奏香が仲間になり三人で話がもりあがっていると

「失礼します。北郷殿、黄権殿、宴の準備が出来ました。あれ？仲達さんはなんで北郷殿の部屋にいるのですか？」

「それはですね、師匠の占いに出てた僕の仕えるべき人の特徴が北郷様と一致しまして。しかも賊と戦ってる時のお二人に惚れてしまいました。という訳で北郷様に仕える事になりました」

「そうですか。よかったですね」

「はい！！」

「では、宴も始まりますし広間へ行きましょうか」

そういって４人は広間へと向かった。

４人が広間に着くとすでに他の人は集まっていたみたいで楽しそうに飲み食いしていた。

「おっ、北郷殿こっちだ。さあ、遠慮なくたのしんでくれ」

葉錬に呼ばれたので、そちらの席に座った。

一刀達も加わって宴が盛り上がっていた。

一刀は黄権と葉錬の二人に酒の相手をさせられていた。

「マツリさんも葉錬さんも本当に酒が好きなんですね」

「あたりまえじゃ。酒と戦を楽しまんで何を楽しめというんじゃ」

「いや、全くだ。どうやら黄権殿とは気が合いそうですな」

「それにしても量が多すぎだよ。こんなに飲む人ははじめてだよ」

「ううん、これが普通なんだがな。それはそうと話は変わるが、北郷殿は不思議な気の持ち主だな」

「！！葉錬さんは気を使えるんですか？」

「ああ。私は基本的には得物に自身の気を乗せて戦う戦闘法だ。他にも気弾を放ったり、無手でも戦えるがな。戦場では得物を使った方が戦いやすいのでな」

「そうですか。あの、よかったら時間が開いてる時でいいので俺に気の使い方をおしえてくれませんか？」

「ああ、いいぞ。北郷殿の気は他の者と違った感じだが見た感じでは戦闘向きだしひょっとしたら私よりも極めることが出来るかもしれんな。で、時間だが孫堅様に会って貰ってからにしよう。孫堅様が客将としてお二人を雇うのを認めてくださったら普通の訓練として時間が取れるようになる」

「たしかにその方がよいな。では一刀よ、孫堅殿にお会いできるまではわしと訓練をするとしよう。気を学ぶのはよい事じゃがまずは土台となる武を極めればな。この前の賊ぐらいなら簡単に倒せるぐらいの武はあるがわし等のような武将が相手ではまだまだじゃからな」

「うん、そうだね。葉錬さん、訓練をするにちょうどいい場所ってありますか？」

「ならこの家の庭をつかってくれ。ここならおもいっきりやってもらっても周りに迷惑がかからんしな。そうだ、よかったら娘も一緒に鍛えてやってくれないか？ちょうど鍛冶屋に頼んでた娘用の武器が届いたしな。まだ武を鍛えだしたばかりなのでお二人に鍛えて貰えば一人前の将になる日も近づくだろう」

「わかりました。場所を貸してもらえるのですから喜んで。それに相手が多い方が上達がはやくなりますから」

「そのとおりじゃな。所でその葉雄殿の武器とはどんな武器なんじゃ？」

「ああ、まだ娘にも見せてないんだが私と同じ戦斧で名を「金剛爆斧」というんだ」

「（！！戦斧を使う武将て事は葉雄さんてひょっとして・・・）」

「（やはりそういう事なのじゃな。という事はこの先は・・・だめじゃ。あの様な事は二度とわしがさせはせん）」

葉雄の武器について聞いた二人は別々の事をかんがえていた。

はたして一刀が気付いた葉雄の正体とは

そして黄権が知る<この先起こる事とは・・・

side？？？

「！？ふふふ」

「？どうなされた孫堅殿？」

「なに、城に戻れば面白い事が待ってそうでな」

「勘ですかな？」

「ああ、我が勘がそういっているのだ。よしサイよ、速度を速めるぞ」

「やれやれ。総員、孫堅殿の命じゃ。帰路への速度を上げるぞ。皆付いて来い」

孫堅達が戻ってくるまであと３日