堕天
説明
てんしはあるときふしぎにおもいました

かみさまはいいことをしなさいといいました
すべてにあいがあるといいました
ではなぜじごくはあるのですか
なぜあくまはいるのですか
なぜひとにあくをあたえたのですか

てんしはにんげんがだいすきでした
にんげんのためになにかできないかとかみさまにいいましたが
かみさまはなにもこたえません

ただただそこにあるだけ

かみさま、わたしはいまからつみぶかいことをいいます

あ く ま の ほ う が ま だ に ん げ ん の こ と を か ん が え て い る

そしててんしは、だれもいないてんごくからみをなげました

そのことばをきき、そのこうけいをみたかみさまは

なにもいわず

なにもしませんでした
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
457 456 2
タグ
天使

椋木三郎さんの作品一覧

PC版|待受画像変換
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com