派・軍部・有力企業の子女・辺境や国内の知られざる問題に詳しいメンバーで構成されている)、オリビエにいたっては諸外国の有力者に顔は利いているし下手すりゃZ組も将来は側近になるのではと警戒していた人もいたのでは?いくらオズボーン+ルーファスがいたとしても政治基盤は弱い皇帝になってしまうのでは?soranoさんの作品ではクローディアと結婚するケースが多いですがオリビエと比較されると感じて仲良くいけないケースになるのではと考えてしまいます。再度の長文失礼しました。(匿名希望)
匿名希望様 まあ、でもオズボーンの存在がなければ反感を覚える事は無かったと思いますよ?(つまり全てオズボーンが悪い)(sorano)
原作をプレイしたりsoranoさんの作品を読ませて改めて思ったのですが、セドリックがいずれにしてもオリビエやアルフィンと対立関係になったと思います。理由はセドリックが皇位を継いで国を安定させるには、2人より強い或いは優れた人間である事を証明しなければならず、ただでさえ内戦中、2人は大活躍なのに対して良いとこ無しのセドリックはかなりの視野狭窄に陥ったと考えられます。2人がセドリックを支えようと動いても反感を覚えるだけ、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」の諺通り2人と交流のある物全てが敵と考えてしまうかもしれませんね〜。長文失礼しました。(匿名希望)
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