真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間
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氷柱が発動した『制限解除』は氷以外の水・蒸気をも操る絡繰人間になるものであった

だが、恋も『限界突破』を発動し、『真の天下無双』となり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

氷柱を撃破したのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八節 〜瞬速戦闘対決〜

   霞VS絡繰人間3号 風刻

 

 

氷柱と恋の対決も勝敗がついた為、次へ移ろう

 

 

4戦目は『神速』霞と絡繰人間3号・『元名』風刻による対決

 

 

霞「ウチら始めるか、風刻」

 

 

風刻「望むところだ、張遼」

 

 

霞は自らの得物である『飛竜偃月刀』を構える

 

 

風刻「だが、貴様に私の攻撃が見えるか?

私は絡繰人間史上最速の絡繰人間だぞ?」

 

 

霞「ほぅ?随分と舐められたもんやなぁ?

ほんで、自分で言うかいな…『最速の絡繰人間』って」

 

 

風刻の挑発に霞は余裕の表情で答える

 

 

霞「風刻………軍師兼武将のアンタやったら、ウチの異名………知らん筈ないやろ?」

 

 

霞は『飛竜偃月刀』を構えたまま、ニヤリと笑う

 

 

その霞の言葉に風刻は表情を変えず、記憶を辿りに口を開く

 

 

風刻「『神速の張遼』………だったか」

 

 

霞「そーゆーこっちゃ

アンタとウチ、どっちが速いやろなぁ?」

 

 

風刻は霞の発言に、右手を突き出して言い放った

 

 

風刻「無論、私だ」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

ガキンッ!!!

 

 

 

 

風刻が言い終わった瞬間、霞の足元に乾いた金属音と地面に切り傷が出来ていた

 

 

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風刻「どうだ?見えたか?

私の風の『気弾』、『疾風(しっぷう)』を……」

 

 

だが、霞は動じず

 

 

霞「ふーん、流石やな……風やから見えへんわ

中々の攻撃速度や………せやけど、許容範囲やで?完全に躱せられへん訳やないわ」

 

 

風刻「そうか……ならば、躱してみるがいいっ!!!」

 

 

風刻は霞に狙いを定め

 

 

 

 

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

 

 

 

 

風刻は見えない『気弾』である『疾風』を高速に放ち始めた

 

 

目に見えない為、周囲の僅かな違和感を頼りに攻撃方向を読み取るしかない

 

 

本来、読み取るだけでかなりの苦労だが、風刻の攻撃速度は凡そ150km/h

 

 

単位換算をすると約42m/sとなる為、野球選手のピッチャー並みの速度となる

 

 

並みの兵では躱す事すら出来ない

 

 

だが、霞は

 

 

霞「ほれほれ〜、当たっとらんでぇ?」

 

 

その全弾を見事に躱す

 

 

風刻「…………攻撃が当たらぬか

やはり、ただの人間ではないようだな」

 

 

風刻は『疾風』の吐出を一時停止する

 

 

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霞「なんや?もう、終わりか?」

 

 

風刻「貴様には直線の攻撃は無意味のようだからな

何故、私の攻撃を躱せるのかはまだ解明出来ぬが………」

 

 

霞「(軍師兼武将はやりにくいなぁ………流石に)」

 

 

霞は内心、苦笑いをしていた

 

 

霞「心配せんでも、ちゃんと戦うで?」

 

 

風刻「おや?これはすまない

結局は他の人間同様、逃げてばかりと思ってしまってな」

 

 

 

 

ヒュンヒュンヒュンッ!!!

 

 

 

 

風刻は霞を挑発しながら右手に風を作り出す

 

 

霞「……その余裕は右頬を触ってから言いや」

 

 

霞は自分の右頬を指で触る

 

 

風刻「なに……?っ………」

 

 

風刻は眉間に皺を寄せ、左手で右頬を触ると、微かな痛みと濡れを感じ取る

 

 

それは自らの血だった

 

 

風刻の右頬に切り傷が出来ていた

 

 

霞「アンタが『疾風』に夢中になっている時に、斬撃を紛れ込ませたんや

見えへんかったやろ?」

 

 

風刻「貴様……………フッ…

流石は『神速の張遼』……侮り難し」

 

 

風刻は一瞬、目を見開いて驚くが口角を上げてニヤリと嗤う

 

 

風刻「ならば、これはどうかな?

『旋風(せんぷう)』で切り刻まれるがいいっ!!!」

 

 

 

 

ヒュンヒュンヒュンッ!!!

 

 

 

 

風刻は高速に回転した風の渦を霞目掛けて投げ付けた

 

 

『疾風』と同等の速度で霞へ不規則な動きをしながら迫る

 

 

霞「……(アカン、動きが読めへんっ!!!)」

 

 

霞は咄嗟に右へ移動し、『飛竜偃月刀』で仰ぐ

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

ガキンッ!!!

 

 

 

 

『旋風』は軌道をずらされ、遥か彼方へと飛んでいった

 

 

だが、

 

 

霞「チッ、擦ってしもうたわ……」

 

 

瞬時の動きが遅かったのか、霞の左肩に切り傷が生じており、血が滲んでいた

 

 

一刀「攻撃が早すぎる………」

 

 

秋蘭「回避でさえ、困難だ………」

 

 

真桜「姉さん、よく躱せるな……」

 

 

霞の戦いを見ていた者達は感心と厳しさが入り交じっていた

 

 

風刻「これで振り出しだな、張遼」

 

 

霞「フッ、アホ抜かすな

まだ、始まったばかりや」

 

 

霞は笑いながら、内心に思う

 

 

霞「(攻撃動作が終わる時には、既にウチの所まで攻撃がきてる……

先読みせなアカンな………

ったく………否定過激派の襲やったか……?

アイツの『瞬考』が今、とんでもなく欲しいわ

屈辱やけどな………)」

 

 

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風刻「さて……常人には捉えられぬ高速勝負といくか」

 

 

霞「上等や」

 

 

霞が言い終わった直後

 

 

 

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

 

 

 

連続して金属音が鳴り響いた

 

 

風刻と霞は互いの攻撃にて打ち合いをしていく

 

 

凪「は、早すぎて捉えきれませんっ!!!」

 

 

真桜「何をやってるか、見えへんっ!!!」

 

 

于吉「フィルターをかけますか……

『遅延術(ちえんじゅつ)』、発動」

 

 

于吉は目に見える動きをゆっくりにすることができる『遅延術』を発動した

 

 

これで、周りの者達にも霞と風刻の戦闘が通常の速度で見える事ができる

 

 

風刻「『疾風』乱舞だ、受けてみよっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

 

 

 

 

風刻は『疾風』を連続して放つ

 

 

霞「………………」

 

 

 

 

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

ガキンッ!!!

 

 

 

 

霞は無言且つ目にも止まらぬ早さで『疾風』を仰ぐ

 

 

風刻「人間が私の速度に追い付くとはな………驚きだ」

 

 

風刻は『疾風』を放ち続けながら霞の動きを見て、驚く

 

 

霞「人間、舐めたら、アカン、でっ!!!」

 

 

霞は仰ぎ続けながら笑う

 

 

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風刻「ならば、その動き………封じさせてもらおうか……!!!

『縛圧・向風(ばくあつ・むかいかぜ)』っ!!!」

 

 

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

 

 

風刻は『疾風』をやめ、大きな風を霞に放つ

 

 

霞「っ!!?ぐぅっ!!!」

 

 

霞に風が当たった直後、霞の動きが鈍くなる

 

 

一刀「霞?どうしたっ!!?」

 

 

霞「くっ!!?アカンっ!!!風で……押さえつけられ……とるんやっ!!!」

 

 

左慈「恐らく、風圧で動きを鈍くさせてんだ

いや、押さえつけられてると云うべきか………」

 

 

風刻「無防備だぞ、張遼っ!!!」

 

 

 

 

 

ヒュンヒュンヒュンッ!!!

 

 

 

 

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

 

 

 

 

風刻はすかさず、『疾風』を放つ

 

 

 

 

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

 

 

 

 

霞「ぐっ!!?くっ!!!うっ!!!」

 

 

霞に『疾風』が直撃し、血飛沫が舞う

 

 

風刻「どうした?その程度か、張遼………」

 

 

風刻は攻撃の手を緩めず、『疾風』を放ち続ける

 

 

霞「…………舐めんな……」

 

 

霞は攻撃を受けながら、『飛竜偃月刀』を構え

 

 

霞「はああぁぁっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

巨大な斬撃を放った

 

 

その斬撃の威力は非常に高いのか、『疾風』は斬撃に飲み込まれていく

 

 

風刻「……力技か…………

だが、その分………遅いな」

 

 

風刻は躱す為、その場で『空立』をした

 

 

その時

 

 

霞「隙だらけやでっ!!!風刻っ!!!」

 

 

なんと、霞が風刻の目の前に現れたのだ

 

 

風刻「っ!!!」

 

 

霞「お返しや、喰らえっ!!!」

 

 

 

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

フォンッ!!!

 

 

 

 

霞は風刻に目にも止まらぬ早さで、連続攻撃を仕掛けた

 

 

 

 

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

 

 

 

 

風刻「ぐっ!!?くっ!!!ぬぅっ!!!ぐっ!!!」

 

 

霞の速攻に回避する間もなく、風刻は攻撃を喰らっていく

 

 

霞「終いや、『乱斬・光(みだれぎり・ひかり)』っ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

霞は風刻とすれ違いとなり、その一瞬で『光』の文字状に『飛竜偃月刀』を振り回した

 

 

 

 

 

ザシュッ!!!

 

 

 

 

 

風刻「ぐぉあっ!!!」

 

 

風刻の身体に『光』の文字が傷となって刻まれた

 

 

更に、その衝撃により真横に吹き飛び地面に叩きつけられた

 

 

真桜「やったでっ!!!これは効いてるでぇっ!!!」

 

 

沙和「流石、霞様なの〜」

 

 

凪「安心するのはまだ早い

倒した訳じゃないんだからな」

 

 

真桜と沙和の言葉に、凪は言葉を重ねる

 

 

璃々(未来)「凪さんの言う通りです

相手は『龍天五獄隊』……簡単には倒せません………」

 

 

一刀(未来)「霞…………頼むぞ」

 

 

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霞「はぁ……はぁ……」

 

 

霞は浅い呼吸をしながら、吹き飛んだ風刻の方向へ振り向く

 

 

風刻は若干、よろめきながら霞を見る

 

 

霞「どや?風刻…………中々、効いたやろ?」

 

 

風刻「ふっ……お陰様でな……」

 

 

風刻は霞を見てはニヤリと嗤う

 

 

霞「『乱斬』は文字の画数が多ければ多い程、威力が上がるんや

『光』は6画……まだまだ、威力は上げられるで?」

 

 

風刻「……………『損傷率』確認……」

 

 

風刻は霞の言葉を聞いて、『万能眼鏡』を問いかける

 

 

機器音声「損傷率:2割1分1厘」

 

 

機器音声を聞いた霞は『飛竜偃月刀』を担いで聞く

 

 

霞「残り7割8分9厘かいな………案外、削れるもんやな……

風刻、アンタ自分の速度を早める為に軽装にしとるやろ?

あれだけの斬撃で、ここまで削れるなんて思ってなかったで?」

 

 

風刻「ほぅ?察しがいいな

確かに、私は速度と求める変わりに、防御力が他の『龍天五獄隊』と比較して低い」

 

 

霞「なんや、図星かいな」

 

 

風刻「だが、何とでもなるさ

『加速・追風(かそく・おいかぜ)』」

 

 

 

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

 

 

風刻の後方から強い風が吹き始めた

 

 

その直後

 

 

風刻「…………」

 

 

霞「っ!!?なっ!!?」

 

 

風刻が霞の目の前に移動し、両手に『旋風』を持って構えていた

 

 

風刻「至近距離で躱せるか?そらっ!!!」

 

 

風刻は「旋風」を霞の身体に押し付けた

 

 

 

 

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

ザシュッ!!!

 

 

 

 

『旋風』が霞の身体を切り刻んでいく

 

 

霞「ぐああぁぁっ!!?」

 

 

それは正に、ドリルを身体に押し付けられているようなものである

 

 

とてつもない激痛が霞を襲う

 

 

真桜「アカンっ!!!姉さんっ!!!」

 

 

貂蝉「霞ちゃんの身体に風穴が空いちゃうわんっ!!!」

 

 

風刻「終わりだ、死ね張遼っ!!!」

 

 

風刻が更に両手を押し付けようとした時に霞は

 

 

霞「ぐぅっ!!!えぇ加減せぇやっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

バキッ!!!

 

 

 

 

風刻「ぐかっ!!?」

 

 

霞は咄嗟に右足で風刻の顎を蹴り上げる

 

 

風刻は脳を揺らされ、両手の力が緩んでしまった

 

 

霞は、その瞬間を逃さず

 

 

霞「『乱斬・音(みだれぎり・おと)』っ!!!」

 

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

『乱斬・光』より画数が多い『乱斬・音』を放った

 

 

 

 

 

ザシュッ!!!

 

 

 

 

風刻「ぐはっ!!!」

 

 

風刻の身体に『光』の上から『音』が被せて刻まれる

 

 

霞はその場に膝をつき、丹田付近の傷に左手を沿え、流血を止めようと試みる

 

 

霞「はぁはぁ………げほっ!!!がほっ!!!」

 

 

だが、口から大量の血を吐き出してしまい、今度は右手で口を抑える

 

 

霞「くっ………アカン、半端やないわ……」

 

 

 

 

ギュオォォォッ!!!

 

 

 

 

霞は少しでも傷を塞ぐため、『癒療』を開始する

 

 

少しずつではあるが、傷口が塞がっていく

 

 

霞「はぁはぁ………やってくれたな、風刻……!!!」

 

 

霞は顔を風刻へ向ける

 

 

風刻は少しよろめきながら、霞へ歩み寄る

 

 

風刻「それは、お互い様であろう……

それより、貴様は数値以上に強いようだな……」

 

 

霞「当たり前や、舐めんな言うとるやろが」

 

 

風刻「だから、不本意だが貴様に私の実力を見せてやる

まさか、私も人間如きに『制限解除』をすることになるとはな……

これが終わり次第、一度、整備をした方がよさそうだな」

 

 

霞「(………『制限解除』って言うたな

こっからが本番かいな………)」

 

 

霞は立ち膝から構え直し、その場に立つ

 

 

風刻「『暗証番号・0040』、『制限解除』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、風刻『制限解除』発動!!!

 

 

 

           ……終……

 

 

 

説明
氷柱は氷以外を操る特殊な絡繰人間だった事が発覚した
無限の攻撃手段に苦戦を強いたげられる恋であったが
『限界突破』を土壇場で発動し、見事勝利したのだった
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
259 233 1
コメント
それと、私情ですが、お陰様で作品投稿してから閲覧数が3,000人を突破致しました。読んで頂いている皆様のお陰です。今後も宜しくお願い致します。m(_ _)m(hoi2)
投稿が遅くなり申し訳ありません、1ヶ月以上経っての投稿となってしまいました。今後も読んで頂けたら幸いです。(hoi2)
タグ
真・恋姫†無双 北郷一刀 左慈 于吉   真桜 沙和 

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