がくえんっ!#3
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「ねぇねぇ、長山〜」

鳥海は長山の肩をつつく。

「なに?鳥海。」

「海行こうよ!海!」

「いいけど…海まで結構遠いぞ…」

「そうだね…あっ!」

鳥海が何かを思い出したのか、スマートフォンを手にとる。

「どうしたんだ?」

「熊野ちゃんが海の近くに別荘があるって言ってた気がする…」

「そうなんだ、その別荘ってやつはどこにあるんだ?」

「別荘って人じゃないよ。」

「それは知ってるぞ。別荘の場所のことだ。」

「あぁ、そっちね…うーん…本人に聞いてみないとわからない…」

「出校日の時に聞いてみるか。」

「うん!」

 

出校日当日。

「ねぇねぇ、熊野ちゃん!」

「なぁに?鳥海ちゃん。」

「熊野ちゃんに一つお願いしたいことがあるんだけど…」

「どうしたの〜?」

熊野は首を傾げる。

「熊野ちゃんの別荘にいきたいの…」

「いいけど、何するの…」

「海に行きたいの…!」

「倉城海岸じゃダメなの…?」

「倉城海岸…遠いし、人が多いんだよね…」

「そうなんだ…ならいいよ。海も近いし!」

「本当!?ありがとう!」

鳥海は飛び跳ねながら喜んだ。

 

別荘旅行当日。

外は37℃と、むしむしと蒸し暑い。

風もなく、太陽の突き刺さった光と暑さが、鳥海の体に当たる。

「あっつい…」

「そうだな…暑いな…」

「ここまで暑いと、溶けちゃいそう…」

「そうだな…」

「お待たせ〜」

熊野が六輪のマークでお馴染みの高級車から登場してきた。

「しかし、暑いね…」

「うん…暑い…」

「車の中、涼しいから入って〜」

「お邪魔します!」

高級車を見たことがない鳥海と長山は、少し緊張した顔をしている。

「あっ、鳥海ちゃんと長山ちゃん。おはよう〜」

福田はのんびりとした口調で話しかける。

「あっ、おはよう〜福田ちゃん!」

「おはよう、福田。」

「あっ!」

鳥海はカバンの中から、水着を取り出す。

「えへへ…!新しい水着!福田ちゃんはどんな水着を着るの〜」

「わ、私は…別荘についてからのお楽しみ…」

その後、生駒と霧島を乗せて、別荘へと向かった。

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「着いたよ〜」

「きれいな海だね〜」

「おーい鳥海。荷物運ぶぞ〜」

「はーい」

鳥海たちは熊野の別荘に荷物を運んだ。

 

「ねぇねぇ、熊野ちゃん!」

「どうしたの?」

「水着に着替えてもいい?」

「うん、いいよ。」

「更衣室は…?」

「ないから、部屋で着替えてね」

「うん!」

みんなは部屋で水着に着替える。

「どう?私の水着…似合うかな…?」

鳥海は長山の前に立つ。

「うん、似合うと思うぞ。」

「ありがとう!」

2人は福田の方に目を向ける。

「福田ちゃん…すごいね…」

「うん、むちむちだな…」

「ん?どうしたの?」

福田が歩み寄る。

「か、可愛い水着だね。」

「そうだな、福田らしい。いい水着だな。」

「えへへ…ありがとう…少し出しすぎちゃったかな。」

「私なんて、ほぼ裸だよ」

「それはいいすぎだろ。」

「そうかな〜」

3人が談笑していると…

ぐりゅぅぅぅぅぅ…ぐりゅぅぅぅぅぅ…

福田のお腹が鳴る。

「うぅ…お腹空いちゃった…何か食べよっと。」

福田はお菓子を食べようとカバンの方へ向かう。

歩くたび、全身の贅肉が揺れる。

「後ろ姿もすごいね…」

「そうだな、ていうか、また太ったな。」

「だよね…たぶん、70sくらいあると思う。」

「それ、本人に言うなよ。」

「うん。」

 

福田がお菓子を食べ終わった後、6人は海へ向かった。

「海に入る前に準備運動をしないとな。」

「そうだね…」

「やっほー」

生駒が海に飛び込む

「あっ、こら!あぶないぞ!」

長山が止めに入る。

「足つるぞ。」

「ごめんなさい…」

「さて準備体操だ!1・2・3・4」

「「「「「5・6・7・8」」」」」

屈伸をするたび福田のお腹が二段腹になり、手首足首を回すたび、福田の二の腕と太ももがブルンブルンと揺れていた。

「さて、入るぞ!」

「うん!」

鳥海と長山は海に入った。

一方そのころ生駒と福田は…」

「福田ちゃん!」

「なぁに、生駒ちゃん」

「お腹可愛いね!」

「そうかな…出てるから少し恥ずかしいけど…」

「そんなに出てないと思うけどなぁ…」

生駒は福田のたわわに実ったお腹を揉む

「ひゃあ!」

「むにむに〜」

「もぉ…生駒ちゃん!」

「ずっと、むぎゅむぎゅしてたいマシュマロボディーだね!」

「恥ずかしいよぉ…」

その後、生駒は福田の二の腕とお腹、お尻を揉み続けた。

 

「ふう…いっぱい泳いだぁ…」

「でも、物足りないな…」

「じゃあ、競争する?

「いいぜ!」

「熊野ちゃん!」

「どうしたの?」

「長山と競争するから、ゴール決めて!」

「うん!」

熊野は2人の50m先に立って、両手を広げた。

「ここでいい?」

「いいよ〜」

「じゃあ、勝った方が…」

「福田ちゃんの全身の肉を揉む!」

「本人の許可は…?」

「勿論、取ってない!」

「ま、いいか…で、罰ゲームは…」

「料理を作る!」

「鳥海がやりたくないだけだろ…」

「ち、違うもん!」

「じゃあ、いくよ!位置について…よーいどん!」

霧島の合図で2人が同時におよぎだした…!

「長山早いね!」

「鳥海もはやい!」

2人は水しぶきをあげ、すごいスピードで泳ぐ…!

勝ったのは、長山だ。

「はぁ…はぁ…早いね…長山…」

「鳥海も…はぁ…はぁ…早かったぞ…」

「とりあえず、水分が欲しい…」

「下に…あるだろう…」

「海水じゃなくて…飲料水…」

長山と鳥海は水を飲んだ。

 

長山は水を飲んだ後、福田のところに向かった。

「どうしたの、長山ちゃん。」

「いや、その…お肉をもませてほしいなって…」

「へ、へんたい…!」

「ちがっ!こ、これは鳥海の頼みで…!」

「鳥海ちゃんもへんたい!」

福田は頬を赤らめて、ぷくっーと膨らました。

「福田ちゃん!」

「なに…?」

「お腹って、顔にもできるんだね…」

「もぉ…!」

福田は生駒を追いかけたが、なかなか捕まえることが出来なかった。

 

ぐぅぅぅぅ…ぐぅぅぅぅ…

「走ったせいか…お腹空いちゃった…」

「何か食べるか?」

「うん…!」

「おーい、料理できてるか〜」

「できてるよ〜」

長山は福田の太ももを触る。

「ん…長山ちゃん…そんなに触りたいの?」

「まあ、一回は触ってみたいな…」

「じゃあ…いいよ…」

長山は福田のお腹を揉む

「なんていうか…マシュマロだな。ぷよんぷよんだ。」

「恥ずかしい…」

「次は、二の腕…ぶよんぶよんだな…」

「なんか、触診みたい…」

長山はその後、太ももやおしりを触った。

もちもちで気持ちよかったらしい。

 

「みんな〜料理出来たよ〜」

「ごはん!ごはん!」

福田がお腹を鳴らしながら席に座る。

「もちもち…もちもち…」

「どうだった?」

「すごいもちもちだった。なぁ、鳥海…」

「なに?あっ!おっぱい触らせてほしいんでしょ!」

「いや、太ってほしい…」

「え、ええ!?」

「あの、パンみたいなお尻にピザ生地みたいなお腹…」

長山はその後、福田の太ももで眠ってしまった。

「そろそろ食べようか!」

「「「「いただきます!」」」」

みんなは鳥海が作った料理を食べる。

「おいしい!」

「さすが、鳥海だね〜!」

「えへへ…!」

鳥海は福田のお腹に目を向ける。

「福田ちゃん。」

「なに?」

「可愛いね。」

「あ、ありがとう…」

二段腹になってるよなんて言えないなと思った鳥海であった。

 

 

 

説明
夏休みになり、海へ遊びに行った6人。
長山と鳥海が海で泳いでる間、生駒は…

小説「がくえんっ!」の登場人物の紹介はこちら!→https://togetter.com/li/1281595

第4話→(12月23日投稿予定)
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コメント
コメントありがとうございます! そうですね…! お肉は水に浮きやすいので、ゆられながらぽよぽよお肉で寝たいですね(*´?`*)(赤城まや)
海に浮かんだ福田ちゃんの上で波にゆられながら眠りたいです♪(≧▽≦)(彩花)
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ショートストーリー ぽっちゃり オリキャラ オリジナルキャラクター オリジナル 水着 

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