SSX-35/P 【アライ | 次 |
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コラボレーション FAコンペ【P3コン】 懲罰:Punishment 監獄:Prison 恩赦:Pardon 参加作品です。 ?https://www.tinami.com/lounge/collabo/article/226 懲罰部隊 ペレグリン No.15 罪状:斜め横断完遂罪 本作品と合わせてご覧ください→?http://tinami.jp/lmt1? (11/9追記) 光栄な事に投票によって全58作品中「第3位」を頂きました!ありがとうございます! (11/23追記) 画像を全て差し替えました。 以下設定。 [SSX-35/P アライブ・アライズ]は某国懲罰部隊〈ペレグリン〉に配備されている[SSX-35+RIP/P デッド・エンド]のコアユニットとして使用されているFAである。 本来は搭乗者である囚人の個人所有FAであり、運動性能に特化した軽・高機動機。 軍規格のFCSとサポートシステムを持ち、基本的なFA用武装は軒並み使用することができる。 同型機の存在しないワンオフ機であるが、軍や組織の開発した試作機というわけではない。これについては後述する。 機体は腰部に接続された2基のエンジンポッドを主機とする空戦機だが、スペック的にはそれらがなくても飛行が可能な程の推進装置を全身に持つ。 具体的には本機各所に設けられたスリット、その全てがスラスターであるとされる。それぞれが効率を重視したカスタマイズがなされ、加えて機体本体の軽量さが合わさり莫大な重量対比推力を生み出す。結果として推進剤の消費を低減しつつも一般的な空戦FAを大きく凌駕する機動・運動性能の発揮が可能となる。 ここまでの情報では極めて優秀なスペックに聞こえるが、勿論一筋縄ではいかない。 重量軽減のために機体の装甲というものはほぼ装備されておらず、機体外装に見えるものは民間向けに販売されている非武装FAのカウルと同じ材質が使用されている。そのため常識的に考えれば本機を実戦で使用するのは不可能に近い代物であった。 無論、[デッド・エンド]への改修によって標準的な防御力を獲得するに至っており、軍事テロに伴う戦闘行為への投入に問題はない。 〈装備解説〉 ・LLG-S3-OR リニアガン 空力特性に考慮されたジャケットが特徴的なリニアガン。基本的にFA標準装備となったレールガン型ライフルと同等の性能を持つ。 非使用時は腰部へマウントが可能。 射角こそ制限されるがそのまま発砲可能。 ・ILB-R16 イオンレーザーブレード改 防衛機構を始め様々な組織で採用された光学近接兵装。パーツも入手しやすく、愛用者が多い。本機のものは入念なチューニングにより性能が16%程向上している。 ・MMSL-ARBITRATOR-W マイクロミサイルランチャー 腕部に備えられた小型のミサイルランチャー。両腕合わせて2×2の発射口を持つ。 装弾数は少なく、1基につき3発のみ。 〈囚人解説〉 「ルシアン・オックスフォード」 イチゴ好きな30代男性。 彼は技術復興連盟〈ガフ〉における軍事情勢監視部門に所属する特殊捜査官。 近年、世界各国において正体不明のFA部隊による軍事テロが多発していた。〈ガフ〉としても心地の良い状況ではなく〈リベルタ〉の関与も懸念されていた為、ほどなくして〈軍事テロ許して委員会〉が設立された。 捜査官の中から選出されたルシアンはすぐさま調査を開始。〈リベルタ〉はテロへ関与していないという事実はすぐに浮上した。しかし軍事テロは依然として続いており、その主導組織の究明は続けられた。 次第に発覚していった軍事テロの傾向から〈ガフ〉に対しての悪影響は薄いと判断され、同連盟は事態に対しての興味を失ってしまう。だが委員会はテロの裏には何らかの陰謀が隠されていると確信し、捜査官達は調査を続けた。 そしてルシアンはテロ主導組織の捜索の為に某国へ入国。広告代理店に勤務する「ルシアン・ヴィッカーズ」として身分を偽造した。 捜索は最悪の場合、FAを持つ勢力との武力衝突が考えられる為、捜査官はFAを調査対象国へ搬入する事が定められており、ルシアンも個人所有している機体を都度搬入していた。 その機体は[アライブ・アライズ]と名付けられたワンオフ機であり、彼自身が手を加えたものだった。 本体はかつて様々な違法・反抗・敵対組織から押収してきた機体・パーツを組み合わせ、入念に調整を行ったもの。そこへ新型の空戦FA用主機を組み合わせる事で完成した。 シルバーをベースにブルーをペイントしたその機体をルシアンは愛用し、今回の調査でも多用していた。 某国への入国後、遅れて来るFAの搬入を待ちながらルシアンはコンビニへ向かい、途中で斜め横断完遂罪を犯してしまう。 身分の完全な偽造によって連盟や委員会の情報は漏れずに済んだものの、彼は死刑の判決を受けてしまう。 しかしそこへ偶然が重なる。タイミングの良いFAの搬入、かつてFAを用いたストリートレースをした事もある自身の操縦技術、某国は優秀なFAパイロットの素質を持つ囚人を生かし集める謎の体制…待たずともその謎は明らかになる。 某国こそが近年続いていた各国への軍事テロの主導をしていたのだった。それは某国の発展と関係があるのだろうか。委員会や仲間との連絡手段は途絶え、孤立した中でルシアンは単独調査を続ける決意をする。 軍事テロを実行する中で見えてくる某国の闇。恩赦による釈放を目指すと同時に可能な限り情報を集め、真実と生存の道を探す道のり。その終わりは……近い。 ※コンペ終了につき後日談を追記しました。 本作品の後日談を読む前に公式の設定追記をお読みください。その方がより理解が高まります。 ?[TwiPla] フレームアームズコンペ【P3コン】 https://twipla.jp/events/379015? -後日談- 某国国防軍懲罰部隊ペレグリンへ組み込まれたルシアン。収監生活と軍事テロを繰り返しながら少しずつ情報を集めるうち、部隊内は2つの派閥に分かれている事が分かった。ライトウイングとレフトウイング…その内ルシアンはライトウイングへ属していた。理由などなく、部隊へ編入された初日に食堂にて座ったテーブルがライトウイングのエリアだったのだ。デリカシーもなく話しかけてくるクズの犯罪者供に適当な返事を返し、当たり障りのない立ち位置を獲得していった。 月日が経ち、結果から言えばルシアンにとってのペレグリン最終作戦が決行された。 常識を超えた軍事国家T国へ侵攻しTYC巨大要塞を攻略する。それが極めて困難な事は誰もが想定出来た。だがルシアンはそれを利用し、部隊の隊員数を削減する事とした。 自身が所属するライトウイングの情報をレフトウイングの面子へ流し、かねてより気に入らない部隊員の始末を望んでいた者達を煽ったのだ。 事前に情報を流したため、作戦前の部隊内の空気は最悪だった。食堂において提供された飲料に毒物が混入していたほどである。 体調不良を訴える隊員が居てもなお、作戦は実行された。 血で血を洗う地獄のような戦闘の後、TYC巨大要塞の攻略が完了。隊員の殆どが死亡したとされ、帰還したのはルシアンを含めて10名のみだった。(この作戦でルシアンは機体をロストしたため、他の生還機体に同乗し帰還した) 恩赦によって釈放されたルシアンはペレグリンからの除隊を選び、諸外国を渡り歩き痕跡を可能な限り消した上で〈ガフ〉へ合流した。 しかし、過酷な運命は再び彼に牙を剥いたのだった。 〈ガフ〉へ合流し、集めた情報を報告したルシアン。近年の軍事テロはその殆どが某国の主導で行われていた事実、実行は国防軍内における懲罰部隊が担っていた事…。だが既に〈軍事テロ許して委員会〉は完全に解体されており、報告を受けた〈ガフ〉としても某国は監視こそ続けるものの、基本的に放置する方針を固めた。 それどころか意図せずして潜入捜査を行い情報を持ち帰ったルシアンを「軍事テロ実行犯の一人」として早期退職させ、拘束を迫ったのだ。 既の所で逃走したルシアンは途中で民間用の非武装FAを強奪し、その操縦技術を持ってして追撃してきた〈ガフ〉のFAを撃墜する。 結果としてルシアンは逃亡者となり、時折現れる追っ手を振り払いながら逃走を続ける事となった。 捜査官から犯罪者となり、逃亡者へと成り果てた彼の過酷な運命は続く…。 |
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