恋姫†夢想×三極姫 〜選ばれし英雄達〜(未完)
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最終話『闘争の始まり』

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「俺は一刀を殺す・・・!!」

 

馬に騎乗している銀河は見渡す限りの自身の兵士の前で剣を抜き、天に掲げ叫んだ。

 

その叫びに兵士は共鳴し一切に喝采を上げ、中には涙を流すものや感激し天に祈りを捧げるものもいた。

銀河はその光景に笑みを浮かべ、掲げた剣を前へと向ける。

 

「出発だっ!」

 

号令と同時に行進する我が軍隊。

 

全ては銀河のために。

 

全ては彼の理想のために。

 

銀河は一刀を殺すために自軍を進める。

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「なんだった、今のは?」

 

夢から覚めた銀河。

その夢は現実としては起こって欲しくない出来事。

でも、決して避けられない現実味がある夢。

 

「・・・」

 

一計に沈むを他所に天幕から声がかかる。

 

「・・・入るぞ、銀河」

 

現れたのは曹操。

彼女は銀河の了承を他所にずかずかと奥へと入り込んで来る。

ガチャリと着こむ鎧の音と共に彼の前に座り込みじっと銀河を見る。

 

「・・・」

 

彼女について情報がなければ、その美貌に誘惑されてきっと忠誠を誓っているだろうと思う。

しかし、彼女はこれから天下平定のために残虐非道や私利私欲に民を苦しめる政治を行う人間。

いや、もしかすると自身もまた『同類』の人間なのかもしれないが、『彼女』よりは良き政治を行う側のはずだ。

 

「董卓との本格的な闘いの前に、お前の本心をきいておきたい」

 

「俺の本心?」

 

曹操は腰にさしている剣を抜く。

 

「・・・お前の目指すものはなんだ?」

 

剣は銀河の首筋に当てられた。

 

「俺の目指すもの・・・」

 

その答えに銀河は―――

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―――そして、夢は現実に。

 

銀河は思う。

あの時、曹操に返答した答えこそが今の自分の道になったと・・・。

 

のちに知るこの世界の秘密や一刀を殺す理由。

 

「俺は・・・」

 

始まるのだ。

北郷と名を変えた銀河にとって過酷でとてもつらい闘い。

 

『北郷大戦』

 

――今、開幕する――

説明
作品が未完になりました。
でも『完結』はしたいと思いますで、なんとか投稿しました。
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