『宝飾時計』
説明
去年5月に舞台『奇跡の人』を観に行き、「こりゃあスゴイや」と思って、高畑充希さん主演の新作舞台『宝飾時計』を観に、1月の東京芸術劇場に行ってきた。
「宝飾時計」という作中の舞台にかつて共演した役者が集う事に。幼い頃から出演している主人公ゆりかは、そのせいか30歳を迎えても昔とほとんど見た目が変わっていなかった。
女優業に見切りをつけた共演者からすれば、女優を貫き名声を得るゆりかは光輝いて見えるが、ゆりかの方からすれば別の道を知らず、そこで幸せな生活を送る他者の方が輝いてみえる、と。
成田凌さん演じるマネージャーとの驚きの関係が分かってからの後半、真実が畳み掛けるように明かされていく展開が心地よかった。
マネージャーの大小路くんのあの遠回りな性格は何だろう。真面目さ、繊細さの裏返しで、ゆりかを想うあまりにああなったのかもしれない。それを最期まで受け入れ、彼を待っていてくれたゆりかも、また。
劇作家の根本宗子さんが高畑さんのために書いた話と言う事で、10年後に高畑さんが40代になった時にまたやりたいと。ちょっと前に観に行った『女の一生』と同じく、一人の女優が幼少期から晩年まで演じ切る形式の話だから、年齢を重ねる事で違った趣きが出てくるのかもしれないな。

じゃあ10年後にまた観に行って、その時にまたイラストを描いてみるか・・・。
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宝飾時計 高畑充希 イラスト Illustration 似顔絵 舞台 SP 

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