短歌詰め合わせ1
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一、空っぽの脳は知識に飢え続けカラカラ渇き干からびてゆく

 

 

二、悲しみの底に沈んで死ねるなら誰か私の背中を刺して

 

 

三、あのひとが残してくれたぬくもりに包まれ再び眠りに就こう

 

 

四、いつかくる別れを認めぬ君のため掛ける言葉を僕は持たない

 

 

五、永遠に続くものなど無いことは知っているただ君といさせて

 

 

六、ここじゃない遠い所で人知れず消えたい本当は君といたい日

 

 

七、想像をすることしかできない光景に心馳せつつ紐解く書物

 

 

八、おぼろげな意識の底に沁み渡る蝉の声聞く雨は止んだか

 

 

九、近づけば近づくほどに遠くなる気がする君と僕とは他人

 

 

十、神様は賽子を振らないらしい。運命なんて信じないけど。

 

 

十一、キヤノンのハンディカムを首に下げし君は何者なのだ少年

 

 

十二、「気を付けて」「いってらっしゃい」繰り返す吾が背子見送る心許なさ

 

 

十三、雷の音ねにも花火の響きにも耳を塞いで体縮めて

 

 

十四、言の葉に込める想いのどれほどが君に届いているのだろうか

 

 

十五、いつだって特別だから今日もまたunbirthdayを君と祝おう

 

 

 

 

 

説明
おもに2015年7月、8月に作ったもの
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