短歌詰め合わせ2
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<短歌>

 

人の子の業の深さに罪深さ醜さ酷さまた美しさ

 

 (アニメ『モノノ怪』に寄せて)

 

 

どこまでも世界はひたすら広くって果てしないから生きるしかない

 

 

そんなにも綺麗な顔で行かないでどうか必ず帰ってきてね

 

 

くりかえし口付けをするあなたがわたしを忘れてしまわぬように

 

 

何もかも灰色の街いつまでも同じ生活眩しいあなた

 

 

君はまた遠いところへ行くような顔でわたしを置いていくのか

 

 

届かぬとわかっていても伸ばしてるその手を取って共に歩もう

 

 

空っぽのわたしに注ぐ君の愛は留まること無く流れていくのに

 

 

悲しいなら泣いてもいいよ月がほらあんなに綺麗に光っているよ

 

 

ねえどうかこの手を握っていておくれ君がいるから僕は生きてる

 

 

星屑の燃えた光が数億の年を経て今網膜を焼く

 

 (キャサリン・パターソン著『星をまく人』に寄せて)

 

 

紳士とは過去の己をこえてゆくその身ひとつで力たるべし

 

見た目にも気を配ること現代の鎧オーダーメイドのスーツ

 

 (映画『キングスマン』に寄せて)

 

 

 

<都々逸>

 

胸の痛みが悲しみだとは気付いていても目をそらす

 

 

ずっと眠っていさせておくれたゆたうようにはうように

 

 

 

説明
Twitterのログです。
ほんの少し都々逸も。

2015年10月5日 18:36
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