久しぶりに二次創作を書きました。作者が本気で18禁を書いたらこうなりますね。読みたかったらお気に入り登録してください。期待ハズレだったら申し訳ありません。団長はめちゃくちゃ下手ですけどね。アークとナタのベッドシーンをノーカット版で書いたら、かなりエロくなりそうですが…。フラウがゲイザーを襲ってるシーンのノーカット版も非公開で書こうかな？

ちなみにこれは官能小説と言うよりは、純文学に近いジャンルですね。純文学は結構、エロいです。作者は十代の頃に純文学しか読んでなかったせいで、大人顔負けの思考をしている十代でした。子供部屋に文学小説百選とか言う中学校の図書室にあるようなお堅い文学小説が並んでいて、そればっかり読んで育ったのでこうなりました。芥川賞受賞作も色々と読んでます。

芥川賞受賞作もかなりグロいです。父親が読めって言って渡してくるんですが、何でこんなもん子供に読ませるんだ！ってちょっとムカついてました。私なら海外のファンタジー小説を子供に読めって渡すけど？まあ某魔法使い学校の話もかなりグロかったですけど。もうちょい軽めのファンタジーを子供にオススメするかも。

オオカミ姫のユーリカはかなり好きなヒロインでした。ワガママに見えるけど純粋で心優しいって設定がツボにハマって、プロローグ読んだだけでこの世界観好きだなって引き込まれた。しかもファザコンなので団長みたいな中年男が好きなんです。ファザコンには二種類あって、リリムみたいに父親が完璧過ぎる場合と、ナタみたいに父親からの愛情を受けず育った場合。

前者の場合、本物の父親に依存していて父親以外の男が好きになれなくて悩んでいます。後者の場合、父親がいないまたは父親から虐待を受けていたり、父親がダメ男過ぎて他に父親になれる人を探しています。ユーリカは後者に該当します。ユーリカの父であるマルクト国王はユーリカに愛情を注いでいません。愛情不足により団長を父親代わりとして愛しているのです。

心理学ちょっと齧ってる人なら簡単に分析出来る事ですけどね。私は心理学にはかなり精通しています。心理学は勉強すればするほど、人間の性根が腐ってて気持ち悪いなって吐き気がしてきますけどね。作者はキャラ設定を作る際に心理学に基づき、現実にあり得そうな性格のキャラを生み出しています。現実にあり得ない性格のキャラの作品は見ていて不快になります。

前にヲタク友達の考えたキャラでSS（ショートショートの略。短編小説の事）を書いて欲しいと頼まれたので、お正月ネタとバレンタインネタを書いた事がありました。お正月ネタは一発でOKだったんですが、バレンタインネタの後編がダメ出しを喰らって、前編はそのまま使うと言われたけど、後編は改変するとの事でした。

その友達の設定でヒロインは14歳の双子の姉妹なんですが、妹の方が26歳の主人公の事が好きって設定でした。これはまあ作者の中では許容範囲内です。別に12歳年上の男を好きになるとか普通ですからね。男が中学女子に手を出したらあかんけど。そしてヒロインには父親がいませんでした。ファザコンになる条件は揃ってるし母親はキャリアウーマンって言う設定です。

母親の年齢設定をこの時点で作者は知らなかったので、35歳くらいと想定して書いていたのです。大学生の頃にヒロインを妊娠したが、結婚はせずにヒロインを産んで、ヒロインの父親は子供がいる事を知らない、と勝手に設定を脳内補完していました。ところが後編を読んだ友達が激怒して文句をつけて来たので驚きました。

なんと母親も中学生で妊娠しており、現在28歳と言う設定で母親も主人公を好きだと言われました。主人公に対していつも冷たい態度のヒロインの姉の方も本心では主人公を好きだから、後編で主人公を一刀両断してる台詞も気に入らないと言われたのです。ああ、よくあるハーレムモノのダメ男が妙にモテるパターンか…と悟りました。更にもっと腑に落ちない要求が…。

実は私が作った毒舌の女性キャラがいて、そのキャラはヒロインの母親の部下と言う設定なのですが、その部下も主人公を好きな設定に変えてくれと言われたんです。私の作った女性キャラはその手のダメ男が大嫌いって設定なんですが…と友達に言ったら、その主人公は自分をモデルにしてたからショックだと言われました。

ああ、だから設定が御都合主義なんだなと思いました。この友達はリアルではモテないので、妄想の中ではモテモテな状況を楽しんでいたのに、私が書いたSSではヒロインの妹の方しか主人公を好きではなくて、他の女性からは冷たくあしらわれてるのが気に入らないようです。でも現実はそうだから、私の作品ではリアリティを追求しているので…。

ちょっとその設定は私の中では無理でした。ツッコミどころ満載過ぎますが、後編は好きなように改変して構わないとだけ言って、ほとんど何も言わずフェードアウトしました。まあつまりSNS辞めただけですが…。しばらくはやってましたけど、嫌いな友達と仲良くするのは苦痛でしかないし、多分正直に言ったら絶交されますよね。その状態が苦しくてしんどかった…。

と言うか中学生で妊娠して子供を産むようないい加減な母親がキャリアウーマンになれると思えないんですが…。キャリアウーマンになるような女性は男性から嫌われています。なぜなら色恋沙汰に興味を示さず、勉強に励んでいるか他の事に没頭しているからです。何かに没頭している男性はモテますが、女性は不思議な事にモテなくなるんですよ。

そしてなぜ父親がいないのか？と言う説明も付きにくい。大学生なら彼氏が留学してしまったとか、彼氏の夢を邪魔したくなかったとか、女性が一人で産む決意をする理由がわかるのですが、中学生を妊娠させるような人間のクズの彼氏に、そんな大義名分があるとは思えないんですよ。そしてそんな人間のクズに騙されるようなバカがキャリアウーマンになれるはずない。

設定に無理があり過ぎる。ただモテモテになりたいって発想で適当に作ったキャラとしか思えない。もう少し現実を見てください…と言いたいのを必死で堪えて仲良くしようとしたけど、やはり精神的苦痛が酷過ぎて無理でした。その友達がだんだん人間のクズに見えてきたからです。ただ14歳と付き合いたいロリコンだから。

おそらくヒロインの母親の昔の彼氏の設定も自分と重ねてるのでしょうね。中学生のヒロインの母親を妊娠させても悪いとすら思わず、父親にもならずに逃げた人間のクズが、その友達そのものだと思いました。作品にはその人の思考がモロに出てしまうので、その友達の人格を疑ってしまったんです。私の作品にも私の思考がモロに出ていますけど。

ヒロインの母親の部下の女性だけは私のオリジナルなので、その女性が主人公を好きになるのだけは納得いかないとは言いました。だってその主人公は家に引きこもって、パソコンばかり触ってて、頭も悪いし、男として全く魅力がないんです。同じくキャリアウーマンである部下の女性が好きになる可能性はほぼゼロに近い。

ちなみに私の書く作品はリアルのキャリアウーマンの女性から受けが良かったです。キャリアウーマンの女性がファンになったと、メールくれた事が何度もありました。そのキャリアウーマンから見ても私の書く女性キャラは魅力的らしくて、その男性にハマる理由もわかると言う感想をもらっています。

現実を見られないキモヲタが描いた作品が世の中に受けないのは、リアリティがないからだと思っています。リアリティのある作品は世の中で受けますが、キモヲタに受けません。両方に受ける作品が描きたいなと思いながら、試行錯誤しているけど、いつまで経っても中途半端で悩んでいる作者でした。