真恋姫無双 美陽攻略戦 第一ターン
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美陽攻略戦

 

 

 

 

 

 

 (はじめに)

キャラ崩壊や言葉づかい等で間違いがあると思いますが、

                      ……できれば気にしないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第一ターン

 

               

 

 

 

                      「國皇星か・・・」

  

  

             少女は、ずれた眼鏡を上げながら、

              東南の夜空にたいまつのような形で光る星を見上げていた。

  

              この星は昼夜をとわず、かれこれ十日も空に浮かんでいる。

               おかげで兵卒のあいだでは不吉だと動揺が広がりつつある。

  

 

                     早めに手を打たなければ……

 

 

  

               「賈校尉さま。

                 董将軍さまが軍議からお戻りになられました」

                          

                        連絡にきた兵卒により思案は中断された。

 

 

                        「ご苦労」

  

               短く賈文和は兵卒につげ、足早に主のいる天幕に向かった。

 

 

 

 

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                     「月、軍議どうだった」

                     「詠ちゃん・・・」

  

             月は并州刺史としていつも着ている官服ではなく魚鱗甲を着ていた。

 

                  魚鱗は室内の明かりを反射していた。

 

  

                  月はこの鎧を着始め、何ヶ月がたっただろ。

                  詠自身も服の下には牛革の?袖鎧を着ていた。

 

  

                 「詠ちゃん、賊軍さんは現在、

                    長安から北西にある美陽周辺に布陣しているんだって」

             

             県城である美陽に立て篭もっているのではなく、その周辺に布陣している。

                   これを聞いて、詠は苦虫を噛んだように月に言った。

 

 

                 「そうなると、ボクが予想していたより騎兵は多い。 

                     ボクたちと張温の騎兵を合計した数を上回る。

                                   と考えないと……」

 

                 「詠ちゃん、ダメだよ。張将軍と言わなければ」

                              と月は微笑みながら詠を諭した。

 

  

             詠は赤くなりながら

                 「イイんだって、

                    ココにはボクと月しか居ないし

                        ……それにボクはアイツが大嫌いなんだから」

                

                 月はため息をつきながら、一言、

                          

                          「詠ちゃん」 

                                 と言った。

 

 

 

 

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               詠は月がこうなると頑として引かないことを知っている。

                     詠は両手を上げて降参した。

 

              「判った。

                 その朝廷から派遣された我らが大将、張温車騎将軍様は

                                  どのような方針なの?」

              「あと数刻したら、長安から出陣して

                              正攻法で野戦をするそうだって」

                                と月は微笑みながら言った。

  

                      詠は額に手を当て呻いた。

 

              確かに、月たちの并州の駐留軍と都から派遣された軍を

                          合計すれば動員された将兵は十万になる。

  

              しかし、これは兵種を考えず合計した数で、戦場を縦横無尽

                  に走り回る騎兵の数でいったら、こちら側があきらかに少なく

                 

                    下手をすれば攻勢をかけられてしまう可能性がある。

 

  

 

                「先行している叔穎からの報告はどうだったの?」

                             と詠は月の弟からの報告に期待した。

                

                「びんちゃんは、ここから1刻ほどいったところに潜伏し、

                            20里四方に斥候・・・・・きゃっ!」

  

                  

                      と言ったところ天幕を揺さぶる大きな爆音がした。

  

  

 

 

                   詠と月は天幕から飛び出すようにでた。

 

 

 

 

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                    「何っ? まっ眩しい!」

  

 

              次第に目が慣れ、詠は夜空を見上げると

                      さっきまで東南に燦々と輝いていた星が四散し

                         冬の夜空がまるで昼間のように輝いていた。

 

                    「詠ちゃん!アレ!」

  

                            と月は詠の袖を引っ張り、指差した。

  

 

              詠は月が指差しているところを見ると、

                         そこには大きな一つの光が四つに分かれ

  

              そのうちの一つが詠たちの頭上を轟音とともに

                                  飛んでいくのが見えた。

  

  

              詠は残りの三つが洛陽の方角に流れたのを確認し

                                こちら側にきたのを再度見た。

 

  

                    「ナニ?あれ・・・ぎゃ!」

  

                             爆音とともに地面が大きく揺れた。

 

                      「月! 大丈夫?」

                「きゅ〜だいじょうぶだけど

                          ……詠ちゃんお星さま近くに落ちたみたい」

               詠は落ちた方向を見ると光により周囲が照らされるなか……

  

  

 

 

                     一ヶ所、黒煙が上がっているのが見えた!

  

 

 

 

 

 

 

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                   詠の脳裏に何かが閃いた。

  

 

  

             『兵卒のあいだでは不吉だと動揺が広がりつつある』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                    見に行くべし

 

                           

                そう決断すると詠は月に言った。

 

        

             「月! あれを見に行いこう!! 

                          誰か、誰か

                               馬を持て!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  次回につづく

 

 

 

 

 

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(あとがき)

 

  はじめまして、恋姫のキャラを使いウォーゲーム的なものをしたいと思い作業に入ったの

  ですが、これまた小説文章を書くのがとても難しく一人称タイプにしたりと試行錯誤して

  おりました。

 

  また、書き始めれば始めたで、なかなか思うような文章が書けず、

  特に恋姫のお約束ルール(真名等)に頭を悩ませる等の七難八苦でした。

  (他の方はよく長く文章が書けるなと驚嘆いたしました。)

 

  一応、現在戦争前夜まで書き終えたのですが、皆様のコメント等を参考に再度書き直しを

  する予定ですので、更新は気長にお待ちください。

  

  あと、このシステムは初めて使い、システム慣れしておりませんので

  もし文章構成で読みにくい等がありましたらコメントを頂けたら幸いです。

 

  

 

  最後まで、本編をお読み頂きましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
はじめまして、初投稿です。
読みにくい点や日本語がおかしい部分があるかもしれませんが、宜しくお願い致します。
閲覧ユーザーが5000人になりました。皆様大変ありがとうございます。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
7103 5644 53
コメント
>テス様コメントありがとうございます。おおっご存知でしたか!?まさにそのとおりです。(thule)
董卓伝で流星が落ちたという話と、一刀がリンクするのですね!気になる続きを――(テス)
>田仁志様コメントありがとうございます。お楽しみ頂けたら幸いです。(thule)
遅ればせながら参上しました。こんごにwktk♪♪(ペンギン)
>ブックマン 様 コメントありがとうございます。                                                     次回、派手に大気圏突入して出てきます。(笑)(thule)
一刀でるのかな?(ブックマン)
>キラ・リョウ 様 続きをアップ致しました。ご期待に答えられたら幸いです。(thule)
続きが気になります!!(キラ・リョウ)
>jackry様 ありがとうございます。早速修正致しました。                                           通常の董ルートでは多数の先人方がお書きになっていますので面白い史実ベースにしています。 (thule)
>伏宮真華 様 ありがとうございます。早速修正致しました。(thule)
台詞「」が一段下がってたり、そうで無かったりとかレイアウト的な部分が崩れてるのは、投稿時に崩れたんですかね? とりあえずそこが気になりました。(伏宮真華)
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