1:12 BMW R100RT
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説明
1:12scaleでBMW R100RT CafeRacerを作りました。モデルにしたのはオーストリアのカスタムビルダー:NationalCustomTechがカスタムしたカフェレーサーです。
http://www.nct-motorcycles.com/bmw-r100-28-black-stallion.html
軍用バイクのようなダートトラッカーな出で立ちがカッコいい。

丸いエンジンヘッドのBMW水平対抗エンジンを求めて、また古いタミヤのR80G/Sを買い求めました。
BMWのカフェレーサーを作るのは2回目です。キットはオフロード車ですが何とかなるのは実証済み。
そのまま作ってもカッコいいホープ26さんの完成品:http://www.tinami.com/view/866459

今回のテーマはマルチパーパスタイヤの自作です。
BMW乗りには有名らしい、ハイデナウ社のタイヤが欲しい。でもそんなタイヤはキット化されてないので自作することにします。
前作でファイヤストンタイヤを自作したときにはパターンはプロッタで切り出しましたが、オン・オフマルチパーパスタイヤのブロック高さを考えると模型的には1mm厚は切らないといけない。うちのプロッタでは刃が立たないので手で切り出すことにします。
合計480個のブロックを切り出すために、簡単な冶具を作りました。あとは気合あるのみ。
途中でヘコタレたりしましたが、私は元気です。

ホイルはタミヤのK100からいただきました。これも古いキットで入手性が悪くなってきてますが・・・申し訳ない。

フロントフォークは倒立ですので、タミヤのドゥカティ916から。
リアは片持ちですのでキットの左スイングアームを切除して右は少し短く修正しました。

タンクは今井のBMW R100Sからいただきました。ただ、こちらもいまや希少キットでやっぱりちょっともったいなかったのでおゆまる君で型どってレジンで複製したものに置き換えました。
タンク下端をぐるっと周る板金溶接部をプラ板で追加しておきます。

エンジンはフルカバー化します。元キットはエアクリーナなどが露出してますが、取り外してプラ板で作ったカバーで覆います。
付帯設備がカバーリングされてツルンと丸っこい外見になるのもBMWエンジンの魅力のひとつだと思います。

エキゾーストパイプは3.0mmアルミ棒。フレームとエンジンの隙間を通る経路に収まるように何度も手で曲げて微調整しました。
サイレンサーはプラパイプを重ねたものをリューター旋盤でコーン状にしたものです。
右のマフラーの途中には排気チャンバがついているようです。アルミ棒からの削り出し品で自作します。接着は瞬着で。
エンジンとエキゾーストを接続する部分のフランジは、冷却フィンがついたものです。
プラパイプとプラ板を組み合わせて自作します。このあたりも模型的にも見栄えがするところですね。

その他、リアのサスペンションやペダルのリンク類は、プラ棒や洋白線の組み合わせで適当にそれらしく仕上げました。
実車のシフトペダル近傍にあるKLSとロゴのある赤い小箱は何かわからなかったのですが、いろいろ調べたらどうやらクイックシフターらしい。
モノトーンなバイクに赤い小箱はアイキャッチ的によいので、構造を理解しながら再現しておきます。

塗装は、光沢黒が欲しいところは、FOKのコンクブラックを。
銀色は、メッキシルバーネクストやらクロームシルバーやらスーパーチタンやらスーパーアイアンやらいろいろです。

実車のタンクには、カスタムビルダー:NCTのロゴマークが誇らしげに貼られています。この金色のマーキングは悩みました。
自作デカールを作るにしても、インクジェットでは金色のデカールは無理。
そこで今回は、先にロゴマーク形状に切り出した金色シート(ハセガワトライツール)を貼って、その上に透明ベースで作った黒文字部分の自作デカールを重ねて貼って、隙間から金色を覗かせることにしました。光が当たるとキラリと輝いて高級感があって模型的に見栄えがよいです。

それとタンク側面にぐるっと貼られた金色のラインマーク。今井のキットについていたデカールは(やっぱり)バラバラに粉砕して使い物にならなかったので、これもハセガワの金色シートの極細切りを曲げながら貼っていきました。案ずるより産むが易し。やってみたら案外難しくなかったです。

オーバーコートは、フィニッシャーズのウレタンクリア。デカールやシートの重ね貼りででこぼこした面を一気に平滑にして、研ぎだしました。

せっかく完成したので、屋外に連れ出して写真撮りました。
撮影ベースは、以前に作った欧州風の壁と、日本のそこいらの峠道風の朽ちたガードレール。新緑が気持ちのよい撮影でした。

さて、カフェレーサーは奥行きが深く幅も広い。次は何を作ろうかなぁ。
ご覧頂き、何か足跡を残していただけたらまた励みになります。それではまた!
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コメント
ぐぐっ!disられてる!だらだらと長文さらしちまったのをナチュラルにdisられてるぅ!ホント観て読んでもらう工夫って大事だよねー。わざわざ何クリックも操作して来てくれたんだから。ところで実物は奈良のクアトロポルテに預けてあるので、是非奈良まで出向いていただいて、そちらをチェキラッ!!(saruru)
んぐ…なな…なんの役にも立たねぇ!こんな変態技の数々細かく解説されたところでワシにはどうしようもないんじゃぁぁぁぁ?!少し研究したいのでこちらのバイクボクのお家に送ってください。しばらくお預かりします。(Θ_Θ) (いそじマ)
番長@将軍堂総本舗さん。今回はタイヤで7割がたの体力を使いました・・・笑 ダートトラッカータイプのバイクですからフロントフォークに飛び石ガードなんかが付いてるんですが、そんなことよりエンジンガードが欲しいと思いますよね・・・。こんな重そうで馬力ありそうなバイクでオフロード攻めたら絶対転ぶ。おいらなら転ぶ・・・。(saruru)
見事なスクラッチ!タイヤなんて感動もの。配管回しもピッタリ絶妙。BMWの水平対向エンジンが際どい感じ。エンジンガードが欲しいところ。(汗)(番長@将軍堂総本舗)
ホープ26さん。ありがとうございます。(また勝手にレスポンス付けちゃいました汗) 私も作りながら思ったのですが、実車としてみるとどうもアンバランスな剛性な気がします。フロントに比べてリアとフレーム全体が貧弱です。クイックシフターもいるのか?これでサーキット走らんだろう、とか。まあカッコよければすべてよしって感じかな・・・?(^^;)(saruru)
作品の出来栄えはもう只々圧倒的ですので実車の乗り味を想像しました。お尻が熱そうなのとフロントの剛性が際立っていそうですね。(ホープ26)
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R100 バイク カフェレーサー CafeRacer BMW 1/12 

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