【サイバ】魔法王国英雄記 吼えろ!サイラス 〜花嫁連続失踪事件(2)〜【交流】
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ガラガラガラガラ。

 

撮影室から、あの巨大な箱を台車に載せた豚男・肛淋肛が出てくる。

 

肛淋肛「ヘッヘッヘ、今回も上手く行ったぜw」

 

「おい、ちょっと待て」

 

通路を塞ぐように、一人のアカギツネの男が現れた。

 

肛淋肛「あぁん? なんだぁテメエは? そんなところに突っ立ってたら邪魔なんだよ、どけ!」

「おっと、それは失礼した」

 

ジャキッ。男の腰の剣が鈍い光を放つ。

 

肛淋肛「うっ、その剣の紋章は王家ホワイト家の!?」

サイラス「いかにも、私は魔法王国国王、サイラス・ホワイトだ」

肛淋肛「な、なぜ国王様がここに!?」

サイラス「ある事件を捜査しておってな。その大きな銀色の箱は何だ?」

肛淋肛「こ、これには撮影の機材が入っておりまして、はい;;;;」

サイラス「ほう。最近の撮影機材はこんなに大きいのか。実は私も写真が趣味でな、ひとつ見せてはもらえまいか?」

肛淋肛「み、見てもつまらないものでございますよ;;;;」

サイラス「つまらないかどうかは私が決める。それとも、何か見られたら都合の悪いものでも入っているのかな?」

肛淋肛「そ、そんなことは;;;;」

サイラス「でやあーっ!!」

肛淋肛「ひいっ!?」

 

電光一閃、サイラスの剣が銀色の箱をぶった斬る!!

 

サイラス「ディア!!」

ディア「あ、王様…」

サイラス「何があったんだ!?」

ディア「肛淋肛が操る撮影機のフラッシュを見たら、急に気を失って…」

サイラス「やはりそうか!」

肛淋肛「クソッ!」

 

ダッ!

 

サイラス「あっ、待て!!」

肛淋肛「誰が待つかよ! あばよ、間抜けな王様!www」

署長「逃がしはせん! たあーっ!!」

肛淋肛「!?」

 

肛淋肛は、隠れていた署長のタックルを後ろからまともに食らい、あえなく御用となった。

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金鯱殿の外。

肛淋肛に結わい付けた腰縄を握った署長が立っている。

 

署長「もうすぐ警察の馬車がやって来る。署に着いたらたっぷりと話を聞かせてもらうからな…ファ、ファークションッ!!」

 

スルリ。

 

署長「しまった! こんな時にくしゃみが! あっ、待て!」

肛淋肛「誰が待つかよ! 俺にはまだ大事な仕事が残ってるんだ、バイバーイwww」

 

だが。

 

肛淋肛「えっ? うわあああっ!!」

 

ドン!

グシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャグシャアッッッ!!!!

 

肛淋肛「ぎゃああああああー!!」

 

署長「!!」

 

駆け寄る署長。

 

署長「なんてことだ、このような結末になるとは…。ん、この手帳は?」

 

肛淋肛のポケットから飛び出した、血まみれの手帳を拾い上げる。

 

署長「『12日夜11時 サンドレア港13番倉庫』? 確か今日は12日…」

 

・・・・・・

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翌日、謁見室。

 

署長「腰縄を付けたまま逃亡を試み道路に飛び出した肛淋肛は、やって来た大型馬車先駆け号に轢かれて即死いたしました」

サイラス「うむ」

署長「そして奴が所持していた手帳に書いてあった『12日夜11時 サンドレア港13番倉庫』ですが、睨んだ通り、肛淋肛が攫った花嫁を買い取ろうとしていた人身売買組織との取引の予定でした。組織は、張っていた警察で一網打尽にいたしました」

サイラス「でかしたぞ。して、消えた花嫁たちは?」

署長「肛淋肛の家の地下牢で無事に発見、保護いたしました。疲労はしておりましたが、5人全員健康状態に問題はありません」

サイラス「それはよかった」

ディア「お疲れ様でしたわ、署長さん」

署長「あっ、ディア様。この度は貴方様も危険な目に遭わせてしまい、申し訳ございませんでした…」

ディア「うふふふ、何をおっしゃいますやらw 王国民の生命を守る魔法騎士団として、当然のことですわ」

サイラス「だが無理はするなよ。お前にもしものことがあったら、悲しむ大切な人もいるだろうに」

ディア「そ、そんな人いませんわよ;;;;」

サイラス「本当か?w」

ディア「ほ、本当ですっ;;;; 余計な詮索はおやめ下さい王様っ!」

 

 

=END=

 

 

 

説明
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